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第二百十二話:ポイント無限稼ぎ(ハメ技)の幕開け
しおりを挟む「……増える、だと?」
俺、ルークス・グルトは、王都の象徴である巨大な時計塔の最上階、その鋭く突き出した縁に立ち、眼下に広がる地獄を凝視していた。
吹き付ける風は冷たく、王都の活気ある香りを、金属質な羽音と腐敗した死の臭いへと塗り替えていく。空を覆い尽くしているのは、陽光を遮り、世界を夜へと引きずり戻す黒い絶望。数千万、あるいは数億。数えることすら無意味なほどに増殖した災厄――『アビス・ローカスト』。
一匹が数千、数万に分裂し、大陸の緑を、人々の営みを、および俺が心血を注いで育ててきた、あの命の輝きそのものである野菜の苗を、ただの塵へと変えてしまう。
横でジルヴァが、優雅に、だが底冷えするような狂気を孕んだ笑みを浮かべていた。
「そうだよ、ルークス君。絶望かい? この『理不尽』こそが世界の真実、管理組合すら匙を投げた不具合(バグ)だ。君がリーフ村で積み上げてきた牧歌的な努力も、王都で築いた信頼も、すべてはこの『数』という圧倒的な暴力の前に消え去る。殺せば殺すほど増える悪夢に、君はどう立ち向かうのかな?」
ジルヴァの声は、冷たい風に乗って俺の鼓動を刻む。
だが、その声を聞きながら、俺の脳裏には王都の景色ではなく、深夜三時の、あの薄暗いオフィスの情景が、腐った泥のように溢れ出していた。
(……増えれば増えるほど、終わらなくなる。あの日と同じだ。あの、地獄のような日々と同じなんだ)
視界が激しく歪む。
目の前にあるのは石造りの王都ではなく、デスクの上に積み上がった、修正依頼(チケット)の山。
一つのバグを直せば、そこから派生して十のバグが生まれる。仕様書を一行書き換えれば、関連する全システムが悲鳴を上げ、修正箇所はさらに倍増する。
あの時、俺の隣で共に戦っていたのは、職場の同僚という以上に、養護施設で兄弟のように育った、唯一の「家族」である後輩だった。
『ルークスさん、もう無理ですよ。これ、直せば直すほど増えていく。まるで僕たちの命を薪にして、新しいバグを燃やしてるみたいだ……』
そう言って、真っ白な顔で力なく笑った彼の顔。施設でひもじさを紛らわすために「いつか、自分たちで育てた新鮮な野菜を、お腹いっぱい食べような」と約束した、あの弟のような存在。
彼はその後、無理な労働と過労が祟って倒れた。
俺は、彼が高額な手術を受けられるよう、激務の合間に必死でポイントサイトを回し、アンケートに答え、命を削るようにして端金を積み上げた。だが、システムは無慈悲だった。あと一歩、あと数ポイントというところで、無情なタイムリミットが来た。
俺が握りしめていたスマホの画面が、目標金額に届いたその瞬間、病院から届いたのは「間に合いませんでした」という一言だった。
あの日、俺には力がなかった。
理不尽なシステムを、その根底からひっくり返すだけの圧倒的な「対価」が、あと一歩、足りなかった。
(だが、今の俺には――この『ポイントシステム』がある!)
