【完結】覆面セクシーダンサーは昼職の上司に盲愛される

鳥見 ねこ

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2章 VIPルームへご招待

12.神官長食っちゃう?

「なぁ、あんたがダンス以外の何に興奮するのか、暴いてみたいんだけど?」

 ウォーレンの膝を跨いで向かい合わせに乗ると、ソファの背もたれに両手をついて目線を合わせる。
 俺の両腕に囲われたウォーレンが驚いた顔で俺を見ていた。

 あぁ~……また飲みすぎたか? 危険信号が点滅してるのに、危険地帯に踏み込んでいってしまってる。
 どこまで行けるかというスリルと、中身を暴くワクワクに突き動かされてうごいてしまう俺、末期だ。

「なんと、客はキャストへのボディタッチOK。挿入はキャストと合意の上だけど。触るだけならいくらでもどーぞ」

 ニヤッと笑ってもウォーレンは動かない。

「ウォーレン……今日はこの店を楽しんでいくんだろ?」

 囁くように誘う。

「ランス……だが」
「どこでも、好きなところを、触ってどーぞ」

 大袈裟に首を傾げて笑うと、ようやくウォーレンが動いた。
 戸惑うように胸筋を撫でられる。
 まぁ、目の前にあるしな。尻かチンコ揉む客の方が多いけど。

 素肌に着ていたジャケットを肩まで肌蹴た。
 これで揉みやすいだろ。胸くらい、いくらでも揉んで良いんだぜ?
 彫像の肉付きを確かめるみたいな手つきで撫でられる。

「……ん」

 その両手がくすぐったく思わず息が漏れた。
 芸術品でも眺めるような真面目な目が、ようやく俺を見た。

「あ、すまない……」
「いんや、もっと撫でていいぜ? 庭に立ってる銅像を撫で回してたら変態だけど、俺はお触りオーケー。それとも、あんたは銅像を撫で回したいタイプ?」
「まさか。 ……でもランスは触りたくなる体をしている。銅像なんて比べられない。熱くて、やわらかくて、しなやかに強くて、命の輝きが激しくて……驚くほど心地いい」
「それに、銅像とは違って、感情も欲情もあるんだよ」

 ウォーレンに触れられていると、耳で血が鼓動するようにうるさい。
 酒の飲みすぎか? 美術品を相手にするような、エロさのかけらもない触り方なのに、体が反応している。

 白くて冷たい手が、舞台で熱くなった体に滑らせる氷のようだ。
 その手が乳首を掠めるたびに、甘い快感が湧いて、息が漏れた。
 ウォーレンの肩に両手をおき、顔を寄せる。
 さわやかな柑橘の匂いがして、体の奥が疼いた。

「今日のショーではずっと俺を見てたよな? 今みたいに、俺の体の線をなぞって?」

 綺麗な金髪に鼻先を突っ込み、耳をくすぐるようにささやく。
 ウォーレンの両手が俺の脇腹から下へ、筋肉を確かめるように撫で下ろしていく。

「……あぁ、この綺麗な男が……舞台を降りたら、私だけを見るんだと思うと……ずっと目が離せなかった……それに、昨夜のことを思い出して…………いや、言葉にならない」
「あんたは、お綺麗な人だな。人間の本能ってのは、もっとドロドロして汚いもんだよ? 俺の本能を教えてやろうか?」

 体が熱くなった。目の前の綺麗な顔に、戸惑いだけじゃない、欲情の色が見えた。
 そのことに思わずニヤけてしまう。

「あんたをおかずにドロドロになるまで抜きたい」

 驚きに少し開いた口の中へ舌を突っ込んだ。
 冷たい指とは違い、口の中は熱い。アルコールの味が残る口の中を舐め回していると、柔らかい舌に出会ってさらに絡めた。
 股間がビンビンに元気すぎて痛い。スパンコールつきのパンツは伸縮性がないのに小さすぎる。

 追い返したいって理性と、興奮した本能がガッチリ握手した結果、上司を食ってしまいそうだ。

 はぁ~~~~~~っ、なんだこれ、感じすぎ。
 匂いも嗅ぎたいし、無駄に綺麗なのも汚したいし、正直なのもかわいいし、冷たい手は気持ちいいし、なんだこの神官長。

「なぁ、チンコ出して良い? 抜いちゃう」
「は……?」

 口を離してささやけば、神官長が熱っぽい目で、ぼんやり見上げてきた。
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