とりあえず異世界を生きていきます。

狐鈴

文字の大きさ
59 / 144

海だー!

しおりを挟む
 ここは……どこ?

 全部が白黒で、目の前にいる人も、自分の姿も曖昧な世界。

 そんな全てが曖昧なこの場所でも、わかる事はある。

 目の前のこの人は私の両親だ。

 ヤメテ……。

 叩かないで、殴らないで、蹴らないで……。

 痛いのも、苦しいのも、熱いのも、冷たいのも、ひもじいのも全部イヤ。

 私は家の外に出ちゃいけない。

 何故かは知らないけれど、お母さんが私は生まれていない事になっている、って言っていた。

 だから家の中では喋っちゃいけないし、物音も立てちゃいけない。

 私が殴られるのは私がそこに居る、という音を立てるからだと言われた。

 なら悪いのは私。

 お父さんとお母さんを困らせないように静かにしてなくちゃ……。

 だから帰って来て……。

 もう、一人はイヤだよ。

 ああ、寒いな…………お腹減ったな……。


 なん、か…凄、く眠た…いな……、だれか…私を……助け…………














「ん……」

 全身に吹き付ける風で私は目を覚ます。

 何か凄く辛い夢を見た気がするけど、よく覚えていない。

 むくりと体を起こせば青空一色の景色と眼下に広がる雲海。
 こんな風景を見られる幸運な人は私くらいだと思う。

「シーちゃん、おはよう。体の調子はどうかしら?」

 私が空の景色に見惚れていると、真後ろから声をかけられる。私、母さんに抱きかかえられながら寝てたんだ。

 空を飛んでいる状況から考えれば母さんの背中に乗っている、と思っていたけれどよく見れば父さんの背中だった。
 まだ、寝ぼけているみたいだね。

「もう大丈夫だよ。私どれくらい眠ってたの?」
「今はお昼頃の時間だから丸一日くらいかしらね。ただ夜明け前にはシーちゃんの魔力もほとんど回復していたから、シーちゃんを抱きしめながらの空の旅を始めちゃったわ」

 母さんがニコニコと嬉しそうに笑っている。
 きっと父さんと取り合いをしたに違いない。そして容赦なく叩きのめしたんだと思う。精神的に……

 あとで父さんを慰めておこう。

「それよりシーちゃん、お腹減ってない?」
「お腹……? たしかに減ってるかも……」

 なんか凄くお腹が減っていた気がするんだよね。なんでだっけ?

「そっか、それじゃあ、はい。あーん」

 母さんが私を抱きしめたまま、どこからか取り出した魔物肉を私の口へと運んでくる。
 母さんの拘束抱きつきが解けないので、私は止む無くそのままの状態で食べる事にする。

「あ、あ~ん……」

 もぐもぐと黙って食べる。

「美味しい?」
「う、うん。美味しいよ……」

 恥ずかしいよ……。
 どんな羞恥プレイ? 餌を貰う雛みたいだね。
 でも、こんな恥ずかしい行為でも嬉しく感じるのだから自分が分からない。

 そんなこんなしていると、何処までも続いているように見えた雲海に切れ目が見えた。
 そこからは、空とは違った青が太陽の光を反射させながらキラキラと照らされていた。

「海だっ!」

 遠くに見える海に私は胸を躍らせる。
 さすがに父さんの背中から真下の海を覗くのは危ないので、母さんに抱えられたまま辺りをキョロキョロと見回すだけに留めておく。

 少ししてから、父さんが高度を下げていく。
 どこか降りる場所を見つけたのかな?

 ぶわりと何処かの砂浜へと着地する。
 懐かしい潮の香りだ。

 私と母さんが父さんの背中から降りると、父さんも人化して三人で海を眺める。

「ふむ。海は塩っ辛くて飲めんし、水を浴びればベタつくから近づく事はあまりしなかったが、こうして見ているだけというのも悪くないな」
「そうね……。それに何故だか楽しく感じるわ」
「たしかにな」
「うん。私も楽しい……」

 父さんと母さんと海を見ている。ただ、それだけなのに、なんでこんなにも満たされるんだろう。

 凄く楽しくて、嬉しくて、温かくて、胸が苦しいよ。

「シーちゃん……? どうしたの!?」

 母さんが私を見て慌てている。母さんの指が私の頬に触れると涙を拭ってくれた。
 私、泣いていた?

