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第2章 犬神編
第47話 赤い翼
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美琴は一部始終を呆然と眺めていたが、はっと我に返り叫ぶ。
「…環ちゃん!落ち着いて」
玖狼は歯噛みした。
「あの馬鹿、こんな時に暴走しやがって…!」
環に弾が当たらないよう、構えていた拳銃をおろす。
無理にでも止めるべきか。
それとも――。
玖狼は逡巡した。
そして、今にも夏樹に襲いかからんとする環に呼び掛ける。
「おい、たま!正気に戻れ」
環は反応しない。
視線は、ただ夏樹だけを捉えている。
夏樹はじり、と環から距離を取る。
「何、先輩。いつもと全然キャラ違うじゃん」
軽口を叩くが、声には余裕がない。
「夏樹が余計なこと言うから…」
離れたところから、熊を抱いた少女がぼそりと呟いた。
「遠くで見てないで助けてよー、篝」
環から視線を外さずに、夏樹が少女――篝に助けを求めた。
しかし、篝はそれを冷たくあしらう。
「夏樹のせいでこうなったんだから、自分でなんとかして」
「だよねぇ」
夏樹が、はあ、とため息をついた。
次の瞬間――
環が地を蹴った。
同時に虎徹が飛び出す。
環の爪が夏樹に届くかと思われた寸前――
虎徹が環の胴に体当たりした。
環は弾き飛ばされ、デスクに背中から叩きつけられる。
「か、はっ」
息が詰まり、声にならない声が漏れる。
「たま――!」
玖狼が環の元へ駆け寄ろうとした。
「ゔ、う…」
環は蹲り、痛みを堪えるような苦しげなうめき声を漏らす。
夏樹は足元に戻ってきた虎徹の頭を撫でると、にやりと笑いながら言った。
「ありがと、虎徹。
じゃあ、そろそろ終わりにしよっか」
虎徹が環に向かって飛びかかろうと、体勢が低くなる。
「させるか!」
玖狼は環を庇おうと、手を伸ばす。
しかし、環の様子が明らかにおかしいことに気づき、思わず制止した。
「ゔうううう…」
環は獣のようなうめき声をあげ、苦しげに胸を掻きむしっている。
玖狼が声をかけようと口を開きかけたその時――
蹲った環の背中が波打った。
そして、
―――ブチブチッ
背中の肉が千切れる音が響く。
「あ゛あああああぁぁああ…!」
環の口から断末魔の悲鳴が漏れた。
痛みで反射的に上体が反り返り、背から血が吹き出す。
その血は周囲に飛び散ったが、やがてあるモノの形をとる。
――ジャラ
ガクリ、と環の首がうなだれる。
彼女の意志とは関係なく、血の鎖が環の背を突き破って無数に生えていた。
それは、うねうねと蛇のように蠢く。
意志を持った腕のようにも、冒涜的な翼のようにも見えた。
「な…」
玖狼の口から、驚愕の声が漏れる。
玖狼だけではない。
あまりにも凄惨な光景に、その場にいた誰もが一歩たりとも動けなかった。
背から生えた鎖に引きずられるように、環がゆらりと立ち上がる。
環は意識が朦朧とし、目は虚ろだったが、口元には薄い笑みが張り付いていた。
鎖の先端は鎌のように尖り、
それらは全て、夏樹を狙っている。
夏樹の笑みが引き攣った。
「わ、これはやばいな」
次の瞬間、
――ジャララッ!!
血の鎖が、宙を裂く。
「くっ……!」
夏樹は間一髪のところで避けた。
しかし、血の鎖の追撃は止まらない。
四方八方から、夏樹に襲いかかる。
夏樹はぎりぎりのところで躱すものの、次第にかすり傷が増えていく。
鎖が夏樹に致命傷を負わせるのも時間の問題だろう。
――しかし、
「…ふ、あは」
夏樹の口から、笑い声が漏れた。
「先輩、本気で俺を殺す気じゃん」
体術で鎖をさばきながら、狂気に満ちた表情で環を見た。
「あはは!そんなに、俺にムカついた?!
口ではキレイゴト言ってたくせにさ!」
環はその声が聞こえていないかのように、薄い笑みを浮かべたまま、追撃の手を緩めない。
夏樹が小声で虎徹に指示を飛ばす。
すると、合図を待ち構えていた虎徹は、猛然と環に飛びかかった。
鋭い牙が、環の腕に食い込む。
「うあ゛…っ」
環は痛みに声を漏らすが、背から生えた鎖が虎徹を薙ぎ払った。
――キャンッ!
