20 / 60
第20話 準備
しおりを挟む
探索者というのは職業である。
迷宮に潜り、宝物を手に入れ、魔物を倒し、魔石を得る。
何も迷宮を踏破しようなどと思わなくてもいい。それは英雄志願者の見る夢だ。あるいは他にすがる術を持たない者に、残された最後の希望。
ましてここは、不死の迷宮。たとえ死の顎にとらわれても、甦ることが出来る。自らの財産を失って。
だから言い訳が立つのだ。死ぬのは馬鹿だと。
自分の限界のはるか手前で線を引き、自分がどれだけ賢明であるかを語るのだ。
そこには誇りも、意地もない。覚悟もない。
迷宮都市の探索者というのはそういうものであるのだ。
だが、時折現れるのだ。
自分たちの及ばぬ階層、及ばぬ世界へ、平然と歩んでいく強者。
それらが迷宮を踏破するかどうかは問題ではない。自分たちがいかに狭い世界で満足しているか、それを思い知らされるのが、苦痛なのだ。
だから吠える。弱い犬ほど。
まして相手が、自分よりもよほど若く、小さく、弱く見えるほど。
扉を開けて入ってきたのは、猫獣人の少女だった。
既にギルドでは顔見知りだ。中堅どころのパーティーの斥候奴隷だったが、ヘマこいて全滅したというのは、もう知られていた。
ここに来たということは、改めて買われたのだろう。装備も新しくなっているから、待遇は良くなったに違いない。
「マール、心配したわよ。復帰初日だから一日で戻ると思ってたのに」
「うん、あたしもそう思ってたんだけど、リアちゃんが…」
続いて入ってきた人物を見て、全ての探索者が目を奪われた。
まだ若干の幼さを残してはいるが、輝くばかりの美貌。波打つ黒髪は、かすかな光を帯びている。
黒に統一された衣装に、ごく簡素な革鎧。腰には二本の曲刀を差していた。
「どう? 収穫はあったの?」
猫獣人と顔見知りの受付の話は続く。
「うん、すごかったよ。リアちゃんが迷宮の壁を壊して」
それは初心者がやるミスだ。しかし生き延びたとは、運がいい。
「ヘルハウンドを素手で殴ってペットみたいにして」
それは信じられない。
「悪魔を倒したところで、一度戻ってきたんだ~」
そんなことがあるわけない。
「おいおい、話を盛るにしても、いいかげんにしろよ」
楽しそうに話していたマールに、探索者の男から声がかけられる。
以前なら、ここで黙ってしまっていただろう。
「本当だもの! ちゃんと魔結晶を採ってきたもの!」
ちょうどその時、査定カウンターにカルロスが悪魔の魔結晶を置いたところだった。
「ええと、これがミノタウロスで、ゴーレムで、骸骨剣士で、ヘルハウンドで…」
ざらざらと魔石が置かれていく。その魔石の純度もそうだが、数量がとんでもなかった。
「あ、あの、何をしたらこんなに魔石が採れるんですか?」
鑑定係が引きつった顔をしている。
普通の中堅パーティーが数日迷宮に潜っても、この十分の一の量だろう。
「うちのお嬢が迷宮の壁を壊してね。集まってきた魔物を順番に狩っていったらこうなったんです」
疲れた声でカルロスが説明する。また迷宮に潜ったら、同じことをされるのだろうと思うと、げんなりするのも無理はない。
「…分かりました。他に迷宮で得た物はありますが?」
「主に毛皮と牙と…とりあえず全部出しましょうか」
魔物の使っていた武器防具は、あまり質の良いものではなかったので全て出す。他には昆虫の甲殻や、刃となった部分。ゴーレムコアも数個を除いて必要ない。魔法薬の類は、役に立ちそうなので全て取っておいた。
「これは…すぐには査定が出来ませんので…明日までお時間をいただけますか?」
当然のことだろう。カルロスは頷いた。
その頃にはギルドの目は全てカウンターに集まっており、探索者たちも小さな声で囁くようになっている。
噂のように伝わっているのだ。時折現れては、たやすく壁を越えていく者たち。否、それを壁とも思わない者たち。伝説となるべき者たち。
だがそれを素直に認めようとしない者も、もちろんいる。
「おいおい。いったいどんな手品を使ったんだ? 俺たちにも教えてくれよ」
鎧を身に着けた、いかにも粗野な雰囲気の戦士だった。お決まりのように下卑た笑いを浮かべ、マールを見下ろしてくる。
マールがさらに何かを言う前に、その肩をリアが優しく抑えた。
「手品ではない。単に正面から叩き潰しただけだ」
おそらく目の前の男でも、マールの敵ではないだろう。何しろ今のマールのレベルは40に達しているのだ。
わずか三日で、レベルが倍になっていることになる。
「お嬢ちゃんは引っ込んでな」
そう言って突き出された腕を、リアは握り締めた。
「何を、うわああ!」
握力だけでゴブリンの頭を握り潰すリアである。ほどほどのところで放してやると、化け物を見るような目でこちらを見てきた。
「やめておけ。そいつらのレベルは、一番小さなガキでも40以上あるぞ」
