▽ヤンデレフラグ回避検証・演算・考察リプレイ

万雪 マリア

文字の大きさ
6 / 10

検証・その5【兄弟が争うぐらいなら身を引いてみる】

しおりを挟む
選択肢・有 優先行動・逃避 行動方針・お涙頂戴


▽「ハハハ、兄さん、きみいい加減諦めたらどうだい?」
▽「あァ? ノーリは俺のものだ、お前が諦めろ」
▽(痛い痛いやばい死んじゃうってコレ)
▽右手側、ヴィンフリート・ヒューヴェンタール。左手側、ウィリアム・アップルヴァーン
▽ノーリをかけた綱引きが今行われている。
▽ちなみに綱はノーリである

1 突然ですが謎の大岡裁きがスタート。すでにノーリ氏は死にかけである。ちなみにこいつら「ひっぱりあいに勝てばいい」までしか知りません。オチは知らないです。よってそろそろマジで裂けそう。普段何考えているかわからないポーカーフェイスが売りのノーリ氏ですが、さすがに割と本気で生命の危機を感じる状況に涙が止まらない。不憫さはゲーム1かも……なんて考えながら検証開始。今回はいろいろひどい事になっている兄弟の不仲を理由に付き合いそのものを切ってしまおうとすることでフラグ折を狙います。

▽「もう……嫌です!」
▽「……もう、嫌なんです」
▽「ご兄弟が争う原因になるのも、争うお二人を見続けるのも……」

2 切なく、感情に訴えかけるように、儚げに語りましょう。涙は女の武器です。ノーリ氏の演技力が大きなカギとなります。不安とか言ったやつ、ちょっと前に出てみなさい。大丈夫、先生怒らないから。

▽「……ノーリ?」
▽「ノーリぃ?」
▽案の定きょとんとする二人
▽ちょろい

▽「お二人のいさかいの種になるぐらいなら、私なんていっそ、お二人の前から消えてしまえばいいのです……!」

3 もともとお世辞にもポジティブとはいえないノーリ氏。こういう言葉には説得力があります。……「私のために争わないで!」とかいう幼稚園児のお遊戯の方がまだましな茶番を始めるような心の余裕もあつかましさも持ち合わせておりません。

▽それを見たウィルが、そっと手袋をはずした。
▽そして、そっとノーリの涙をぬぐう。
▽「……ノーリ、泣くな」
▽「ごめんな、俺、間違ってた……そうだよな、こんなの嫌だよな」

4 完全に空気読めないわけじゃない紳士が先に反応しました。言うて子爵家令息、言うて魔術師団団長。まだ王子()よりは周りに合わせることを知っています。心なしか目に生気が戻り、正気を取り戻しているようにも見受けられます。や、やったか?

▽「誰だって目の前で喧嘩されたら困るし、その原因が自分だ、ってなら嫌で仕方ないよな」
▽「……お前は、ずっと我慢していてくれたんだな……」
▽「でももう我慢できないんだな? だから、そんな悲しいこと言うんだろう?」
▽「……分かった。それに」

▽「俺もこんな奴のためにお前が泣くのは我慢できそうにない」

5 フラグでした。残念ながら演技力なら紳士の方が一枚上手だった模様。きっと字体どころか吹き出しの形が変わってる。ついでに字赤くなってる。ノーリ氏は確信した。今日も元気に目が死んでます。……いや、矛盾ではなく。

▽「言ったな兄貴? 俺も全く同じ意見だけどね! シャクなことに!」

6 弟もこんな時ばかり兄に賛同してしまいます。兄弟こんなところばかり似るなよ。あれこんな事前の検証でも起こったような。

▽「これ以上ノーリを悲しませないために差、今日で最後にして、決着つけよーじゃないかっ、オニイサマッ! ………あ、ノーリ、ほんの少しの間、目と耳をふさいでいてくれないかい?」