虎徹は壁に叩きつけられ、甲高い悲鳴をあげる。
一方、夏樹への鎖の追撃は止まった。
「へえ、吸血鬼ってすごいんだね!」
夏樹はちら、と虎徹を一瞥し、興奮したように、環に語りかけた。
「先輩はやっぱり、こっち側に来るべきだよ…!」
その表情は何故か楽しげですらあった。
その背後で、篝が呆れたように小さくため息を付いた。
そして、熊のぬいぐるみを掲げる。
「夏樹、遊びすぎ。」
空間が――
ぐにゃりと、歪んだ。
「――撤収」
篝の立つ場所、
その一歩程先に裂け目が現れる。
篝はゆったりと空間の裂け目へと足を踏み入れた。
「遅いよぉ、篝。
あー、死ぬかと思った」
言いながら夏樹はくるりと方向転換した。
そして、蹲る虎徹を脇に抱え、その裂け目に駆け込む。
空間転移して逃げるつもりなのだ。
「アモン!!」
そうはさせまいと玖狼が叫ぶ。
右手を前に突き出すと、魔方陣が浮かび上がった。
だが、同時に――
ドオオオオオオオン…!!
事務所の壁が吹き飛ぶ。
「今度はなんだ…!」
視界が、土煙で覆われた。
その中から、人影が飛び出してくる。
先ほどシエラと対峙していたつぎはぎ男が、壁を突き破って乱入してきたのだ。
玖狼は思わず手を引っ込め、土煙を吸い込まないよう腕で顔を覆った。
一瞬、男と玖狼の視線が絡み合う。
ほんの刹那―――
まるでスローモーションのように感じた。
つぎはぎ男が玖狼の顔を見て、にい、と笑う。
そして空間の裂け目へと飛び込んだ。
裂け目が、徐々に閉じていく。
***
環は意識を手放す寸前だった。
それでも――裂け目の向こうにいる夏樹だけは、はっきりと捉えている。
…ドクン
『に が さ な い』
その思考が、理性か衝動かは、もうわからない。
環の背で血の鎖がびくりと脈打った。
―――ジャラ…!
血の鎖が、閉じかけた空間の裂け目の隙間へと滑り込む。
「いっ――!」
鎖が夏樹の頬を掠めた。
頬から赤い雫がぽたり、と床に落ちる。
夏樹は自分の頬に触れた。
指先に付いた鮮血を見て、口の端がゆっくりと釣り上がる。
「……あは」
その目は、歓喜に満ち溢れていた。
環は荒い息をつきながら、夏樹を睨みつける。
数秒、視線が交錯した。
しかし、環の体がぐらり、と傾く。
――ドサッ
血を失いすぎたのだろう。
環は真っ青な顔で、地面に俯せに倒れ込んだ。
「あれ、結構限界だった?」
夏樹は意識のない環に向かって、声をかける。
「誰かと遊ぶのがこんなに楽しかったの、初めてだよ」
そして、心底うれしそうに笑った。
「またね、先輩」
ひらひらと、手を振りながら。
裂け目は音もなく閉じ、
夏樹の声だけが残響のように揺らめいた。
「…環ちゃん!落ち着いて」
玖狼は歯噛みした。
「あの馬鹿、こんな時に暴走しやがって…!」
環に弾が当たらないよう、構えていた拳銃をおろす。
無理にでも止めるべきか。
それとも――。
玖狼は逡巡した。
そして、今にも夏樹に襲いかからんとする環に呼び掛ける。
「おい、たま!正気に戻れ」
環は反応しない。
視線は、ただ夏樹だけを捉えている。
夏樹はじり、と環から距離を取る。
「何、先輩。いつもと全然キャラ違うじゃん」
軽口を叩くが、声には余裕がない。
「夏樹が余計なこと言うから…」
離れたところから、熊を抱いた少女がぼそりと呟いた。
「遠くで見てないで助けてよー、篝」
環から視線を外さずに、夏樹が少女――篝に助けを求めた。
しかし、篝はそれを冷たくあしらう。
「夏樹のせいでこうなったんだから、自分でなんとかして」
「だよねぇ」
夏樹が、はあ、とため息をついた。
次の瞬間――
環が地を蹴った。
同時に虎徹が飛び出す。
環の爪が夏樹に届くかと思われた寸前――
虎徹が環の胴に体当たりした。
環は弾き飛ばされ、デスクに背中から叩きつけられる。
「か、はっ」
息が詰まり、声にならない声が漏れる。
「たま――!」
玖狼が環の元へ駆け寄ろうとした。
「ゔ、う…」
環は蹲り、痛みを堪えるような苦しげなうめき声を漏らす。
夏樹は足元に戻ってきた虎徹の頭を撫でると、にやりと笑いながら言った。
「ありがと、虎徹。
じゃあ、そろそろ終わりにしよっか」
虎徹が環に向かって飛びかかろうと、体勢が低くなる。
「させるか!」
玖狼は環を庇おうと、手を伸ばす。
しかし、環の様子が明らかにおかしいことに気づき、思わず制止した。
「ゔうううう…」
環は獣のようなうめき声をあげ、苦しげに胸を掻きむしっている。
玖狼が声をかけようと口を開きかけたその時――
蹲った環の背中が波打った。
そして、
―――ブチブチッ
背中の肉が千切れる音が響く。
「あ゛あああああぁぁああ…!」
環の口から断末魔の悲鳴が漏れた。
痛みで反射的に上体が反り返り、背から血が吹き出す。
その血は周囲に飛び散ったが、やがてあるモノの形をとる。
――ジャラ
ガクリ、と環の首がうなだれる。
彼女の意志とは関係なく、血の鎖が環の背を突き破って無数に生えていた。
それは、うねうねと蛇のように蠢く。
意志を持った腕のようにも、冒涜的な翼のようにも見えた。
「な…」
玖狼の口から、驚愕の声が漏れる。
玖狼だけではない。
あまりにも凄惨な光景に、その場にいた誰もが一歩たりとも動けなかった。
背から生えた鎖に引きずられるように、環がゆらりと立ち上がる。
環は意識が朦朧とし、目は虚ろだったが、口元には薄い笑みが張り付いていた。
鎖の先端は鎌のように尖り、
それらは全て、夏樹を狙っている。
夏樹の笑みが引き攣った。
「わ、これはやばいな」
次の瞬間、
――ジャララッ!!