俺は震える指先で、虚空に浮かぶシステムウィンドウを叩いた。
ジルヴァには見えない、俺だけの攻略画面。黄金の光を放つそのウィンドウには、これまで俺が血の滲むような思いで、農民として、商人として稼いできた莫大なポイント残高が刻まれている。
「……ジルヴァ。あんた、ブラック企業の本当の怖さを知らないだろ」
俺は低い声で言った。瞳には、魔力と意志が混ざり合った青白い閃光が宿る。
『鑑定Lv.5』、全開(フル・バースト)。
脳が焼けるような負荷を感じながら、空を埋め尽くす黒点一つ一つに、詳細なデータ情報を重ねていく。
[対象:アビス・ローカスト(幼体)]
[特性:『自己分裂』。物理・魔法攻撃を受けた際、対象の体液が「土」に触れることで個体数を100倍に増加させる。]
[分析:本個体は「世界の捕食者」による侵食の初期症状。生態系を破壊することで世界の「理」を脆弱化させる役割を持つ。]
[ポイント換算:通常売却不可。しかし、特例項目『世界の理の防衛』により、駆除ごとにボーナスポイントを付与。]
鑑定結果を脳内で、ブラック企業のデバッグ作業のごとく超高速で処理する。
ジルヴァの言った通り、剣で斬れば増える。魔法で焼いても、爆ぜた肉片が土に落ちれば新たな種になる。この世界の戦士たちにとっては「詰み」のハメ技だ。
眼下では、俺の友人である農夫のロベルトたちが、必死に抵抗していた。
「くるな! この化け物ども! 俺たちが、ルークスのくれたこの場所を、絶対に守るんだ!」
ロベルトが、俺が以前提供した『ドワーフ製の古い手斧』を振り回し、迫り来るイナゴの先発隊を必死に追い払っている。だが、その手斧がイナゴの翅を掠め、一滴の体液が石畳の隙間の土に落ちた瞬間、そこから十数匹の新たな個体がボコボコと這い出してきた。
「ひ、ひいぃ……! 増えた!? なんだよこれ、どうすればいいんだよ!」
ロベルトの絶叫が、王都の至る所で響き渡る。絶望が、伝染病のように街を飲み込んでいく。
「……よし、ターゲット捕捉完了だ。ロベルト、みんな。よく持ち堪えてくれた。あとは――俺の『仕事』だ」
俺はフェンを呼び寄せた。
相棒であるブラックフェンリルのフェンは、俺の怒りに呼応するように、その身から薄水色のオーラを立ち昇らせている。
『主よ、魂が震えているぞ。あのクソったれな銀髪野郎、一思いに噛み砕いてやってもいいのだぞ?』
「いや、フェン。そんなのじゃ足りない。あいつが見せつけた『絶望』という名のバグを、俺たちの『効率』で上書きしてやるんだ。……お前の魔力を、俺のスキルに同期させろ!」
俺は一気に、これまで温存してきた莫大なポイントを消費し、システムの深層に隠されていた特殊項目を解禁した。
[スキル:『環境改善・広域管理』Lv.1 を取得(-50,000pt)]
[スキル:『変動レート固定化・特例適用』を取得(-100,000pt)]
視界の端で、ポイント残高が激しく削れる。だが、これは「設備投資」だ。
俺はアイテムショップの検索窓に、前世の記憶――あの、害虫に悩まされていた養護施設の小さな畑や、ブラック企業時代の効率追求の中で学んだ、ありとあらゆる「駆除」の知識を呼び起こす。
(あるはずだ。対症療法としての殺戮ではなく、システムそのものをハッキングする、人類の知恵が……これだ!)
「ポイント交換! アイテム:『広域散布用・超誘引型植物抽出液(アトラクタント)』、および『高機能・空間固定式粘着ネット【特大】』!」
次の瞬間、王都の上空、スラム街から王城に至るまでの全域を覆い尽くすように、半透明の巨大な幕が展開された。
それは、最弱魔物クリスタルスライムの皮を加工し、ルークスの化学知識で強度と粘着力を極限まで高めた特製シート。
表面には、一度触れたら二度と離れない、ポイント強化された「超強力粘着剤」がコーティングされている。
「な……何を出すつもりだい? そんな布切れで、太古の災厄を防げるとでも――」
ジルヴァが、信じられないものを見るような目で、空に広がる幕を見上げた。
俺は冷笑を浮かべ、最後の一手を打つ。
「防ぐんじゃない。『収穫』するんだよ、ジルヴァ。……フェン、『植物成長加速』を全開だ!」
『おうさ! 食らえ、虫ケラども!』
フェンの咆哮が空気を震わせ、俺の手元に召喚した一本の苗木に、膨大な魔力が注ぎ込まれる。
それはポイントで交換した現代知識の産物――『超誘引性改良ひまわり』。
アビス・ローカストが、数千キロ先からでも嗅ぎつけ、抗うことのできない「フェロモン」を、数万倍に濃縮して大気中に放出する、死の誘惑の灯台だ。
甘く、どこか官能的な香りが王都中に立ち込める。
人間にとっては、まるでお花畑にいるような幸福感をもたらすその香りは、イナゴどもにとっては、文字通りの「絶対命令」となった。
ギィギィギィギィッ!
空を埋め尽くしていた黒い雲が、一瞬で形を変えた。
ロベルトたちを襲っていた個体も、王城の壁を食い破ろうとしていた群れも、すべてが意思を持った巨大な激流となり、俺の頭上――巨大な粘着シートの罠へと吸い込まれていく。
「鑑定結果から導き出した最適解だ。アビス・ローカストの増殖条件は『体液が土に触れること』。……なら、土に触れさせず、一箇所に集めて、そのまま『システム』に一括処分させてもらう!」
ベチャッ、ベチャベチャッ、ベチャチャチャッ!