奥の方から魔法使いらしき男が喋りかける。鑑定の魔法を使っていたのだろう。
「オーガは55もある。その娘は分からんが…」
「分からん? 看破耐性か?」
「あるいは魔法かだが。どちらにしろ、歯が立つ相手ではないだろう」
畏怖の感情が広まっていく。満足げにリアは腕組みをして胸を張った。
「ほらリア、行きますよ」
これ以上の面倒は御免、とルルーが促して、一行はギルドを出た。
市長の邸宅に戻ると、クラウスは出かけていたが、執事が一行の世話をしてくれた。
探索に必要な物を話し合い、夕食の席ではクラウスを驚かせ、風呂に入ると久しぶりに安らかな眠りを貪った。
マールを抱き枕にしながら、リアは考える。
迷宮の中で感じた、あの気配。
迷宮の主は魔族ではないかと言われている。
だが、人間を殺さない。人間に敵対しない魔族がいるのか。
そもそも魔族とは、絶対凍土の向こうにある魔族領域に住む亜人の総称で、かつてはオーガも魔族であったという。今も魔族に属するオーガはいるのだとか。
それなら、魔族であるにもかかわらず、人間に友好的な存在もいるのではないか。むしろそれは既に、魔族と呼べるのか?
迷宮は何度か踏破されたと言われているが、迷宮の主は滅ぼされていない。だからまだ、迷宮はここにある。なぜ滅ぼされていないのか、それは滅ぼす必要がなかったからなのか。
結論の出ないことを考えながら、リアは眠りに落ちていった。
次の一日は丸々、休養と準備に費やされた。
まずカルロスの剣と盾を探して武器・防具屋を巡り、その合間にルルーとサージは魔法薬を揃える。
ついにサージは杖を買った。水魔法や土魔法の起動を速めるためのものである。攻撃力はともかく、防御に不安が残っていたのを解消する考えがあった。
「もし10層のボスがドラゴンだったら、魔法の防御は絶対に必要だしね」
カルロスも魔法に抵抗力のあるミスリルの盾を買った。素材自体もそうだが、魔法も付与されていて、単純な質量の攻撃以外には役に立つという。
さすがに鎧までは都合がつかなかった。なのでサージが魔道書を見ながら、硬度強化、靱性強化、軽量化などの魔法を付与していく。
「よくもまあ、そんな本を見ながら魔法が使えるわね」
ルルーが感心するが、それこそギフトの効果である。
「ルルーはハーフエルフなのに、精霊魔法使えないの?」
「う…あれは魔法と言ってもちょっと違う特殊技能だから…」
いじけてのの字を書くルルーである。ひそかなコンプレックスなのだ。
夕食後には一室に集まって、その日に調べた情報を検討する。
各階層の主に関しては、既にオーガキングから聞いていた。
問題はそこまでの道のりである。現役の探索者には8層より下に行った者はなく、引退した探索者からも、それほど詳しい話は聞けなかった。だが、階層が下になるにつれ、敵は強く、迷宮は狭くなるというのは確からしかった。
「6層がアイアンゴーレム、7層が死霊騎士、8層がドゲイザー、9層がヒュドラだからな。今までの階層の傾向からして、ボスに関連した魔物が出てくるだろう」
そこでマールが手を挙げる。
「あの、他のモンスターは分かるんですけど、ドゲイザーというのは聞いたことないです」
確かにマールが仲間になった経緯から、説明をしていなかった。ドゲイザーは魔法によって作られた擬似生物で、かなりマイナーな魔物だ。
おおまかな説明を聞いたとき、サージは見当がついたのだが、その詳細が微妙に分からなかった。
「世の中から幼児性愛者を抹殺するために、古代帝国時代に作られたとか聞いたような…」
「初耳ですよ」
ルーファスの助手をしていたルルーが偶然にその詳細を知っていたので、それを説明する。
そして翌日の攻略のため、早めに一行は眠りについた。
もちろんリアはマールを抱きしめて寝た。
迷宮に潜り、宝物を手に入れ、魔物を倒し、魔石を得る。
何も迷宮を踏破しようなどと思わなくてもいい。それは英雄志願者の見る夢だ。あるいは他にすがる術を持たない者に、残された最後の希望。
ましてここは、不死の迷宮。たとえ死の顎にとらわれても、甦ることが出来る。自らの財産を失って。
だから言い訳が立つのだ。死ぬのは馬鹿だと。
自分の限界のはるか手前で線を引き、自分がどれだけ賢明であるかを語るのだ。
そこには誇りも、意地もない。覚悟もない。
迷宮都市の探索者というのはそういうものであるのだ。
だが、時折現れるのだ。
自分たちの及ばぬ階層、及ばぬ世界へ、平然と歩んでいく強者。
それらが迷宮を踏破するかどうかは問題ではない。自分たちがいかに狭い世界で満足しているか、それを思い知らされるのが、苦痛なのだ。
だから吠える。弱い犬ほど。
まして相手が、自分よりもよほど若く、小さく、弱く見えるほど。
扉を開けて入ってきたのは、猫獣人の少女だった。
