29 / 60
第29話 地上へ
しおりを挟む
美しい刀だった。
「おおお…」
刃の輝きは月のように落ち着き、鎬から刀身にかけての部分は暗い鉄の輝きがある。
「おおおお…」
刀を手にしたリアはさまざまな角度からそれを見て、また何度も見て、ようやく頷いた。
「虎徹だ」
創世魔法で刀を作り始めてから、半日が経過していた。
リアがようやく満足のいく刀を生み出すまでに、その魔力のほとんどを使い果たしていた。
精神の集中も大変なもので、体力も大いに減じていたが、それでも彼女は次の作刀にかかっていた。
今度は手元で散々眺めた虎徹ではなく。美術館で鑑賞した小刀である。
同じぐらいの魔力と時間と体力をかけて、それを生み出した。
「正宗」
またさまざまな角度から鑑賞してようやく、リアは頷いたものだ。
その間、サージはラビリンスに魔法を教授してもらっていた。
創世魔法という究極の魔法がラビリンスの特技であったが、他の系統の魔法が使えないわけではない。一般的な火魔法や水魔法、サージの得意とする空間魔法まで、その技を伝授してくれたのだ。
「姉ちゃん、そろそろいい?」
サージがそう声をかけると、リアはいそいそと作り出した刀を腰に差した。顔には満足の表情が浮かんでいる。
「いや、かたじけない。これで得物で不覚を取ることはなくなっただろう」
どこか口調まで侍めいている。ラビリンスも呆れ顔だ。
「使ってみて分かったと思うけど、自分のイメージと構成が重要なのは他の魔法と同じよ。慣れてきたらもっと素早く作れるでしょうね」
笑顔でリアは頷いた。
「本当ならもっと話したいことがあるんだが」
「私もよ。なにせ久しぶりのお客さんだもの。でも待っている人がいるんでしょう?」
三人の転生者はそれぞれの顔を見つめた。
「またしばらくしたら来る。その時には色々と話そう」
「そうね。まあ、大戦がもうじき始まるだろうから、その時は私も出かけるでしょうけど」
大戦。千年紀とも呼ばれる、魔族と人類の死闘。千年前も二千年前も、大陸の多くを焦土と化し、人口を十分の一以下にまで減らしたという暗黒の時代。
「そんなにすぐ?」
さすがに心配になってリアは尋ねたが、ラビリンスは首を振った。
「この10年以内には起こるでしょうね。ただ、魔族の力がどれだけ凍土の果てで回復してるか、私には分からないから」
千年紀において魔族は常に侵攻する側であり、人間はそれを永久凍土の向こうに追いやって、勝利としてきた。
魔族が力を蓄えれば蓄えるほど、その被害は大きくなるだろう。
「だから迷宮にはたくさん修行に来て欲しいんだけどね」
肩をすくめるラビリンス。頷けるものがあるので、リアも父王に話をする必要があるだろう。
付け加えるように、ラビリンスは言った。
「地上に戻っても、私の正体は言わないでね。もう一人の子猫ちゃんにも、姿は見せてなかったんだから。あなたたちは転生者だから特別よ」
ラビリンスの身の上など、まだまだ知りたいことはあったのだが、ある程度はサージが聞いているということで、後からそれを聞けばいいだろう。それに待たせている仲間は確かに心配だ。
「それと、お願いがあるんだけど…」
ラビリンスが手を振ると、そこには巨大なヘルハウンドが現れた。
鋭い牙、真っ赤な目。そして振られた尻尾。
「あなた、この子をテイムしちゃったでしょ」
「へ?」
飼い慣らした、ということか。確かに一匹撫で繰り回した記憶はあるが、そういえば個体差が出ているか。
へっへっと舌を出し、お座りのポーズでリアを見つめてくる。
「人間に慣れちゃったから、迷宮の魔物としては使えなくなったのよね。悪いけど、連れて行ってくれる?」
思いもよらない依頼に、リアはふむ、と腕を組む。
ヘルハウンドの赤い瞳が、こちらを見つめてくる。
「まあ、仕方ないか…」
巨体の犬ではあるが、王城の庭で飼えないことはない。人を襲わなければ、問題はないだろう。ルーファスも魔物を自分の使い魔にしていたものだ。
問題は馬が怖がったりしないかだが、マツカゼなら問題はないだろう。ジョニーとロバは慣らせるしかない。
「それじゃあ、送るわよ」
首輪をされたヘルハウンドの背に、リアとサージが乗る。それに向けてラビリンスが手を振る。
淡い光に包まれて、一匹と二人は転送されていった。
「さてさて、アルスの強さにどれだけ迫れるかな? そろそろ魔族が勝ってもおかしくないけど…」
呟くラビリンスの顔は、悪戯好きな妖精の笑みを浮かべていた。
本物の太陽が、西の山へ沈みかけていた。
