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1.貧乏性の御曹司、家出する
≪護≫5
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二階の部屋を見てから、一階の和室に決めた。
洋室といっても、フローリングじゃなくて、じゅうたんだった。ベッドを買うような余裕はないよなと思ったのと、じゅうたんに布団を敷くよりは、畳に敷く方がましだなと思ったから。
べつに、隼人さまがすすめた部屋だからっていう、わけじゃない。……たぶん。
荷物の整理は、すぐに終わった。
居間に行くと、隼人さまは、スマホをいじっていた。
「もう、大丈夫です」
「うん。携帯、ある?」
「あります」
連絡先を交換した。
隼人さまの電話番号と、LINEの情報を手に入れてしまった。
「外、歩いてきていいよ。右に少し歩くと、商店街がある」
「はあ……」
ダッフルコートを着て、家の外に出た。
歩道を右に進むと、商店街の入り口があった。
小さな商店街だった。下町だなと思った。
八百屋と、魚屋と、コロッケを売ってる肉屋。
花屋があった。鉢に入ったゼラニウムを、三つ買った。
自分でも、どうしてそんなことをしたのか、よくわからなかった。
庭のようで庭じゃない、土だけの庭に、植えてみようと思った。
「スコップとか、ありますか」
「ありますよー。550円です」
鉢植えと一緒に買ってから、スコップは百均で買えたな、と思った。
家に戻った。
ゼラニウムの鉢とスコップは、土間玄関に置いておくことにした。
廊下のあたりから、いい匂いがした。味噌汁の匂いだった。
「えっ……」
小走りになって、居間まで急いだ。
居間の奥にある台所に、隼人さまがいるのが見えた。
「おかえり。護くん」
「た、ただいま?」
「ごはん、できてるから」
聞きまちがいかと思った。
台所の正方形のテーブルに、お茶碗とお皿が並んだ。
ごはんは、湯気が立っていた。ほかほかのごはんだった。炊いたのか? この人が?
味噌汁には、たまねぎとじゃがいもが入ってるみたいだった。
きれいに揚がったとんかつが、きざんだキャベツといっしょに、丸い皿に乗せられていた。
なんだ。これ。
「座って。食べよう」
「あ、ありがとうございます……。いただきます」
一口食べて、うわーっとなった。
母さんのと、同じような味がした。もちろん、西園寺家で出されたような食事とはちがう。
でも、あったかかった。ふつうにおいしい。
「どう?」
「……おいしいです」
「よかった」
そっけない返事だった。隼人さまは、僕の正面で、とんかつを口に運んでいる。箸の持ち方がきれいだった。
食後は、紙パックのお茶が出てきた。緑茶だった。
「飲める?」
「飲めるけど、麦茶の方が好きです」
「そうか。わかった」
うなずいてから、僕をじっと見た。
深い色の目、というのか……。吸いこまれそうな目をしていた。
黒目の部分が大きくて、まつげが長い。
「ちゃんと話さないと、フェアじゃないよな」
ひとりごとみたいな、小さな声だった。
「なんですか……?」
「悪いんだけど、俺は、ここで自由に暮らすために引っ越してきたんだ。
自分のことは、自分でやるから。君も、好きなように過ごしてくれればいい」
「はい?」
なにを言われたのか、よくわからなかった。
好きなように過ごせって? 僕は、執事見習いなんですけど?
「君のことを、執事見習いとは思ってないってこと」
「はあ……?」
「つまり、あれだ。同居人だな」
混乱した。メイド長の松本さんから言われたことと、あまりにも、ちがっていて。
「僕は、隼人さまの希望で、こちらに呼ばれたんだと……」
「ごめん。きっと、誤解がある」
「誤解?」
「俺は、誰もいらなかった。むしろ、いてほしくない、というか……。
お母さまが、どうしても人を入れてほしいって。俺が心配だからって。
だから、執事じゃなくて、執事見習いがいいと言った。とにかく、若い人がよかった。年配の人は、こっちが気を使うし、好きなようにしててくれとも、言いにくいと思ったから。
つまり、君を個人的に希望したわけじゃない。たぶん、君が若かったから……」
「おっしゃってることが、よく、わからないんですけど……。
僕は、面接した日に、あっさり採用されたんですよ。
質疑応答とかも、ほとんどなかったです。
なんで受かったんだろうって、不思議なくらいでした」
「面接は、いつだった?」
「去年の秋です」
「なるほど。俺が家を出ると言ったのは、去年の夏だ。
