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【覚醒編】
【40】覚醒(後)
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キアは今居ないが、今の状態を自分の力だけでコントロール出来るようになりたい。
ということで、俺は前人未到の領域100階層への挑戦をすることを決意した。
「うん。まだ強弱のコントロールが難しいな。
軽く殴ったつもりでも、このクソ硬いダンジョンの壁が砂のように崩れ落ちる。
パワー・脚力・洞察力・視力と全てにおいてノーマルの精神体だったときとは比べ物にならないな」
自分の体を色々と試しながら化け物級の魔物たちを粉微塵にしていく俺。
そうそう。今の俺の姿が気になってる人も少なくないだろう。
俺が基本形態として選んだのは、ベヒーモスである。
見た目はハイエルフの効果により、本来ゴリマッチョになるはずのベヒーモスもスリムマッチョに仕上がっている。
角は人間界で生きる上では目立って邪魔なので封印している。
ベヒーモスであれば日サロ好きのギャル男みたくなると思った人も少なくないだろう。
そこは優秀なハイエルフさん。
美しき色白男子だよ。
顔も変えられるんだけどね、さすがに今変えちゃうと妻たちに申し訳ない。
何より両親にね。
だから今はザハル・シガレットとして生まれた顔は変えていない。
いやでも数十年後とかは変えなきゃいけないんだし。今はこのままでいいの。
この90階層から100階層に繋がるダンジョンで出現する魔物は人類が例え1万の軍隊を率いても数秒で全滅するだろう。
勿論、この階層にはレーニアも入れない。
即死が確定する。
そういう意味では、もう俺は既に超越者なのかもしれないね。
なんか最近よく思うことがある。
勇者にしても結局は人間の領域を多少超えた力を持つもので。
魔王もその程度なんじゃないかと思える。
つまりは、どんぐりの背比べ程度としか思えないのだ。
その程度の力しかないものに、世界の命運が常に脅かされるなんてクソダルいよね。
って本当によく思うようになった。
この世界の理に干渉するつもりはなかったけど、なんだか最近は思い切ってぶっ壊したくなってきた。
まぁ多分しないけど。
そう言えばさっきからずっと後ろをついてくる犬がいる。
完全に服従しているようだが、どっからどう見ても地獄狼だと思うんだけど。
「ふむふむ。レベル200で得意スキルが獄炎。
なかなかエグいじゃない。
けどまぁ服従してついてきてるし、子供たちがクリスマスプレゼントで犬が欲しいって言ってたから、コイツを連れて帰ろう。
お前、悪さはしないよな?」
「わふ!」
「ま、まぁ大丈夫だろう。
取り敢えず異空間に入っとけ」
「わふ!」
帰ったら子供たちに名前をつけさせよう。
ってワンコとマッタリお散歩していると、着いてしまった100階層のボス部屋。
何の躊躇いもなく開けると、待ち構えていたのは古来龍であった。
レベルは500ちょっとってところか。
色々な状態異常耐性スキルなど持ってるけど、無意味の極みだね。
秒殺雑魚魔物として狩らせていただいて、水龍に使えるスペックを丁重に頂くとしよう。
と、ぶつぶつと独り言を言ってる間に流れ作業のようにエンシェントドラゴンの討伐は完了していた。
彼も彼なりによく頑張ったのではないかね?
