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第三章【躍動編】
【68】世界の断片真実と悪意【前】
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オスクリダドにとって知らなければならない事実を遂に彼らは断片ながらも触れることになる話である。
オスクリダドの活動は簡単に言ってしまえば、世界の救済と狂った世界の終焉が目的だ。
レベルとスキルに縛られ希望的職種や希望的生き方が皆無の世界。少なくとも人類にとって大きく不都合しかない世界。
魔物が圧倒的に有利なレベル制度。誰が考え誰が執行したのか分からない糞ルール。
人類の救いは勇者のみ。しかし時によっては勇者が魔王にまで辿り着けず死ぬこともある。その場合、人類は絶滅の危機に陥るが、絶滅の危機になると魔王軍の侵攻は止まり必ずギリギリの所で生き残る。
実に不思議な現象を無限ループで繰り返す意味不明な世界。
変えようにも人類は無力すぎ、変革を齎す事は困難であったが、そこに現れたのがオスクリダドである。
圧倒的レベルとスキルを誇るこの集団でないと世界を変えることは、最早困難と言える。
とある日、人類同盟を破棄する国が現れた。平和な世界に同盟を不要とする考えが年月とともに増えていったことが原因だろう。
魔物と対抗する手段がない以上、人類同盟を継続するべきだと思うが、人とは欲深く姑息な生き物だ。
仕方がない。手を打つか……オスクリダドとして。
「ロスト聞いたか?スプラッシュ国の話」
「ええ。愚かなことをしてくれたものよね。このまま見過ごすわけには出来ないわね」
「消すのか?」
「そのつもりよ。アサド、皆を集めてちょうだい」
「分かった。使いを送る」
そんな事態になっているとは俗世に疎いザハルはというと、浜辺にパラソルを建てグラサンをかけて日焼けしていた。
「この地域はいい!常に海が友達。もう面倒な活動辞めてノンビリ余生を過ごしないなぁ」
と、呟いたときに、ちっぱいキアさんが煽るように話しかけてきた。
「その活動は今日で休止でーす。残念でしたね主。アサドから連絡で集合みたいですよね」
「聞こえないなぁ。何の事かね?」
「もう一度言われたいのですか主」
「う、うん……さて行こうか!」
とてもとても背筋が凍ったのを鮮明に覚えている。アイツを怒らせないようにしよう……
俺にキア、ロウガンは待ち合わせの場所、ダンジョン100階層へ行くと既にロスト・アサド・ベールが揃っていた。
「早いなお前ら」
「今回はね。事を急ぐ必要があるって判断したから」
「で?何があったんだ?」
「魔王軍と戦うために結んだヒューマン属による全人類同盟から離反国が出たわ。
それに伴い人類同盟は瓦解寸前よ。
私達の活動に置いて人類が大人しくしてくれてる方が動きやすい。だから阻止するわよ。手段は問わないわ。何か臭うのよ」
「え?臭った?すまん!屁をこいた」
「それも臭いけど!そっちじゃないわよ!」
「何か裏で糸を引いてる奴が居るって話!」
「まぁ居るだろうな。じゃなきゃ単独で動くにはリスクが大きい」
「それがね少し調べてみたら、神のご意志のままに。って言ってるらしいのよ」
「は?神?この世界って神は居なかったんじゃなかったかね?」
「という認識だったんだけど、多くの勢力が同じ事を言ってるのよ」
「なるほど。何となく面倒な展開になりそうだな。よし少し偵察隊を出すか」
「誰を?」
「ケントに行かせる。初任務としてやらせてみてもいいかと思ってる。まぁテストだな」
「監視は?」
「要らんだろ。って言うのも言うてアイツも貴族出身だから潜入には持って来いだからな。かなり深部まで入り込めると踏んでる」
「確かにそれを使う手はあるわね」
「ちょっと行って連れて来る」
俺はそのまま20階層へ転移で戻り結界を解除。ケントを捕まえ、100階層へ転移して戻った。
内容はケントにも伝えた。
「僕がですか!?」
「そうだ。お前1人で行ってこい。監視も付かん。よく考え動き敵の情勢が分かり次第に直ぐ戻る。それだけだ」
「僕1人で大丈夫なんですか?許されたということでしょうか?」
「アホか。テストに決まってんだろうが。
お前がどんなに善行を積もうと罪は消えん。結果で示してみろ。自分の有用性を」
「分かりました。いつから向かえば?」
「今からだ。潜伏期間は最長で5日。無理は禁物。バレたら意味がない。自分の貴族位をフル活用して探れ」
「分かりました。では行って参ります!」
「あいよー」
