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今日子

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美術室

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「ねぇ知ってる?美術室のカラフル少年少女誘拐事件。」
「何その名前、なんかめっちゃダサくない?誰が名付けたの?」
「知らないよそんなの。だってこれなんかずーっと語り継がれてるらしいよ。かれこれもう10年近いんじゃなかったっけ…。とにかく、うちの学校ではかなり有名な事件、いや都市伝説?なんだって。」
「そんなヘンな話、誰に聞いたの?もしかして…」
「やっぱり…わかる!?さっすが親友、もう最高!!」

桜がひらひらと舞い落ちる季節、春。私はいつも通り、教室の隅でひとりお弁当を食べながら、ワーキャーと騒ぐ女子たちの会話に耳をすませていた。誰と誰が付き合っただの、とにかく話題の八割は、いわゆる恋バナというやつだった。そんなもの、もちろんこうしてボッチ飯をするような私からすれば、どーでも良い話である。どんな話も、大体彼女らにかかれば、最終的に恋バナに変わる。しょうもないかもしれないけれど、すごい能力だと思う。

だけれども、私はそんな彼女らが時々語る少し不思議な噂話は嫌いじゃなかった。本音を言うと、先ほどの「美術室のカラフル少年少女誘拐事件」というクソダサネームのそれには、少しだけ興味を惹かれた。別にオカルト系の話が好きなわけでも、彼女らの会話に混ざりたいわけでもない。まあ、それは単なる強がりなのかもしれないが。

いわゆる、単純な好奇心というヤツだ。気になったことはすぐに調べる。おそらく、これは私の性だ。といっても、学校の都市伝説、そんな話題の情報収集など、友達の居ない私にとっては到底不可能なことである。こういった類のものはインターネットやら図書室、そういったメディアには何も記されていない事柄なのだから。人の口から口へ広がっていく、噂話。だとするならば。

私は弁当箱の蓋を閉じて、最後に残ったミニトマトを口の中に放り込んだ。そのまま立ち上がって、教室のドアを開けた。とある場所に向かった。

そして私は今、美術室の前に立っている。

平日の昼休み。本校舎から離れた、別館の三階にはもちろん誰ひとり居なかった。雲ひとつ無い快晴のせいか、少年少女の騒ぐ声が、分厚い窓を超して聞こえてくる。誰一人いない空間なのに、なんだか妙に騒がしい、不思議な感覚がした。私はなんだか生ぬるい午後の空気を身にまとい、その分厚い扉を押し開けた。

やっぱり、誰も居なかった。いつも通りの美術室だ。誰かの書いた綺麗な絵がたくさん飾られていて、それぞれの机には、スケッチブックやら絵の具など、色々な道具が置かれている。木製の机は、もう長いこと使われているせいか絵の具がこびりついて、もはや模様と化している。カラフル、というよりは…うまく混ざらず、ただ色同士が重なって、仲良くなれないような、調和できないような、そんな感じだ。複雑な人間関係、ヤマアラシのジレンマ…みたいなやつだと思う。

私はそんないつも通りの美術室になんだかほんの少し落胆し、絵の具で汚れた木机の角をそっと撫でた後、部屋から出ようと思い、分厚い扉に手を伸ばした。

「え?」
扉は、開かなかった。まるで鍵がかかってるように重く、何度もこじ開けようとしても、びくともしなかった。
私はポケットからスマホを取り出した。外部への連絡を試みて、メールアプリを開く。だけれど。
私には、助けを求められる相手など、誰もいなかった。アプリに登録されたのは、両親と、あとは…ネッ友だけだ。いっそネットにでも投稿してやろうか。「美術室から出られなくなった」などと言えば、一日中画面とお友達の奴らが食いつくかもしれない。平日の昼間など、リアルが充実してる一般的な人間は顔を出して来ないだろうし、我ながら良い考えかもしれない。

