俺が行く異世界はホモだらけだった

虹の番人兼シチ

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さぁ、異世界へ

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【さぁ、異世界へ】

「あー、眠い」

「お前ゲームのやりすぎじゃないか?」

「うるせえボケ」

「友人が心配してんのになんだその言い草は!」

「うるせえボケ」

「……」

同じことを繰り返す俺に対して山中は顔を顰めもう何も言わなくなった。口の悪いところは昔からでそのんな昔からの親友の山中はアイスコーヒーの飲んでレポートを書いている。大学生である俺達はまだ1年生で俺は首席で入学している。山中は…まぁ、普通に。

「所で天才さん、レポートは終わったのか?」

山中は机に伏せている俺に話してくる。レポート?何それ?美味しいの?

「レポート?何それ?美味しいの?」

「ボケが」

とぼける俺の頭にチョップをする。何をする。

「そんなのもう終わったよ。俺天才だから。」

「そうっすねー、天才ですもんねー。」

嫌味かコラ。これもいつもの事であり黙々とレポートをする山中はなぜ俺と一緒にカフェにいるのかと言うと俺が呼んだ。
だって暇なんだよ。ゲームはやりすぎると目が悪くなるし夜の方が盛り上がるんだよね。だからこうして寂しい友人を呼んでやったのにこいつはレポート。終わってなかったのかよ。そんなツッコミが炸裂した。

「そういえばさ、お前ゲームばっかやってたら異世界に飛ばされるぞ。」

「そんな非現実的なこと起こるわけないだろ。」

「ロマンが無いねぇ。ロマンが。」

「ゲームは画面上でやるから面白いんだよ。リアルでやったら死ぬ。」

「そうかよ。まぁ、お前のやってるやつオンラインの殺し合いだもんな。」

「そうそう。」

「お前なら何でもできそうだな。チートの中のチートって感じでさ。」

「あ、そう。」

俺はそういうのはあまり興味がなかった。俺が好きなゲームはRPGではなく武器とかを集めてバンバン頃いし合うゲームだ。単純で設定や回復などの名前も複雑ではない。RPGは色々役割とかレベルとかゴチャゴチャしていてよくわからないし開始早々辞めた。

「でも、他の世界に飛ばされる可能性は0.001%だけど、お前なら行きそうだよなぁ。」

「……何言ってんの?」

こいつも厨二病が出てきたか。可哀想に。

「何でもねぇよ。」

そう言って笑う山中は何か隠しているようだった。

「変なの。」




結局、山中はレポートがあるからと言いそのまま帰ってしまった。俺は何もすることなく歩道を散歩する。
すると、白猫が横切った。この場合黒猫じゃなかったらどうなんだろう。てか、道路に飛び出したら危ないぞ。引かれそうになっても俺は知らないからな。
そのまま、歩こうとすると大型トラックが走ってきた。しかも電話中。え、嘘だろ。ふざけろよ。そして、猫には気づいていないし、その猫は立ち止まってトラックを見つめる。猫ってそうだよね。立ち止まるんだよね。お母さんが行ってた。ってそんなことより危ない危ない。どうしよう。
幸いにもトラックの窓が空いている。大声で伝えれば。

「おい!危ないぞ。猫が道路に飛び出した!」

そう言うと、トラックのおっさんは白猫に気づく。慌ててハンドルを回すがその方向が何故か俺のところに走ってくるのだ。いや、冗談だろ。ふざけろよ。これで2回目のふざけろ。

「うわぁぁ。」

いやいや、それはこっちのセリフ。
トラックに引かれる瞬間白猫が何故か道路の向こうで猫座りしてこちらを冷静に見つめていた。何で!?




俺は目を覚ました。まぁ、死んだのだから目を覚ますことは有り得ないがとりあえず目を覚ました。そして、なんか真っ白な世界に俺は立っていた。え、死んだの?うん、死んだよ。

「………………はぁ。」

クソじゃん…。

『やぁ。』

頭を抱えていると下の方から透き通るような綺麗な声が聞こえた。下を見下ろすと先ほどの白猫が。

「や、やあ。」

頭が真っ白になりながらも挨拶を返す。すると白猫はニッコリと笑う。……猫が…笑った……だと……!?

『さてと、君の名前を教えてくれるかい?』

「え、」

待って追いつけてないから待って。

『待つけど時間がないんだ。神の僕でも何でも知っている訳では無いからね。』

りょ、了解です。ってあれ?声に出してたっけ。まぁいいか。

「俺は佐藤翔(さとうかける)」

『うん、僕は神。宜しくね。そして、さようなら。』

「は?」

何それと思った瞬間俺の立っていたところに黒い穴が空いていた。ダラダラと汗が出てきてしまうが思考がマジで追いつかない。
そして、俺はそのまま落ちていった。

「う、うわぁぁぁあ。」

上を見るとこちらをのぞき込む白猫が。マジで覚えてろよ。




次に目を覚ましたのが森の中だった。視界にある全てが木、木、木。
まさかの異世界(笑)

「いや、マジでふざけろよ!」

何処ここ!?

『ここは君がいた世界で言うとRPGの世界。そして、君ば死んでしまったからここに飛ばしたんだ。ごめんね。死なせてしまって(笑)でも、この世界では生きていけるからとりあえずチート能力は備えてあるし魔王とか倒せとかでもないから安心していいよ。本当にごめんね。(笑)』

頭の中に直接さっきの白猫の声が聞こえた。うん、意味がわからない。しかもごめんねの後に何故(笑)がつくの?ふざけてるの?

だが、いくら呼びかけても声は聞こえなくなっていた。とりあえず、この世界のことを知らなければRPGなんてよくわからないけどまぁ、何とかなるだろ。街見つけて平穏に暮らそ。

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