迷宮へ続く扉のある小高い丘の上だった。鏡で戻ったのと同じ場所に転移したようだった。
周囲には同じように帰還した探索者たちがいる。見下ろすと、宿に向かって歩いていく探索者の群れがあるのだが、その途中に小さな天幕があった。
問題はその天幕の傍に座り込む、小さな猫獣人の姿である。
「マール?」
小さな呼びかけ声に、マールはびくんと大きく反応した。
「リアちゃーん!」
立ち上がり、駆け上って来る。だが、途中で足が止まる。
ヘルハウンドを目にしたら無理もない。リアは背から降りると、こちらからマールを迎え入れた。
抱き合うと、脇の下に手を入れて、くるくる回りながら持ち上げる。
少しだけきょとんとした顔をしたマールは、すぐに笑顔になった。大きな笑い声を上げる。
もちろんこんな姿の、巨大なヘルハウンドが周囲の目に止まらないわけもなく、人影があるいは去り、あるいは訪れる。
「姉ちゃん、目立ちすぎだよ」
サージは大きくため息をついた。
先に転移してからのことを、簡単にマールは説明してくれた。
マールが外へ出た時、サイクロプスに潰された三人は、ようやくギルドの医療室で目を覚ましたところだったらしい。
他の三人が殺されて転移して来ないことから、退却したと判断したという。あの状況からしたら、これは当然だろう。交代でギルドに詰めることを決めたところに、マールが帰ってきたのだ。
マールの話を聞いて、一番リアの非常識さを知るルルーが、とにかく待つようにと年長者の意見を通した。
しかしただ時を過ごすのも嫌だったマールは、この場に天幕を張って、リアたちが帰ってくるのを待っていたのだ。
そんな話を、リアとマールは屋敷に帰る途上で、手をつなぎながらした。サージはその後ろで、ヘルハウンドの背に乗って聞いているだけである。
本来なら迷宮攻略完遂の報告をギルドにするべきなのだろうが、それから起こる騒動を考えると、翌日に回したのだ。
屋敷に戻るとルルーがまず、氷漬けにしたリアの足を見せてくれた。完全に失われた器官を再生する魔法は彼女も使えなかったので、そうやって取っておく必要があったのだ。当然、いつの間にか生えてる足には驚かされる。
「姉御はやっぱりすごいなあ」
何がすごいのか。もう分からないぐらいであるが、ギグは素直に感心した。
「竜の血を引いているから、四肢が再生したのかしら。それにしても、一週間で元に戻るのは早すぎるけど」
そう言いつつも、ルルーは不必要になったリアの足を焼却処理している。
自分の足が自分の前で焼かれるというのは、かなりのホラーだった。
「それより、あの犬をどうするかですけどね」
「旅の間は魔物を狩ればいいし、王都に帰ってからは番犬になってもらえばいいだろう?」
リアは単純に考えるのだが、カルロスの常識からして、魔物を王城に連れて行くのはない。断じてない。しかし賢そうに伏せ、の姿勢で待っているヘルハウンドを見ると、それも仕方ないかとも思える。
「ジョニーたちを慣らすのが大変ですね…」
そんな言葉で、カルロスは旅の仲間が増えることを許容した。
屋敷に戻ってきたクラウスは、色々な意味で驚いていた。
巨大なヘルハウンド、再生された足、サージが取り出した頭より大きな魔結晶。
「なんともまあ、今まで生きてきた中で、これほど驚かされる人は初めてですよ」
それはずいぶんと控えめな言い方だった。
それから迷宮探索完遂の祝いを簡単にして、後日改めてパーティーを催すこととなった。慣例として、市長の邸宅が提供されるという。
「明日からしばらくは、町中が大騒ぎですな」
楽しそうにクラウスは言った。子供の頃は自分も探索者になりたくて、剣を習っていたこと。長じてパーティーを組み、迷宮に挑戦したこと。早々に死んでしまって挫折し、父の後を継いだこと。
まさに人に歴史ありである。
リアはゆったりと風呂に入りながら、膝抱きにしたマールを撫でまくっていた。
「は~、風呂は命の洗濯よ」
「リアちゃん、いつもそれ言ってるね」
もぞもぞと腕の中で動くマールを、ふんわりと抱きしめる。
「口癖だな~。でもいつもは言ってないと思う」
「…リアちゃん、胸大きくなってない?」
「え?」
この世界ではブラジャータイプの下着がないので、気がつかなかったが、確かに大きくなってると自分でも確認できた。
そういえば服やズボンの丈も、わずかながら短くなっている。卵の中でどうやら、再生だけでなく成長もしてしまったらしい。
「なるほど、また一段と美しくなってしまったか!」
大きな姿見を見て、自分に見とれるリアであった。
「おおお…」
