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第29話 地上へ
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美しい刀だった。
「おおお…」
刃の輝きは月のように落ち着き、鎬から刀身にかけての部分は暗い鉄の輝きがある。
「おおおお…」
刀を手にしたリアはさまざまな角度からそれを見て、また何度も見て、ようやく頷いた。
「虎徹だ」
創世魔法で刀を作り始めてから、半日が経過していた。
リアがようやく満足のいく刀を生み出すまでに、その魔力のほとんどを使い果たしていた。
精神の集中も大変なもので、体力も大いに減じていたが、それでも彼女は次の作刀にかかっていた。
今度は手元で散々眺めた虎徹ではなく。美術館で鑑賞した小刀である。
同じぐらいの魔力と時間と体力をかけて、それを生み出した。
「正宗」
またさまざまな角度から鑑賞してようやく、リアは頷いたものだ。
その間、サージはラビリンスに魔法を教授してもらっていた。
創世魔法という究極の魔法がラビリンスの特技であったが、他の系統の魔法が使えないわけではない。一般的な火魔法や水魔法、サージの得意とする空間魔法まで、その技を伝授してくれたのだ。
「姉ちゃん、そろそろいい?」
サージがそう声をかけると、リアはいそいそと作り出した刀を腰に差した。顔には満足の表情が浮かんでいる。
「いや、かたじけない。これで得物で不覚を取ることはなくなっただろう」
どこか口調まで侍めいている。ラビリンスも呆れ顔だ。
「使ってみて分かったと思うけど、自分のイメージと構成が重要なのは他の魔法と同じよ。慣れてきたらもっと素早く作れるでしょうね」
笑顔でリアは頷いた。
「本当ならもっと話したいことがあるんだが」
「私もよ。なにせ久しぶりのお客さんだもの。でも待っている人がいるんでしょう?」
三人の転生者はそれぞれの顔を見つめた。
「またしばらくしたら来る。その時には色々と話そう」
「そうね。まあ、大戦がもうじき始まるだろうから、その時は私も出かけるでしょうけど」
大戦。千年紀とも呼ばれる、魔族と人類の死闘。千年前も二千年前も、大陸の多くを焦土と化し、人口を十分の一以下にまで減らしたという暗黒の時代。
「そんなにすぐ?」
さすがに心配になってリアは尋ねたが、ラビリンスは首を振った。
「この10年以内には起こるでしょうね。ただ、魔族の力がどれだけ凍土の果てで回復してるか、私には分からないから」
千年紀において魔族は常に侵攻する側であり、人間はそれを永久凍土の向こうに追いやって、勝利としてきた。
魔族が力を蓄えれば蓄えるほど、その被害は大きくなるだろう。
「だから迷宮にはたくさん修行に来て欲しいんだけどね」
肩をすくめるラビリンス。頷けるものがあるので、リアも父王に話をする必要があるだろう。
付け加えるように、ラビリンスは言った。
「地上に戻っても、私の正体は言わないでね。もう一人の子猫ちゃんにも、姿は見せてなかったんだから。あなたたちは転生者だから特別よ」
ラビリンスの身の上など、まだまだ知りたいことはあったのだが、ある程度はサージが聞いているということで、後からそれを聞けばいいだろう。それに待たせている仲間は確かに心配だ。
「それと、お願いがあるんだけど…」
ラビリンスが手を振ると、そこには巨大なヘルハウンドが現れた。
鋭い牙、真っ赤な目。そして振られた尻尾。
「あなた、この子をテイムしちゃったでしょ」
「へ?」
飼い慣らした、ということか。確かに一匹撫で繰り回した記憶はあるが、そういえば個体差が出ているか。
へっへっと舌を出し、お座りのポーズでリアを見つめてくる。
「人間に慣れちゃったから、迷宮の魔物としては使えなくなったのよね。悪いけど、連れて行ってくれる?」
思いもよらない依頼に、リアはふむ、と腕を組む。
ヘルハウンドの赤い瞳が、こちらを見つめてくる。
「まあ、仕方ないか…」
巨体の犬ではあるが、王城の庭で飼えないことはない。人を襲わなければ、問題はないだろう。ルーファスも魔物を自分の使い魔にしていたものだ。
問題は馬が怖がったりしないかだが、マツカゼなら問題はないだろう。ジョニーとロバは慣らせるしかない。
「それじゃあ、送るわよ」
首輪をされたヘルハウンドの背に、リアとサージが乗る。それに向けてラビリンスが手を振る。
淡い光に包まれて、一匹と二人は転送されていった。
「さてさて、アルスの強さにどれだけ迫れるかな? そろそろ魔族が勝ってもおかしくないけど…」