面接の時点で、俺のところに、君を行かせようという意図があったんだと思う」
……なんだ、それ。
いらっとした。
僕の知らないところで、僕のことを勝手に決められていたことに、怒りを感じた。
「面接の時に、言ってほしかったですよ。そうしたら、そういう心がまえで、来られたのに」
「そうだよな。ごめん」
眉を寄せて、頭を下げてきた。あせった。
なんで、この人が謝るんだろう。
「隼人さまは、悪くないです。たぶん……」
「でも、うちの家のことだから」
「あの。好きなように過ごすって、どういうことですか」
「家事は、しなくていいってこと。自分の洗濯くらいは、自分でしてほしいけど」
「えぇーっ。料理も、しなくていいんですか?」
「俺の料理は、まずくはないつもりだし。この程度の料理で、不満がないなら」
「おいしいですよ。それは、いいんですけど……。
そもそも、隼人さまは、日中はどう過ごされるんですか?」
実は、この時まで、僕は、隼人さまを社会人とは思っていなかった。
ありあまるお金を持ってる人は、働かずに生きられる。この人も、当然、そうしてるんだろうと思っていた。
「逆に、聞きたいな。どうしてると思う?」
「この家に、いらっしゃるんだと……。ちがうんですか」
「違う。働いてる。会社員だよ。ただの」
「えーっ?!」
「そんなに、驚くこと?」
「だって、お金は、いっぱいあるんですよね? 働く必要なんか、ありますか?」
隼人さまが、僕をまじまじと見た。あきれられてるような感じがした。
「あるよ。働かなきゃ、生きていけないだろ。誰だって」
「そうですけど……」
「護くんは、十八才だよな」
「はい」
「俺は二十三」
五つも上なのか。もっと、近いかと思っていた。
「生活のことは、二人で相談しあって、決めていこう。
俺のことは、『隼人』でいいから。君のことは、『護』って呼ぶよ」
「はあ……」
やばい。なにもかもが、僕の想像をはるかに超えてる。
「ひとつだけ、いいですか」
「うん。なに?」
「花を、買ってきました。花屋さんで」
ぶっと、ふきだした。僕じゃなくて、隼人さまが。
「なに、なんで?」
「きれいだったし……。多年草だから、植えておけば、毎年咲くって」
「いいけど……。うちの庭が、殺風景すぎたから?」
「まあ、……はい。僕が植えるんで、植えてもいいですか?」
「いいよ。ありがとう。気を使ってくれて」
両側の唇のはしが、持ち上がった。昨日よりも、わかりやすく笑ってくれた。
「なんていう花?」
「ゼラニウムです」
「『尊敬』と『信頼』か」
「なんですか? それ」
「ゼラニウムの花言葉」
「……詳しいんですね」
「たまたま知ってただけ。おいで。植えに行こう」
さっと椅子から立ち上がって、歩きだした。
その姿には、気品みたいなものが……ちがう、たしかな気品があった。
昨日見た御曹司の隼人さまと、今の隼人さまが、一瞬だけ、重なったような気がした。
洋室といっても、フローリングじゃなくて、じゅうたんだった。ベッドを買うような余裕はないよなと思ったのと、じゅうたんに布団を敷くよりは、畳に敷く方がましだなと思ったから。
べつに、隼人さまがすすめた部屋だからっていう、わけじゃない。……たぶん。
荷物の整理は、すぐに終わった。
居間に行くと、隼人さまは、スマホをいじっていた。
「もう、大丈夫です」
「うん。携帯、ある?」
「あります」
連絡先を交換した。
隼人さまの電話番号と、LINEの情報を手に入れてしまった。
「外、歩いてきていいよ。右に少し歩くと、商店街がある」
「はあ……」
ダッフルコートを着て、家の外に出た。
歩道を右に進むと、商店街の入り口があった。
小さな商店街だった。下町だなと思った。
八百屋と、魚屋と、コロッケを売ってる肉屋。
花屋があった。鉢に入ったゼラニウムを、三つ買った。
自分でも、どうしてそんなことをしたのか、よくわからなかった。
庭のようで庭じゃない、土だけの庭に、植えてみようと思った。
「スコップとか、ありますか」
「ありますよー。550円です」
鉢植えと一緒に買ってから、スコップは百均で買えたな、と思った。
家に戻った。
ゼラニウムの鉢とスコップは、土間玄関に置いておくことにした。
廊下のあたりから、いい匂いがした。味噌汁の匂いだった。
「えっ……」
小走りになって、居間まで急いだ。
居間の奥にある台所に、隼人さまがいるのが見えた。
「おかえり。護くん」
「た、ただいま?」
「ごはん、できてるから」
聞きまちがいかと思った。
台所の正方形のテーブルに、お茶碗とお皿が並んだ。
ごはんは、湯気が立っていた。ほかほかのごはんだった。炊いたのか? この人が?