血の鎖が、宙を裂く。
「くっ……!」
夏樹は間一髪のところで避けた。
しかし、血の鎖の追撃は止まらない。
四方八方から、夏樹に襲いかかる。
夏樹はぎりぎりのところで躱すものの、次第にかすり傷が増えていく。
鎖が夏樹に致命傷を負わせるのも時間の問題だろう。
――しかし、
「…ふ、あは」
夏樹の口から、笑い声が漏れた。
「先輩、本気で俺を殺す気じゃん」
体術で鎖をさばきながら、狂気に満ちた表情で環を見た。
「あはは!そんなに、俺にムカついた?!
口ではキレイゴト言ってたくせにさ!」
環はその声が聞こえていないかのように、薄い笑みを浮かべたまま、追撃の手を緩めない。
夏樹が小声で虎徹に指示を飛ばす。
すると、合図を待ち構えていた虎徹は、猛然と環に飛びかかった。
鋭い牙が、環の腕に食い込む。
「うあ゛…っ」
環は痛みに声を漏らすが、背から生えた鎖が虎徹を薙ぎ払った。
――キャンッ!
虎徹は壁に叩きつけられ、甲高い悲鳴をあげる。
一方、夏樹への鎖の追撃は止まった。
「へえ、吸血鬼ってすごいんだね!」
夏樹はちら、と虎徹を一瞥し、興奮したように、環に語りかけた。
「先輩はやっぱり、こっち側に来るべきだよ…!」
その表情は何故か楽しげですらあった。
その背後で、篝が呆れたように小さくため息を付いた。
そして、熊のぬいぐるみを掲げる。
「夏樹、遊びすぎ。」
空間が――
ぐにゃりと、歪んだ。
「――撤収」
篝の立つ場所、
その一歩程先に裂け目が現れる。
篝はゆったりと空間の裂け目へと足を踏み入れた。
「遅いよぉ、篝。
あー、死ぬかと思った」
言いながら夏樹はくるりと方向転換した。
そして、蹲る虎徹を脇に抱え、その裂け目に駆け込む。
空間転移して逃げるつもりなのだ。
「アモン!!」
そうはさせまいと玖狼が叫ぶ。
右手を前に突き出すと、魔方陣が浮かび上がった。
だが、同時に――
ドオオオオオオオン…!!
事務所の壁が吹き飛ぶ。
「今度はなんだ…!」
視界が、土煙で覆われた。
その中から、人影が飛び出してくる。
先ほどシエラと対峙していたつぎはぎ男が、壁を突き破って乱入してきたのだ。
玖狼は思わず手を引っ込め、土煙を吸い込まないよう腕で顔を覆った。
一瞬、男と玖狼の視線が絡み合う。
ほんの刹那―――
まるでスローモーションのように感じた。
つぎはぎ男が玖狼の顔を見て、にい、と笑う。
そして空間の裂け目へと飛び込んだ。
裂け目が、徐々に閉じていく。
***
環は意識を手放す寸前だった。
それでも――裂け目の向こうにいる夏樹だけは、はっきりと捉えている。
…ドクン
『に が さ な い』
その思考が、理性か衝動かは、もうわからない。
環の背で血の鎖がびくりと脈打った。
―――ジャラ…!
血の鎖が、閉じかけた空間の裂け目の隙間へと滑り込む。
「いっ――!」
鎖が夏樹の頬を掠めた。
頬から赤い雫がぽたり、と床に落ちる。
夏樹は自分の頬に触れた。
指先に付いた鮮血を見て、口の端がゆっくりと釣り上がる。
「……あは」
その目は、歓喜に満ち溢れていた。
環は荒い息をつきながら、夏樹を睨みつける。
数秒、視線が交錯した。
しかし、環の体がぐらり、と傾く。
――ドサッ
血を失いすぎたのだろう。
環は真っ青な顔で、地面に俯せに倒れ込んだ。
「あれ、結構限界だった?」
夏樹は意識のない環に向かって、声をかける。
「誰かと遊ぶのがこんなに楽しかったの、初めてだよ」
そして、心底うれしそうに笑った。
「またね、先輩」
ひらひらと、手を振りながら。
裂け目は音もなく閉じ、
夏樹の声だけが残響のように揺らめいた。
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