既にギルドでは顔見知りだ。中堅どころのパーティーの斥候奴隷だったが、ヘマこいて全滅したというのは、もう知られていた。
ここに来たということは、改めて買われたのだろう。装備も新しくなっているから、待遇は良くなったに違いない。
「マール、心配したわよ。復帰初日だから一日で戻ると思ってたのに」
「うん、あたしもそう思ってたんだけど、リアちゃんが…」
続いて入ってきた人物を見て、全ての探索者が目を奪われた。
まだ若干の幼さを残してはいるが、輝くばかりの美貌。波打つ黒髪は、かすかな光を帯びている。
黒に統一された衣装に、ごく簡素な革鎧。腰には二本の曲刀を差していた。
「どう? 収穫はあったの?」
猫獣人と顔見知りの受付の話は続く。
「うん、すごかったよ。リアちゃんが迷宮の壁を壊して」
それは初心者がやるミスだ。しかし生き延びたとは、運がいい。
「ヘルハウンドを素手で殴ってペットみたいにして」
それは信じられない。
「悪魔を倒したところで、一度戻ってきたんだ~」
そんなことがあるわけない。
「おいおい、話を盛るにしても、いいかげんにしろよ」
楽しそうに話していたマールに、探索者の男から声がかけられる。
以前なら、ここで黙ってしまっていただろう。
「本当だもの! ちゃんと魔結晶を採ってきたもの!」
ちょうどその時、査定カウンターにカルロスが悪魔の魔結晶を置いたところだった。
「ええと、これがミノタウロスで、ゴーレムで、骸骨剣士で、ヘルハウンドで…」
ざらざらと魔石が置かれていく。その魔石の純度もそうだが、数量がとんでもなかった。
「あ、あの、何をしたらこんなに魔石が採れるんですか?」
鑑定係が引きつった顔をしている。
普通の中堅パーティーが数日迷宮に潜っても、この十分の一の量だろう。
「うちのお嬢が迷宮の壁を壊してね。集まってきた魔物を順番に狩っていったらこうなったんです」
疲れた声でカルロスが説明する。また迷宮に潜ったら、同じことをされるのだろうと思うと、げんなりするのも無理はない。
「…分かりました。他に迷宮で得た物はありますが?」
「主に毛皮と牙と…とりあえず全部出しましょうか」
魔物の使っていた武器防具は、あまり質の良いものではなかったので全て出す。他には昆虫の甲殻や、刃となった部分。ゴーレムコアも数個を除いて必要ない。魔法薬の類は、役に立ちそうなので全て取っておいた。
「これは…すぐには査定が出来ませんので…明日までお時間をいただけますか?」
当然のことだろう。カルロスは頷いた。
その頃にはギルドの目は全てカウンターに集まっており、探索者たちも小さな声で囁くようになっている。
噂のように伝わっているのだ。時折現れては、たやすく壁を越えていく者たち。否、それを壁とも思わない者たち。伝説となるべき者たち。
だがそれを素直に認めようとしない者も、もちろんいる。
「おいおい。いったいどんな手品を使ったんだ? 俺たちにも教えてくれよ」
鎧を身に着けた、いかにも粗野な雰囲気の戦士だった。お決まりのように下卑た笑いを浮かべ、マールを見下ろしてくる。
マールがさらに何かを言う前に、その肩をリアが優しく抑えた。
「手品ではない。単に正面から叩き潰しただけだ」
おそらく目の前の男でも、マールの敵ではないだろう。何しろ今のマールのレベルは40に達しているのだ。
わずか三日で、レベルが倍になっていることになる。
「お嬢ちゃんは引っ込んでな」
そう言って突き出された腕を、リアは握り締めた。
「何を、うわああ!」
握力だけでゴブリンの頭を握り潰すリアである。ほどほどのところで放してやると、化け物を見るような目でこちらを見てきた。
「やめておけ。そいつらのレベルは、一番小さなガキでも40以上あるぞ」
奥の方から魔法使いらしき男が喋りかける。鑑定の魔法を使っていたのだろう。
「オーガは55もある。その娘は分からんが…」
「分からん? 看破耐性か?」
「あるいは魔法かだが。どちらにしろ、歯が立つ相手ではないだろう」
畏怖の感情が広まっていく。満足げにリアは腕組みをして胸を張った。
「ほらリア、行きますよ」
これ以上の面倒は御免、とルルーが促して、一行はギルドを出た。
市長の邸宅に戻ると、クラウスは出かけていたが、執事が一行の世話をしてくれた。
探索に必要な物を話し合い、夕食の席ではクラウスを驚かせ、風呂に入ると久しぶりに安らかな眠りを貪った。
マールを抱き枕にしながら、リアは考える。
迷宮の中で感じた、あの気配。
迷宮の主は魔族ではないかと言われている。
だが、人間を殺さない。人間に敵対しない魔族がいるのか。
そもそも魔族とは、絶対凍土の向こうにある魔族領域に住む亜人の総称で、かつてはオーガも魔族であったという。今も魔族に属するオーガはいるのだとか。
それなら、魔族であるにもかかわらず、人間に友好的な存在もいるのではないか。むしろそれは既に、魔族と呼べるのか?