▽「一瞬だから安心してね、俺の最強の聖剣で綺麗にまっぷたつにしてあげるからさァっ!」

7 どこかで見た事あるような聖剣を取り出すヴィン。そのバカでかい剣どこから出したし。

▽「へぇ、そんなオモチャで俺に勝てる気でいるのか? 俺、お前のジョーク割と好きだったんだぜ」

▽「これで最後かと思うと残念でならないよ!」

▽「あはは、あはははははははははははははは!」

8 天使化どころか(邪)神様化するウィル。なんか後ろに黄色っぽいものが浮かんでいるように見えるのは気のせいではないはず。ほっとくとラグナロク再発しそうなので早々にリセットしなければ……。ヤンデレ兄弟もけして現状案賊しているわけではなく、むしろきっかけさえあればケリをつけてしまいたいと考えている様子。きっかけを与えてしまうとその場で戦闘モード→エンディング確定に入るため、誘導には細心の注意が必要となります。この事から、二人同時にいる状態でのフラグ折りは非常に困難であると推測されます。そのためフラグ折りは各個撃破が基本となることが推測されます。



 リセットしますか?


 Y▼
 N



 ぴろりん♪  


 ~オマケ・いっけなーい☆彡~
 選択肢・無 情景描写・無 ギャグ・100% フィクション・100%
 攻略対象:ヴィンフリート・ヒューヴェンタール

▽「いっけなーい、遅刻、遅刻~!」
▽「転校初日から遅刻とは我ながらドジっ子を通り越して何かヤバいものを感じるな! とうとうボケたか、転生ボケか?」
▽「HAHAHA……って、ぐあああああ!?」
▽「曲がり角で何突っ立ってやがる、危ないだろ、無礼だ!」
▽「は? 君の前方不注意が原因でしょ? そっちが謝りなよ」
▽「と、いうか怪我ない? 俺のせいで怪我されたとか言い出したら家の名誉にかかわるからやめてほしいんだけど」

▽(な、なんだと!? こいつ……俺の見立てでは170後半から180前半の身長、筋肉も申し分ない体格のよさ……!)
▽(くっそ169㎝軟弱モヤシの俺に少しはわけろ!)

▽「きみ大丈夫? その耳は飾りなの? 怪我無いか、って俺が聞いてるの」
▽「(はっ)だだだ、大丈夫だ! お前に心配されるほどやわな鍛え方はしていない……はず……たぶん……」
▽(自信ないけど)
▽「そうか、ならいいんだ」

▽(誰だか知らないけど見かけによらず結構強いんだね、あの勢いで突っ込んできて怪我無いとかバケモノなの?)

▽「てかお前生意気だな、俺にそんなつっかかってきたやつ初めてだ」
▽「これも何かの縁、俺と話させてやってもいい、あ、お前のためじゃなくて、俺のためだからな!」
▽「……って、遅刻する!」
▽「名残惜しいがここで失敬させていただこうか!」
▽「あ、いや待って! いつかまたあったときのため、えっと、そうだ、名前を教えて!」
▽「名前? 普段公言しないんだが特別に教えてやってもいいぞ、俺のために」

▽「ウィリアム・アップルヴァーンだ!」
▽「じゃあな、見知らぬ体格のいい男、今度会ったらドレインでその筋肉吸ってやる!」
▽(残念だな……でもなぜだろうか、またすぐ会えるような気がする)

▽「そうか、ウィリアム・アップルヴァーン……ウィリアム・アップルヴァーン! 覚えたからね!」
▽「ウィリアム……」
▽「ウィル」
▽「兄さん!!」
▽(この胸の高鳴り……いつもの鼓動とは違う)
▽(一体……)
▽「あれ、この胸に刺さっているのは……?」
▽「これは……『限定ノーリちゃんシャーペン』? 結構深く刺さってるじゃないか、血はあまり出てない……ってことはさっき刺さったのかな?」

