最凶最悪の妖刀を持った僕は果たして本当に悪人ですか?

ハヤト

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本編

第十一話 アンネローゼン・ディスマルク

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 どれぐらいあの剣と対峙しただろうか。やっと半分を消した所だろう。ちょこちょこと周りの兵士がちょっかいを出してきたが難無く切り伏せた。エクスカリバーが地面から出てきてすぐは、まだ柔らかいので切ることが出来たが今は少し厳しい。

「終わりか?まだ50は残ってる。」

 正直返答出来ないほど疲れが溜まっている。流石に1本じゃキツいか。刀から黒い物質が流れ出し2本の刀を形成する。これは自立行動はせず、ある程度意識していないと動かない。

「数を増やしたか。なら増量だ。」

 そう言って20本ほど軽々と追加してくる。しかしもうバックグラウンドは誰もいないためただ刀と剣が交わる音のみが響く。ただ、少しづつだが確実に数は減っている。でも体力が持たない。どうするべきか…やってみようか、100本。



 なんだろう。嫌な予感しかしない。目の前で何本もの聖剣と対峙している男にあまり優勢に立っている気がしないのだ。あの刀が凄いのは分かる。消すことだって出来るし、それに数も増やせる。ただこちらも聖剣だ。実力は五分のはずなのだが。いや、剣技も入れると私の方が上。でも何故か未だに優勢ではない。気のせいだな。

 しかし、目の前の光景に目を疑った。あんなにあった聖剣が今や持っている1本しかなく、逆に相手の刀が100本近くあるのだ。

「試してみるか?100本耐久。見た目通りしんどいよ。」

「ッ!やってやろうじゃないか !。皇帝!お父様のためにも!」

 私は胸元にあるペンダントを握り締め、黒い刀の闇へと向かう。




 僕は目の前の騎士に剣を突き立てていた。騎士の持っていた聖剣は地面に転がり、取りに行ける距離でもない。しかし騎士は剣をまた持っているかのように堂々としていた。

「何故やらない。私は決闘で負けたのだ。一思いにやれ。」

「降伏しろ。僕はあなたを殺したくなどない。例え王家の人間だとしても。」

 実際はアンネローゼンがシフレと被って切れないのだが、このまま降伏してくれるとは思えない。どうすべきか…。

「私はこれがある限り王家の人間であり、また一人の騎士でもある。私は、私は死を恐れていない!やれ!」

 そう言って胸にあるペンダントを握る。

「そうか。なら遠慮なく行かせてもらいます。いいんですね?」

「……ああ。好きにしろ。」

 刀を収め、体重を後ろに乗せる。そのまま持ち手に手を添え1点を見つめる。そしてそのまま……ペンダントを切り捨てた。
 アンネローゼは驚愕の表情を浮かべる。まさか生かすとは思わなかったのだろう。と、思っていたのだがなせか目に涙を浮かべている。

「お、お前……なんてことをしてくれたんだ。」

 どこか苦しそうな顔をしている。もしかして呪いとかそういう類のものだったのだろうか。でも消し飛ばしたからそれは無いと思うんだが。と、言うよりなんか心做しか声が女性になっているような…無いような…

「あの、いや、ごめん!なんかその…問題があるのか?」

「問題大ありだ!何をしてくれた!うっ、く、苦しい。」

「な!いやすまない!呪いの類とは知らず!その恨まないで…」

 胸部の鎧を外したアンネローゼンには、ふっくらした…えっと女性の象徴?いやなんて言うかその、言いにくいものが、ね?察してください。いやちゃんと着てるから!服は着てるから!

「呪いの類はあっている。でも死ぬのじゃない。私は元々女だ。私はお父様のご命令により男になっていた。なのにお前は………ほんとになんてことをしてくれたんだ……」

「そうか、死なないのか…良かった。これで死んだら元も子もないよ。うん。良かった。」

「良くない!まったく良くない!ふ、ふざけるなあぁぁぁぁっ!」

 第2ラウンドですが……しんどいよ。
 



 今回はネタ回みたいになってしまいましたが、許して下さいませ。今後ともよろしくお願いします。追記です。週一でも更新しようと頑張っていたのですが、都合により2週間ほど更新出来なくなります。その代わりに8日までにもう1本出します。
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