呟くラビリンスの顔は、悪戯好きな妖精の笑みを浮かべていた。
本物の太陽が、西の山へ沈みかけていた。
迷宮へ続く扉のある小高い丘の上だった。鏡で戻ったのと同じ場所に転移したようだった。
周囲には同じように帰還した探索者たちがいる。見下ろすと、宿に向かって歩いていく探索者の群れがあるのだが、その途中に小さな天幕があった。
問題はその天幕の傍に座り込む、小さな猫獣人の姿である。
「マール?」
小さな呼びかけ声に、マールはびくんと大きく反応した。
「リアちゃーん!」
立ち上がり、駆け上って来る。だが、途中で足が止まる。
ヘルハウンドを目にしたら無理もない。リアは背から降りると、こちらからマールを迎え入れた。
抱き合うと、脇の下に手を入れて、くるくる回りながら持ち上げる。
少しだけきょとんとした顔をしたマールは、すぐに笑顔になった。大きな笑い声を上げる。
もちろんこんな姿の、巨大なヘルハウンドが周囲の目に止まらないわけもなく、人影があるいは去り、あるいは訪れる。
「姉ちゃん、目立ちすぎだよ」
サージは大きくため息をついた。
先に転移してからのことを、簡単にマールは説明してくれた。
マールが外へ出た時、サイクロプスに潰された三人は、ようやくギルドの医療室で目を覚ましたところだったらしい。
他の三人が殺されて転移して来ないことから、退却したと判断したという。あの状況からしたら、これは当然だろう。交代でギルドに詰めることを決めたところに、マールが帰ってきたのだ。
マールの話を聞いて、一番リアの非常識さを知るルルーが、とにかく待つようにと年長者の意見を通した。
しかしただ時を過ごすのも嫌だったマールは、この場に天幕を張って、リアたちが帰ってくるのを待っていたのだ。
そんな話を、リアとマールは屋敷に帰る途上で、手をつなぎながらした。サージはその後ろで、ヘルハウンドの背に乗って聞いているだけである。
本来なら迷宮攻略完遂の報告をギルドにするべきなのだろうが、それから起こる騒動を考えると、翌日に回したのだ。
屋敷に戻るとルルーがまず、氷漬けにしたリアの足を見せてくれた。完全に失われた器官を再生する魔法は彼女も使えなかったので、そうやって取っておく必要があったのだ。当然、いつの間にか生えてる足には驚かされる。
「姉御はやっぱりすごいなあ」
何がすごいのか。もう分からないぐらいであるが、ギグは素直に感心した。
「竜の血を引いているから、四肢が再生したのかしら。それにしても、一週間で元に戻るのは早すぎるけど」
そう言いつつも、ルルーは不必要になったリアの足を焼却処理している。
自分の足が自分の前で焼かれるというのは、かなりのホラーだった。
「それより、あの犬をどうするかですけどね」
「旅の間は魔物を狩ればいいし、王都に帰ってからは番犬になってもらえばいいだろう?」
リアは単純に考えるのだが、カルロスの常識からして、魔物を王城に連れて行くのはない。断じてない。しかし賢そうに伏せ、の姿勢で待っているヘルハウンドを見ると、それも仕方ないかとも思える。
「ジョニーたちを慣らすのが大変ですね…」
そんな言葉で、カルロスは旅の仲間が増えることを許容した。
屋敷に戻ってきたクラウスは、色々な意味で驚いていた。
巨大なヘルハウンド、再生された足、サージが取り出した頭より大きな魔結晶。
「なんともまあ、今まで生きてきた中で、これほど驚かされる人は初めてですよ」
それはずいぶんと控えめな言い方だった。
それから迷宮探索完遂の祝いを簡単にして、後日改めてパーティーを催すこととなった。慣例として、市長の邸宅が提供されるという。
「明日からしばらくは、町中が大騒ぎですな」
楽しそうにクラウスは言った。子供の頃は自分も探索者になりたくて、剣を習っていたこと。長じてパーティーを組み、迷宮に挑戦したこと。早々に死んでしまって挫折し、父の後を継いだこと。
まさに人に歴史ありである。
リアはゆったりと風呂に入りながら、膝抱きにしたマールを撫でまくっていた。
「は~、風呂は命の洗濯よ」
「リアちゃん、いつもそれ言ってるね」
もぞもぞと腕の中で動くマールを、ふんわりと抱きしめる。
「口癖だな~。でもいつもは言ってないと思う」
「…リアちゃん、胸大きくなってない?」
「え?」
この世界ではブラジャータイプの下着がないので、気がつかなかったが、確かに大きくなってると自分でも確認できた。
そういえば服やズボンの丈も、わずかながら短くなっている。卵の中でどうやら、再生だけでなく成長もしてしまったらしい。
「なるほど、また一段と美しくなってしまったか!」