【BAD END】

【ではありません】

▽「もぅ全くドジなやつだなぁ、届けてあげなきゃいけなぃじゃないか!」
▽「待っててね、兄さん!」

 __この物語はフィクションです。本気にするバカがいるとは思いませんが……。

 __え? このゲームが、ホモゲーか、青春ゲーか?

 __ご想像に お任せします
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

前世の記憶しかない元侯爵令嬢は、訳あり大公殿下のお気に入り。(注:期間限定)

miy
恋愛
(※長編なため、少しネタバレを含みます) ある日目覚めたら、そこは見たことも聞いたこともない…異国でした。 ここは、どうやら転生後の人生。 私は大貴族の令嬢レティシア17歳…らしいのですが…全く記憶にございません。 有り難いことに言葉は理解できるし、読み書きも問題なし。 でも、見知らぬ世界で貴族生活?いやいや…私は平凡な日本人のようですよ?…無理です。 “前世の記憶”として目覚めた私は、現世の“レティシアの身体”で…静かな庶民生活を始める。 そんな私の前に、一人の貴族男性が現れた。 ちょっと?訳ありな彼が、私を…自分の『唯一の女性』であると誤解してしまったことから、庶民生活が一変してしまう。 高い身分の彼に関わってしまった私は、元いた国を飛び出して魔法の国で暮らすことになるのです。 大公殿下、大魔術師、聖女や神獣…等など…いろんな人との出会いを経て『レティシア』が自分らしく生きていく。 という、少々…長いお話です。 鈍感なレティシアが、大公殿下からの熱い眼差しに気付くのはいつなのでしょうか…? ※安定のご都合主義、独自の世界観です。お許し下さい。 ※ストーリーの進度は遅めかと思われます。 ※現在、不定期にて公開中です。よろしくお願い致します。 公開予定日を最新話に記載しておりますが、長期休載の場合はこちらでもお知らせをさせて頂きます。 ※ド素人の書いた3作目です。まだまだ優しい目で見て頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。 ※初公開から2年が過ぎました。少しでも良い作品に、読みやすく…と、時間があれば順次手直し(改稿)をしていく予定でおります。(現在、146話辺りまで手直し作業中) ※章の区切りを変更致しました。(9/22更新)

ストーカーから逃げ切ったのも束の間、転移後はヤンデレ騎士団に殺されかけている現実!

由汰のらん
恋愛
ストーカーから逃げていたある日、ハルは異世界に召喚されてしまう。 しかし神官によれば、どうやらハルは間違って召喚された模様。さらに王子に盾ついてしまったことがきっかけで、ハルは国外追放されてしまう。 さらに連行されている道中、魔族に襲われ、ハルの荷馬車は置き去りに。 そのさなか、黒い閃光を放つ騎士が、ハルに取引を持ちかけてきた。 「貴様の血を差し出せ。さすれば助けてやろう。」 やたら態度のでかい騎士は、なんとダンピールだった! しかしハルの血が特殊だと知った騎士はハルを連れ帰って? いっそ美味しい血と癒しを与えるダンピール騎士団のセラピストを目指します!

拝啓、婚約者さま

松本雀
恋愛
――静かな藤棚の令嬢ウィステリア。 婚約破棄を告げられた令嬢は、静かに「そう」と答えるだけだった。その冷静な一言が、後に彼の心を深く抉ることになるとも知らずに。

嫌われ公女に転生したけど、愛されたい願望を捨てたら全員がデレてきた

桃瀬さら
恋愛
嫌われ公女ナディアは、婚約破棄され学園で孤立し、家族からも見放されていた。 どれほど努力しようが周囲からは「嫌われ公女」と蔑まれ、誰も味方なんていない。 「もういい。愛されたいなんて、くだらない」 そう心に誓った瞬間から、状況が一変した。 第二王子が婚約破棄を撤回し跪き、寡黙な騎士団長が「君を守りたい」と熱く迫ってくる。 そして、冷ややかな兄まで「婚約など認めない。家を出ることは許さない」と……。 愛されることを諦めた途端、なぜか執着される。

わんこ系婚約者の大誤算

甘寧
恋愛
女にだらしないワンコ系婚約者と、そんな婚約者を傍で優しく見守る主人公のディアナ。 そんなある日… 「婚約破棄して他の男と婚約!?」 そんな噂が飛び交い、優男の婚約者が豹変。冷たい眼差しで愛する人を見つめ、嫉妬し執着する。 その姿にディアナはゾクゾクしながら頬を染める。 小型犬から猛犬へ矯正完了!?

死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について

えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。 しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。 その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。 死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。 戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました

めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。 白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。 その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。 それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。 やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり―― 白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。 身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。

処理中です...