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第1章:月影の観察者
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1. 景の世界と「快適な孤独」
佐伯景にとって、学校とは図書館の匂いと、廊下の壁の冷たさで構成された、静かで広大な背景だった。
高校二年生。クラスは二年B組。出席番号は二十一番。背の順は真ん中よりやや後ろ。成績は平均より上だが、目立つほどではない。景は常に、周囲の光量を最低限に抑えるように存在していた。
クラスメイトたちが休み時間になると一斉に席を立ち、笑い声を上げ、小さな集団を作り出す中、景はいつも自分の席から動かなかった。彼が一番落ち着く場所は、窓際から最も遠い、教卓寄りの壁側の席。ここなら、誰も彼に話しかけようとしないし、彼も誰かに話しかける必要がない。
孤独。それは景にとって、幼い頃から身につけた、最も安全な生存戦略だった。
彼は「陰キャ」という自覚があった。それは蔑称であると同時に、彼にとっては「快適で平和な孤独」を守るための防壁でもあった。他者との摩擦も、期待に応えるプレッシャーもない。彼の親友は、いつもカバンに忍ばせている文庫本であり、彼の世界は、ページの中にのみ存在していた。
「佐伯、今日は図書室行くの?」
同じ委員会でもなければ、部活も一緒ではない男子生徒が、景の隣の席に座る友人に向かって声をかけた。その声は、景の耳には入っているが、彼に向けられたものではないと認識すると、自動的に意識の外へ排出される。
景の視線は窓の外、正確には校舎を隔てた隣のクラス、二年A組の活発な生徒たちの動きを追っていた。彼にとって、隣のクラスの生徒たちは、自分が決して踏み入れない、別世界の住人たちだ。
彼らの笑い声は、彼のいるB組の静寂とは対極にあり、まるで別のBGMのように聞こえる。
そして、そのBGMの中心には、いつも彼女がいた。
️2. 太陽の発見:藤咲陽菜
藤咲陽菜。二年A組。彼女は、景にとって「太陽」という二文字以外で形容するのが難しい存在だった。
景が彼女の存在を初めて強烈に意識したのは、去年の秋だった。体育祭の学年リレー。クラス対抗の最終種目。A組のアンカーを務めていた陽菜は、バトンゾーンで前の走者との距離が開き、一瞬、泣きそうなほど悔しそうな顔をした。
その顔を見た瞬間、景は彼女がただ明るいだけの人間ではないことを悟った。彼女の努力、彼女のプレッシャー、そして彼女の「悔しさ」という、生々しい感情の輝き。それは、普段見せる、作り物のように完璧な笑顔よりもずっと、景の胸を強く打った。
それ以来、景は藤咲陽菜を観察することを、彼の「日課」にしてしまった。
彼の観察は、ストーカー的なものではない。それは純粋な好奇心、あるいは美術鑑賞のようなものだ。景は、彼女の行動パターン、彼女がよく話す友人、彼女の笑い声のトーンの変化、そして彼女が一人になった時にだけ見せる仕草を注意深く記録していた。
• 廊下を歩くとき、彼女はいつも前を向いている。立ち止まって誰かと話すときは、必ず相手の目を見て、優しく相槌を打つ。
• 部活(おそらくバレーボール部)の練習終わり、彼女は必ず体育館の裏で深呼吸を一つする。その時、彼女は一瞬だけ、誰にも見られていないという安心感からか、肩の力が抜けた表情になる。
• 学食で、彼女はいつも友人たちに囲まれているが、パンをちぎって食べる瞬間は、時々遠くを見つめ、どこか寂しそうな目をする。
景は、彼女の周りには常に光が差し、笑い声が飛び交い、彼女が「学校の人気者」であるという事実を知っている。しかし、景が惹かれたのは、その「人気者」の仮面の下にある、人知れず抱える一瞬の孤独だった。
「僕と同じだ」と、景は無意識に思った。もちろん、状況は全く違う。陽菜は常に人々に囲まれている。景は常に孤独だ。だが、その一瞬の寂しさは、景の「快適な孤独」とは異質の、「輝きすぎるがゆえの孤独」のように景には見えた。
この発見が、景の心に初めての、そして強烈な恋心を植え付けた。
3. 縮まらない距離と自己嫌悪
景の恋心は、しかし、行動には一切結びつかなかった。
彼は陽菜がA組の教室で笑っているのを見るだけで満足しようとした。
「この距離が、僕にとって一番安全だ」と。
彼女に話しかける?
考えただけで心臓が激しく脈打ち、手のひらに汗が滲む。何を話せばいい? 彼は彼女について知りすぎているが、それはすべて「観察」の結果だ。
「あの…いつも見てました?」
そんなことを言おうものなら、陽菜はきっと顔を引きつらせ、二度と景のいる方向を見なくなるだろう。その恐怖が、景の足かせとなっていた。彼は、陽菜の輝きを汚すことを何よりも恐れた。
「僕のような陰キャが、太陽のような君に話しかけるなんて、おこがましい」
この自己評価の低さが、景の最大の壁だった。彼は、自分の存在が彼女の世界に影を落とすことを恐れていた。だから、遠くから見つめる、ただの「月影の観察者」であり続けることを選んだ。
4. 最初のチャンスと失敗
しかし、運命は、景に最初の接触の機会を与えてしまう。
ある放課後。景は図書館での読書を終え、誰もいない廊下を歩いていた。すでにほとんどの生徒が下校している時間帯だった。
曲がり角を曲がった瞬間、景は床に落ちている小さなビニール製のファイルを見つけた。半透明のピンク色で、中には数枚のルーズリーフが入っている。
景がそれを拾い上げると、表紙を飾る小さなマスコットと、裏面に書かれた小さな文字で、すぐに誰のものか理解した。
『藤咲陽菜』。
彼女の名前だった。
景の心臓が警鐘を鳴らすように激しく打ち始めた。これは、陽菜に直接話しかけられる、唯一にして最大のチャンスだった。この時間、彼女がまだ部活で残っている可能性は高い。職員室に届けることもできるが、それでは彼女の手に直接返せない。
景はファイルを持ち、数歩、A組の教室棟の方へ足を進めた。彼の頭の中では、陽菜に渡すシミュレーションが高速で再生される。
「あの…藤咲さんですか? これ、落ちてましたよ」
「えっ、あ! 助かりました、佐伯くん! ありがとう!」
…『佐伯くん』。
彼女が自分の名前を知っているという設定は都合が良すぎる。
「あの…藤咲さん。これ…」
「ありがとう! ええと…」
…彼女に名前を思い出させて、困惑させるかもしれない。
景の足は、A組の教室棟の入り口でピタリと止まった。喉が詰まり、手に持ったファイルが異様に重く感じる。恐怖が、恋心を上回った。
「もし…気持ち悪いと思われたらどうしよう」
「もし…『なんであなたが持ってるの?』と不審に思われたら?」
景はファイルを持ったまま、その場に立ち尽くしていた。時間は一分にも満たないが、景にとっては永遠のように感じられた。
その時、背後から軽快な足音が近づいてきた。
「あれ、佐伯? 何してんの、こんなとこで」
それは、B組で比較的目立つ存在の野球部員、佐藤だった。佐藤は景の手に目を留めた。
「あ、それ、藤咲のじゃん。さっき、体育館行くとき落としたって言ってたよ。俺、藤咲んとこ行くから、ついでに渡しとくよ」
佐藤は景の返事を聞く前に、ファイルをひょいと景の手から取った。
「サンキューな、佐伯!」
佐藤は景を振り返りもせず、陽菜のいる体育館の方へ駆けていった。
景は、その場に一人取り残された。彼の心臓は、激しい運動をした後のように打ち続けていたが、それは恐怖からではなく、後悔からだった。
5. 行動しなかった代償
佐藤が陽菜にファイルを返し、陽菜が「ありがとう、佐藤くん!」と明るく微笑む情景が、景の頭の中に鮮明に浮かんだ。その笑顔は、景が必死に手に入れようとしていたはずのものだ。
景は、自分自身に強く腹が立った。
ファイルを取り上げられたのではない。彼は、自分からファイルを渡すという行動を、寸前のところで放棄したのだ。それはまるで、目の前に差し出された合格切符を、怖気づいて掴みそこねたような感覚だった。
彼の世界では、誰も彼を責めなかった。佐藤は単なる親切心でファイルを持っていっただけだ。陽菜は、ファイルが返ってきたことに感謝するだろう。
誰も傷ついていない。
だが、景自身は深く傷ついていた。
行動しないこと。それは彼にとって、安全な選択だったはずだ。しかし、今、景は悟った。行動しないことは、何も起こらない「平和」ではなく、「望んだ変化が永遠に訪れない停滞」なのだと。
彼は、自分の手で二人の間の距離を縮めるチャンスを、自ら手放してしまった。
誰も知らない放課後の廊下で、景は壁にもたれかかり、大きくため息をついた。
「この距離は、一生縮まらない」
景はそう独りごちたが、その声には以前のような諦めではなく、初めて「この距離を変えたい」という強い願望と、それを阻む自分自身への静かな怒りが含まれていた。
彼にとって、太陽の輝きは遠すぎる。だが、今、彼は月影の下で、その距離を測り始めている。
佐伯景にとって、学校とは図書館の匂いと、廊下の壁の冷たさで構成された、静かで広大な背景だった。
高校二年生。クラスは二年B組。出席番号は二十一番。背の順は真ん中よりやや後ろ。成績は平均より上だが、目立つほどではない。景は常に、周囲の光量を最低限に抑えるように存在していた。
クラスメイトたちが休み時間になると一斉に席を立ち、笑い声を上げ、小さな集団を作り出す中、景はいつも自分の席から動かなかった。彼が一番落ち着く場所は、窓際から最も遠い、教卓寄りの壁側の席。ここなら、誰も彼に話しかけようとしないし、彼も誰かに話しかける必要がない。
孤独。それは景にとって、幼い頃から身につけた、最も安全な生存戦略だった。
彼は「陰キャ」という自覚があった。それは蔑称であると同時に、彼にとっては「快適で平和な孤独」を守るための防壁でもあった。他者との摩擦も、期待に応えるプレッシャーもない。彼の親友は、いつもカバンに忍ばせている文庫本であり、彼の世界は、ページの中にのみ存在していた。
「佐伯、今日は図書室行くの?」
同じ委員会でもなければ、部活も一緒ではない男子生徒が、景の隣の席に座る友人に向かって声をかけた。その声は、景の耳には入っているが、彼に向けられたものではないと認識すると、自動的に意識の外へ排出される。
景の視線は窓の外、正確には校舎を隔てた隣のクラス、二年A組の活発な生徒たちの動きを追っていた。彼にとって、隣のクラスの生徒たちは、自分が決して踏み入れない、別世界の住人たちだ。
彼らの笑い声は、彼のいるB組の静寂とは対極にあり、まるで別のBGMのように聞こえる。
そして、そのBGMの中心には、いつも彼女がいた。
️2. 太陽の発見:藤咲陽菜
藤咲陽菜。二年A組。彼女は、景にとって「太陽」という二文字以外で形容するのが難しい存在だった。
景が彼女の存在を初めて強烈に意識したのは、去年の秋だった。体育祭の学年リレー。クラス対抗の最終種目。A組のアンカーを務めていた陽菜は、バトンゾーンで前の走者との距離が開き、一瞬、泣きそうなほど悔しそうな顔をした。
その顔を見た瞬間、景は彼女がただ明るいだけの人間ではないことを悟った。彼女の努力、彼女のプレッシャー、そして彼女の「悔しさ」という、生々しい感情の輝き。それは、普段見せる、作り物のように完璧な笑顔よりもずっと、景の胸を強く打った。
それ以来、景は藤咲陽菜を観察することを、彼の「日課」にしてしまった。
彼の観察は、ストーカー的なものではない。それは純粋な好奇心、あるいは美術鑑賞のようなものだ。景は、彼女の行動パターン、彼女がよく話す友人、彼女の笑い声のトーンの変化、そして彼女が一人になった時にだけ見せる仕草を注意深く記録していた。
• 廊下を歩くとき、彼女はいつも前を向いている。立ち止まって誰かと話すときは、必ず相手の目を見て、優しく相槌を打つ。
• 部活(おそらくバレーボール部)の練習終わり、彼女は必ず体育館の裏で深呼吸を一つする。その時、彼女は一瞬だけ、誰にも見られていないという安心感からか、肩の力が抜けた表情になる。
• 学食で、彼女はいつも友人たちに囲まれているが、パンをちぎって食べる瞬間は、時々遠くを見つめ、どこか寂しそうな目をする。
景は、彼女の周りには常に光が差し、笑い声が飛び交い、彼女が「学校の人気者」であるという事実を知っている。しかし、景が惹かれたのは、その「人気者」の仮面の下にある、人知れず抱える一瞬の孤独だった。
「僕と同じだ」と、景は無意識に思った。もちろん、状況は全く違う。陽菜は常に人々に囲まれている。景は常に孤独だ。だが、その一瞬の寂しさは、景の「快適な孤独」とは異質の、「輝きすぎるがゆえの孤独」のように景には見えた。
この発見が、景の心に初めての、そして強烈な恋心を植え付けた。
3. 縮まらない距離と自己嫌悪
景の恋心は、しかし、行動には一切結びつかなかった。
彼は陽菜がA組の教室で笑っているのを見るだけで満足しようとした。
「この距離が、僕にとって一番安全だ」と。
彼女に話しかける?
考えただけで心臓が激しく脈打ち、手のひらに汗が滲む。何を話せばいい? 彼は彼女について知りすぎているが、それはすべて「観察」の結果だ。
「あの…いつも見てました?」
そんなことを言おうものなら、陽菜はきっと顔を引きつらせ、二度と景のいる方向を見なくなるだろう。その恐怖が、景の足かせとなっていた。彼は、陽菜の輝きを汚すことを何よりも恐れた。
「僕のような陰キャが、太陽のような君に話しかけるなんて、おこがましい」
この自己評価の低さが、景の最大の壁だった。彼は、自分の存在が彼女の世界に影を落とすことを恐れていた。だから、遠くから見つめる、ただの「月影の観察者」であり続けることを選んだ。
4. 最初のチャンスと失敗
しかし、運命は、景に最初の接触の機会を与えてしまう。
ある放課後。景は図書館での読書を終え、誰もいない廊下を歩いていた。すでにほとんどの生徒が下校している時間帯だった。
曲がり角を曲がった瞬間、景は床に落ちている小さなビニール製のファイルを見つけた。半透明のピンク色で、中には数枚のルーズリーフが入っている。
景がそれを拾い上げると、表紙を飾る小さなマスコットと、裏面に書かれた小さな文字で、すぐに誰のものか理解した。
『藤咲陽菜』。
彼女の名前だった。
景の心臓が警鐘を鳴らすように激しく打ち始めた。これは、陽菜に直接話しかけられる、唯一にして最大のチャンスだった。この時間、彼女がまだ部活で残っている可能性は高い。職員室に届けることもできるが、それでは彼女の手に直接返せない。
景はファイルを持ち、数歩、A組の教室棟の方へ足を進めた。彼の頭の中では、陽菜に渡すシミュレーションが高速で再生される。
「あの…藤咲さんですか? これ、落ちてましたよ」
「えっ、あ! 助かりました、佐伯くん! ありがとう!」
…『佐伯くん』。
彼女が自分の名前を知っているという設定は都合が良すぎる。
「あの…藤咲さん。これ…」
「ありがとう! ええと…」
…彼女に名前を思い出させて、困惑させるかもしれない。
景の足は、A組の教室棟の入り口でピタリと止まった。喉が詰まり、手に持ったファイルが異様に重く感じる。恐怖が、恋心を上回った。
「もし…気持ち悪いと思われたらどうしよう」
「もし…『なんであなたが持ってるの?』と不審に思われたら?」
景はファイルを持ったまま、その場に立ち尽くしていた。時間は一分にも満たないが、景にとっては永遠のように感じられた。
その時、背後から軽快な足音が近づいてきた。
「あれ、佐伯? 何してんの、こんなとこで」
それは、B組で比較的目立つ存在の野球部員、佐藤だった。佐藤は景の手に目を留めた。
「あ、それ、藤咲のじゃん。さっき、体育館行くとき落としたって言ってたよ。俺、藤咲んとこ行くから、ついでに渡しとくよ」
佐藤は景の返事を聞く前に、ファイルをひょいと景の手から取った。
「サンキューな、佐伯!」
佐藤は景を振り返りもせず、陽菜のいる体育館の方へ駆けていった。
景は、その場に一人取り残された。彼の心臓は、激しい運動をした後のように打ち続けていたが、それは恐怖からではなく、後悔からだった。
5. 行動しなかった代償
佐藤が陽菜にファイルを返し、陽菜が「ありがとう、佐藤くん!」と明るく微笑む情景が、景の頭の中に鮮明に浮かんだ。その笑顔は、景が必死に手に入れようとしていたはずのものだ。
景は、自分自身に強く腹が立った。
ファイルを取り上げられたのではない。彼は、自分からファイルを渡すという行動を、寸前のところで放棄したのだ。それはまるで、目の前に差し出された合格切符を、怖気づいて掴みそこねたような感覚だった。
彼の世界では、誰も彼を責めなかった。佐藤は単なる親切心でファイルを持っていっただけだ。陽菜は、ファイルが返ってきたことに感謝するだろう。
誰も傷ついていない。
だが、景自身は深く傷ついていた。
行動しないこと。それは彼にとって、安全な選択だったはずだ。しかし、今、景は悟った。行動しないことは、何も起こらない「平和」ではなく、「望んだ変化が永遠に訪れない停滞」なのだと。
彼は、自分の手で二人の間の距離を縮めるチャンスを、自ら手放してしまった。
誰も知らない放課後の廊下で、景は壁にもたれかかり、大きくため息をついた。
「この距離は、一生縮まらない」
景はそう独りごちたが、その声には以前のような諦めではなく、初めて「この距離を変えたい」という強い願望と、それを阻む自分自身への静かな怒りが含まれていた。
彼にとって、太陽の輝きは遠すぎる。だが、今、彼は月影の下で、その距離を測り始めている。
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