大きな姿見を見て、自分に見とれるリアであった。
「おおお…」
刃の輝きは月のように落ち着き、鎬から刀身にかけての部分は暗い鉄の輝きがある。
「おおおお…」
刀を手にしたリアはさまざまな角度からそれを見て、また何度も見て、ようやく頷いた。
「虎徹だ」
創世魔法で刀を作り始めてから、半日が経過していた。
リアがようやく満足のいく刀を生み出すまでに、その魔力のほとんどを使い果たしていた。
精神の集中も大変なもので、体力も大いに減じていたが、それでも彼女は次の作刀にかかっていた。
今度は手元で散々眺めた虎徹ではなく。美術館で鑑賞した小刀である。
同じぐらいの魔力と時間と体力をかけて、それを生み出した。
「正宗」
またさまざまな角度から鑑賞してようやく、リアは頷いたものだ。
その間、サージはラビリンスに魔法を教授してもらっていた。
創世魔法という究極の魔法がラビリンスの特技であったが、他の系統の魔法が使えないわけではない。一般的な火魔法や水魔法、サージの得意とする空間魔法まで、その技を伝授してくれたのだ。
「姉ちゃん、そろそろいい?」
サージがそう声をかけると、リアはいそいそと作り出した刀を腰に差した。顔には満足の表情が浮かんでいる。
「いや、かたじけない。これで得物で不覚を取ることはなくなっただろう」
どこか口調まで侍めいている。ラビリンスも呆れ顔だ。
「使ってみて分かったと思うけど、自分のイメージと構成が重要なのは他の魔法と同じよ。慣れてきたらもっと素早く作れるでしょうね」
笑顔でリアは頷いた。
「本当ならもっと話したいことがあるんだが」
「私もよ。なにせ久しぶりのお客さんだもの。でも待っている人がいるんでしょう?」
三人の転生者はそれぞれの顔を見つめた。
「またしばらくしたら来る。その時には色々と話そう」
「そうね。まあ、大戦がもうじき始まるだろうから、その時は私も出かけるでしょうけど」
大戦。千年紀とも呼ばれる、魔族と人類の死闘。千年前も二千年前も、大陸の多くを焦土と化し、人口を十分の一以下にまで減らしたという暗黒の時代。
「そんなにすぐ?」
さすがに心配になってリアは尋ねたが、ラビリンスは首を振った。
「この10年以内には起こるでしょうね。ただ、魔族の力がどれだけ凍土の果てで回復してるか、私には分からないから」
千年紀において魔族は常に侵攻する側であり、人間はそれを永久凍土の向こうに追いやって、勝利としてきた。
魔族が力を蓄えれば蓄えるほど、その被害は大きくなるだろう。
「だから迷宮にはたくさん修行に来て欲しいんだけどね」
肩をすくめるラビリンス。頷けるものがあるので、リアも父王に話をする必要があるだろう。
付け加えるように、ラビリンスは言った。
「地上に戻っても、私の正体は言わないでね。もう一人の子猫ちゃんにも、姿は見せてなかったんだから。あなたたちは転生者だから特別よ」
ラビリンスの身の上など、まだまだ知りたいことはあったのだが、ある程度はサージが聞いているということで、後からそれを聞けばいいだろう。それに待たせている仲間は確かに心配だ。
「それと、お願いがあるんだけど…」
ラビリンスが手を振ると、そこには巨大なヘルハウンドが現れた。
鋭い牙、真っ赤な目。そして振られた尻尾。
「あなた、この子をテイムしちゃったでしょ」
「へ?」
飼い慣らした、ということか。確かに一匹撫で繰り回した記憶はあるが、そういえば個体差が出ているか。
へっへっと舌を出し、お座りのポーズでリアを見つめてくる。
「人間に慣れちゃったから、迷宮の魔物としては使えなくなったのよね。悪いけど、連れて行ってくれる?」
思いもよらない依頼に、リアはふむ、と腕を組む。
ヘルハウンドの赤い瞳が、こちらを見つめてくる。
「まあ、仕方ないか…」
巨体の犬ではあるが、王城の庭で飼えないことはない。人を襲わなければ、問題はないだろう。ルーファスも魔物を自分の使い魔にしていたものだ。
問題は馬が怖がったりしないかだが、マツカゼなら問題はないだろう。ジョニーとロバは慣らせるしかない。
「それじゃあ、送るわよ」
首輪をされたヘルハウンドの背に、リアとサージが乗る。それに向けてラビリンスが手を振る。
淡い光に包まれて、一匹と二人は転送されていった。
「さてさて、アルスの強さにどれだけ迫れるかな? そろそろ魔族が勝ってもおかしくないけど…」
呟くラビリンスの顔は、悪戯好きな妖精の笑みを浮かべていた。
本物の太陽が、西の山へ沈みかけていた。
迷宮へ続く扉のある小高い丘の上だった。鏡で戻ったのと同じ場所に転移したようだった。
周囲には同じように帰還した探索者たちがいる。見下ろすと、宿に向かって歩いていく探索者の群れがあるのだが、その途中に小さな天幕があった。
問題はその天幕の傍に座り込む、小さな猫獣人の姿である。
「マール?」
小さな呼びかけ声に、マールはびくんと大きく反応した。
「リアちゃーん!」
立ち上がり、駆け上って来る。だが、途中で足が止まる。
ヘルハウンドを目にしたら無理もない。リアは背から降りると、こちらからマールを迎え入れた。
抱き合うと、脇の下に手を入れて、くるくる回りながら持ち上げる。
少しだけきょとんとした顔をしたマールは、すぐに笑顔になった。大きな笑い声を上げる。
もちろんこんな姿の、巨大なヘルハウンドが周囲の目に止まらないわけもなく、人影があるいは去り、あるいは訪れる。
「姉ちゃん、目立ちすぎだよ」
サージは大きくため息をついた。
先に転移してからのことを、簡単にマールは説明してくれた。
マールが外へ出た時、サイクロプスに潰された三人は、ようやくギルドの医療室で目を覚ましたところだったらしい。
他の三人が殺されて転移して来ないことから、退却したと判断したという。あの状況からしたら、これは当然だろう。交代でギルドに詰めることを決めたところに、マールが帰ってきたのだ。
マールの話を聞いて、一番リアの非常識さを知るルルーが、とにかく待つようにと年長者の意見を通した。
しかしただ時を過ごすのも嫌だったマールは、この場に天幕を張って、リアたちが帰ってくるのを待っていたのだ。
そんな話を、リアとマールは屋敷に帰る途上で、手をつなぎながらした。サージはその後ろで、ヘルハウンドの背に乗って聞いているだけである。
本来なら迷宮攻略完遂の報告をギルドにするべきなのだろうが、それから起こる騒動を考えると、翌日に回したのだ。
屋敷に戻るとルルーがまず、氷漬けにしたリアの足を見せてくれた。完全に失われた器官を再生する魔法は彼女も使えなかったので、そうやって取っておく必要があったのだ。当然、いつの間にか生えてる足には驚かされる。
「姉御はやっぱりすごいなあ」
何がすごいのか。もう分からないぐらいであるが、ギグは素直に感心した。
「竜の血を引いているから、四肢が再生したのかしら。それにしても、一週間で元に戻るのは早すぎるけど」
そう言いつつも、ルルーは不必要になったリアの足を焼却処理している。
自分の足が自分の前で焼かれるというのは、かなりのホラーだった。
「それより、あの犬をどうするかですけどね」
「旅の間は魔物を狩ればいいし、王都に帰ってからは番犬になってもらえばいいだろう?」
リアは単純に考えるのだが、カルロスの常識からして、魔物を王城に連れて行くのはない。断じてない。しかし賢そうに伏せ、の姿勢で待っているヘルハウンドを見ると、それも仕方ないかとも思える。
「ジョニーたちを慣らすのが大変ですね…」
そんな言葉で、カルロスは旅の仲間が増えることを許容した。
屋敷に戻ってきたクラウスは、色々な意味で驚いていた。
巨大なヘルハウンド、再生された足、サージが取り出した頭より大きな魔結晶。
「なんともまあ、今まで生きてきた中で、これほど驚かされる人は初めてですよ」
それはずいぶんと控えめな言い方だった。
それから迷宮探索完遂の祝いを簡単にして、後日改めてパーティーを催すこととなった。慣例として、市長の邸宅が提供されるという。
「明日からしばらくは、町中が大騒ぎですな」
楽しそうにクラウスは言った。子供の頃は自分も探索者になりたくて、剣を習っていたこと。長じてパーティーを組み、迷宮に挑戦したこと。早々に死んでしまって挫折し、父の後を継いだこと。
まさに人に歴史ありである。
リアはゆったりと風呂に入りながら、膝抱きにしたマールを撫でまくっていた。
「は~、風呂は命の洗濯よ」
「リアちゃん、いつもそれ言ってるね」
もぞもぞと腕の中で動くマールを、ふんわりと抱きしめる。
「口癖だな~。でもいつもは言ってないと思う」
「…リアちゃん、胸大きくなってない?」
「え?」
この世界ではブラジャータイプの下着がないので、気がつかなかったが、確かに大きくなってると自分でも確認できた。
そういえば服やズボンの丈も、わずかながら短くなっている。卵の中でどうやら、再生だけでなく成長もしてしまったらしい。
「なるほど、また一段と美しくなってしまったか!」
大きな姿見を見て、自分に見とれるリアであった。
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