屍は全て持ち帰りマイムたちが能力向上する為のエサになってもらおう。
それ以外のパーツは俺が丁重に吸収しておいた。
踏破ついでにいつものように101階層に足を踏み入れておこう。
踏み入れて少しだけビックリしたのは、やっとというのか、やっと深層ダンジョンぽくなってきたようだ。
すんごく冒険の匂いがプンプンしてきたんだが、そろそろキアの所に戻ろう。
アニマがキアの保護を名目に猛威を振るっているのを目にして爆笑してしまう俺。
魔物の死骸がとてつもない山となり重なっていた。
アニマの進化のために食することを許可し、ゴミの清掃を完了しキアの傍に座った。
「キア、戻ったぞ。お前はまだか?」
「主でしたか、お帰りなさいませ。
アップデートは完全に完了しております。
後は主の中に入れば完遂です。
準備はよろしいですか?」
「ああ頼む」
「それでは、戻ります」
キアが俺の脳内に戻ったことにより、あれだけ苦戦した体の動かし方や可動領域を、一瞬で完全に把握できた。
やはりキアの能力は超有能であった。
「なぁキア、俺はこれ覚醒が完了したのかね?」
「完全ではないですが、今の形態としては完成しておりますよ」
「そっか。じゃーいいや」
「主、皆さんも大変心配されてるでしょうから、一先ず帰りましょうか」
「そうだな」
俺たちはやるべき事を済ませて、愛しの家族の元へ帰っていった。
「よし到着」
猪突猛進のように走って出迎えてきたレーニア。
受け止めてやりたいが、肋の1本くらい折れそうな勢いだったので思いっきり避けてみた。
だって勇者スキルを発動してぶつかられたら、俺だって痛みを感じるんだもん。
「なんで避けんのよ!」
「勇者覇気を出して走ってくるからだよ!」
「え!?出てた?ごめーん!」
「魔物の形を取り入れたから、無意識に反応したんじゃないのか?」
「かな?」
「慣れてくれ」
「分かった。ごめんね」
「仕方ないさ、レーニアは魔王や魔物を倒すことが使命だからな。
それに今回俺が取り入れた魔物はベヒーモスと水龍だ。
五感が直感的に敵と反応しても仕方ないと思う」
「そっかー。でも成功したんだね」
「そうみたいだよ」
「よかったぁ……」
「心配かけたな。
そうだ!フィリックス!パパからのクリスマスプレゼントを持ってきたぞ」
「父上!真でございますか!?」
「ほれ、出ておいで」
そう言って俺は先ほど従属したディスウルフをフィリックスへ預けた。
ハリネズミや魔物であるマイムたちは恐れていたが、ディスウルフは尻尾をブンブン丸しており危害がないことも伝えた。
「フィリックス、名前をつけてあげな」
「はい!えーと……じゃーペスカ!」
「いいんじゃないか?イタリア語で桃だな」
「桃っていうようなかわいい種族ではないような気がするんだけど」
「いいんだよ。ほらペスカも喜んでいる」
数日もすれば名前をもらったことにより、ペスカも進化するだろう。
そのとき、どのようになるのか楽しみだな。
と、まぁ俺の覚醒は取り敢えず第一段階は完了した。
現時点でのレベルも一気に跳ね上がり、レベル2,000まで上がっている。
次にロストと相見えることがあれば、次は倒せるんじゃね?って思ってる。
でも今は少しだけ家族孝行をしますかね。
年末年始くらい休ませてくれ。
ということで、俺は前人未到の領域100階層への挑戦をすることを決意した。
「うん。まだ強弱のコントロールが難しいな。
軽く殴ったつもりでも、このクソ硬いダンジョンの壁が砂のように崩れ落ちる。
パワー・脚力・洞察力・視力と全てにおいてノーマルの精神体だったときとは比べ物にならないな」
自分の体を色々と試しながら化け物級の魔物たちを粉微塵にしていく俺。
そうそう。今の俺の姿が気になってる人も少なくないだろう。
俺が基本形態として選んだのは、ベヒーモスである。
見た目はハイエルフの効果により、本来ゴリマッチョになるはずのベヒーモスもスリムマッチョに仕上がっている。
角は人間界で生きる上では目立って邪魔なので封印している。
ベヒーモスであれば日サロ好きのギャル男みたくなると思った人も少なくないだろう。
そこは優秀なハイエルフさん。
美しき色白男子だよ。
顔も変えられるんだけどね、さすがに今変えちゃうと妻たちに申し訳ない。
何より両親にね。
だから今はザハル・シガレットとして生まれた顔は変えていない。
いやでも数十年後とかは変えなきゃいけないんだし。今はこのままでいいの。
この90階層から100階層に繋がるダンジョンで出現する魔物は人類が例え1万の軍隊を率いても数秒で全滅するだろう。
勿論、この階層にはレーニアも入れない。
即死が確定する。
そういう意味では、もう俺は既に超越者なのかもしれないね。
なんか最近よく思うことがある。
勇者にしても結局は人間の領域を多少超えた力を持つもので。
魔王もその程度なんじゃないかと思える。
つまりは、どんぐりの背比べ程度としか思えないのだ。
その程度の力しかないものに、世界の命運が常に脅かされるなんてクソダルいよね。
って本当によく思うようになった。
この世界の理に干渉するつもりはなかったけど、なんだか最近は思い切ってぶっ壊したくなってきた。
まぁ多分しないけど。
そう言えばさっきからずっと後ろをついてくる犬がいる。
完全に服従しているようだが、どっからどう見ても地獄狼だと思うんだけど。
「ふむふむ。レベル200で得意スキルが獄炎。
なかなかエグいじゃない。
けどまぁ服従してついてきてるし、子供たちがクリスマスプレゼントで犬が欲しいって言ってたから、コイツを連れて帰ろう。
お前、悪さはしないよな?」
「わふ!」
「ま、まぁ大丈夫だろう。
取り敢えず異空間に入っとけ」
「わふ!」
帰ったら子供たちに名前をつけさせよう。
ってワンコとマッタリお散歩していると、着いてしまった100階層のボス部屋。
何の躊躇いもなく開けると、待ち構えていたのは古来龍であった。
レベルは500ちょっとってところか。
色々な状態異常耐性スキルなど持ってるけど、無意味の極みだね。
秒殺雑魚魔物として狩らせていただいて、水龍に使えるスペックを丁重に頂くとしよう。
と、ぶつぶつと独り言を言ってる間に流れ作業のようにエンシェントドラゴンの討伐は完了していた。
彼も彼なりによく頑張ったのではないかね?
屍は全て持ち帰りマイムたちが能力向上する為のエサになってもらおう。
それ以外のパーツは俺が丁重に吸収しておいた。
踏破ついでにいつものように101階層に足を踏み入れておこう。
踏み入れて少しだけビックリしたのは、やっとというのか、やっと深層ダンジョンぽくなってきたようだ。
すんごく冒険の匂いがプンプンしてきたんだが、そろそろキアの所に戻ろう。
アニマがキアの保護を名目に猛威を振るっているのを目にして爆笑してしまう俺。
魔物の死骸がとてつもない山となり重なっていた。
アニマの進化のために食することを許可し、ゴミの清掃を完了しキアの傍に座った。
「キア、戻ったぞ。お前はまだか?」
「主でしたか、お帰りなさいませ。
アップデートは完全に完了しております。
後は主の中に入れば完遂です。
準備はよろしいですか?」
「ああ頼む」
「それでは、戻ります」
キアが俺の脳内に戻ったことにより、あれだけ苦戦した体の動かし方や可動領域を、一瞬で完全に把握できた。
やはりキアの能力は超有能であった。
「なぁキア、俺はこれ覚醒が完了したのかね?」
「完全ではないですが、今の形態としては完成しておりますよ」
「そっか。じゃーいいや」
「主、皆さんも大変心配されてるでしょうから、一先ず帰りましょうか」
「そうだな」
俺たちはやるべき事を済ませて、愛しの家族の元へ帰っていった。
「よし到着」
猪突猛進のように走って出迎えてきたレーニア。
受け止めてやりたいが、肋の1本くらい折れそうな勢いだったので思いっきり避けてみた。
だって勇者スキルを発動してぶつかられたら、俺だって痛みを感じるんだもん。
「なんで避けんのよ!」
「勇者覇気を出して走ってくるからだよ!」
「え!?出てた?ごめーん!」
「魔物の形を取り入れたから、無意識に反応したんじゃないのか?」
「かな?」
「慣れてくれ」
「分かった。ごめんね」
「仕方ないさ、レーニアは魔王や魔物を倒すことが使命だからな。
それに今回俺が取り入れた魔物はベヒーモスと水龍だ。
五感が直感的に敵と反応しても仕方ないと思う」
「そっかー。でも成功したんだね」
「そうみたいだよ」
「よかったぁ……」
「心配かけたな。
そうだ!フィリックス!パパからのクリスマスプレゼントを持ってきたぞ」
「父上!真でございますか!?」
「ほれ、出ておいで」
そう言って俺は先ほど従属したディスウルフをフィリックスへ預けた。
ハリネズミや魔物であるマイムたちは恐れていたが、ディスウルフは尻尾をブンブン丸しており危害がないことも伝えた。
「フィリックス、名前をつけてあげな」
「はい!えーと……じゃーペスカ!」
「いいんじゃないか?イタリア語で桃だな」
「桃っていうようなかわいい種族ではないような気がするんだけど」
「いいんだよ。ほらペスカも喜んでいる」
数日もすれば名前をもらったことにより、ペスカも進化するだろう。
そのとき、どのようになるのか楽しみだな。
と、まぁ俺の覚醒は取り敢えず第一段階は完了した。
現時点でのレベルも一気に跳ね上がり、レベル2,000まで上がっている。
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