「全く、非常事態だと言うのに、この子は一体、何を考えているのでしょうか…」
「え?」
突然、耳に見知らぬ声が入り込んだ。しかし、この部屋に居るのは私だけだ。聞き間違い、だろうか、それとも…。
「そんなに慌てないでください…ほら、こっちですよ、こっち。」
声の主のする方を必死に探す。右、左…前、後ろ。私は部屋の四方八方に耳をすませた。そして。
教室の端に飾られた、とある絵画と目が合った。
真っ黒なカラスが、こちらを見ている。鋭い目つきが、私を貫いている。
「まったくもう、そんなに見つめないでくださいよ。恥ずかしいじゃないですか。」
絵画が、カラスが喋っている、動いている。
「えっと、これ、夢?」
冗談半分にそう尋ねながら、私は自分の頬を叩く。痛みを感じる。これは、夢じゃない。
「何を仰っているんですか、現実ですよ。わかっていると言うのに、自分の頬を叩くなんて、よくないですね。」
カラスは羽で口元を覆いながら笑みを浮かべている。まるで、生きている人間みたいに。
「…ドッキリ?」
ドッキリにしては私を引っ掛けるなんてセンスが無いし、なんせクオリティが高すぎる。そんなこと、頭ではわかっていても、どうしても現実味の無いこの光景に私は理解が及ばなかった。
「そんなの、今時の高校生がすると思いますか?」
「いや…」
カラスの問いかけに、思わず口籠もる。彼の言うことは確かに正しい。しかし、こんなの。
「こんなの、信じられない。とでも言いたげな顔をしてらっしゃいますね。まぁ確かに、あなたの思うことにも、理解が及びますけれどね。なんせ、カラスが喋っているんですからね。」
「自覚、あるんだ。」
「まぁ、何度も似たような反応を見ているので、‘慣れ’でしょうか。」
余裕そうな顔つきをしたカラスは、羽を少しなびかせながら、問いかけを続ける。
「それにしても、珍しいですね。ひとりで来るなんて。あなたみたいな方は、初めて見ました。」
「え?」
カラスの鋭い目線が私を貫く。私はその時悟った。もし、彼女らの言っていた事件が本当にあるのだとしたら。
大方それは、コイツのせいだろう。‘何度も見た’  ‘集団で足を運ぶ’ 事件を結論づけるには十分なデータだ。
「もしかして、他の人たち、みんな集団だった?」
私は結論をカラスにぶつける。一瞬驚いたその表情は、あっという間に元に戻って、そして鋭い嘴を開いた。
「ははっ、気付くのが随分お早いですね。もしかして、以前にもこういう経験がおありで?」
「いや、別に。」
「左様でございますか。」
カラスはほんの少し落胆したような表情をする。もしかしたら、私が知らないだけで世界にはこういった類いのものが案外多いのかもしれない。噂話や都市伝説、スピリチュアル系の、そういうやつ。
「でしたら、話が早いかもしれませんね。」
カラスはちらっと私の方を覗いた。真っ黒な瞳と目が合う。美しいけど、恐ろしい。魔女の使い魔にピッタリなそんな瞳をこちらに向けて。
「あなたは、望んでこの場所に足を運んだのですよね?己の‘好奇心’というやつで。」
「まあ、間違ってはいないよ。」
「そうですか。やっぱり、こちらの世界の方は面白い人ばかりですね。こうして、色々な方にお会いするたびに私も胸が高まるのを感じます。」
「いや、胸あるの?カラスって。」
純粋な疑問をカラスに投じる。もう、この部屋からはしばらく出られないのだろうから、なんでも無いようなくだらないことも、尋ねて良い気がした。なんせ、カラスと話す機会など、この先一生無いだろうから。
「ふふ、私、一言も言っていませんけどね。カラスだ、なんて。」
「は?」
「まあまあ、そんなに怒らなくても良いじゃ無いですか。」
「いや別に怒って無い。」
「そうですか。私には、怒っているように見えますが。」
「うるさい。」
呆れた私は、絵画から目をそらす。聡明と聞くことが多いカラスとの会話が、うまく続かないからだ。まるでこんなの、人間と同じじゃないか。
「全く,目を逸らすなんて、礼儀がなっていませんねえ。ほら…」

「ちゃんと、見てくださいよ。」

目の前に、男がいた。
男は私の顔を両手ですくって、仮面越しにこちらを見ている。
装飾が美しく施されたシルクハットを被って、ダブルカラーの燕尾服を見にまとっている。右腕に杖を掲げた姿はまるで紳士のような、執事のような…いわゆる童話の中の人間であった。
「…何がしたいの。」
私はひどく冷静だった。カラスと話すことができたのだから、動物が人間に変身するのは別に驚く話ではなかった。というよりは、私の‘驚く’という機能がもう意味を成していないからなのだろうけれども。
「ふふ、これでも驚かないとは、やりますね。」
男は口角を上げて余裕そうに微笑む。その表情は先ほどのカラスと瓜二つだった。
「あのさ、そろそろ離してくんない?」
「嫌です。」
男は私の両頬から手を離そうとしなかった。真っ黒な革手袋を身につけているせいか、体温は感じられない。やっぱり、人間らしくない。ただのカラスなのだろう。
「嫌、と言うわりには抵抗しないんですね。可愛らしい。」
「は?」
「そんな汚いものを見るような目で見つめないでくださいよ、私、これでもモテるんですからね。」
「うん。女子が好きそうな見た目してる。ミステリアスな感じ。」
「ふふ、詳しいですね。もしかして、私のこと、そうゆう目で見てますか?」
「無い。」
「それは残念。」
男は私を離そうとしなかった。カラスのように鋭い目つきを仮面越しに向けながら、ただ時間だけが過ぎていく。
「あのさ、要件があるならはっきり言ってくんないかな。」
「なんですか、その口の聞き方は。あなた、見た目に反して随分口が悪いですね…もったいない。」
「何、ダメなの。」
「いえ。そうゆうタイプも、私には刺さるので。」
「きも。」
「はい。そうですね。」
男は笑う。気味が悪いような笑みを浮かべる。皮肉にも、その唇は美しかった。吸血鬼のように、赤黒く、カラスの嘴のように鋭い八重歯がこちらを覗いている。
「お遊びは、ここまでにしましょうか。私、人気者なので、忙しいんですよ。」
「そうですか。」
「あはは、相変わらずあなたは釣れないですね。実に興味深いです。」
男は私の両頬からスッと手を離した。そして、こう続ける。
「あなた、いや…お客様、ですかね。」
「?」
「いえ、こちらの話なので、お気になさらず。」
「ところで…名前を聞いていませんでしたね。お客様、お尋ねしてもよろしくて?」
男は興味深そうに首を傾げる。見知らぬ人間に名前を聞かれる機会など、そう無いのだから、私は少しヘンなことをしようと思った。これも、単なる好奇心だけれど。

「アリス」

「えっと…アリス?」
「そう、アリス」
男は呆れた表情をする。そんな彼とは裏腹にきっと私の顔は自信に満ち溢れているのだろう。
「あの…それ、偽名ですよね?」
「うん。」
男はため息をつく。私はそんな彼の様子がなんだか少しだけ面白かった。余裕そうな彼から、一本とれたような気がして。こんなの、くだらない子供のお遊びなのかもしれないけれど。私は、嫌いじゃない。
「不思議の国のアリスって童話、知らない?」
「?」
男は不思議そうに首を傾げる。その様子だと、本当に知らないのだろう。
「すごい可愛い女の子が、穴に落ちて変な異世界に迷い込む話。てっきり、知ってるかと思った。」
「いえ、あいにく私、そういった類のものには疎いもので…」
「へぇ、意外。てっきり、なんでも知ってるのかと。」
「左様でございますか。ご期待に背いてしまい、申し訳ありません。」
男は微笑む。そして、少し不思議そうに、違和感覚えたと言わんばかりの表情で私にこう尋ねた。

「ですがお客様…失礼ですが、 xxxですよね?」
「うん、xxxだよ。」

「そういったものは、こちらの世界ではあまり重要視されないのでしょうか。それとも、お客様に、何か特別な事情がおありで…?」
「うーん、どっちもかな。だって、そうゆうの、あんたからしたら、どっちでもあんまり変わんないでしょ?」
「そうですね。私は、どんなお客様でも…素敵なおもてなしをしたいので。」
男は微笑む。わたしは、そろそろだと思った。

「あのさ、誘拐したいなら早くすれば良いじゃん。」
「え?」

「とぼけたって無駄だだよ。例の誘拐事件、あんたがやったんでしょ。どうせ、変なトリックでも使って、いわゆるラノベ展開にしてさ、こんなんで高校生が騙されるとでも思った?」
「誘拐したいなら、窓ガラス割って、とっとと掻っ攫えば良いじゃん。わざわざ美術室に閉じ込めて、色目使うようなコスプレまでしちゃってさ…あんた、一体何がしたいわけ?」
「…」
男は黙り込む。
こんなの、単なる茶番だと分かっていた。だって、カラスが喋るのも、人間に変身するのも、現実にあり得るわけがない。私はそんなの、信じない。占いや噂話なんて、ただの迷信だろう。
だからこそ、彼の演技に付き合った。とある一人の男の、誘拐劇をこの目で見てみたかった。
だって、誰かに誘拐されるなんて、この先の私の人生にはきっと無いだろう。これも、単なる好奇心だけれど。

何十年か経ったら、きっと私にことなど誰も覚えていない。だから、私が何をしたって、何を言ったって自由だ。どうせ、誰も私のことなんか見ないし、気にしないから。

「随分、重症ですね…」
「…かもね。」

男は革手袋を纏った両手で私の手を強く握った。そして、仮面を外した。
「私の瞳の色…わかりますか?」
男の瞳は、美しかった。
「真っ黒…違う?」
男の瞳は漆黒だった。だから、そう答えた。でも、男の瞳は窓辺からの光が差し込んでいて、まるでブラックオパールのように、キラキラとしていた。
「…左様でございますか。」
男は寂しそうに微笑む。そしてもう一度、私の両手を、ぎゅっと握りしめた。
先ほどの、頬を覆った時とはまるで違った。分厚い革手袋を身につけているのに、なぜか不思議と、温もりが伝わった。男の手は、不思議と暖かかった。でも。
こんなの、誘拐犯の手じゃない。こんなにあったかい手なんて…私は知らない。
男の瞳が私を貫く。私はそのキラキラした宝石に見惚れる。ただ、時間だけが過ぎていく。
男は、重い口を開いて、その沈黙を破った。

「…お迎えにあがりましたよ。お客様。私は…あなた様と会うことができて、とても、幸福に感じます。」
男は笑った。その笑顔は、やっぱり少し寂しそうだった。
「…」
私は、何を言ったらいいのかわからなかった。こんな顔を向けられて、なんて答えれば良いのか。そんなの、わかるはずがない。
男は手を握る力を、ぎゅっと強くした。まるで、私を何かから守るように。
そして、唱えた。

内容は、よくわからなかった。ただ私は、男の温もりを感じた、それだけだった。
最後に見たのは、男の寂しそうな笑顔だった。
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