エロスな徒然

かめのこたろう

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2019年 07月25日

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 嘘だと言ってよ、バーニィ。


 数あるガンダム作品の中でも特にコレを上げよと言われたら、まあまず最初に思い浮かぶのが「0080 ポケットの中の戦争」、いわゆるポケ戦なのはどうしようもないことなのであんまり悩まなくてもいいと思います。
 覆しようが無い絶対的宇宙の法則みたいなものなので、これに抗って何とか別のモノを挙げようなどとおよそ人の身であることを省みぬ酷い傲慢、許されざる僭越と思われてもしょうがないからやめとくのが無難です。

 景気が良かった頃のOVAという恵まれた環境で生み出された手書き時代円熟期のハイレベルな作画だとか、ロボットアニメらしかぬ悲劇的な人間ドラマを一般人の少年視点で描ききった通好みで渋めの感動的なストーリーとか。
 モビルスーツという戦闘兵器はあくまで脇役、ほんのちょびっとしか出さないところが逆に効果的になっちゃってるところなんか堪らない人が多いんじゃないでしょうか。
 ガンダムもザクも物語を彩る舞台装置の一つでしかないんだと徹底的に割り切っている製作者の哲学みたいな、作品全体に満ち溢れるこだわりみたいなものにガツンとやられちゃう。
 およそ「ほとんどガンダムが出てこない」のに許されるのはシリーズ作品の中でもこれだけだと思います。


 そして何より極めつけはクリスのエロ可愛さよ。


 ガンダムに乗り込む女性テストパイロット「クリスチーナ=マッケンジー」、主役機のパイロットが女の子っていうだけでも異色なのですが、さらに特筆すべきは彼女が劇中で着ている衣服、ファッションを始めとするヴィジュアルイメージの素晴らしさ。

 まずは私服スーツのタイトミニ、そのエグい位の短さにやられちゃいます。
 「軍属の若い娘さんがそんなの着て本当にいいの?」って心配になるほどで、少年アルにアッチ方面の目覚めを齎していたことが容易に想像可能です。
 まあ、製作当時の流行、ミニスカボデコン全盛期にはさほど珍しいものでもなかったんかもしれないですけど。(参考:チャゲアスの「walk」PV他)
 前に話に挙げたマクロスセブンの統合軍制服といい、90年代前半のアニメキャラは基本的に露出が多くてセクシーだと思いますが、それも単に現実の女性ファッションが反映されているだけで「アニオタの都合のいい妄想」だと必ずしも言い切れないところがいいですネ!
 むしろ現実的な説得力すら感じるような「当たり前」さ加減が実にいいです。
 「妄想乙!」って言われても、「ちがうもーん、そういう時代だったんですぅ~」って言い訳できそうな安心感みたいな。
 今更ながら振り返ると、「強い女」をテーマに展開されていたボディコンファッションは「気丈で男勝りの女性パイロット」というクリスのキャライメージにマッチしていて「闘う女はエロカワイイ」を体現するのにこれ以上相応しいものも無かったんだと思います。
 それでいて家の中では逆に全然露出が無くて野暮ったいトレーナーとジーンズといった感じで、外出時とのギャップがたまりません。
 彼女の持つ「隣のやさしいお姉さん」と「仕事人であり一人の軍人である強い女性」という二面性が上手く表現されていたんじゃないでしょうか。


 パイロットスーツ姿も赤と白を基調としたデザインもさることながら、身体の線が強調されたスタイリッシュさに目が離せません。
 特にバックショットの立ち姿で腰からお尻のラインは必見で、たとえ設定上の具体的なスリーサイズの数字を知らなくても彼女の魅惑的なプロポーションがありありと伝わってきます。
 「女の子のパイロットスーツ姿=エッチ」という基本公式が昔からガンダムには根底のテーマとして流れてると思いますけど、本作は特にそれが顕著のような。
 といってそれも行き過ぎると逆効果で、「あざといエロさ」でお馴染みガンダムseedのルナマリアなど、後の新世代シリーズではあまりにもあからさまで下品な印象になってしまってたりするんですが(それはそれで嫌いじゃないですけど)、ポケ戦のクリスはエロさと可憐さのバランスが絶妙だったと思います。

 他にも連邦軍の制服っぽい細身のアーミージャケットにあわせた白のパンツルックがおしゃれだったり。
 それに特殊部隊風のベレー帽を組み合わせたセンスとか、キャラデザの美樹本センセイの妙技がところどころ光りまくってて、いちいちこちらの琴線に触れてくれました。
 

 とまあ、そんな感じで話し始めたら止まらない「ポケ戦」(というよりクリス)なわけですが、この頃妙にインターネットをやってるとその名前を目にするなぁと思っていたら、今年は30周年でそれに合わせてプラモの新作が出るらしいですね。
 販売元のプロモーションに合わせていろんなところで話題になってるから目にする機会が増えたみたいです。

 正直、もうプラモなんてメンドクサイし買う気はさらさらありませんが、クリスチーナ=マッケンジーという存在を思い出して感慨に耽るだけならプライスレス。
 彼女のエロ可愛さはきっと令和というこの新時代においても我々を魅了し続け、癒しを齎してくれるであろうことを確信してやみません。

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