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同じ世界の別世界
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俺とカグラが一緒に暮らし始めてもう一週間が経つ。カグラが500円の御礼をしたいということで壁の外の案内兼護衛をしてくれるということで今は壁の外にいる。
「壁の外は危ないって皆言うけど、町の中心は案外中と変わらないんだ。」
「そうなのか。これからどこに行くんだ?」
「あたいの入ってる組のアジトに行くんだ。そこにあたいのねーちゃんもいる。まぁ、仲は良く無いが.....」
「いろいろあるんだな。まぁ、お前みたいに綺麗なんだろうな。」
「なっ!なんだい急に!褒めたって何も出ないよ!」
カグラの顔は真っ赤になった。
「ま、別になんでもいいけどよ。あそこでなんか人が集まってるけど、なんかあんのか?」
「誰か死んだんだろう。その死体の身包み全部奴らが引っぺがしてんのさ。ほら、着いたよ。」
壁を出て10分くらい歩いたところにあるとても大きい倉庫がカグラの組のアジトらしい。
「ほぅカグラじゃ無いか。よくものこのこ手ぶらで帰ってこれたね。」
とてもスタイルのいい女性が横に何段か積み重ねられた土管の上に座っていた。
「うるせぇクソババアまだくたばってなかったのか。」
「この女の人誰だ?結構綺麗だな。」
「おう、お前なかなか見る目があるじゃ無いか。気に入った。名はなんて言うんだ?」
その女性は右手に持っているタバコを吸いながらとうやに名を尋ねた。
「とうやだ。あんたの名前はなんて言うんだ。」
「あたしはキク。カグラの姉だ。で、カグラ、何か土産はあるんだろうね。」
後ろから部下らしき人が数十人出て来た。
「あんた、どんな奴に負けたんだい。まあこの際どうでもいいや。可愛い妹のためだ。お前の仇とってやるよ。どんな奴に負けたんだい。」
「えーっと、別に負けたっていうわけでも無いんだけどなぁ。」
「早く言わないと2度と口の開けないようにするよ!」
カグラは困った顔をしながらとうやを見ている。
「倒したのは俺だ。」
「あんたみたいなひょろっちいクソガキに何が出来るっていうんだい。優しくクソガキを拾って来たねカグラ!」
「だから倒したのは俺だ!」
とうやは怒鳴った。
「あんたこんなクソガキに負けたのかい?」
「そうだな。負けたと言えばそうなる。助けてもらったからな。2度も。」
「おいクソガキ!お前とうやっていったな。どうやってカグラを負かした。」
「金だ。」
とうやは簡潔に事実を一言に言いくるめて発した。
「ごめんよ。とうやくん。でもあたしは妹の仇を取るって言っちゃったからさぁ。ここでコテンパンにやられてもらうよ!」
キクの手下が襲いかかってきた。
「カグラ。俺はどうすればいい。」
「どうせキク姉の手下だ。殺しても構わないさ。」
「わかったよ。」
とうやはグローブのダイヤルを400まで回し、ポケットから拳銃を2丁取り出しキクの手下に向けて発砲し続けた。
「しかしすげーなー。父さんが作ってくれた銃はー、マガジンに玉が200も入るなんてよー。」
バンバンと銃声が鳴り続ける。しばらくするとカグラの声が聞こえた。
「とうや!とうや!もう誰も立ってねぇ!」
銃を撃つのに夢中で、カグラの声が聞こえていなかった。
「あっ、あぁ、本当だ。」
「とうや、あんたこんなに強いんだね。クソガキなんて呼んだこと許してくれ。でもなんでカグラが生きている。こんな人を殺すのをためらいもしない悪魔みたいなやつと戦ったらカグラは死んでるはずだよ。」
「カグラは弟のために戦った。家族のために戦えるってのは凄く良いことだ。だから俺は助力した。それに俺は悪魔なんかじゃ無いし人は一人も殺してい無い。」
「でも、あたしの部下を一人残らず殺したじゃ無いか。」
キクの手下はピクリとも動きはし無い。
「俺が殺したんじゃ無い。銃弾の進行方向に奴らはいた。奴らは勝手に当たって傷付いた。そして当たりどころが悪くて死んだんだろう。俺は悪く無い。第1にお前の手下が悪い。第2に銃弾が悪い。第3に俺を止めなかった、そして部下を鉄砲玉として使ったお前が悪い。」
こんなに無茶苦茶な自分理論を自慢気に話すとうやにカグラとキクは恐怖すら覚えた。
