白い部屋で愛を囁いて

氷魚彰人

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 衝撃の告白を受けた日から一ヵ月後。葵の家から見合いの申し込みがあった。

 ――竜の子を孕んでいる状態で何故?

 どう言うことなのかと葵本人に確かめようとマンションへ行くが不在の為、その日はそのまま帰り、翌日仕事帰りに訪ねるがまたもや不在だった。
 もしやと思いドアの隙間に小さな紙を挟み、翌日もう一度訪ねるが紙はそのまま。帰ってきていないのは明らかだった。

 日曜の朝に竜の店へ向かえば、帽子とマスクを付けた葵が店の周りを掃除していた。
 見合いの件を訊こうと一歩踏み出すが、丁度店から出て来た竜と楽しそうにしているを見て足が動かなかった。
 自分が入っていけない壁のようなものを感じて、雪路はそのまま踵を返した。
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