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第五章
同志たる存在
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ノインの承諾を得たことで、他の仲間からも埋葬式の合意を取りつけられた。アドルフは彼女らに成功の見通しを語り、自分の描いた地図のうえでどのような役割を演じるのか振り付けまで説いた。総統時代なら命令をすれば済むことを、彼は嫌がらずにやった。ナチス党を掌握し、政権の座に就くまでのあいだ、そもそも彼は微妙な人間関係のバランスを巧みに泳ぐことに長けていた。その意味で自分にかつての権威なきいま、面倒でも構成員の協力を蔑ろにする気はなかったのである。
とはいえ、そんな彼にも一抹の不安はあった。それはフリーデのこと。
埋葬式の開催に賛意が得られていくなか、食堂で発言の機会も少なくやけに気だるそうにしていたのは彼女だった。食後の眠さが原因かもしれないが、腹に秘めた感情があったのかもしれず、真相は最後まで不明のままだった。
曖昧な気持ちを放置すれば後でどんなしっぺ返しを食うか不安が募り、問題を重く見たアドルフはそれから三日経った埋葬式当日の昼間、フリーデをトルナバ市街の外れにある裏山に誘った。
そこは〈施設〉にいた頃、子供たちがよく群れて遊んでいた場所である。わざわざそこを選んだ理由は二人きりになる口実が欲しかったからだ。昔話でもするように見せかければ、簡単に断られないだろうという算段含みである。
「フリーデよ、お前を呼び出したのにはわけがあるのだ」
山の中腹にある踊り場に差しかかったところで、アドルフは近くの切り株へと腰をおろし、おもむろに本題を切りだした。
「単刀直入に言うとお前の心がわからん。葛藤があるとしたら、あるいは不満があるとしたら、我に話をしてくれんか。状況が許す限り改善を試みたいと思っておる」
飾り気がないと言えば聞こえはいいが、あまりに躊躇のない言動に、普段から恐ろしげな顔をしたフリーデも珍しく戸惑ったような表情を見せた。しかしそんな表情もすぐ元に戻し、同じく隣にあった切り株へと腰かけた彼女は、地面に目をやったまま俯き加減で声を発した。
「何の用かと思ったら僕を気を遣ってくれたんだな。君らしくもない」
そうだろうか、と急に言われたアドルフは思ったが、少し考えれば腑に落ちた。彼は普段の言動だと強引な部分が目立つし、そんなアドルフが配慮を利かせたことは相手に特別な印象を与えるのだろう。
けれど短い感想を述べたきり、フリーデは押し黙ってしまった。アドルフはそうした沈黙を嫌うため、本来もっとも避けたかったであろう事柄から切りだした。
「みなは触れることを避けていたようだが、我は病室で目覚めたときにリッドのやつからルアーガ遭遇戦で起きた出来事をあらかた耳にした。そこでリッドは、お前がルアーガにたいし自爆攻撃を仕掛けるところだったと教えてくれた」
仲間たちは皆、そのことを知っている。しかし合流して以降、話題には決してのぼらない。おそらくはむやみに触れるのを避けた結果とアドルフは判じたが、自爆が不発に終わったことを幸いにもう無かったことにしたいのだろう。
けれど当事者であるフリーデがどのような心境にいるかは別問題だ。異常な行動を示した者の内面が、たった数日で忘却に到ると思えない。むしろその逆で、何らかの形で現在も影響を及ぼしていると見なすほうが自然だ。少なくともアドルフはそう考え、フリーデを心配する要因ともなっていた。
「自爆を行った理由を掘り下げたいわけではないのだ。しかしだれよりも命懸けだった結果、お前の心が挫けてしまったのだとしたら、今後の戦略が不安定になる。そうなる事態は是が非でも避けたい」
一気に口にしてしまってから、アドルフはさすがに「言葉を選ぶべきだった」という気持ちに囚われ、言い訳を付け足そうとした。けれど、目標を見定めたら全力で突き進むアドルフの性格をだれよりもよく理解しているのがフリーデだった。
その証拠に彼女は、アドルフの言葉遣いを責めるどころか、自分自身に抱く反省点を前ぶれも無く口にしはじめたのだった。
「心配してくれるのはありがたいが、あれは咄嗟の判断でやってしまったことだ。衝動的と言えばそれまでだが、こちらが全滅することを恐れた。命を軽んじる行為だったという自覚もある。他の連中は腫れ物に触るような気分なのだろうし、このことに関しては時間が解決するしかない。君のやろうとすることに反対する気もない。やる気を示せずにいたことで心配させてしまったとしたら、済まなかったな」
