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season1
第11話:呪文を撃ち落とす矢
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1. Cランクの矜持と新たな脅威
Cランク昇格後、リアンの名はアストリアのギルドを超え、王都の冒険者の間にも広がり始めていた。彼への依頼は、以前のように単なる討伐ではなく、「通常の戦術では解決不能な特殊な問題」がほとんどになった。
その日、リアンとマリナが受けた依頼は、王都の結界師団からの要請だった。
「王都郊外にある古代の遺跡で、強力な魔力を帯びた『特異点』が発生したわ。特異点から出現する魔物は、通常の魔法攻撃に高い耐性を持ち、近接戦闘では強力な魔力障壁を展開するらしいわ」
マリナが資料を読み上げる。
「魔法耐性と、物理を防ぐ魔力障壁……」
リアンは静かに弓を撫でた。「俺の魔力矢(アロー・エンチャント)と、ゼロ・ブレイク(ボウ・ブレード)の『振動弓術』の有効性を試すには最適だ」
しかし、依頼の討伐対象である特異点の魔物よりも、彼らの前に立ちはだかったのは、王都から派遣されてきた一団だった。
「待ちなさい、弓術士」
リアンの前に現れたのは、高位の魔法使いゼノン。彼は、王都の魔法師団に所属するBランクの魔導士であり、炎と雷の広域魔法を得意としていた。
「ここは、我々魔法使いが主導権を握るべき現場だ。特異点の魔力障壁を破れるのは、高密度の魔力攻撃だけ。弓術士などという古びた職業は、せいぜい遠くで警備でもしていなさい」
ゼノンの声には、剣士ヴァンスとは比べ物にならないほど強い、魔法職としての絶対的な優越感が滲んでいた。
「指揮は、現場の状況を最も正確に把握し、最適な判断を下せる者が執るべきです」
リアンは反論した。
ゼノンは鼻で笑った。
「お前の小賢しい戦術など、魔力の奔流の前では無意味だ。弓の速度と、炎の速度、どちらが速い? 魔法使いは、弓術士が矢を放つ詠唱の必要すらないのだ」
ゼノンの言う通り、高位の魔法使いは、短く呪文を唱えるだけで、驚異的な速度で魔法を繰り出せる。リアンの『ソニック・アロー』の速度を上回る、魔力そのものの奔流には、物理的な矢では対抗できないというのが、この世界の常識だった。
2. 魔法の奔流と絶体絶命の危機
特異点の遺跡内部。ゼノンは、リアンの忠告を無視し、単独で特異点から出現した魔物群へと向かっていった。
「見せてやる! これが弓術士とは次元の違う、『力』だ!」
ゼノンは詠唱を開始した。彼の魔力が空気中の魔力を吸い上げ、巨大な炎の塊が生成されようとする。
その時、特異点の中心から、魔物群を統率する一体の強力な魔法耐性を持つ魔物(アビス・ガーディアン)が出現した。アビス・ガーディアンは、ゼノンが詠唱中の炎の塊を一瞥し、ゼノンの存在そのものを消し去ると判断した。
「シャドウ・ランス!」
アビス・ガーディアンは、ゼノンの詠唱が完了するより早く、その手に収束させた『闇の魔力の槍』を、光速に近い速度で放った。
闇の槍は、空間を歪ませながら、詠唱に集中し、無防備なゼノンへと一直線に突き進む。ゼノンの炎の塊が完成するまで、残された時間はわずか0.5秒。避けることも、防御魔法を張ることも、間に合わない。
「なっ……馬鹿な! 速すぎる!」
ゼノンは顔面蒼白になった。
「リアンさん!」
マリナが悲鳴に近い声を上げる。
3. ナノ・サイト、魔法の構造を解析
リアンは、ゼノンの魔法が完成するのを待たず、一瞬で動いた。
(超感覚集中(フォーカス・ゼロ)深度最大)
リアンの視界では、光速に近い『闇の魔力の槍』が、まるで油絵の具のように、その軌跡を残しながら、ゆっくりとゼノンに迫っている。
リアンが捉えたのは、闇の槍の『物理的な速度』ではなく、槍を構成する『魔力粒子の振動数と、最も魔力が凝縮されたコア』だった。
「魔力は、物理ではない。だが、凝縮された魔力は、物理的な構造を持つ!」
リアンは、マジック・イーターを発動させることを決意した。彼の持つ最高の速度と貫通力、そして魔力制御が融合した、究極の対魔法弓術だ。
リアンは『ストーム・ウィスパー』の弦を引いた。矢の先端には、リアンが制御する青白い魔力(アロー・エンチャント)が灯る。
そして、矢を放った。それは、ゼノンの詠唱を狙うのではなく、ゼノンに向かって飛翔する『闇の魔力の槍』そのものを狙った。
ヒュウウウ!
