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転生人生
オラは死んじまっただ?
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私は私立に通う女子高生の、女子高生の!伊東 由香だ…
今日もいつもと変わらない日だと思ってた
いや、特にそうでもなかった
意識していないだけだった
朝顔を洗い、葉を磨き、制服に着換え、キッチンへ向かう
「ママおはよ」
「はいおはよう由香」
「今日はいつもより早いわね」
「目覚ましより早く起きたから私の勝ちだ」
「なんの勝負よ…」
朝食を済ませソファで時間を潰し玄関へ向かう
「いってきま~す」
「いってらっしゃい」
靴を履き玄関を開ける
右よし左よし!
一歩踏み出した途端…
ピシャリ!!
一瞬辺りが白くなったと思ったらすぐに暗くなった
「由香!由香!返事をして!由香ーーー!!!」
ママの声が聞こえる…けど段々聞こえなくなってきた…
「…早う…座いま…」
ん…何か聞こえる…
「お…う御座い…す!」
誰だ?ママかな?
「お早う御座います!」
「うわぁっ!おはようごじゃます!」
反射的に返事をしたが噛んでしまった
「おはようございます…?」
どこだここ?どこを見ても真っ白だ
正面にはちょっと露出が高い女の人がいる
「あれ?ここは?」
「ここは神界です、貴方は残念ながら死にました」
「神界?死んだ?私が?なんで?」
「残念ですが…」
「いや、それはもう良いから何で死んだの?」
「…」
女の人が目をそらす…額には少し汗が出ている
「何で黙るんですか?!」
「それは~ゴニョゴニョ…」
「ハッキリ言ってください!」
「ひゃい!わかりました…」
「で?何で死んだの?」
「それは…大変言いにくいのですが…事故というか…」
「事故?車に跳ねられたの?」
「…手違いというか…その両方というか…」
「あ~もう!ハッキリしないわね!」
「ごごご、ごめんなさい!」
「本当は貴方から約9000キロ離れたアメリカ人のマイケルさんに当てる予定だったんです…」
「車を?」
「いえ、神の雷です」
「あっそういえば目の前が真っ白になって…」
「それで、撃つ直前にGが…」
「G?なにそれ」
「あの…茶色くてカサカサ素早くて…」
「あー!もう分かったから言わないで!」
「それで、手元が狂ったと?」
「そういう事です」
「マイケルさんは?」
「すぐに2発目を当てて転生しました、勇者として」
「転生?勇者?本当にそういうのあるんだ!私色々読んでるんだ!」
「そうですね、日本では人気みたいですね、そういうの」
「それで?ママはどうなるの?」
「貴方の肉体には貴方の魂のコピーが入って、もうすぐ目を覚まします」
「いつもの日常に戻るって事?」
「そうです、コピーですので若干劣りますが精一杯オリジナルに近い調整をしましたので問題は無いと思います」
「て、あなた人の人生メチャクチャにしてるな」
「すみません…ですが貴方には精一杯助力をさせていただきますので、何卒…」
「ま、死んだ実感も無いし、元の世界で私が生きてるならいいや、それで、私はどんな勇者になるの?」
「それも大変申し上げにくいのですが…あなたは勇者ではなく、普通の人に転生となります…」
「え?でもマイケルさんは勇者なんでしょ?」
「えぇ、ですが、もう勇者枠が無いんです…元々マイケルさんは勇者に選ばれていましたので…貴方は…その…事故でしたので…」
「え?そんな!」
「ですから貴方には通常よりスキルレベルが上がりやすくしておきますので…鍛えればもうドラゴンさえ…」
「はぁわかったわ…終わった事をいつまでも言っててもしょうが無いわよね」
「申し訳ありませんでした」
「で、私はどこに転生されるの?」
「貴方はコピック村と言う所でユカとして転生します」
「同じ名前なの?あと赤ちゃんからスタートするの?」
「はい、その通りです」
「勇者ご居るって事は、何か問題が起きてるの?」
「えぇ、1000年に一度の魔王復活です」
「それ今年なの?」
「いえ、20年後になります」
「え、あんまりら変わらないじゃん!マイケルさんは20年で魔王に勝てるの?」
「それはわかりません、しかし5年前までしか転生できないのです」
「神の力も大した事無いわね」
「私は下っ端ですから…大神様でしたら10年前にはできるかと…」
「じゃあ最初からその大神様とやらがやれば良かったんじゃないの?」
「それが…今回は私の番でしたので…」
「うわ、ゲーム感覚ですか…酷い神様だ…」
「すみません、神界にもルールがありますので…」
「まぁいいわ、ユカになってあげるから転生させて」
「わかりました、では…」
「は~い」
辺りが光に包まれる…体が段々透明になっていき魂だけ残る
「ではいきますよ!」
雲を抜け地上が見えてきた…その中で一つの集落に向かって落ちる
「頑張ってくださいねー!!!」
さっきの神様の声がする
とある一軒家を目指し落ちる
「おぎゃー!おぎゃー!」
今日もいつもと変わらない日だと思ってた
いや、特にそうでもなかった
意識していないだけだった
朝顔を洗い、葉を磨き、制服に着換え、キッチンへ向かう
「ママおはよ」
「はいおはよう由香」
「今日はいつもより早いわね」
「目覚ましより早く起きたから私の勝ちだ」
「なんの勝負よ…」
朝食を済ませソファで時間を潰し玄関へ向かう
「いってきま~す」
「いってらっしゃい」
靴を履き玄関を開ける
右よし左よし!