フリーデにしては随分と腰の低い態度だが、素直に謝罪したことから、部隊を率いたアドルフがが不安に感じる点について無自覚ではなかったようだ。
こうなるとアドルフにできることは限られる。自爆というアクシデントがもたらす悪影響は限定的だと判じ、埋葬式へと意識を移すことがひとつ。即断即決を好む彼にとってそうすることがもっとも合理的であったが、結果的に彼はもうひとつの道筋を探った。
前世における党員や部下たちは権威に跪き、権力を求め、高い官職を奪い合うというごくわかりやすい力学で動く生き物だった。
翻って今回集っている者たちは、どう見てもそれらの動機と縁が薄い。結束を固めている旗印は亜人族への弾圧と戦い、状況を少しでも良い方向に変えようとする情熱みたいなものだろう。
だがそうした思いの強弱は、さすがにアドルフの目にも瞭然ではない。他の連中のことは概ね把握したつもりだが、フリーデに関してはまだ底が見えなかった。
アドルフは彼女の気持ちを率直に知りたくなり、その感情はきわめて単純な問いへと集約される。
「これから行うことに少しでも気になる点があれば、この場で明かしてくれんか。我とて万能ではなく、それどころかお前たちがいなければ無力も同然。忌憚なき声を寄せてはくれんか」
腰が低いというより、もはや開けっぴろげな態度だろう。そんな彼の姿勢はしかし、少しくらい厚い心の壁ならひと突きで崩すほどの威力もあった。
「相変わらず遠慮がないな。まあ、君にそれを求めても無駄だろうが」
生来の険しい顔に自嘲のしわを刻み込み、ささやかな笑みを形づくったフリーデがため息を吐くように言葉を継いだ。
「口にしてしまえば大したことじゃないさ。かと言って、先日の死闘で心が折れ、魔人族への抵抗や今後予想される犠牲を避けるべきだと進言したいのでもない」
そこまで言うと、フリーデの発言に微妙な間が生じた。普段は切れ味鋭い台詞を飛ばす彼女だが、言いよどむべきことが何かしらあったのだろう。短い沈黙を経てからフリーデはその本心を明かした。
「僕はちょっと怖いんだよ。収容所での裁判、パベル殿下の登場、捜索部隊の結成、ルアーガの殲滅……。紆余曲折があったわりにことごとくうまく行き過ぎている。そうした一連の流れを好機と捉え、歓迎する者もいるだろう。でも僕は、きっと君より臆病なんだ」
アドルフにとってその言葉は意外に聞こえた。どんな場面においても、フリーデは強くて勇敢だという認識があったからだ。
しかしそんな彼女が心の底では恐れを抱いており、しかもそれは次なる行動にたいする不安ではない。あまりに流動的に変わる状況、まるで深い霧に包まれた悪路をひた走り、気づけば山の頂きまで一直線に進むことへの漠然とした不安だ。
心のうちを垣間みたアドルフをよそに、俯いたフリーデが続けて言う。
「他にも気になることはなくもないが、いまの話に比べれば些事に等しい。なぁ、アドルフ。これは君に頼めることじゃないのかもしれないが……」
普段の凛々しさからはほど遠い視線を地面に落とし、フリーデが話を止め、やがて吸い込まれるような双眸が隣に座るアドルフへと向けられた。
「少しでも気遣ってくれるなら、僕に勇気を分けてくれないか。君が遠くに行ってしまうのが嫌なんだ。この足を踏み出す力を分けてくれ。君と同じ景色がずっと見られるように」
どんな気持ちで発したのかは知らないが、振り絞るような言葉はアドルフの心を打った。ろくな答えが聞けないかもしれないと割り切っている部分もあったが、フリーデは決して自分の心を閉ざしているわけではなかったのだ。アドルフが突き進んで行くみちを誰よりも一緒に歩いてみたいと思ってくれている。それはまさに同志のあり方ではないか。
同志。その言葉はどうしてこんなにも強く体を震わせるのだろう。
同胞たるドイツ人のなかでも、同志たるナチス党員が特別な存在であったように、その言葉は軽々しい気持ちでは使えないから、今後も多用する気はない。だがいまこの瞬間のフリーデは彼の同志に思えた。たとえみち半ばでも、そうあろうとするひとりの少女に見えた。
アドルフは胸を突き動かす感動を押し殺し、眼差しをわずかにあげて言った。
「安心するがよい。我が傍にいてやる。それがいずれ、お前自身の勇気となろう」
歯の浮くような台詞は苦手だったので、さもそっけなく言った。目線は遠くに投げたままだったから、フリーデの湛えた表情を見ることは一切叶わなかったが。
「うん、そうだな。ありがとう、アドルフ」
