ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります

はぶさん

文字の大きさ
3 / 166

第三話:五十ポイントの革命と、千五百ポイントの優しさ

しおりを挟む
ポイントシステムに目覚めた翌日から、俺の日常は「ポイント稼ぎ」という名の壮大な、そして極めて地道なゲームへと姿を変えた。

五歳の子供にできることなど、たかが知れている。主な収入源は、昨日と同じく畑の雑草抜きだ。だが、ブラック企業の理不尽なノルマと非効率な業務プロセスの中で鍛え上げられた俺の精神は、単調な作業の中にすら「最適化」の道筋を見出そうと躍起になっていた。

(雑草抜き十本で1ポイント……つまり一本あたり0.1ポイントか。父さんの邪魔にならない範囲で、最も効率よく草を抜けるルートはどこだ?根が浅く、抜きやすい草が密集しているエリアは……あそこか!)

俺は小さな頭をフル回転させ、畑の隅で一人、自分だけのタイムアタックに挑んでいた。土にまみれ、汗を流す姿は、他の村人から見れば健気な子供の手伝いにしか見えないだろう。だが、俺の内面では、コンマ1秒の無駄をも削り取ろうとする、かつての『ポイントゲッター佐藤拓也』の魂が、家族のために、そして初めて手に入れた温かい日常のために、静かに燃え上がっていた。

「ルークス、無理はしなくていいんだぞ」

時折、父さんが心配そうに声をかけてくれる。俺はそのたびに、「うん、だいじょうぶ!」と土のついた手で手を振り、無邪気な笑顔で返しつつ、内心で固く誓う。

(無理なんかじゃない、父さん。これは、母さんの指を治すための、そしてこの食卓を守るための、未来への投資なんだから)

目標は、救急セットの1,500ポイント。雑草抜きだけで達成しようとすれば、一万五千本。あまりに気が遠くなる数字だった。

(ダメだ、これだけじゃ効率が悪すぎる。他のポイント獲得手段を探さなければ……!)

俺は実験を開始した。家の周りの掃き掃除をしてみる。

――ピロン♪
【家の周りを掃除しました。貢献度:微小。1ポイントを獲得しました。】

(よし、これもポイントになる!だが、獲得量は雑草抜きと同じか……労力に見合わん)

次は、母さんの言いつけで、よちよち歩きのマキナの子守りをしてみる。おぼつかない足取りで庭に出ようとする彼女が、石につまずいて転びそうになるのを、寸前で抱きとめる。泣き出せば、変な顔をしてあやしてやる。

――ピロン♪
【妹の世話をしました。貢献度:小。3ポイントを獲得しました。】

(……3ポイント!?雑草抜きの三倍だと!?)

俺の目に光が宿った。やはりそうか。このシステムは、単なる労働対価ではなく、その行為がもたらす「貢献度」や「幸福度」のようなものを測定してポイントを算出している。より直接的な人助けの方が、評価が高いに違いない。

ならば、と俺はターゲットを母さんに切り替えた。

「かあさん、お水、はこぶ」
「あら、ルークス。ありがとう。でも重たいでしょう?」
「へいき!」

小さな桶に半分だけ水を入れてもらい、小さな体でバランスを取りながら、よろめきながら台所まで運ぶ。

――ピロン♪
【水運びを手伝いました。貢献度:小。2ポイントを獲得しました。】

(よしよし、これも悪くない!雑草より遥かに効率的だ!)

薪を運ぶ。食卓を拭く。マキナに絵本(というより、木の板に描かれた簡単な絵)を読んでやる。一つ一つの行動が、着実にポイントへと変換されていく快感に、俺は前世の記憶を重ね合わせながらも、全く新しい種類の喜びを感じていた。

そうして三日後、俺の所持ポイントは、ついに最初の節目である50ポイントに到達した。

(50ポイント……。救急セットには程遠いが、これで交換できる、試してみたいものがある)

俺の脳裏に、アイテムリストの最上段にあった、あるアイテムが浮かび上がっていた。

『精製された塩 (50pt)』

俺たちの家で使っている塩は、村の行商人から買う、灰色がかった岩塩だ。不純物が多く、舐めればただしょっぱいだけでなく、舌の奥にざらりとした苦味が残る。スープに入れれば、どこか輪郭がぼやけた味になる。だが、この村ではそれが当たり前だった。

(食は、全ての基本だ。そして、塩は味の基本……。前世で渇望した『温かい食卓』を、俺はもっと温かくて、美味しいものにできるはずだ)

それは、壮大なスローライフ計画の、ほんの小さな、しかし極めて重要な第一歩だった。

その日の夕食。メニューはいつもの豆のスープだ。母さんが鍋の番をしている隙を見て、俺はこっそりと懐に隠し持っていた「秘密兵器」を取り出した。

ポイントと交換した『精製された塩』は、小さな革袋に入っていた。中身を指先につけて、そっと舐めてみる。

「……!」

衝撃が走った。苦味や雑味が一切ない、純粋でまろやかな塩味。後から、ほんのりと旨味さえ感じる。これが、本物の塩の味か。

俺は、母さんがいつも塩を入れている年季の入った壺の中身を、自分の塩とこっそりすり替えた。見た目はどちらも白い粉だが、その純度は天と地ほどの差がある。

「ルークス、何してるの?」
「ううん、なんでもない!」

俺は何食わぬ顔で母さんから離れる。母さんは訝しげな顔をしたが、特に気にする様子もなく、壺から一匙の塩をすくって鍋にぱらりと入れた。

そして、運命の夕食の時間がやってきた。

「さあ、みんな。ご飯にしましょうね」

食卓に、豆のスープが並ぶ。見た目は、いつもと何も変わらない。父さんも、何も知らずに使い込まれた木のスプーンを手に取った。

一口、スープをすする。

その瞬間、父さんの動きが、ピタリと止まった。
「……ん?」
父さんは、信じられないというように、もう一度スープを口に運んだ。

そして、いつもは細められている目を、驚きに大きく見開いた。彼は何も言わず、ただ、いつもより一杯多く、黙々とおかわりをする。**その普段は見せない行動こそが、何よりの賛辞だった。やがて、ぽつりと呟く。
「リリア……今日のスープは、なんだか……ものすごく美味いぞ」

寡黙な父さんからの、最大級の賛辞だった。母さんはきょとんとしている。

「え?そうですか?いつもと同じように作ったつもりだけど……」

そう言いながら、母さんも自分のスープを一口。そして、父さんと同じように、ハッと息を飲んだ。

「ほんとだわ……!なんで?豆の味が、すごく濃く感じる……!それに、いつもみたいな舌に残る変な苦さが全くない……」
「おにいちゃん、おいしー!」

まだうまく喋れない妹のマキナまでもが、そう言って、満面の笑みを浮かべていた。

三人の驚きと、喜びに満ちた顔。

俺は、スープの湯気の向こうで、その光景をただじっと見ていた。胸の奥から、じわりと熱いものが込み上げてくる。

たった50ポイントで交換した、一袋の塩。それが、こんなにも家族を笑顔にしている。前世で俺が追い求めた一万ポイントのクレジットカード案件がもたらすのは、通帳に印字される無機質な数字だけだった。だが、目の前にあるのはどうだ。父さんの驚き、母さんの喜び、マキナの屈託のない笑顔。これが、ポイントの本当の使い道なのかもしれない。

俺は、込み上げる感動を噛殺しながら、人生で一番美味しいと感じる豆のスープを、ゆっくりと、大切に味わったのだった。



塩の革命から一週間後、俺の地道な努力は、ついに大きな実を結んだ。

【現在の所持ポイント:1,500 pt】

ウィンドウに表示された数字を見て、俺は畑の隅で土にまみれたまま、小さくガッツポーズをした。長かった。本当に長かった。雑草を抜き、水を運び、妹の面倒を見続け、ようやく貯めた千五百ポイント。それは、五歳の子供にとっては、まさしく血と汗と執念の結晶だった。

俺は少し震える指で、アイテムリストから『救急セット』を選択し、交換を確定した。

すると、俺の手の中に、ふわりと見慣れないポーチが現れた。大きさは弁当箱くらいで、丈夫な麻布でできている。中を開けると、消毒薬の小瓶、真っ白なガーゼ、清潔な包帯、そして、前世ではお馴染みの絆創膏まで入っていた。

(やった……!手に入れた……!)

問題は、これをどうやって母さんに渡すかだ。五歳の子供が、こんな立派な医療品を持っているなど、不自然極まりない。

悩んだ末、俺は一つの言い訳を考えついていた。

その日の夕方、俺は「森で拾った」という設定で、救急セットを母さんに差し出した。

「かあさん、これ」
「まあ、ルークス。これは何?」

母さんは、ポーチを受け取ると、驚いたように中身を検分し始めた。

「すごいわ……こんなに綺麗な布……。このお薬、少しすーっとする匂いがする。一体どこで拾ったの?」
「森の、大きな木の根っこに……。だれかの、わすれもの、かな?」

俺は、精一杯の子供らしい口調でそう言った。母さんは少し訝しげな顔をしたが、まさか息子が異世界のポイントシステムで交換したなどとは夢にも思うまい。「そう……。落とし主の人が困っているかもしれないけど……でも、これは……」

母さんは、ポーチの中の消毒薬を布に少しだけつけ、まだ赤みが残り、硬くなった皮膚のあちこちがひび割れている自分の指先に、そっと塗った。

「……冷たくて、気持ちいい……。ああ、本当に薬なんて使うの、いつ以来かしら……。少ししみるけど、じんわりと痛みが和らぐみたい」

そして、綺麗な包帯を、宝物を扱うかのように、器用に自分の指に巻いていく。その手つきを見ながら、俺は安堵のため息をついた。

これで、もう化膿の心配はない。

手当てを終えた母さんは、俺の前にしゃがみ込むと、俺の頭を優しく、何度も何度も撫でた。

「ありがとう、ルークス。母さんのために、探してきてくれたのね。優しい子ね、あなたは」

その声は、少しだけ震えていた。瞳には、うっすらと感謝の涙が浮かんでいる。

母さんのその笑顔を見た瞬間、一週間分の疲労が、全て吹き飛んでいくようだった。

ああ、そうか。

俺は、この笑顔が見たかったんだ。この温かい手に、撫でてほしかったんだ。

千五百ポイントの対価は、この世界で何よりも尊い、母さんの笑顔だった。



救急セットの一件から数日後。俺は再び、自分の目の前にスキルリストを呼び出していた。

(最初の目標は達成した。だが、これはまだ始まりに過ぎない)

俺の目は、ある一つのスキルに釘付けになっていた。

『鑑定 (Lv.1) [1,000pt]』

(今の俺のポイント稼ぎは、あまりにも非効率な肉体労働頼みだ。だが、もしこの世界の物事の『価値』が分かれば?情報という武器を手にすれば?)

例えば、森に生えている、ただの草。鑑定すれば、それが実は高価な薬草だと分かるかもしれない。道端に転がっている石ころが、希少な鉱石かもしれない。

情報を制する者が、戦いを制す。それは、ブラック企業だろうと、ポイントサイトだろうと、この異世界だろうと、絶対に変わらない真理のはずだ。

(よし、次の目標は決まった)

俺は、再び痩せた畑に視線を戻した。

(まずは千ポイント。この鑑定スキルを手に入れて、俺のスローライフへの道を、本格的に、そして戦略的に切り開いてやる!)

五歳の農民、ルークス・グルトのポイントを極める道は、今、確かな一歩を踏み出したばかりだ。


【読者へのメッセージ】
第三話、お楽しみいただけましたでしょうか?
ルークスの最初のポイント活用は、家族を笑顔にするささやかな奇跡でした。
彼の地道な努力と、その成果に「いいね!」と思っていただけたら、ぜひ下の評価(☆)や感想、ブックマークで応援をお願いします!
次回、ついにチートの代名詞「鑑定」スキルを手に入れる……!?彼のスローライフ計画が、大きく動き出します!
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

元侯爵令嬢の異世界薬膳料理~転生先はみんな食事に興味が無い世界だったので、美味しいご飯で人の身も心も癒します~

向原 行人
ファンタジー
 異世界へ転生して数日。十七歳の侯爵令嬢、アリスとして目覚めた私は、早くも限界を迎えていた。  というのも、この世界……みんな食事に興味が無くて、毎食パンとハムだけとか、ハムがチーズに変わるとか、せいぜいその程度だ。  料理というより、食材を並べているだけって感じがする。  元日本人の私としては温かいご飯がたべたいので、自分で食事を作るというと、「貴族が料理など下賤なことをするのは恥だ!」と、意味不明な怒られ方をした。  わかった……だったら、私は貴族を辞める!  家には兄が二人もいるし、姉だっているから問題無いでしょ。  宛てもなく屋敷を飛び出した私は、小さな村で更に酷い食事事情を目の当たりにする。  育ち盛りの子供たちや、身体を使う冒険者たちが、それだけしか食べないなんて……よし、美味しいご飯でみんなも私も幸せになろう!  医食同源! 大食いモフモフ聖獣に、胃袋を掴んでしまった騎士隊長と一緒に、異世界で美味しくて身体に良い食材探しだ! ※第○話:主人公視点  挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点  となります。

転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。 不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。 14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。

底辺から始まった俺の異世界冒険物語!

ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
 40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。  しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。  おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。  漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。  この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立

黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」 「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」 ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。 しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。 「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。 だが、彼らは知らなかった。 ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを! 伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。 これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた

季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】 気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。 手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!? 傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。 罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚! 人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!

転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする

ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。 リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。 これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。

処理中です...