味噌汁には、たまねぎとじゃがいもが入ってるみたいだった。
きれいに揚がったとんかつが、きざんだキャベツといっしょに、丸い皿に乗せられていた。
なんだ。これ。
「座って。食べよう」
「あ、ありがとうございます……。いただきます」
一口食べて、うわーっとなった。
母さんのと、同じような味がした。もちろん、西園寺家で出されたような食事とはちがう。
でも、あったかかった。ふつうにおいしい。
「どう?」
「……おいしいです」
「よかった」
そっけない返事だった。隼人さまは、僕の正面で、とんかつを口に運んでいる。箸の持ち方がきれいだった。
食後は、紙パックのお茶が出てきた。緑茶だった。
「飲める?」
「飲めるけど、麦茶の方が好きです」
「そうか。わかった」
うなずいてから、僕をじっと見た。
深い色の目、というのか……。吸いこまれそうな目をしていた。
黒目の部分が大きくて、まつげが長い。
「ちゃんと話さないと、フェアじゃないよな」
ひとりごとみたいな、小さな声だった。
「なんですか……?」
「悪いんだけど、俺は、ここで自由に暮らすために引っ越してきたんだ。
自分のことは、自分でやるから。君も、好きなように過ごしてくれればいい」
「はい?」
なにを言われたのか、よくわからなかった。
好きなように過ごせって? 僕は、執事見習いなんですけど?
「君のことを、執事見習いとは思ってないってこと」
「はあ……?」
「つまり、あれだ。同居人だな」
混乱した。メイド長の松本さんから言われたことと、あまりにも、ちがっていて。
「僕は、隼人さまの希望で、こちらに呼ばれたんだと……」
「ごめん。きっと、誤解がある」
「誤解?」
「俺は、誰もいらなかった。むしろ、いてほしくない、というか……。
お母さまが、どうしても人を入れてほしいって。俺が心配だからって。
だから、執事じゃなくて、執事見習いがいいと言った。とにかく、若い人がよかった。年配の人は、こっちが気を使うし、好きなようにしててくれとも、言いにくいと思ったから。
つまり、君を個人的に希望したわけじゃない。たぶん、君が若かったから……」
「おっしゃってることが、よく、わからないんですけど……。
僕は、面接した日に、あっさり採用されたんですよ。
質疑応答とかも、ほとんどなかったです。
なんで受かったんだろうって、不思議なくらいでした」
「面接は、いつだった?」
「去年の秋です」
「なるほど。俺が家を出ると言ったのは、去年の夏だ。
面接の時点で、俺のところに、君を行かせようという意図があったんだと思う」
……なんだ、それ。
いらっとした。
僕の知らないところで、僕のことを勝手に決められていたことに、怒りを感じた。
「面接の時に、言ってほしかったですよ。そうしたら、そういう心がまえで、来られたのに」
「そうだよな。ごめん」
眉を寄せて、頭を下げてきた。あせった。
なんで、この人が謝るんだろう。
「隼人さまは、悪くないです。たぶん……」
「でも、うちの家のことだから」
「あの。好きなように過ごすって、どういうことですか」
「家事は、しなくていいってこと。自分の洗濯くらいは、自分でしてほしいけど」
「えぇーっ。料理も、しなくていいんですか?」
「俺の料理は、まずくはないつもりだし。この程度の料理で、不満がないなら」
「おいしいですよ。それは、いいんですけど……。
そもそも、隼人さまは、日中はどう過ごされるんですか?」
実は、この時まで、僕は、隼人さまを社会人とは思っていなかった。
ありあまるお金を持ってる人は、働かずに生きられる。この人も、当然、そうしてるんだろうと思っていた。
「逆に、聞きたいな。どうしてると思う?」
「この家に、いらっしゃるんだと……。ちがうんですか」
「違う。働いてる。会社員だよ。ただの」
「えーっ?!」
「そんなに、驚くこと?」
「だって、お金は、いっぱいあるんですよね? 働く必要なんか、ありますか?」
隼人さまが、僕をまじまじと見た。あきれられてるような感じがした。
「あるよ。働かなきゃ、生きていけないだろ。誰だって」
「そうですけど……」
「護くんは、十八才だよな」
「はい」
「俺は二十三」
五つも上なのか。もっと、近いかと思っていた。
「生活のことは、二人で相談しあって、決めていこう。
俺のことは、『隼人』でいいから。君のことは、『護』って呼ぶよ」
「はあ……」
やばい。なにもかもが、僕の想像をはるかに超えてる。
「ひとつだけ、いいですか」
「うん。なに?」
「花を、買ってきました。花屋さんで」
ぶっと、ふきだした。僕じゃなくて、隼人さまが。
「なに、なんで?」
「きれいだったし……。多年草だから、植えておけば、毎年咲くって」
「いいけど……。うちの庭が、殺風景すぎたから?」
「まあ、……はい。僕が植えるんで、植えてもいいですか?」
「いいよ。ありがとう。気を使ってくれて」
両側の唇のはしが、持ち上がった。昨日よりも、わかりやすく笑ってくれた。
「なんていう花?」
「ゼラニウムです」
「『尊敬』と『信頼』か」
「なんですか? それ」
「ゼラニウムの花言葉」
「……詳しいんですね」
「たまたま知ってただけ。おいで。植えに行こう」
さっと椅子から立ち上がって、歩きだした。
その姿には、気品みたいなものが……ちがう、たしかな気品があった。
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