でも、その返事が全てで満足だった。納得を得るには充分だった。
なぜなら彼としても、鬼のごときフリーデがいったいどんな顔をしているかはもちろん知りたくあったが、気恥ずかしいやり取りを経た羞恥心に勝ち、彼女の表情をまっすぐに見つめられるほどの勇気が、このときのアドルフには一ミリたりともなかったのであった。
とはいえ、そんな彼にも一抹の不安はあった。それはフリーデのこと。
埋葬式の開催に賛意が得られていくなか、食堂で発言の機会も少なくやけに気だるそうにしていたのは彼女だった。食後の眠さが原因かもしれないが、腹に秘めた感情があったのかもしれず、真相は最後まで不明のままだった。
曖昧な気持ちを放置すれば後でどんなしっぺ返しを食うか不安が募り、問題を重く見たアドルフはそれから三日経った埋葬式当日の昼間、フリーデをトルナバ市街の外れにある裏山に誘った。
そこは〈施設〉にいた頃、子供たちがよく群れて遊んでいた場所である。わざわざそこを選んだ理由は二人きりになる口実が欲しかったからだ。昔話でもするように見せかければ、簡単に断られないだろうという算段含みである。
「フリーデよ、お前を呼び出したのにはわけがあるのだ」
山の中腹にある踊り場に差しかかったところで、アドルフは近くの切り株へと腰をおろし、おもむろに本題を切りだした。
「単刀直入に言うとお前の心がわからん。葛藤があるとしたら、あるいは不満があるとしたら、我に話をしてくれんか。状況が許す限り改善を試みたいと思っておる」
飾り気がないと言えば聞こえはいいが、あまりに躊躇のない言動に、普段から恐ろしげな顔をしたフリーデも珍しく戸惑ったような表情を見せた。しかしそんな表情もすぐ元に戻し、同じく隣にあった切り株へと腰かけた彼女は、地面に目をやったまま俯き加減で声を発した。
「何の用かと思ったら僕を気を遣ってくれたんだな。君らしくもない」
そうだろうか、と急に言われたアドルフは思ったが、少し考えれば腑に落ちた。彼は普段の言動だと強引な部分が目立つし、そんなアドルフが配慮を利かせたことは相手に特別な印象を与えるのだろう。
けれど短い感想を述べたきり、フリーデは押し黙ってしまった。アドルフはそうした沈黙を嫌うため、本来もっとも避けたかったであろう事柄から切りだした。
「みなは触れることを避けていたようだが、我は病室で目覚めたときにリッドのやつからルアーガ遭遇戦で起きた出来事をあらかた耳にした。そこでリッドは、お前がルアーガにたいし自爆攻撃を仕掛けるところだったと教えてくれた」
仲間たちは皆、そのことを知っている。しかし合流して以降、話題には決してのぼらない。おそらくはむやみに触れるのを避けた結果とアドルフは判じたが、自爆が不発に終わったことを幸いにもう無かったことにしたいのだろう。
けれど当事者であるフリーデがどのような心境にいるかは別問題だ。異常な行動を示した者の内面が、たった数日で忘却に到ると思えない。むしろその逆で、何らかの形で現在も影響を及ぼしていると見なすほうが自然だ。少なくともアドルフはそう考え、フリーデを心配する要因ともなっていた。
「自爆を行った理由を掘り下げたいわけではないのだ。しかしだれよりも命懸けだった結果、お前の心が挫けてしまったのだとしたら、今後の戦略が不安定になる。そうなる事態は是が非でも避けたい」
一気に口にしてしまってから、アドルフはさすがに「言葉を選ぶべきだった」という気持ちに囚われ、言い訳を付け足そうとした。けれど、目標を見定めたら全力で突き進むアドルフの性格をだれよりもよく理解しているのがフリーデだった。
その証拠に彼女は、アドルフの言葉遣いを責めるどころか、自分自身に抱く反省点を前ぶれも無く口にしはじめたのだった。
「心配してくれるのはありがたいが、あれは咄嗟の判断でやってしまったことだ。衝動的と言えばそれまでだが、こちらが全滅することを恐れた。命を軽んじる行為だったという自覚もある。他の連中は腫れ物に触るような気分なのだろうし、このことに関しては時間が解決するしかない。君のやろうとすることに反対する気もない。やる気を示せずにいたことで心配させてしまったとしたら、済まなかったな」
フリーデにしては随分と腰の低い態度だが、素直に謝罪したことから、部隊を率いたアドルフがが不安に感じる点について無自覚ではなかったようだ。
こうなるとアドルフにできることは限られる。自爆というアクシデントがもたらす悪影響は限定的だと判じ、埋葬式へと意識を移すことがひとつ。即断即決を好む彼にとってそうすることがもっとも合理的であったが、結果的に彼はもうひとつの道筋を探った。