刃の輝きは月のように落ち着き、鎬から刀身にかけての部分は暗い鉄の輝きがある。
「おおおお…」
刀を手にしたリアはさまざまな角度からそれを見て、また何度も見て、ようやく頷いた。
「虎徹だ」
創世魔法で刀を作り始めてから、半日が経過していた。
リアがようやく満足のいく刀を生み出すまでに、その魔力のほとんどを使い果たしていた。
精神の集中も大変なもので、体力も大いに減じていたが、それでも彼女は次の作刀にかかっていた。
今度は手元で散々眺めた虎徹ではなく。美術館で鑑賞した小刀である。
同じぐらいの魔力と時間と体力をかけて、それを生み出した。
「正宗」
またさまざまな角度から鑑賞してようやく、リアは頷いたものだ。
その間、サージはラビリンスに魔法を教授してもらっていた。
創世魔法という究極の魔法がラビリンスの特技であったが、他の系統の魔法が使えないわけではない。一般的な火魔法や水魔法、サージの得意とする空間魔法まで、その技を伝授してくれたのだ。
「姉ちゃん、そろそろいい?」
サージがそう声をかけると、リアはいそいそと作り出した刀を腰に差した。顔には満足の表情が浮かんでいる。
「いや、かたじけない。これで得物で不覚を取ることはなくなっただろう」
どこか口調まで侍めいている。ラビリンスも呆れ顔だ。
「使ってみて分かったと思うけど、自分のイメージと構成が重要なのは他の魔法と同じよ。慣れてきたらもっと素早く作れるでしょうね」
笑顔でリアは頷いた。
「本当ならもっと話したいことがあるんだが」
「私もよ。なにせ久しぶりのお客さんだもの。でも待っている人がいるんでしょう?」
三人の転生者はそれぞれの顔を見つめた。
「またしばらくしたら来る。その時には色々と話そう」
「そうね。まあ、大戦がもうじき始まるだろうから、その時は私も出かけるでしょうけど」
大戦。千年紀とも呼ばれる、魔族と人類の死闘。千年前も二千年前も、大陸の多くを焦土と化し、人口を十分の一以下にまで減らしたという暗黒の時代。
「そんなにすぐ?」
さすがに心配になってリアは尋ねたが、ラビリンスは首を振った。
「この10年以内には起こるでしょうね。ただ、魔族の力がどれだけ凍土の果てで回復してるか、私には分からないから」
千年紀において魔族は常に侵攻する側であり、人間はそれを永久凍土の向こうに追いやって、勝利としてきた。
魔族が力を蓄えれば蓄えるほど、その被害は大きくなるだろう。
「だから迷宮にはたくさん修行に来て欲しいんだけどね」
肩をすくめるラビリンス。頷けるものがあるので、リアも父王に話をする必要があるだろう。
付け加えるように、ラビリンスは言った。
「地上に戻っても、私の正体は言わないでね。もう一人の子猫ちゃんにも、姿は見せてなかったんだから。あなたたちは転生者だから特別よ」
ラビリンスの身の上など、まだまだ知りたいことはあったのだが、ある程度はサージが聞いているということで、後からそれを聞けばいいだろう。それに待たせている仲間は確かに心配だ。
「それと、お願いがあるんだけど…」
ラビリンスが手を振ると、そこには巨大なヘルハウンドが現れた。
鋭い牙、真っ赤な目。そして振られた尻尾。
「あなた、この子をテイムしちゃったでしょ」
「へ?」
飼い慣らした、ということか。確かに一匹撫で繰り回した記憶はあるが、そういえば個体差が出ているか。
へっへっと舌を出し、お座りのポーズでリアを見つめてくる。
「人間に慣れちゃったから、迷宮の魔物としては使えなくなったのよね。悪いけど、連れて行ってくれる?」
思いもよらない依頼に、リアはふむ、と腕を組む。
ヘルハウンドの赤い瞳が、こちらを見つめてくる。
「まあ、仕方ないか…」
巨体の犬ではあるが、王城の庭で飼えないことはない。人を襲わなければ、問題はないだろう。ルーファスも魔物を自分の使い魔にしていたものだ。
問題は馬が怖がったりしないかだが、マツカゼなら問題はないだろう。ジョニーとロバは慣らせるしかない。
「それじゃあ、送るわよ」
首輪をされたヘルハウンドの背に、リアとサージが乗る。それに向けてラビリンスが手を振る。
淡い光に包まれて、一匹と二人は転送されていった。
「さてさて、アルスの強さにどれだけ迫れるかな? そろそろ魔族が勝ってもおかしくないけど…」
呟くラビリンスの顔は、悪戯好きな妖精の笑みを浮かべていた。
本物の太陽が、西の山へ沈みかけていた。
迷宮へ続く扉のある小高い丘の上だった。鏡で戻ったのと同じ場所に転移したようだった。