王都の空に、肉と油が弾けるような、生理的な嫌悪感を催す音が降り注ぐ。
透明だった巨大なシートは、瞬く間に、蠢く黒い塊へと塗り替えられていく。
捕らえられたイナゴたちは、増殖しようともがく。だが、もがけばもがくほど、粘着剤に練り込まれた『麻痺属性』が全身を侵食し、隣の個体と絡まり合い、巨大な「黒い壁」となって固まっていく。
「……よし、一括納品(パッチ処理)開始だ」
俺はウィンドウの奥底、管理組合との通信エラーの影に隠れていた、[一括処分(ポイント変換)]のボタンに、すべての怒りと執念を込めて指を叩きつけた。
「増えれば増えるほど、俺の懐に入るポイントが増える。……これこそが、俺が前世で培った『ポイントサイトのハメ技』。ジルヴァ、あんたが用意した『増殖バグ』を、俺の『永久機関』に接続してやったよ!」
[通知:『アビス・ローカスト(幼体)』を検知。特例駆除ボーナスを適用します。]
[通知:対象が『世界の理』への脅威と判定されました。管理組合より緊急救済ボーナスが付与されます。]
[通知:個体増殖を逆手に取った「無限討伐」を検知。換算レートを10,000%に上方修正。]
[獲得ポイント:+1,000,000pt…… +10,000,000pt…… +50,000,000pt……]
視界を埋め尽くす通知の嵐。
黄金の輝きが、俺のシステムウィンドウから溢れ出し、時計塔の上で、俺を黄金のオーラで包み込んでいく。
かつて、弟のような後輩が、あと数ポイントの不足で死んでいった、あの時の無力感。
「お金さえあれば、ポイントさえあれば」と、夜のオフィスで泣きながらキーボードを叩いた、あの日の俺。
そのすべての後悔が、今、空を埋め尽くす黄金の光となって、絶望を塗りつぶしていく。
「ジルヴァ、あんたは言ったな。俺の野菜も、この街もお終いだと。……悪いが、俺にとってこいつらは『災害』ですらない。俺のスローライフをより豊かに、より盤石にするための、最高効率の『ポイント・ファーム』だ!」
シートに捕らえられたイナゴが、次々と物理法則を無視した光の粒子へと変換され、俺のシステムへと吸い込まれていく。
殺して増えるなら、増えた瞬間にシステムで処理(売却)してしまえば、そこには「無限の資源」しか残らない。
ジルヴァの顔から、余裕の笑みが完全に、跡形もなく消え去った。
その端正な顔は、信じられないものを見た恐怖で引き攣り、銀色の髪が乱れている。
「バカな……。古代の災厄……世界を喰らう『飢餓』を、ポイント稼ぎの……ただの『養殖場』にするというのか……!? 君は、正気か!? こんな理外のやり方……!」
「正気だよ。死ぬほど働いても報われなかった男が、ようやく手に入れた『家族との温かい食卓』を邪魔されたんだ。これ以上の正気があるか?」
俺は、立ちすくむジルヴァを、ゴミを見るような冷徹な眼差しで見据えた。
手元のシステムウィンドウには、もはや数えることも馬鹿らしい、数億を超えるポイントが、まるで砂時計の砂のように積み上がっている。
「……さて、設備投資の回収(リターン)は終わった。ここからは、俺が前世で『本当にやりたかったこと』をさせてもらう」
俺は、黄金の光を放つカタログの最深部、かつてはグレーアウトしていた『世界の理・再構成プロトコル』に指をかけた。
王都を救うのは、英雄の正義じゃない。
一人の農民の、執念と、スローライフへの飽くなき渇望だ。
(……待ってろよ、父さん、母さん、マキナ。俺は絶対に、あの日失った『当たり前の幸せ』を、この手で守り抜いてみせる)
王都の空が、黄金に染まる。
俺の反撃は、ここからが本番だ。
---
**【読者へのメッセージ】**
いつも応援ありがとうございます!
ルークスのブラック企業仕込みの「ハメ技」が、ついに古代の災厄すらも飲み込みました。
後輩との約束、および今の家族への想いが、彼を真の意味での「最強の農民」へと変えていきます。
王都編クライマックス、莫大なポイントを手にしたルークスが次に引き出す「カタログの商品」とは……。
「これぞ、なろうの醍醐味!」「スカッとした!」と感じていただけた方は、ぜひ【評価・感想・ブックマーク】をお願いします!
皆様の声が、ルークスの次なる大逆転劇の原動力になります!
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