「とうや...あんたは本当にとんでもない奴だね...」
「うるせ、ショッピングモール襲ったやつに言われたくねーよ。」
「壁の外は危ないって皆言うけど、町の中心は案外中と変わらないんだ。」
「そうなのか。これからどこに行くんだ?」
「あたいの入ってる組のアジトに行くんだ。そこにあたいのねーちゃんもいる。まぁ、仲は良く無いが.....」
「いろいろあるんだな。まぁ、お前みたいに綺麗なんだろうな。」
「なっ!なんだい急に!褒めたって何も出ないよ!」
カグラの顔は真っ赤になった。
「ま、別になんでもいいけどよ。あそこでなんか人が集まってるけど、なんかあんのか?」
「誰か死んだんだろう。その死体の身包み全部奴らが引っぺがしてんのさ。ほら、着いたよ。」
壁を出て10分くらい歩いたところにあるとても大きい倉庫がカグラの組のアジトらしい。
「ほぅカグラじゃ無いか。よくものこのこ手ぶらで帰ってこれたね。」
とてもスタイルのいい女性が横に何段か積み重ねられた土管の上に座っていた。
「うるせぇクソババアまだくたばってなかったのか。」
「この女の人誰だ?結構綺麗だな。」
「おう、お前なかなか見る目があるじゃ無いか。気に入った。名はなんて言うんだ?」
その女性は右手に持っているタバコを吸いながらとうやに名を尋ねた。
「とうやだ。あんたの名前はなんて言うんだ。」
「あたしはキク。カグラの姉だ。で、カグラ、何か土産はあるんだろうね。」
後ろから部下らしき人が数十人出て来た。
「あんた、どんな奴に負けたんだい。まあこの際どうでもいいや。可愛い妹のためだ。お前の仇とってやるよ。どんな奴に負けたんだい。」
「えーっと、別に負けたっていうわけでも無いんだけどなぁ。」
「早く言わないと2度と口の開けないようにするよ!」
カグラは困った顔をしながらとうやを見ている。
「倒したのは俺だ。」
「あんたみたいなひょろっちいクソガキに何が出来るっていうんだい。優しくクソガキを拾って来たねカグラ!」
「だから倒したのは俺だ!」
とうやは怒鳴った。
「あんたこんなクソガキに負けたのかい?」
「そうだな。負けたと言えばそうなる。助けてもらったからな。2度も。」
「おいクソガキ!お前とうやっていったな。どうやってカグラを負かした。」
「金だ。」
とうやは簡潔に事実を一言に言いくるめて発した。
「ごめんよ。とうやくん。でもあたしは妹の仇を取るって言っちゃったからさぁ。ここでコテンパンにやられてもらうよ!」
キクの手下が襲いかかってきた。
「カグラ。俺はどうすればいい。」
「どうせキク姉の手下だ。殺しても構わないさ。」
「わかったよ。」
とうやはグローブのダイヤルを400まで回し、ポケットから拳銃を2丁取り出しキクの手下に向けて発砲し続けた。
「しかしすげーなー。父さんが作ってくれた銃はー、マガジンに玉が200も入るなんてよー。」
バンバンと銃声が鳴り続ける。しばらくするとカグラの声が聞こえた。
「とうや!とうや!もう誰も立ってねぇ!」
銃を撃つのに夢中で、カグラの声が聞こえていなかった。
「あっ、あぁ、本当だ。」
「とうや、あんたこんなに強いんだね。クソガキなんて呼んだこと許してくれ。でもなんでカグラが生きている。こんな人を殺すのをためらいもしない悪魔みたいなやつと戦ったらカグラは死んでるはずだよ。」
「カグラは弟のために戦った。家族のために戦えるってのは凄く良いことだ。だから俺は助力した。それに俺は悪魔なんかじゃ無いし人は一人も殺してい無い。」
「でも、あたしの部下を一人残らず殺したじゃ無いか。」
キクの手下はピクリとも動きはし無い。
「俺が殺したんじゃ無い。銃弾の進行方向に奴らはいた。奴らは勝手に当たって傷付いた。そして当たりどころが悪くて死んだんだろう。俺は悪く無い。第1にお前の手下が悪い。第2に銃弾が悪い。第3に俺を止めなかった、そして部下を鉄砲玉として使ったお前が悪い。」
こんなに無茶苦茶な自分理論を自慢気に話すとうやにカグラとキクは恐怖すら覚えた。
「とうや...あんたは本当にとんでもない奴だね...」
「うるせ、ショッピングモール襲ったやつに言われたくねーよ。」
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