キアが地上まで送りケントの初任務が開始された。
「本当に大丈夫なんでしょうね?」
「まぁ大丈夫だろ。ぶっちゃけこれはお前にとってはいいテストになるんじゃねーのか?成功すれば正式にオスクリダドへ加入させるつもりじゃねーの?」
「そのつもりだったけど、もう改心したのか私には疑問よ」
「皆そうだよ。ただ不穏分子があるなら俺達が出払ってしまったとき、もっとややこしい事態になるかもしれないだろ?だったら何の任務もないアイツが適任だ。もしやらかして殺してしまっても、相手は人類同盟を辞めてる。いわばジェンノからしても敵。別に何も起きんよ。ジェンノはそう簡単に落ちないからな」
「問題は神とは誰なのか。わざわざ益にならない同盟破棄をしたのか。大事なのはここだと思うわ」
「同盟破棄とかは俺はどうでもいい。戦いたければ好きにすればいい。気になるのは神という存在だ。俺が知る限り、俺らが転生したときに出会った奴は神だと思うが、違和感もある」
全員が口を揃えて言う。
「それ!分かる!」
「何か姿ここにあらず。って感じじゃなかった?」
「うんうん!」
「と、したならば。あくまで憶測の域は超えないが、あれは残滓《ざんし》なんじゃねーのかな?って思うのよ」
「主、実は私もそれは感じ取ってました。その上でデータ分析と解析をずっと進めていたのですが、主と切り離されて更に演算領域が広がった影響で、主の言うとおり神の残滓と確定致しました」
「即ち、神はもう居ない。って事になるな」
「その通りです」
「やっぱり……だとしたら他国のスプラッシュ国の言う神は何者?」
「こればっかりはケント待ちだな」
「5日間、黙って待つのアンタは?」
「んー暇だしな。ダンジョン111階層の続きでもしてようかな。と思ってる」
「じゃあさあ、皆で行かない?」
「いいな。行ける所までいってみるか」
「決まりね。ねぇアンタ本当にケント1人で行かせたの?」
「うるせぇな。ホムンクルスに見張らせてるよ。それにホムンクルスの情報はマイムを介して俺に届くように、先に手を打ってるよ」
「なんだ、アンタって意外と面倒見がいいわよね。言うて一族だからな。可愛くないって言ったら嘘になる。それに初任務だからってのもある。だが補助は今回までだよ」
ニタニタ笑う他のメンバー達。
正直ぶっ殺したろうかと思ったが、まぁ許してしんぜよう。今回だけはね!
そして俺達オスクリダドはダンジョン111階層からダンジョン攻略を始める事にした。久し振りのダンジョンだ。楽しみで仕方ない!
気持ち悪い昆虫系が出ませんように!
オスクリダドの活動は簡単に言ってしまえば、世界の救済と狂った世界の終焉が目的だ。
レベルとスキルに縛られ希望的職種や希望的生き方が皆無の世界。少なくとも人類にとって大きく不都合しかない世界。
魔物が圧倒的に有利なレベル制度。誰が考え誰が執行したのか分からない糞ルール。
人類の救いは勇者のみ。しかし時によっては勇者が魔王にまで辿り着けず死ぬこともある。その場合、人類は絶滅の危機に陥るが、絶滅の危機になると魔王軍の侵攻は止まり必ずギリギリの所で生き残る。
実に不思議な現象を無限ループで繰り返す意味不明な世界。
変えようにも人類は無力すぎ、変革を齎す事は困難であったが、そこに現れたのがオスクリダドである。
圧倒的レベルとスキルを誇るこの集団でないと世界を変えることは、最早困難と言える。
とある日、人類同盟を破棄する国が現れた。平和な世界に同盟を不要とする考えが年月とともに増えていったことが原因だろう。
魔物と対抗する手段がない以上、人類同盟を継続するべきだと思うが、人とは欲深く姑息な生き物だ。
仕方がない。手を打つか……オスクリダドとして。
「ロスト聞いたか?スプラッシュ国の話」
「ええ。愚かなことをしてくれたものよね。このまま見過ごすわけには出来ないわね」
「消すのか?」
「そのつもりよ。アサド、皆を集めてちょうだい」
「分かった。使いを送る」
そんな事態になっているとは俗世に疎いザハルはというと、浜辺にパラソルを建てグラサンをかけて日焼けしていた。
「この地域はいい!常に海が友達。もう面倒な活動辞めてノンビリ余生を過ごしないなぁ」
と、呟いたときに、ちっぱいキアさんが煽るように話しかけてきた。
「その活動は今日で休止でーす。残念でしたね主。アサドから連絡で集合みたいですよね」
「聞こえないなぁ。何の事かね?」
「もう一度言われたいのですか主」
「う、うん……さて行こうか!」
とてもとても背筋が凍ったのを鮮明に覚えている。アイツを怒らせないようにしよう……