迷宮は何度か踏破されたと言われているが、迷宮の主は滅ぼされていない。だからまだ、迷宮はここにある。なぜ滅ぼされていないのか、それは滅ぼす必要がなかったからなのか。
結論の出ないことを考えながら、リアは眠りに落ちていった。
次の一日は丸々、休養と準備に費やされた。
まずカルロスの剣と盾を探して武器・防具屋を巡り、その合間にルルーとサージは魔法薬を揃える。
ついにサージは杖を買った。水魔法や土魔法の起動を速めるためのものである。攻撃力はともかく、防御に不安が残っていたのを解消する考えがあった。
「もし10層のボスがドラゴンだったら、魔法の防御は絶対に必要だしね」
カルロスも魔法に抵抗力のあるミスリルの盾を買った。素材自体もそうだが、魔法も付与されていて、単純な質量の攻撃以外には役に立つという。
さすがに鎧までは都合がつかなかった。なのでサージが魔道書を見ながら、硬度強化、靱性強化、軽量化などの魔法を付与していく。
「よくもまあ、そんな本を見ながら魔法が使えるわね」
ルルーが感心するが、それこそギフトの効果である。
「ルルーはハーフエルフなのに、精霊魔法使えないの?」
「う…あれは魔法と言ってもちょっと違う特殊技能だから…」
いじけてのの字を書くルルーである。ひそかなコンプレックスなのだ。
夕食後には一室に集まって、その日に調べた情報を検討する。
各階層の主に関しては、既にオーガキングから聞いていた。
問題はそこまでの道のりである。現役の探索者には8層より下に行った者はなく、引退した探索者からも、それほど詳しい話は聞けなかった。だが、階層が下になるにつれ、敵は強く、迷宮は狭くなるというのは確からしかった。
「6層がアイアンゴーレム、7層が死霊騎士、8層がドゲイザー、9層がヒュドラだからな。今までの階層の傾向からして、ボスに関連した魔物が出てくるだろう」
そこでマールが手を挙げる。
「あの、他のモンスターは分かるんですけど、ドゲイザーというのは聞いたことないです」
確かにマールが仲間になった経緯から、説明をしていなかった。ドゲイザーは魔法によって作られた擬似生物で、かなりマイナーな魔物だ。
おおまかな説明を聞いたとき、サージは見当がついたのだが、その詳細が微妙に分からなかった。
「世の中から幼児性愛者を抹殺するために、古代帝国時代に作られたとか聞いたような…」
「初耳ですよ」
ルーファスの助手をしていたルルーが偶然にその詳細を知っていたので、それを説明する。
そして翌日の攻略のため、早めに一行は眠りについた。
もちろんリアはマールを抱きしめて寝た。
0
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった
ノラクラ
ファンタジー
俺、霧島悠斗は筋金入りの陰キャ高校生。
学校が終わったら即帰宅して、ゲームライフを満喫するのが至福の時間――のはずだった。
だがある日の帰り道、玄関前で学園トップスターたちの修羅場に遭遇してしまう。
暴君・赤城獅童、王子様系イケメン・天条院義孝、清楚系美少女・柊奏、その親友・羽里友莉。
よりによって学園の顔ぶれが勢ぞろいして大口論!?
……陰キャ代表の俺に混ざる理由なんて一ミリもない。見なかったことにしてゲームしに帰りたい!
そう願った矢先――空気が変わり、街に巨大な魔法陣が出現。
赤城たちは光に呑まれ、異世界へと召喚されてしまった。
「お~、異世界召喚ね。ラノベあるあるだな」
そう、他人事のように見送った俺だったが……。
直後、俺の足元にも魔法陣が浮かび上がる。
「ちょ、待て待て待て! 俺は陰キャだぞ!? 勇者じゃないんだぞ!?」
――かくして、ゲームライフを愛する陰キャ高校生の異世界行きが始まる。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる