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第3章 25番目の場所
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悟の脅しと、非通知の電話から聞こえた幼い笑い声が、葵の思考を支配していた。悟は「お前も共犯者だ」と言った。傍観者としての罪悪感は、25年経っても消えない十字架だ。しかし、いま沈黙すれば、それは悟の隠蔽に加担することになる。
葵は、出版社の編集者という、持ち前の探究心を武器に、意を決して現場へと向かった。
旧・第25図書室。
小学校の校舎は既に解体され、残るは体育館と、図書室のあった棟だけだった。再開発の柵で囲われた敷地に入り込むのは容易だったが、図書室の建物自体は、窓ガラスが割れ、蔦が絡みつき、廃墟と化していた。
葵がレコーダーのGPS情報が示す場所――図書室の裏手に回ると、そこは生い茂る雑草と、取り壊しのために積み上げられた廃材の山に覆われていた。
「25番目……」
図書室は、校舎の端から数えて25番目の部屋だったという、学校の記憶が蘇る。葵は、恵が遺したメッセージの断片を反芻した。
「25の秘密」
「卒業式は、今から始まる」
そして、昨夜レコーダーが示した最終位置情報。
葵は足元の土を注意深く観察した。25年前にタイムカプセルが埋められていた校庭と違い、この場所は、誰も掘り返した形跡がなかった。悟が探していたのは、あくまで「タイムカプセル」で、この裏手に隠されたメッセージには気づいていない。
図書室の裏壁に沿って、葵が探したのは、不自然な「穴」や「隙間」だった。図書室の窓はすべて閉鎖されていたが、壁の足元に、換気口のような小さな開口部が一つだけ、コンクリートの破片で半分埋もれていた。
葵はスマートフォンをライトにして、その開口部を照らした。内部は土と埃にまみれていたが、奥に微かに、反射する金属の光が見えた。
手を伸ばし、土を掻き分け、中から引きずり出したのは、錆びついたアルミ缶だった。表面には油性マジックで、乱暴に『25』という数字が書き殴られている。
「第二のカプセル……」
缶の蓋は、錆びて固く閉ざされていた。葵は持参した工具で慎重に蓋を開けた。中に入っていたのは、ただ一枚の、折りたたまれた紙切れだった。当時の小学校指定の、薄いクリーム色の原稿用紙だ。
手が震える。過去と現在が交錯する瞬間。
葵は、原稿用紙を開いた。そこに書かれていたのは、恵の筆跡で記された、「一つの真実」だった。
卒業式前日の夜
それは、25年前の卒業式前日。いじめは最高潮に達し、恵は精神的に追い詰められていた。
「いじめグループは、卒業前に、ある先生の秘密を知ってしまった。その秘密を口外しないことを条件に、恵に『最後の試練』と称して、深夜の学校に呼び出した」
その夜、旧・第25図書室の暗闇の中。いじめグループは、図書室にあった「卒業記念制作の大きなガラス板」を恵に押し付け、わざと躓かせようとした。
そして、事故は起きた。
恵はガラスを支えきれず、大きな音を立ててそれを床に落とした。その瞬間、隠れて様子を見ていた悟が慌てて飛び出してくる。ガラス片が、恵の足首の腱を深く切った。
「恵は失神した。私たちはパニックになった。悟が『卒業を控えた私たちの未来のため、これを事故として隠蔽するしかない』と言い、恵を病院ではなく、誰もいない親戚の家に運び込んだ」
悟は、いじめの事実が明るみに出れば、自分たち全員の進学や未来が潰えると恐れた。彼は、恵の両親にも「学校側が介入しないよう」口止めし、恵の失踪を「家出」に見せかけて、強引に遠方へ隔離したのだ。
紙には、こう結ばれていた。
「私の足首の傷は、あの時のあなたのたちの『罪の証拠』。そして、悟が私を匿った場所――『25番目の親戚の家』こそが、25年間の沈黙の代償よ。」
共犯者の罪と罰
葵は息を呑んだ。悟が隠していたのは、単なるいじめの事実ではない。恵を家出に見せかけて隔離したという、誘拐にも等しい「犯罪」だった。
その時、図書室の裏口から、足音が近づいてきた。
「見つけたぞ、葵」
悟だった。彼は息を切らし、手には金属バットのようなものを持っている。
「やっぱりお前、ここに来たんだな。だから言っただろ、蒸し返すなと!」
「悟……恵をどこにやったの?」
葵は震えながらも、アルミ缶を背中に隠した。
「どこにやっただと? ふざけるな! 恵は生きてる! 25年間、遠い親戚の家で静かに暮らしてるんだ。俺は、あいつを守ったんだ!」
悟は顔を歪ませた。彼の告白は、懺悔というよりも、自己弁護だった。
「あの時、あいつが自滅したことで、俺たち全員の未来は守られた。俺はただ、その『沈黙の代償』を、あいつに支払い続けてきただけだ。なのに、あいつは、25年経って、こんな『卒業式』を仕掛けてきた!」
悟は、レコーダーのメッセージを指して言った。恵のメッセージは、悟に「最後の告白」をさせるための仕掛けだったのだ。
「あのレコーダー、それにその缶、すべて私に渡せ。そうすれば、お前が傍観者だったという罪も、恵を巻き込んだこの事件も、永遠に闇の中だ」
悟は一歩一歩、近づいてくる。葵は逃げ道を失い、アルミ缶を握りしめた。
「渡さないわ。これは、恵が私たちにくれた『25年分の答え』よ」
その瞬間、葵のスマートフォンが激しく振動した。着信。表示は、またも『非通知』。
悟の顔が恐怖に歪んだ。
「やめろ!出るな!」
しかし、葵は逆らった。この電話の先に、真実がある。葵は通話ボタンをスライドさせた。
『……もしもし!』
返答はない。しかし、クリアになった受話器の向こうから、先ほどとは比べ物にならないほどはっきりと、静かな女性の声が聞こえてきた。
『……私は、あなたたちの25年目の卒業生。悟、もう逃げなくていいよ。』
そして、その声は、葵に語りかけた。
『藤野葵。傍観者だったあなたには、私が隠した『最後の真実』を託すわ。それは、25番目の、図書館の古い本の裏。』
恵の声は、悟にしか聞こえないはずの秘密の場所を、葵に告げた。それは、悟が恵を匿った場所ではなく、25年前の事件の「動機」に関わる、別の隠蔽の証拠だった。
悟の顔から、すべての色が消えた。彼は膝から崩れ落ち、バットが乾いた土の上に落ちた。
「嘘だ……。そんなはずは……」
葵は、アルミ缶を地面に置き、再び図書室の中へと足を踏み入れた。恵のメッセージは、悟の隠蔽を破る「更なる真実」へと、葵を導いたのだ。
葵は、出版社の編集者という、持ち前の探究心を武器に、意を決して現場へと向かった。
旧・第25図書室。
小学校の校舎は既に解体され、残るは体育館と、図書室のあった棟だけだった。再開発の柵で囲われた敷地に入り込むのは容易だったが、図書室の建物自体は、窓ガラスが割れ、蔦が絡みつき、廃墟と化していた。
葵がレコーダーのGPS情報が示す場所――図書室の裏手に回ると、そこは生い茂る雑草と、取り壊しのために積み上げられた廃材の山に覆われていた。
「25番目……」
図書室は、校舎の端から数えて25番目の部屋だったという、学校の記憶が蘇る。葵は、恵が遺したメッセージの断片を反芻した。
「25の秘密」
「卒業式は、今から始まる」
そして、昨夜レコーダーが示した最終位置情報。
葵は足元の土を注意深く観察した。25年前にタイムカプセルが埋められていた校庭と違い、この場所は、誰も掘り返した形跡がなかった。悟が探していたのは、あくまで「タイムカプセル」で、この裏手に隠されたメッセージには気づいていない。
図書室の裏壁に沿って、葵が探したのは、不自然な「穴」や「隙間」だった。図書室の窓はすべて閉鎖されていたが、壁の足元に、換気口のような小さな開口部が一つだけ、コンクリートの破片で半分埋もれていた。
葵はスマートフォンをライトにして、その開口部を照らした。内部は土と埃にまみれていたが、奥に微かに、反射する金属の光が見えた。
手を伸ばし、土を掻き分け、中から引きずり出したのは、錆びついたアルミ缶だった。表面には油性マジックで、乱暴に『25』という数字が書き殴られている。
「第二のカプセル……」
缶の蓋は、錆びて固く閉ざされていた。葵は持参した工具で慎重に蓋を開けた。中に入っていたのは、ただ一枚の、折りたたまれた紙切れだった。当時の小学校指定の、薄いクリーム色の原稿用紙だ。
手が震える。過去と現在が交錯する瞬間。
葵は、原稿用紙を開いた。そこに書かれていたのは、恵の筆跡で記された、「一つの真実」だった。
卒業式前日の夜
それは、25年前の卒業式前日。いじめは最高潮に達し、恵は精神的に追い詰められていた。
「いじめグループは、卒業前に、ある先生の秘密を知ってしまった。その秘密を口外しないことを条件に、恵に『最後の試練』と称して、深夜の学校に呼び出した」
その夜、旧・第25図書室の暗闇の中。いじめグループは、図書室にあった「卒業記念制作の大きなガラス板」を恵に押し付け、わざと躓かせようとした。
そして、事故は起きた。
恵はガラスを支えきれず、大きな音を立ててそれを床に落とした。その瞬間、隠れて様子を見ていた悟が慌てて飛び出してくる。ガラス片が、恵の足首の腱を深く切った。
「恵は失神した。私たちはパニックになった。悟が『卒業を控えた私たちの未来のため、これを事故として隠蔽するしかない』と言い、恵を病院ではなく、誰もいない親戚の家に運び込んだ」
悟は、いじめの事実が明るみに出れば、自分たち全員の進学や未来が潰えると恐れた。彼は、恵の両親にも「学校側が介入しないよう」口止めし、恵の失踪を「家出」に見せかけて、強引に遠方へ隔離したのだ。
紙には、こう結ばれていた。
「私の足首の傷は、あの時のあなたのたちの『罪の証拠』。そして、悟が私を匿った場所――『25番目の親戚の家』こそが、25年間の沈黙の代償よ。」
共犯者の罪と罰
葵は息を呑んだ。悟が隠していたのは、単なるいじめの事実ではない。恵を家出に見せかけて隔離したという、誘拐にも等しい「犯罪」だった。
その時、図書室の裏口から、足音が近づいてきた。
「見つけたぞ、葵」
悟だった。彼は息を切らし、手には金属バットのようなものを持っている。
「やっぱりお前、ここに来たんだな。だから言っただろ、蒸し返すなと!」
「悟……恵をどこにやったの?」
葵は震えながらも、アルミ缶を背中に隠した。
「どこにやっただと? ふざけるな! 恵は生きてる! 25年間、遠い親戚の家で静かに暮らしてるんだ。俺は、あいつを守ったんだ!」
悟は顔を歪ませた。彼の告白は、懺悔というよりも、自己弁護だった。
「あの時、あいつが自滅したことで、俺たち全員の未来は守られた。俺はただ、その『沈黙の代償』を、あいつに支払い続けてきただけだ。なのに、あいつは、25年経って、こんな『卒業式』を仕掛けてきた!」
悟は、レコーダーのメッセージを指して言った。恵のメッセージは、悟に「最後の告白」をさせるための仕掛けだったのだ。
「あのレコーダー、それにその缶、すべて私に渡せ。そうすれば、お前が傍観者だったという罪も、恵を巻き込んだこの事件も、永遠に闇の中だ」
悟は一歩一歩、近づいてくる。葵は逃げ道を失い、アルミ缶を握りしめた。
「渡さないわ。これは、恵が私たちにくれた『25年分の答え』よ」
その瞬間、葵のスマートフォンが激しく振動した。着信。表示は、またも『非通知』。
悟の顔が恐怖に歪んだ。
「やめろ!出るな!」
しかし、葵は逆らった。この電話の先に、真実がある。葵は通話ボタンをスライドさせた。
『……もしもし!』
返答はない。しかし、クリアになった受話器の向こうから、先ほどとは比べ物にならないほどはっきりと、静かな女性の声が聞こえてきた。
『……私は、あなたたちの25年目の卒業生。悟、もう逃げなくていいよ。』
そして、その声は、葵に語りかけた。
『藤野葵。傍観者だったあなたには、私が隠した『最後の真実』を託すわ。それは、25番目の、図書館の古い本の裏。』
恵の声は、悟にしか聞こえないはずの秘密の場所を、葵に告げた。それは、悟が恵を匿った場所ではなく、25年前の事件の「動機」に関わる、別の隠蔽の証拠だった。
悟の顔から、すべての色が消えた。彼は膝から崩れ落ち、バットが乾いた土の上に落ちた。
「嘘だ……。そんなはずは……」
葵は、アルミ缶を地面に置き、再び図書室の中へと足を踏み入れた。恵のメッセージは、悟の隠蔽を破る「更なる真実」へと、葵を導いたのだ。
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