「ありがと。海を見れて感動しちゃったのかな……」

 とりあえず適当に誤魔化しておく。母さんを騙せるとは思えないけど、自分でも分からないので答えようがない。

 感動して泣いていた? そんな事ない。
 別に海なんて珍しくもないんだし。

「さて、シラハよ。海ではどのようにして過ごすのだ?」

 父さんが唐突にそんな事を言い出してきた。
 一体どうしたの?

「海に来たいと言ったのだから、なにかやりたい事があったのだろう? なら、やりたい事を全て言え。我が最後まで付き合うぞ!」
「ええ、娘との思い出作りだもの。私も一緒よ」

 二人は当たり前のように私と一緒に居てくれるんだね。
 それは嬉しい事だけど、寂しくもあるね。

 私は二人より先に死んじゃうんだから。

 寿命。それは、まだ何十年も先の話だけど、竜である二人にとっては決して長くない時間。
 だからこそ、こうやって私と一緒に居てくれてるんだろうけど、私は二人の重荷になってはいないのかな……。

 でも、ここでそれを聞くのは野暮だよね。


 なので私は二人に、いくつかの遊びを提案して遊び倒す事にした。

 まずは砂浜で砂のお城作り。
 チマチマと砂を集めるのに飽きた父さんが、竜の姿になって大量の砂を集めてくれたので、【迷宮領域拡大】と【迷宮創造】を使って、チャチャっと日除けを作る。

 魔力はそれなりに使ったけど、砂山に範囲を絞ったので、まだ大丈夫だ。さすがにイスとかは無理だけどね。


 お次は食料調達も兼ねて釣りをしてみた。
 当然だけど釣竿がなかったので、丈夫そうな木の枝と蔦を使って、釣り針は父さんが自分の鱗を加工して釣り針にしてくれた。
 私が砂浜に描いた絵だけで、ちゃんと作ってくれたし父さんって意外と器用なのかもしれない。

 でも、せっかく作った釣竿は掛かった魚に折られて私達の釣果はゼロだった。
 そしたら父さんが海に向かって【竜咆哮】を放って、何匹もの魚や魔物がプカプカと浮いてきたので、私が食べられる分だけ【水渡】を使って回収してきた。

 【水渡】は、やっぱり水の上を移動できるスキルで、海の上でも地面と同じように歩いたり走ったりする事ができた。

 浮いていた海の魔物はキラーフィッシュという、大きなピラニアみたいな魚ばかりだった。
 大きさは1メートルくらいだね。

 あとは泳いだりして遊ぶ。
 本当はスイカ割り、ビーチバレー、花火とかやりたい事はあるんだけど道具がないからね。残念。


 空が茜色に染まってくる時間帯。
 もう帰らなきゃ……という気分にさせられる。

(遊び過ぎたね……そろそろ帰らないと)

 片道でどれくらいの時間がかかったのかは分からないけれど、すでに夕方なので今から帰っても夜中になっちゃうね。

「楽しかったね。そろそろ帰る?」

 私が帰る事を提案すると二人が顔を見合わせる。

「いや、今日は泊まっていくぞ」
「え、どこに?」

 私が作った日除けがあるけど、もしかしてここで寝るの?

「この近くに泊まれる所があるのよ」
「あ、そうなんだ」

 母さんの言葉に少しホッとする。
 波の音に耳を傾けながら寝るのも悪くはないけど、できれば静かに寝れる場所が良い。


 父さんが竜になって私達は移動を開始する。
 移動を始めて、すぐに私は首を傾げた。

 なんで海岸沿いに移動するのだろう?
 寝床なら洞窟のような場所なはずなのに、どこを目指しているのかな?

