ことみとライ

雨宮大智

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現実の世界

 琴美は目が覚めた。朝の四時だ。夏なので、もう辺りはほのかに明るくなり始めていた。右手に何かを握っている。開いてみると、それは空色をした宝石、ターコイズだった。窓を開け、夏の朝日にかざして、その輝きを見た。ため息がこぼれた。
 ……全部本当の事なんだ。琴美は、完全にライたちの世界と繋がっている自分を感じた。そして現実の世界も、もしかして変えられるかもしれないという、ほのかな希望を抱いた。琴美は、明るくなりつつある空をみながら、ノートを開いた。ターコイズを、ノートのすぐそばに置いて、ペンを取った。
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