前世における党員や部下たちは権威に跪き、権力を求め、高い官職を奪い合うというごくわかりやすい力学で動く生き物だった。
翻って今回集っている者たちは、どう見てもそれらの動機と縁が薄い。結束を固めている旗印は亜人族への弾圧と戦い、状況を少しでも良い方向に変えようとする情熱みたいなものだろう。
だがそうした思いの強弱は、さすがにアドルフの目にも瞭然ではない。他の連中のことは概ね把握したつもりだが、フリーデに関してはまだ底が見えなかった。
アドルフは彼女の気持ちを率直に知りたくなり、その感情はきわめて単純な問いへと集約される。
「これから行うことに少しでも気になる点があれば、この場で明かしてくれんか。我とて万能ではなく、それどころかお前たちがいなければ無力も同然。忌憚なき声を寄せてはくれんか」
腰が低いというより、もはや開けっぴろげな態度だろう。そんな彼の姿勢はしかし、少しくらい厚い心の壁ならひと突きで崩すほどの威力もあった。
「相変わらず遠慮がないな。まあ、君にそれを求めても無駄だろうが」
生来の険しい顔に自嘲のしわを刻み込み、ささやかな笑みを形づくったフリーデがため息を吐くように言葉を継いだ。
「口にしてしまえば大したことじゃないさ。かと言って、先日の死闘で心が折れ、魔人族への抵抗や今後予想される犠牲を避けるべきだと進言したいのでもない」
そこまで言うと、フリーデの発言に微妙な間が生じた。普段は切れ味鋭い台詞を飛ばす彼女だが、言いよどむべきことが何かしらあったのだろう。短い沈黙を経てからフリーデはその本心を明かした。
「僕はちょっと怖いんだよ。収容所での裁判、パベル殿下の登場、捜索部隊の結成、ルアーガの殲滅……。紆余曲折があったわりにことごとくうまく行き過ぎている。そうした一連の流れを好機と捉え、歓迎する者もいるだろう。でも僕は、きっと君より臆病なんだ」
アドルフにとってその言葉は意外に聞こえた。どんな場面においても、フリーデは強くて勇敢だという認識があったからだ。
しかしそんな彼女が心の底では恐れを抱いており、しかもそれは次なる行動にたいする不安ではない。あまりに流動的に変わる状況、まるで深い霧に包まれた悪路をひた走り、気づけば山の頂きまで一直線に進むことへの漠然とした不安だ。
心のうちを垣間みたアドルフをよそに、俯いたフリーデが続けて言う。
「他にも気になることはなくもないが、いまの話に比べれば些事に等しい。なぁ、アドルフ。これは君に頼めることじゃないのかもしれないが……」
普段の凛々しさからはほど遠い視線を地面に落とし、フリーデが話を止め、やがて吸い込まれるような双眸が隣に座るアドルフへと向けられた。
「少しでも気遣ってくれるなら、僕に勇気を分けてくれないか。君が遠くに行ってしまうのが嫌なんだ。この足を踏み出す力を分けてくれ。君と同じ景色がずっと見られるように」
どんな気持ちで発したのかは知らないが、振り絞るような言葉はアドルフの心を打った。ろくな答えが聞けないかもしれないと割り切っている部分もあったが、フリーデは決して自分の心を閉ざしているわけではなかったのだ。アドルフが突き進んで行くみちを誰よりも一緒に歩いてみたいと思ってくれている。それはまさに同志のあり方ではないか。
同志。その言葉はどうしてこんなにも強く体を震わせるのだろう。
同胞たるドイツ人のなかでも、同志たるナチス党員が特別な存在であったように、その言葉は軽々しい気持ちでは使えないから、今後も多用する気はない。だがいまこの瞬間のフリーデは彼の同志に思えた。たとえみち半ばでも、そうあろうとするひとりの少女に見えた。
アドルフは胸を突き動かす感動を押し殺し、眼差しをわずかにあげて言った。
「安心するがよい。我が傍にいてやる。それがいずれ、お前自身の勇気となろう」
歯の浮くような台詞は苦手だったので、さもそっけなく言った。目線は遠くに投げたままだったから、フリーデの湛えた表情を見ることは一切叶わなかったが。
「うん、そうだな。ありがとう、アドルフ」
でも、その返事が全てで満足だった。納得を得るには充分だった。
なぜなら彼としても、鬼のごときフリーデがいったいどんな顔をしているかはもちろん知りたくあったが、気恥ずかしいやり取りを経た羞恥心に勝ち、彼女の表情をまっすぐに見つめられるほどの勇気が、このときのアドルフには一ミリたりともなかったのであった。
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