 すると前方に街が見え始めた。
 もしかして泊まる場所って……。

「ねぇ母さん。泊まる所って、もしかしてあの街?」
「そうよ」
「おおぅ……」

 まさかの街だよ!
 竜である母さん達は最初から街に泊まるつもりで、人の私が泊まる所=洞窟って思ってるあたり、かなり毒されているね……。

 それにしても母さん達は、あの街に行った事ってあるのかな?

「母さんは、あの街にはよく行くの?」
「いいえ、初めてよ。どうして?」
「じゃあ、父さんが入り浸ってたりは……」
「シーちゃんが娘になった今ならともかく、ガイアスが人間の街に興味を持つと思う?」
「思わない……」
「でしょ?」

 どうしよう、物凄く不安になってきた。
 母さん達は人の文化について、どれくらい知っているんだろう。問題とか起こさなきゃいいけれど……。



 街に近付くと、父さんは人化して私達は街の入り口まで歩いて行く。
 すると入り口には何人かの見張りが立っていた。

 私達が近付くと、一人の見張りが止まるように指示する。

「子連れで旅とは酔狂な親だな……」

 見張りが私達を上から下へとジロジロと見てくる。
 あまり父さんを刺激しないでよね……。

 私が内心、凄く焦っていると、さらにもう一人近づいてくる。新手かっ

 追加でやってきた見張りの人が、父さんに話しかけてくる。

「通行料は三人分で、9000コールだ」
「む? なんだ、それは?」
「なにって、通行料だが……」

 ちょ、ちょっと父さん?! 通行料も知らないでよく街に行こうなんて思ったね!
 そんな言ってる意味分かりません、みたいな顔されても見張りの人も困ってるよ!

「あ、あの!」

 慌てて私が前に出る。

「スミマセン……父さん達は街に来たことがないので勝手が分からないんです」
「そうなのか? それで、通行料は君が払うのかい?」
「はい。……えっと、今は手持ちがないので冒険者ギルドでお金を引き出したいんですけど大丈夫ですか?」
「あ…ああ、大丈夫だよ」

 私が冒険者カードを見せると、見張りの人が少し驚いた顔をしていたけれど、普通に対応してくれた。

「それじゃあ、俺は冒険者ギルドまで付き添ってくるから、あとはよろしくな」
「うっす」

 最初にジロジロ見ていた人が、付き添ってくれる見張りの人の言葉にペコリと頭を下げながら返事をしていた。
 付き添ってくれる人は、対応もしっかりしてるし好感が持てるね。

「あ、そうだ。父さん達の身分証って作らなきゃダメですかね?」

 これは確認しておかなきゃ不味い。
 
 冒険者カードを作ると年齢が表示されてしまう。見た目は騙せても年齢は誤魔化せないと思うので、冒険者カードを作るのだけはダメだ。

「普通なら作るのを勧めするけど、君の両親は観光でここに来たのかな?」
「はい、そうなんです。村からあまり出ない二人に街を見せてあげたくて」
「優しい娘さんだね」
「そうだろう? 我の自慢の娘だ!」
「あはは。ウチの娘もこんな子に育ってほしいよ」
「貴様はなかなか見る目があるからな! その目が曇らなければ問題ないぞ」
「そりゃどうも」

 父さん、打ち解けるの早いね。喋り方は尊大なままだけど、人と話すのは抵抗ないんだね。

 そのまま父さんと見張りの人は冒険者ギルドまで娘談議をしていた。まだ話の途中だったんだけど……。
 冒険者ギルドにつくと、私はすぐに受付に向かって口座に預けてあったお金をいくらか引き出した。

 それを母さんが私の後ろにピッタリついて観察していた。

 お金を受け取った私は、父さんと盛り上がっている見張りの人に通行料を支払う。

「あ、ちゃんと通行料は頂いたよ。さて、もっと話していたいけれど、俺は戻らなきゃ」
「そうか、ではレオよ。またな」
「ああ、ガイアスもまた。何か困った事があったら声をかけてくれよ」