周囲には同じように帰還した探索者たちがいる。見下ろすと、宿に向かって歩いていく探索者の群れがあるのだが、その途中に小さな天幕があった。
問題はその天幕の傍に座り込む、小さな猫獣人の姿である。
「マール?」
小さな呼びかけ声に、マールはびくんと大きく反応した。
「リアちゃーん!」
立ち上がり、駆け上って来る。だが、途中で足が止まる。
ヘルハウンドを目にしたら無理もない。リアは背から降りると、こちらからマールを迎え入れた。
抱き合うと、脇の下に手を入れて、くるくる回りながら持ち上げる。
少しだけきょとんとした顔をしたマールは、すぐに笑顔になった。大きな笑い声を上げる。
もちろんこんな姿の、巨大なヘルハウンドが周囲の目に止まらないわけもなく、人影があるいは去り、あるいは訪れる。
「姉ちゃん、目立ちすぎだよ」
サージは大きくため息をついた。
先に転移してからのことを、簡単にマールは説明してくれた。
マールが外へ出た時、サイクロプスに潰された三人は、ようやくギルドの医療室で目を覚ましたところだったらしい。
他の三人が殺されて転移して来ないことから、退却したと判断したという。あの状況からしたら、これは当然だろう。交代でギルドに詰めることを決めたところに、マールが帰ってきたのだ。
マールの話を聞いて、一番リアの非常識さを知るルルーが、とにかく待つようにと年長者の意見を通した。
しかしただ時を過ごすのも嫌だったマールは、この場に天幕を張って、リアたちが帰ってくるのを待っていたのだ。
そんな話を、リアとマールは屋敷に帰る途上で、手をつなぎながらした。サージはその後ろで、ヘルハウンドの背に乗って聞いているだけである。
本来なら迷宮攻略完遂の報告をギルドにするべきなのだろうが、それから起こる騒動を考えると、翌日に回したのだ。
屋敷に戻るとルルーがまず、氷漬けにしたリアの足を見せてくれた。完全に失われた器官を再生する魔法は彼女も使えなかったので、そうやって取っておく必要があったのだ。当然、いつの間にか生えてる足には驚かされる。
「姉御はやっぱりすごいなあ」
何がすごいのか。もう分からないぐらいであるが、ギグは素直に感心した。
「竜の血を引いているから、四肢が再生したのかしら。それにしても、一週間で元に戻るのは早すぎるけど」
そう言いつつも、ルルーは不必要になったリアの足を焼却処理している。
自分の足が自分の前で焼かれるというのは、かなりのホラーだった。
「それより、あの犬をどうするかですけどね」
「旅の間は魔物を狩ればいいし、王都に帰ってからは番犬になってもらえばいいだろう?」
リアは単純に考えるのだが、カルロスの常識からして、魔物を王城に連れて行くのはない。断じてない。しかし賢そうに伏せ、の姿勢で待っているヘルハウンドを見ると、それも仕方ないかとも思える。
「ジョニーたちを慣らすのが大変ですね…」
そんな言葉で、カルロスは旅の仲間が増えることを許容した。
屋敷に戻ってきたクラウスは、色々な意味で驚いていた。
巨大なヘルハウンド、再生された足、サージが取り出した頭より大きな魔結晶。
「なんともまあ、今まで生きてきた中で、これほど驚かされる人は初めてですよ」
それはずいぶんと控えめな言い方だった。
それから迷宮探索完遂の祝いを簡単にして、後日改めてパーティーを催すこととなった。慣例として、市長の邸宅が提供されるという。
「明日からしばらくは、町中が大騒ぎですな」
楽しそうにクラウスは言った。子供の頃は自分も探索者になりたくて、剣を習っていたこと。長じてパーティーを組み、迷宮に挑戦したこと。早々に死んでしまって挫折し、父の後を継いだこと。
まさに人に歴史ありである。
リアはゆったりと風呂に入りながら、膝抱きにしたマールを撫でまくっていた。
「は~、風呂は命の洗濯よ」
「リアちゃん、いつもそれ言ってるね」
もぞもぞと腕の中で動くマールを、ふんわりと抱きしめる。
「口癖だな~。でもいつもは言ってないと思う」
「…リアちゃん、胸大きくなってない?」
「え?」
この世界ではブラジャータイプの下着がないので、気がつかなかったが、確かに大きくなってると自分でも確認できた。
そういえば服やズボンの丈も、わずかながら短くなっている。卵の中でどうやら、再生だけでなく成長もしてしまったらしい。
「なるほど、また一段と美しくなってしまったか!」
大きな姿見を見て、自分に見とれるリアであった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる