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第3話:聖女の祈りは、呪いに届かない
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王都から馬車で数時間の距離にある中級ダンジョン『水没した古都』。 かつて繁栄した王国が、一夜にして湖の底へ沈んだという伝説を持つこの場所は、今や凶悪な魔物と、それを狩る冒険者たちが集う戦場と化していた。
ダンジョンの入り口には、物々しい装備に身を包んだパーティが列を成していたが、その中で一際異彩を放つ少年がいた。 カイは、武器すら持たず、軽装のまま入り口の門番にギルド証を差し出した。
「おいおい、ボウヤ。ここはFランクの遊び場じゃないんだぜ? 最低でもCランク以上のパーティで……」
門番の言葉が、カイの差し出した黒いカードを見た瞬間に止まった。 そこには特例を示す銀の縁取りと、『B』のランク刻印が刻まれている。昨日、ギルド本部で「測定不能」の果てに物理的な破壊をまき散らした少年の噂は、すでにこの界隈にも広まっていた。
「……通れ。だが、死んでもギルドを恨むなよ」
門番は引きつった顔で道を空けた。カイは一言も返さず、深い霧の立ち込める地下階段へと足を踏み入れた。
一階層から五階層までは、主に湿地を好む『泥人(マッドマン)』や『水毒蛇』が生息している。 通常の冒険者であれば、足場の悪さと視界の悪さに苦戦し、数時間をかけて突破する階層だ。
だが、カイの歩みは止まらない。 背後から音もなく忍び寄る水毒蛇に対し、彼は振り向きもせずに唇を動かした。
「――跪け(ひざまずけ)」
その瞬間、カイの背後で空気がひび割れたような音がした。 新技、『呪言・奉仕命令』。 彼の言葉に込められた圧倒的な呪力が、蛇の脊髄に直接叩き込まれる。捕食者であったはずの魔物は、即座に自らの牙を地面に突き立て、カイが通り過ぎるまで石像のように固まった。
「ふむ、この程度の格下なら、一言で十分か」
カイは歩きながら、周囲の環境を観察する。 (この世界のダンジョンは、ただの魔物の巣ではないな。まるで「装置」だ。負の感情を効率よく集め、循環させている……。誰が何の目的で作ったのかは知らんが、私の呪術の糧にはちょうどいい)
彼は雑魚モンスターを「道案内」として使役し、隠し通路や罠を最短距離で回避していく。 五、十、十五……。 通常、一週間はかかるはずの進程を、カイはわずか数時間で踏破しようとしていた。
その時、ダンジョンの深層から、震えるような「光」の波動が届いた。 それと共に、空気を腐らせるような、濃厚な死の臭い。
「……ほう。神聖魔法か。だが、ひどく濁っているな」
カイは退屈を紛らわすように、その波動の源へと向かった。
第十五階層。 巨大な崩落した大聖堂を模したエリアの中央で、絶望的な戦いが繰り広げられていた。
「皆、下がってください! 『聖なる障壁(セイント・ウォール)』!!」
銀髪を振り乱し、必死に杖を掲げる少女がいた。 王国の至宝、聖女候補と謳われるリィネ・ルミナスだ。彼女の周囲では、エリート揃いのはずの聖騎士たちが、全身を黒い斑点に覆われて呻いている。
彼らの前に立ちはだかっていたのは、本来この階層には存在し得ない変異種――『死霊公(レイス・ロード)』だった。
「キ、キキキ……清らかなる魂……食い甲斐がありそうだ……」
ボスの手から放たれるのは、物理的な攻撃ではない。 対象を内側から腐らせ、魂を直接汚染する「死の呪い」だ。
「聖なる光よ、不浄を、不浄を払いたまえ……! 『大浄化(ハイ・ピュリファイ)』!!」
リィネが涙ながらに叫び、最大級の浄化魔法を放つ。 しかし、眩い光がレイス・ロードに触れた瞬間、それは煤のように黒く染まり、逆にリィネたちを襲う凶器へと変貌した。
「そ、そんな……浄化魔法が、効かないなんて……」
リィネは膝をついた。 彼女が信じてきた神聖な力は、この圧倒的な呪いの前では、ただの「燃料」に過ぎなかった。 呪いとは、無理に払おうとすればするほど反発し、強くなる性質を持つ。皮肉にも、彼女の純粋な祈りが、敵をより強大にしてしまっていた。
「さあ……終わりの時間だ……」
レイス・ロードが巨大な鎌を振り上げる。 死の概念が具現化した刃が、無防備なリィネの首筋へと振り下ろされようとした、その時。
「おい、そこ。邪魔だ」
戦場に、場違いなほど平坦な声が響いた。
リィネが目を開けると、自分のすぐ後ろに、一人の少年が立っていた。 彼は武器も持たず、ただ右手をレイス・ロードの鎌へと伸ばしている。
「だ、ダメ! 逃げて! それに触れたら魂が消滅して……!」
リィネの制止が間に合うよりも早く。 カイの素手が、黒い霧でできた鎌をガシッと掴んだ。
「……は?」
レイス・ロードの動きが止まる。 リィネも、倒れていた騎士たちも、自分の目を疑った。 死そのものとも言える呪いの塊を、その少年はまるで「ただの棒切れ」でも掴むかのように、素手で握り潰していた。
「キ、キサマ……なぜ呪われない……? なぜ腐らない……!?」
レイス・ロードの顔(であったはずの霧)が、驚愕に歪む。
「呪われない? 妙なことを言うな。私の血管には、お前よりも遥かに濃密な呪いが流れているというのに」
カイは口角を上げ、不敵に笑った。
「神聖魔法なんて甘っちょろいものを使うから苦労するんだ。呪いってのはな、こうやって扱うんだよ」
カイの右手に、光を一切反射しない「真の闇」が宿った。
「食え。――『反転呪印・貪狼』」
カイが掴んだ箇所から、レイス・ロードの方へと黒い紋様が逆流し始めた。 ボスの身体を構成していた霧が、カイの腕に吸い込まれていく。捕食者と被食者が、一瞬にして入れ替わった。
「ガ、アアアア! オレの力が……吸い取られて……ヤメロ、ヤメロォ!!」
「騒ぐな。お前の質なら、ちょうどいい使い魔の材料になる」
カイは冷徹に言い放つと、左手を空に向けてかざした。
「――常闇の繭(とこやみのまゆ)」
空間が歪み、レイス・ロードを包むように巨大な闇の球体が出現した。 その内部では、時間の流れさえも書き換えられ、無数の呪術的な処理が行われる。数秒後、闇が弾けたとき、そこには五メートルを超えていた死霊の王の姿はなかった。
代わりに、カイの肩に、一羽の小さな「黒いカラス」が止まっていた。 そのカラスは、赤い瞳でリィネをじっと見つめ、服従の意を示すようにカイの頬を嘴で突いた。
「……さて。これで片付いたな」
カイは何事もなかったかのように歩き出そうとした。
「ま、待ってください……!」
リィネが震える声で呼び止める。 彼女の服は汚れ、誇り高き聖女の面影は崩れていたが、その瞳には未知の存在に対する畏怖と、抗い難い好奇心が宿っていた。
「あなたは……一体、何者なんですか? 呪いを、あんな……まるで友人のように扱うなんて……そんなこと、教典のどこにも……」
カイは足を止め、肩のカラスを指先で撫でながら、振り返らずに答えた。
「教典、か。そんな古い本に私のことは載っていないだろうな」
カイはリィネの祈りを見透かすように、少しだけ声を落とした。
「聖女様。覚えておけ。光があるところに影があるんじゃない。闇が深すぎるからこそ、光が必要になるだけだ。私のような者に祈っても、救いなど来ないぞ」
「そんな……。でも、あなたは私を助けてくれた……」
「助けたのではない。お前たちの祈りが私の獲物を肥やしたから、不愉快だっただけだ」
カイはそれだけ言うと、一歩も立ち止まることなく、さらに深い地下への階段へと消えていった。
静まり返った大聖堂跡。 残されたのは、奇跡的に「死の呪い」が消え、深い眠りについた騎士たちと、呆然と立ち尽くすリィネだけだった。
「カイ……様。あの黒い力……あんなに禍々しいのに、どうしてあんなに、澄んでいるように見えたのかしら……」
リィネは自分の胸に手を当て、早くなった鼓動を感じていた。 それが恐怖によるものなのか、それとも、世界を根底から変えてしまう「何か」に出会った高揚感なのか。
彼女は、自分が背負ってきた使命も、教会の教えも、あの少年の背中を見た瞬間に、ひどく些細なものに感じられてしまったことに気づいていなかった。
一方、階層をさらに下りながら、カイは肩のカラス――かつてのレイス・ロードだった式神に話しかけていた。