一歩踏み出した途端…
ピシャリ!!
一瞬辺りが白くなったと思ったらすぐに暗くなった
「由香!由香!返事をして!由香ーーー!!!」
ママの声が聞こえる…けど段々聞こえなくなってきた…
「…早う…座いま…」
ん…何か聞こえる…
「お…う御座い…す!」
誰だ?ママかな?
「お早う御座います!」
「うわぁっ!おはようごじゃます!」
反射的に返事をしたが噛んでしまった
「おはようございます…?」
どこだここ?どこを見ても真っ白だ
正面にはちょっと露出が高い女の人がいる
「あれ?ここは?」
「ここは神界です、貴方は残念ながら死にました」
「神界?死んだ?私が?なんで?」
「残念ですが…」
「いや、それはもう良いから何で死んだの?」
「…」
女の人が目をそらす…額には少し汗が出ている
「何で黙るんですか?!」
「それは~ゴニョゴニョ…」
「ハッキリ言ってください!」
「ひゃい!わかりました…」
「で?何で死んだの?」
「それは…大変言いにくいのですが…事故というか…」
「事故?車に跳ねられたの?」
「…手違いというか…その両方というか…」
「あ~もう!ハッキリしないわね!」
「ごごご、ごめんなさい!」
「本当は貴方から約9000キロ離れたアメリカ人のマイケルさんに当てる予定だったんです…」
「車を?」
「いえ、神の雷です」
「あっそういえば目の前が真っ白になって…」
「それで、撃つ直前にGが…」
「G?なにそれ」
「あの…茶色くてカサカサ素早くて…」
「あー!もう分かったから言わないで!」
「それで、手元が狂ったと?」
「そういう事です」
「マイケルさんは?」
「すぐに2発目を当てて転生しました、勇者として」
「転生?勇者?本当にそういうのあるんだ!私色々読んでるんだ!」
「そうですね、日本では人気みたいですね、そういうの」
「それで?ママはどうなるの?」
「貴方の肉体には貴方の魂のコピーが入って、もうすぐ目を覚まします」
「いつもの日常に戻るって事?」
「そうです、コピーですので若干劣りますが精一杯オリジナルに近い調整をしましたので問題は無いと思います」
「て、あなた人の人生メチャクチャにしてるな」
「すみません…ですが貴方には精一杯助力をさせていただきますので、何卒…」
「ま、死んだ実感も無いし、元の世界で私が生きてるならいいや、それで、私はどんな勇者になるの?」
「それも大変申し上げにくいのですが…あなたは勇者ではなく、普通の人に転生となります…」
「え?でもマイケルさんは勇者なんでしょ?」
「えぇ、ですが、もう勇者枠が無いんです…元々マイケルさんは勇者に選ばれていましたので…貴方は…その…事故でしたので…」
「え?そんな!」
「ですから貴方には通常よりスキルレベルが上がりやすくしておきますので…鍛えればもうドラゴンさえ…」
「はぁわかったわ…終わった事をいつまでも言っててもしょうが無いわよね」
「申し訳ありませんでした」
「で、私はどこに転生されるの?」
「貴方はコピック村と言う所でユカとして転生します」
「同じ名前なの?あと赤ちゃんからスタートするの?」
「はい、その通りです」
「勇者ご居るって事は、何か問題が起きてるの?」
「えぇ、1000年に一度の魔王復活です」
「それ今年なの?」
「いえ、20年後になります」
「え、あんまりら変わらないじゃん!マイケルさんは20年で魔王に勝てるの?」
「それはわかりません、しかし5年前までしか転生できないのです」
「神の力も大した事無いわね」
「私は下っ端ですから…大神様でしたら10年前にはできるかと…」
「じゃあ最初からその大神様とやらがやれば良かったんじゃないの?」
「それが…今回は私の番でしたので…」
「うわ、ゲーム感覚ですか…酷い神様だ…」
「すみません、神界にもルールがありますので…」
「まぁいいわ、ユカになってあげるから転生させて」
「わかりました、では…」
「は~い」
辺りが光に包まれる…体が段々透明になっていき魂だけ残る
「ではいきますよ!」
雲を抜け地上が見えてきた…その中で一つの集落に向かって落ちる
「頑張ってくださいねー!!!」
さっきの神様の声がする
とある一軒家を目指し落ちる
「おぎゃー!おぎゃー!」
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