矢は、超音速のソニック・アローで闇の槍の軌道へ突入する。
リアンが狙ったのは、闇の槍の中心にある、僅か数ミリの『魔力コア』。そのコアは、闇の槍全体の魔力を維持する、構造的な弱点だった。
リアンの矢は、闇の槍の構造を解析し、完璧な軌道とタイミングで、その魔力コアに、一点集中で魔力攻撃を仕掛けた。
4. 魔法使いを凌駕した一撃
キンッ!
闇の槍と魔力矢が激突した瞬間、派手な爆発は起こらなかった。代わりに、闇の槍は魔力コアを破壊され、構造を維持できなくなり、まるで砂が崩れるように、一瞬で霧散した。
魔法が、物理的な矢によって、『喰い尽くされた』のだ。
ゼノンは、自身の目の前で、自身を消し去るはずだった闇の槍が、青白い光と共に消滅した光景に、茫然自失となった。彼は、詠唱を完了することすらできなかった。
「な……なぜだ? 魔法が……消滅した?」
ゼノンが混乱している間にも、リアンは二体目のアビス・ガーディアンを睨み、次の魔力矢の準備に入っていた。
「ゼノンさん、詠唱を中断してください。そして、避けて!」
アビス・ガーディアンは、自身の放った必殺の一撃を、弓術士の矢で打ち消されたという事実に激しく動揺していた。次の攻撃の『予備動作』が、一瞬だけ遅れた。
リアンはその一瞬を逃さない。
ドォン!
二発目の魔力矢は、アビス・ガーディアンの魔力障壁を貫通し、その本体のコアを直撃。強力な魔物だったが、リアンの超精密な一点集中攻撃には耐えられず、崩れ落ちた。
特異点から出現した魔物群は、統率者を失い、リアンの精密射撃によって次々と無力化されていった。
5. 弓術士、魔法使いを凌駕する
戦闘が終わり、静寂が遺跡を包んだ。
ゼノンは、震える足でリアンに近づいた。彼は、魔法が「最強の火力」であるという絶対的な信仰を、根底から覆されたのだ。
「ありえない……詠唱を終えた魔法を、矢で分解するだと? お前は、魔法使いではない。しかし、魔法の構造を『理解』し、『制御』した……」
リアンは静かに弓を下ろした。
「魔力は、粒子であり、振動です。俺の集中力は、その粒子の波長を解析し、俺の魔力矢が、その『構造的な欠陥』を突くことができます」
それは、魔法使いが魔力炉や詠唱で魔力を操るのに対し、リアンがナノ・サイトという物理演算で魔力を操るという、次元の異なる技術だった。
「弓術士が、魔法を制した……」
ゼノンは、もはやリアンを侮蔑することはできなかった。彼の目には、驚愕と、そして深い畏敬の念があった。
マリナは、誇らしげにリアンを見つめた。
「これで、誰もリアンさんの弓術を『最弱』だなんて言えなくなったわね。遠距離からの絶対的な魔法封じ。これが、あなたの新しい称号よ」
リアンは、この勝利によって、冒険者ヒエラルキーの頂点に立つ魔法使いの地位をも脅かし始めた。彼の弓術は、遠距離、近接、そして対魔法——全ての戦闘領域で『支配者』となる道を歩み始めたのだった。しかし、彼の集中力は、この勝利の裏に隠された、叔父の死に関わる、より強大な敵対組織の影を捉え始めていた。
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その日、リアンとマリナが受けた依頼は、王都の結界師団からの要請だった。
「王都郊外にある古代の遺跡で、強力な魔力を帯びた『特異点』が発生したわ。特異点から出現する魔物は、通常の魔法攻撃に高い耐性を持ち、近接戦闘では強力な魔力障壁を展開するらしいわ」
マリナが資料を読み上げる。
「魔法耐性と、物理を防ぐ魔力障壁……」
リアンは静かに弓を撫でた。「俺の魔力矢(アロー・エンチャント)と、ゼロ・ブレイク(ボウ・ブレード)の『振動弓術』の有効性を試すには最適だ」
しかし、依頼の討伐対象である特異点の魔物よりも、彼らの前に立ちはだかったのは、王都から派遣されてきた一団だった。
「待ちなさい、弓術士」
リアンの前に現れたのは、高位の魔法使いゼノン。彼は、王都の魔法師団に所属するBランクの魔導士であり、炎と雷の広域魔法を得意としていた。
「ここは、我々魔法使いが主導権を握るべき現場だ。特異点の魔力障壁を破れるのは、高密度の魔力攻撃だけ。弓術士などという古びた職業は、せいぜい遠くで警備でもしていなさい」
ゼノンの声には、剣士ヴァンスとは比べ物にならないほど強い、魔法職としての絶対的な優越感が滲んでいた。
「指揮は、現場の状況を最も正確に把握し、最適な判断を下せる者が執るべきです」
リアンは反論した。
ゼノンは鼻で笑った。
「お前の小賢しい戦術など、魔力の奔流の前では無意味だ。弓の速度と、炎の速度、どちらが速い? 魔法使いは、弓術士が矢を放つ詠唱の必要すらないのだ」
ゼノンの言う通り、高位の魔法使いは、短く呪文を唱えるだけで、驚異的な速度で魔法を繰り出せる。リアンの『ソニック・アロー』の速度を上回る、魔力そのものの奔流には、物理的な矢では対抗できないというのが、この世界の常識だった。
2. 魔法の奔流と絶体絶命の危機
特異点の遺跡内部。ゼノンは、リアンの忠告を無視し、単独で特異点から出現した魔物群へと向かっていった。
「見せてやる! これが弓術士とは次元の違う、『力』だ!」
ゼノンは詠唱を開始した。彼の魔力が空気中の魔力を吸い上げ、巨大な炎の塊が生成されようとする。
その時、特異点の中心から、魔物群を統率する一体の強力な魔法耐性を持つ魔物(アビス・ガーディアン)が出現した。アビス・ガーディアンは、ゼノンが詠唱中の炎の塊を一瞥し、ゼノンの存在そのものを消し去ると判断した。
「シャドウ・ランス!」
アビス・ガーディアンは、ゼノンの詠唱が完了するより早く、その手に収束させた『闇の魔力の槍』を、光速に近い速度で放った。
闇の槍は、空間を歪ませながら、詠唱に集中し、無防備なゼノンへと一直線に突き進む。ゼノンの炎の塊が完成するまで、残された時間はわずか0.5秒。避けることも、防御魔法を張ることも、間に合わない。
「なっ……馬鹿な! 速すぎる!」
ゼノンは顔面蒼白になった。
「リアンさん!」
マリナが悲鳴に近い声を上げる。
3. ナノ・サイト、魔法の構造を解析
リアンは、ゼノンの魔法が完成するのを待たず、一瞬で動いた。
(超感覚集中(フォーカス・ゼロ)深度最大)
リアンの視界では、光速に近い『闇の魔力の槍』が、まるで油絵の具のように、その軌跡を残しながら、ゆっくりとゼノンに迫っている。
リアンが捉えたのは、闇の槍の『物理的な速度』ではなく、槍を構成する『魔力粒子の振動数と、最も魔力が凝縮されたコア』だった。
「魔力は、物理ではない。だが、凝縮された魔力は、物理的な構造を持つ!」
リアンは、マジック・イーターを発動させることを決意した。彼の持つ最高の速度と貫通力、そして魔力制御が融合した、究極の対魔法弓術だ。
リアンは『ストーム・ウィスパー』の弦を引いた。矢の先端には、リアンが制御する青白い魔力(アロー・エンチャント)が灯る。
そして、矢を放った。それは、ゼノンの詠唱を狙うのではなく、ゼノンに向かって飛翔する『闇の魔力の槍』そのものを狙った。
ヒュウウウ!
矢は、超音速のソニック・アローで闇の槍の軌道へ突入する。
リアンが狙ったのは、闇の槍の中心にある、僅か数ミリの『魔力コア』。そのコアは、闇の槍全体の魔力を維持する、構造的な弱点だった。
リアンの矢は、闇の槍の構造を解析し、完璧な軌道とタイミングで、その魔力コアに、一点集中で魔力攻撃を仕掛けた。
4. 魔法使いを凌駕した一撃
キンッ!
闇の槍と魔力矢が激突した瞬間、派手な爆発は起こらなかった。代わりに、闇の槍は魔力コアを破壊され、構造を維持できなくなり、まるで砂が崩れるように、一瞬で霧散した。
魔法が、物理的な矢によって、『喰い尽くされた』のだ。
ゼノンは、自身の目の前で、自身を消し去るはずだった闇の槍が、青白い光と共に消滅した光景に、茫然自失となった。彼は、詠唱を完了することすらできなかった。
「な……なぜだ? 魔法が……消滅した?」
ゼノンが混乱している間にも、リアンは二体目のアビス・ガーディアンを睨み、次の魔力矢の準備に入っていた。
「ゼノンさん、詠唱を中断してください。そして、避けて!」
アビス・ガーディアンは、自身の放った必殺の一撃を、弓術士の矢で打ち消されたという事実に激しく動揺していた。次の攻撃の『予備動作』が、一瞬だけ遅れた。
リアンはその一瞬を逃さない。
ドォン!
二発目の魔力矢は、アビス・ガーディアンの魔力障壁を貫通し、その本体のコアを直撃。強力な魔物だったが、リアンの超精密な一点集中攻撃には耐えられず、崩れ落ちた。
特異点から出現した魔物群は、統率者を失い、リアンの精密射撃によって次々と無力化されていった。
5. 弓術士、魔法使いを凌駕する
戦闘が終わり、静寂が遺跡を包んだ。
ゼノンは、震える足でリアンに近づいた。彼は、魔法が「最強の火力」であるという絶対的な信仰を、根底から覆されたのだ。
「ありえない……詠唱を終えた魔法を、矢で分解するだと? お前は、魔法使いではない。しかし、魔法の構造を『理解』し、『制御』した……」
リアンは静かに弓を下ろした。
「魔力は、粒子であり、振動です。俺の集中力は、その粒子の波長を解析し、俺の魔力矢が、その『構造的な欠陥』を突くことができます」
それは、魔法使いが魔力炉や詠唱で魔力を操るのに対し、リアンがナノ・サイトという物理演算で魔力を操るという、次元の異なる技術だった。
「弓術士が、魔法を制した……」
ゼノンは、もはやリアンを侮蔑することはできなかった。彼の目には、驚愕と、そして深い畏敬の念があった。
マリナは、誇らしげにリアンを見つめた。
「これで、誰もリアンさんの弓術を『最弱』だなんて言えなくなったわね。遠距離からの絶対的な魔法封じ。これが、あなたの新しい称号よ」
リアンは、この勝利によって、冒険者ヒエラルキーの頂点に立つ魔法使いの地位をも脅かし始めた。彼の弓術は、遠距離、近接、そして対魔法——全ての戦闘領域で『支配者』となる道を歩み始めたのだった。しかし、彼の集中力は、この勝利の裏に隠された、叔父の死に関わる、より強大な敵対組織の影を捉え始めていた。
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