俺にキア、ロウガンは待ち合わせの場所、ダンジョン100階層へ行くと既にロスト・アサド・ベールが揃っていた。
「早いなお前ら」
「今回はね。事を急ぐ必要があるって判断したから」
「で?何があったんだ?」
「魔王軍と戦うために結んだヒューマン属による全人類同盟から離反国が出たわ。
それに伴い人類同盟は瓦解寸前よ。
私達の活動に置いて人類が大人しくしてくれてる方が動きやすい。だから阻止するわよ。手段は問わないわ。何か臭うのよ」
「え?臭った?すまん!屁をこいた」
「それも臭いけど!そっちじゃないわよ!」
「何か裏で糸を引いてる奴が居るって話!」
「まぁ居るだろうな。じゃなきゃ単独で動くにはリスクが大きい」
「それがね少し調べてみたら、神のご意志のままに。って言ってるらしいのよ」
「は?神?この世界って神は居なかったんじゃなかったかね?」
「という認識だったんだけど、多くの勢力が同じ事を言ってるのよ」
「なるほど。何となく面倒な展開になりそうだな。よし少し偵察隊を出すか」
「誰を?」
「ケントに行かせる。初任務としてやらせてみてもいいかと思ってる。まぁテストだな」
「監視は?」
「要らんだろ。って言うのも言うてアイツも貴族出身だから潜入には持って来いだからな。かなり深部まで入り込めると踏んでる」
「確かにそれを使う手はあるわね」
「ちょっと行って連れて来る」
俺はそのまま20階層へ転移で戻り結界を解除。ケントを捕まえ、100階層へ転移して戻った。
内容はケントにも伝えた。
「僕がですか!?」
「そうだ。お前1人で行ってこい。監視も付かん。よく考え動き敵の情勢が分かり次第に直ぐ戻る。それだけだ」
「僕1人で大丈夫なんですか?許されたということでしょうか?」
「アホか。テストに決まってんだろうが。
お前がどんなに善行を積もうと罪は消えん。結果で示してみろ。自分の有用性を」
「分かりました。いつから向かえば?」
「今からだ。潜伏期間は最長で5日。無理は禁物。バレたら意味がない。自分の貴族位をフル活用して探れ」
「分かりました。では行って参ります!」
「あいよー」
キアが地上まで送りケントの初任務が開始された。
「本当に大丈夫なんでしょうね?」
「まぁ大丈夫だろ。ぶっちゃけこれはお前にとってはいいテストになるんじゃねーのか?成功すれば正式にオスクリダドへ加入させるつもりじゃねーの?」
「そのつもりだったけど、もう改心したのか私には疑問よ」
「皆そうだよ。ただ不穏分子があるなら俺達が出払ってしまったとき、もっとややこしい事態になるかもしれないだろ?だったら何の任務もないアイツが適任だ。もしやらかして殺してしまっても、相手は人類同盟を辞めてる。いわばジェンノからしても敵。別に何も起きんよ。ジェンノはそう簡単に落ちないからな」
「問題は神とは誰なのか。わざわざ益にならない同盟破棄をしたのか。大事なのはここだと思うわ」
「同盟破棄とかは俺はどうでもいい。戦いたければ好きにすればいい。気になるのは神という存在だ。俺が知る限り、俺らが転生したときに出会った奴は神だと思うが、違和感もある」
全員が口を揃えて言う。
「それ!分かる!」
「何か姿ここにあらず。って感じじゃなかった?」
「うんうん!」
「と、したならば。あくまで憶測の域は超えないが、あれは残滓《ざんし》なんじゃねーのかな?って思うのよ」
「主、実は私もそれは感じ取ってました。その上でデータ分析と解析をずっと進めていたのですが、主と切り離されて更に演算領域が広がった影響で、主の言うとおり神の残滓と確定致しました」
「即ち、神はもう居ない。って事になるな」
「その通りです」
「やっぱり……だとしたら他国のスプラッシュ国の言う神は何者?」
「こればっかりはケント待ちだな」
「5日間、黙って待つのアンタは?」
「んー暇だしな。ダンジョン111階層の続きでもしてようかな。と思ってる」
「じゃあさあ、皆で行かない?」
「いいな。行ける所までいってみるか」
「決まりね。ねぇアンタ本当にケント1人で行かせたの?」
「うるせぇな。ホムンクルスに見張らせてるよ。それにホムンクルスの情報はマイムを介して俺に届くように、先に手を打ってるよ」
「なんだ、アンタって意外と面倒見がいいわよね。言うて一族だからな。可愛くないって言ったら嘘になる。それに初任務だからってのもある。だが補助は今回までだよ」
ニタニタ笑う他のメンバー達。
正直ぶっ殺したろうかと思ったが、まぁ許してしんぜよう。今回だけはね!
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