「おい、クロ。次は20階層だ。そこには、もう少し骨のある奴がいるか?」
カラスは短く不吉に鳴き、主人を先導するように闇の中を羽ばたいていった。 全階層制覇まで、あと85階層。 最強の歩みは、まだ始まったばかりだった。
ダンジョンの入り口には、物々しい装備に身を包んだパーティが列を成していたが、その中で一際異彩を放つ少年がいた。 カイは、武器すら持たず、軽装のまま入り口の門番にギルド証を差し出した。
「おいおい、ボウヤ。ここはFランクの遊び場じゃないんだぜ? 最低でもCランク以上のパーティで……」
門番の言葉が、カイの差し出した黒いカードを見た瞬間に止まった。 そこには特例を示す銀の縁取りと、『B』のランク刻印が刻まれている。昨日、ギルド本部で「測定不能」の果てに物理的な破壊をまき散らした少年の噂は、すでにこの界隈にも広まっていた。
「……通れ。だが、死んでもギルドを恨むなよ」
門番は引きつった顔で道を空けた。カイは一言も返さず、深い霧の立ち込める地下階段へと足を踏み入れた。
一階層から五階層までは、主に湿地を好む『泥人(マッドマン)』や『水毒蛇』が生息している。 通常の冒険者であれば、足場の悪さと視界の悪さに苦戦し、数時間をかけて突破する階層だ。
だが、カイの歩みは止まらない。 背後から音もなく忍び寄る水毒蛇に対し、彼は振り向きもせずに唇を動かした。
「――跪け(ひざまずけ)」
その瞬間、カイの背後で空気がひび割れたような音がした。 新技、『呪言・奉仕命令』。 彼の言葉に込められた圧倒的な呪力が、蛇の脊髄に直接叩き込まれる。捕食者であったはずの魔物は、即座に自らの牙を地面に突き立て、カイが通り過ぎるまで石像のように固まった。
「ふむ、この程度の格下なら、一言で十分か」
カイは歩きながら、周囲の環境を観察する。 (この世界のダンジョンは、ただの魔物の巣ではないな。まるで「装置」だ。負の感情を効率よく集め、循環させている……。誰が何の目的で作ったのかは知らんが、私の呪術の糧にはちょうどいい)
彼は雑魚モンスターを「道案内」として使役し、隠し通路や罠を最短距離で回避していく。 五、十、十五……。 通常、一週間はかかるはずの進程を、カイはわずか数時間で踏破しようとしていた。
その時、ダンジョンの深層から、震えるような「光」の波動が届いた。 それと共に、空気を腐らせるような、濃厚な死の臭い。
「……ほう。神聖魔法か。だが、ひどく濁っているな」
カイは退屈を紛らわすように、その波動の源へと向かった。
第十五階層。 巨大な崩落した大聖堂を模したエリアの中央で、絶望的な戦いが繰り広げられていた。
「皆、下がってください! 『聖なる障壁(セイント・ウォール)』!!」
銀髪を振り乱し、必死に杖を掲げる少女がいた。 王国の至宝、聖女候補と謳われるリィネ・ルミナスだ。彼女の周囲では、エリート揃いのはずの聖騎士たちが、全身を黒い斑点に覆われて呻いている。
彼らの前に立ちはだかっていたのは、本来この階層には存在し得ない変異種――『死霊公(レイス・ロード)』だった。
「キ、キキキ……清らかなる魂……食い甲斐がありそうだ……」
ボスの手から放たれるのは、物理的な攻撃ではない。 対象を内側から腐らせ、魂を直接汚染する「死の呪い」だ。
「聖なる光よ、不浄を、不浄を払いたまえ……! 『大浄化(ハイ・ピュリファイ)』!!」
リィネが涙ながらに叫び、最大級の浄化魔法を放つ。 しかし、眩い光がレイス・ロードに触れた瞬間、それは煤のように黒く染まり、逆にリィネたちを襲う凶器へと変貌した。
「そ、そんな……浄化魔法が、効かないなんて……」
リィネは膝をついた。 彼女が信じてきた神聖な力は、この圧倒的な呪いの前では、ただの「燃料」に過ぎなかった。 呪いとは、無理に払おうとすればするほど反発し、強くなる性質を持つ。皮肉にも、彼女の純粋な祈りが、敵をより強大にしてしまっていた。
「さあ……終わりの時間だ……」
レイス・ロードが巨大な鎌を振り上げる。 死の概念が具現化した刃が、無防備なリィネの首筋へと振り下ろされようとした、その時。
「おい、そこ。邪魔だ」
戦場に、場違いなほど平坦な声が響いた。
リィネが目を開けると、自分のすぐ後ろに、一人の少年が立っていた。 彼は武器も持たず、ただ右手をレイス・ロードの鎌へと伸ばしている。
「だ、ダメ! 逃げて! それに触れたら魂が消滅して……!」
リィネの制止が間に合うよりも早く。 カイの素手が、黒い霧でできた鎌をガシッと掴んだ。
「……は?」
レイス・ロードの動きが止まる。 リィネも、倒れていた騎士たちも、自分の目を疑った。 死そのものとも言える呪いの塊を、その少年はまるで「ただの棒切れ」でも掴むかのように、素手で握り潰していた。
「キ、キサマ……なぜ呪われない……? なぜ腐らない……!?」
レイス・ロードの顔(であったはずの霧)が、驚愕に歪む。
「呪われない? 妙なことを言うな。私の血管には、お前よりも遥かに濃密な呪いが流れているというのに」
カイは口角を上げ、不敵に笑った。
「神聖魔法なんて甘っちょろいものを使うから苦労するんだ。呪いってのはな、こうやって扱うんだよ」
カイの右手に、光を一切反射しない「真の闇」が宿った。
「食え。――『反転呪印・貪狼』」
カイが掴んだ箇所から、レイス・ロードの方へと黒い紋様が逆流し始めた。 ボスの身体を構成していた霧が、カイの腕に吸い込まれていく。捕食者と被食者が、一瞬にして入れ替わった。
「ガ、アアアア! オレの力が……吸い取られて……ヤメロ、ヤメロォ!!」
「騒ぐな。お前の質なら、ちょうどいい使い魔の材料になる」
カイは冷徹に言い放つと、左手を空に向けてかざした。
「――常闇の繭(とこやみのまゆ)」
空間が歪み、レイス・ロードを包むように巨大な闇の球体が出現した。 その内部では、時間の流れさえも書き換えられ、無数の呪術的な処理が行われる。数秒後、闇が弾けたとき、そこには五メートルを超えていた死霊の王の姿はなかった。
代わりに、カイの肩に、一羽の小さな「黒いカラス」が止まっていた。 そのカラスは、赤い瞳でリィネをじっと見つめ、服従の意を示すようにカイの頬を嘴で突いた。
「……さて。これで片付いたな」
カイは何事もなかったかのように歩き出そうとした。
「ま、待ってください……!」
リィネが震える声で呼び止める。 彼女の服は汚れ、誇り高き聖女の面影は崩れていたが、その瞳には未知の存在に対する畏怖と、抗い難い好奇心が宿っていた。
「あなたは……一体、何者なんですか? 呪いを、あんな……まるで友人のように扱うなんて……そんなこと、教典のどこにも……」
カイは足を止め、肩のカラスを指先で撫でながら、振り返らずに答えた。
「教典、か。そんな古い本に私のことは載っていないだろうな」
カイはリィネの祈りを見透かすように、少しだけ声を落とした。
「聖女様。覚えておけ。光があるところに影があるんじゃない。闇が深すぎるからこそ、光が必要になるだけだ。私のような者に祈っても、救いなど来ないぞ」
「そんな……。でも、あなたは私を助けてくれた……」
「助けたのではない。お前たちの祈りが私の獲物を肥やしたから、不愉快だっただけだ」
カイはそれだけ言うと、一歩も立ち止まることなく、さらに深い地下への階段へと消えていった。
静まり返った大聖堂跡。 残されたのは、奇跡的に「死の呪い」が消え、深い眠りについた騎士たちと、呆然と立ち尽くすリィネだけだった。
「カイ……様。あの黒い力……あんなに禍々しいのに、どうしてあんなに、澄んでいるように見えたのかしら……」
リィネは自分の胸に手を当て、早くなった鼓動を感じていた。 それが恐怖によるものなのか、それとも、世界を根底から変えてしまう「何か」に出会った高揚感なのか。
彼女は、自分が背負ってきた使命も、教会の教えも、あの少年の背中を見た瞬間に、ひどく些細なものに感じられてしまったことに気づいていなかった。
一方、階層をさらに下りながら、カイは肩のカラス――かつてのレイス・ロードだった式神に話しかけていた。
「おい、クロ。次は20階層だ。そこには、もう少し骨のある奴がいるか?」
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