 そう言って見張りの人は手を振って去っていった。
 って、父さんいつの間に名乗ってたのさ。お互いに名前で呼び合ったりして。その順応力に驚きだよ。

 そして私達は受付で宿屋の場所を聞いてから、冒険者ギルドを出ると宿屋に向かう。
 もう早くお風呂に入りたい……。

 海で泳いだから体がベタベタだよ。

 受付で聞いた話だとこの街では潮風で体がベタつくので、大きい木の桶にお湯を溜めてお風呂代わりに使うらしい。
 それなりに値段は高くなるみたいだけどね。

 教えて貰った宿屋に辿り着いて中へと入る。
 木造だけど、なかなか大きい建物だ。

「いらっしゃいませ、宿泊ですか? お部屋はどうなさいますか?」
「どう、とは?」

 母さんが聞き返す。

 私の周りに大人がいると、私に話しかけてこなくなるから、ちょっと困るね……。
 私はすぐにずずいっと前に出る。

「あ、部屋は一部屋で大丈夫です」
「かしこまりました。お食事はどうなさいますか」
「食事は部屋で食べるので、オススメを三人前お願いします。それと体を洗いたいのでお湯もお願いします」

 私はさっさと手続きを済ませ、二人を連れて部屋へと移動した。


 部屋に入ると、すぐに鍵を掛ける。

「父さん、母さん」
「なんだ?」
「シーちゃん、どうしたの?」

 二人して首を傾げる。見た目は整った顔の立派な大人なのに所作は子供のようだ。

「お金もないのに、なんで街に来ようなんて思ったの?」
「シラハと来たかったからな」
「そうよ、シーちゃんと色んな所に行きたかったもの」
「それは嬉しいけどね……。二人は身分証を作れないから、私の冒険者カードを使わなきゃいけないの。だから前もって言っておいて欲しかったよ。街の事も少しは説明できただろうし」

 二人が何を仕出かすか分からなかったので、本当に気が気ではなかった。

「スマン……シラハが喜ぶと思ってな」
「私達も浮かれ過ぎたわ……シーちゃん、ゴメンなさいね」

 そんなに落ち込まないでよ……私が悪い事をしたみたいじゃん。

「分かってくれたなら良いよ。私も怒ってるわけじゃないし、嬉しいのも本当だよ」

 だから元気を出してほしい。

「それじゃあ、少ししたらご飯がくるから人の食事を堪能してみてよ。そしたらお風呂だね。それらが終わったら、寝るまで街について簡単に説明するから」
「うむ。我が娘は頼もしいな」
「頼りにしてるわ」



 最初はかなり焦ったけれど、頼られるのは悪い気はしないね。
 普段は頼りっぱなしだし。


 二人は食事やお風呂にどんな反応するんだろうね。今から楽しみだよ。

 あ、まだ街の名前も分からないや。

 でも、三人で街を散策するのも楽しそうだね。
 さて、明日から何をしようかな。











//////////////////////////////////////////////////////

後書き
シラハ「ふー。お風呂入って、さっぱりー」
母さん「シーちゃん、気持ち良かったわねぇ」
シラハ「だね。って、あれ父さんは?」
母さん「いないわね。どこ行ったのかしら?」


父さん「レオよ聞いてくれ……」
レオ「さっきぶりだな、ガイアス。どうしたんだ?」
父さん「実は……娘に一緒にお風呂入るのを拒否されたんだ!」
レオ「えっ……そりゃ、されるだろ。ガイアスの娘は13歳だろ? その年なら普通だって」
父さん「まだ一度も一緒に入った事がないのだぞ?!」
レオ「知らんがな……」
しおりを挟む
感想 142

あなたにおすすめの小説

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。

BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。 辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん?? 私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

悪役令嬢の慟哭

浜柔
ファンタジー
 前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。  だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。 ※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。 ※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。 「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。 「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

1人生活なので自由な生き方を謳歌する

さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。 出来損ないと家族から追い出された。 唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。 これからはひとりで生きていかなくては。 そんな少女も実は、、、 1人の方が気楽に出来るしラッキー これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。

コンバット

サクラ近衛将監
ファンタジー
 藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。  ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。  忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。  担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。  その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。  その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。  かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。  この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。  しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。  この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。  一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。

処理中です...