Future World -気づけばそこは-

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珍しい買い物

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とうやはキクのアジトから出るとカグラに知らない道へ案内された。

「おいおい、ここは一体どこなんだ?カグラさんよ。」

「おうおうよく聞いてくれたね、とうやさんや。ここは壁外最悪の治安で有名なドロップアウトストリートだよ。壁外で最もトンチンカンな奴らが集まる場所だ。まぁとうやみたいにためらいもなく人を殺す奴はほんの一握りだけどな。」

ドロップアウトストリートにはカナから聞いた物がそのまんまあった。少女を市場で競り合う男たち、暗い路地には売春婦、薬屋、そして人の死体。とにかく酷かった。

「なぁカグラ、あの市場で売ってる子供達っていくらぐらいするんだ?」

「なんだい、とうやはああいう小さい子が好みなのかい。まぁざっと1~18円って所だね。」

「いや、別に好みって訳じゃないさ、ほんの興味だよ。」

「じゃああたいみたいな大人びた女性が好みかい?」

「お前何処か怪我してるだろ、大丈夫か?」

「え、あ、あぁ。」

そんな話をしていると前から銀髪の少女が走ってきた。その後ろから変なおじさんが走ってくる。

「助けて!助けて!私はあんな変態共と一緒にいたくない!お願い!」

「おっと、どうしたんだい?」

少女はとうやの後ろに隠れた。そのあとすぐにおじさんが追いついた。

「おいあんちゃん、そのおいガキをこっちによこしてくれないか?そいつは市場の商品なんだよ。」

「嫌だ!私はあんな所にいたくない!」

「でも嫌がってるじゃないか。」

「おいとうや、やめとけ。ここであの市場に敵を作るっていうことはあの市場の客も敵に回すってことだ。ここにはトンチンカンな奴らしかいないんだぞ。」

とうやは考えた。どうやったら平和に解決できるか。そしてとうやは考え出した。

「この女の子、即決はいくらだ。」

「あー、そいつは良品だからなぁ、ちと高えぞ?」

(あのクソジジイ、自分の立場が上だからって高目狙う気か。)

「そうだなぁ、30円くらいか?即決ならこのくらい仕方ないなぁ」

「わかった。30円だな、待ってろ。」

そう言ってとうやはポケットから財布を出して五百円玉を市場のおやじに投げつけた。

「?おい、こりゃどうゆう事だいあんちゃん、」

「おいとうや!お前小銭の種類もわかんなくなっちまったのか!」

「お前らまだわからないのか、そうだな、説明してやる。俺と契約しろ、おやっさん。」
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