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第一章:慈愛の救世主
三話:驚愕と混乱
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ゴドンッ――バギッバギッバギョッ――ガゴッ!
蹴り足が腹部にめり込むと、メリシアちゃんは「ぐうっ!?」という声にならない呻きをあげて吹き飛び、背後の木を3本ブチ折って4本目の木に激突し、そこでようやく止まった。
そのまま足を投げ出すような格好でグッタリと木にもたれ掛かる無防備なメリシアちゃんに、間髪入れずに飛びかかる。
モズの早贄のように木に突き刺された姿が見たくなり、その腰にある剣を右手で引き抜き、真っ直ぐ脳を串刺しにしようとしっかり構えてから、一気に突き出す……が、剣を抜いた時の振動からか、メリシアちゃんの首が力無くガクリと横に動き、空を切った剣が木に深く突き刺さってしまった。
抜くのも面倒臭くなって柄から手を離し、その場で手を開いてから振り下ろす。
指先がアゴを掠め、鎧の首元に触れる――と、アルミ箔を引き裂くような手応えでミリミリと音を立てながら鎧が裂けていく。
腰元の継ぎ目までをほぼ真っ二つにし、丁度良く露出した腹部から腸をブチまけるため握り拳を作り、一気に振り抜こうと狙いを定めたところで、俺の思考は止まった。
「は?」
汗で湿ったノースリーブのインナーが透き通るような白い肌にピタリと密着し、たわわと実り過ぎている胸の全景と、その頂点で控えめにポツリと突起した桜色の奇跡が透けてモロ見えになっており、もはや服の機能を果たしていない。
月までブッ飛びかねないその衝撃たるやトラックなど比ではなく、思考力を失った脳内に、背後で木がミシミシと倒れていく音だけが機械的に響いてくる。
「……うぉっ!」
目の前の芸術品から目が離せず数秒のあいだ釘付けになってしまうが、すぐにとんでも無いことをしたと我に返り、ぐったりしているメリシアちゃんを急いで寝かせる。
「ぐぅっ――」
「ご、ごめんっ……って、いや、えっ? な、なんで俺こんなこと……?」
寝かせただけで苦しそうに呻く姿を見て、メリシアちゃんをこうした張本人であるはずの俺が本日何度目かの混乱に陥る。
とりあえず重そうな鎧だけでも脱がせようと、無我夢中で肩にある鎧の継ぎ目や腕との連結部分などを触ってみるが、兜と違って何かで繋がっているというワケでも無さそうで脱がす方法が全く分からない。
「ど、どうすればっ?」
焦りから手が震え、そのうち継ぎ目に指先が引っかかり抜けなくなってしまった。
自分への苛立ちから少し強引にでも指を引き抜こうかと力を入れると、バギギギと音を立てて鎧がひしゃげてしまった。
「なん、だよ、これ――っ!?」
これ、鉄……だよな!?
まるで、床に張り付いたシールを剥がそうとしたら上手く剥がれず半分に千切れてしまった時のような……先程も感じたアルミ箔を引き裂くような……何ともいえない手応えなのだが、鎧の手触りは鉄製のソレのため、触覚との落差で違和感が凄い。
「き、さま……やはり、宵闇の……し、と……」
俺がワタワタやっているうちに気が付いたのか、メリシアちゃんが苦しそうにしながらもこちらを睨み付けた。
「ご、ごごごめん! 大丈夫か!? 苦しく無いか!? い、いま脱がすから!!」
「脱が……っ!? や、やめ……イヤ……っ!」
テンパり過ぎてあとのことなど考えずに鎧を力づくで曲げていく。
メリシアちゃんは何を勘違いしたのか、顔を真っ赤にして恐怖に歪んだ表情を浮かべている。
力加減を誤るとメリシアちゃんの神々しいまでにパーフェクトな肢体を傷付けてしまいそうなため、恐る恐るではあるが……何とか鎧を脱がす、というか剥がすことに成功した。
鎧の内側には綿の入った厚手の布が全面に貼り付けてあり、薄っすら湿っている。こんなものを着ていたら、そりゃ暑くて汗もかくだろう。
あらかた脱がし終えて視線を戻すと、透け透けインナーにハーフパンツというその絶景に再び見惚れそうになるが、さすがに今は興奮などしている場合ではないと自戒して目を逸らす。
「ご、ごめん……何ていうか、本当に、ごめん……」
「……」
さっきの俺は確かな殺意をもってメリシアちゃんに蹴りを入れていた。
どう弁明しようとチャラにできない凶行である。
犯した罪の重さから自分でもそれと分かるほど無様に狼狽する俺を油断なく見つめながらも、メリシアちゃんの体から徐々に力が抜けていく。
それは許しなのか、それとも諦めなのか……。
しかし、俺はなぜあんなことを――と、ここでようやく思考力が戻って来る。
メリシアちゃんが少しだけ残念な美人だった、ということを除けば、普通に会話をして萌え萌えしていたはずだ。あの場面では、話を合わせてでも何とか気に入られようと努力するところだろう。
だがあのときは、部屋でゲームをしていたら、ふと、壁に止まっているゴキブリを発見したときのような……そう、たった今していたことを忘れ、サッと潰してゴミ箱に捨てなければいけないという使命感で、思考と感情を瞬間的に、強制的に、切り替えさせられるような……そんな感覚だった。
絶世の美女を前にゴキブリって……知らないうちに何かヤバイものでもガンギメしたのか俺は?
二十八年間誠実に生きてきたし、ヤバイものといえば先程食べた肉以外に心当たりが無いが、肉ならメリシアちゃんも食べていたので違うだろう。
「貴様は、何者だ……あの身のこなし……宵闇のッ、ゴホッ! ぐっ……何が、目的……だ」
先程同様――今回の問い掛けには明らかな敵意が垣間見えるが――まだ整理し切れていないところにまたもや質問責めされる。
こんなときまでファンタジー設定を引っ張るメリシアちゃんに、少しイラついてしまう。
「そう言われても……お、俺は今井奏太。会社員としか……本当にどうなって……ヨイヤミってなんだよ、そんな設定今はどうでも――」
「しらじらしい嘘をつく……ッ……なっ!」
呼吸は落ち着いてきたが、体に力を入れると痛むのか、弱々しく声を荒げるその姿がなんとも痛ましく、罪悪感と焦燥感で胸がズキズキと痛む。
「あんな、ことをして……自分でも信じられない。君を傷付けるつもりなんてまったく無かったんだ。本当に、何か、何かがおかしい。気が付いたらここにいて、気が付いたら君を殺……その、暴行してしまっていたんだ」
「そ……ッ! コホッゴホッ、それこそ、貴様が宵闇の使徒だと……言っているようなものだ。まさか、自覚がないとでも言うつもりではないだろうな……!」
「な、ないよ。そんな……出会ったばかりの人を突然襲うような自覚って、なんだよ……あるわけないだろ、そんなこと……」
「シラをきるか……まあいい。オールタニアに戻り次第、貴様には審問を受けて貰う。逃げたところで、中央教会が……ッ、全力をもって探し出し、必ず……天罰を下してみせるからな!」
「分かった、一緒に行くよ。だから今は喋らず安静に――」
そこでハッと気が付いた。
「スマホ! とりあえず警察、いや救急っ!」
急いで取り出そうとポケットの中に手を突っ込んでスマホを掴んだ瞬間、おにぎりの包み紙を握ったかのようなグシャリという音と感触で、スマホと思われるナニカが急に手の中で潰れてしまった。
「んっ……?」
恐る恐るポケットから手を出し、握った拳を広げてみると……まるで絞って潰したペットボトルのように細長い塊になった、変わり果てた姿の元スマホが出てきた。
「はい?」
自分の目が、今、正常に機能しているのか疑ってしまう。
確かに、俺の愛用しているスマホは、一部ユーザーからポケットに入れていると圧力で曲がるだか何だかのイチャモンを付けられ、一度回収騒ぎが起きたような機種だ。
しかし個人的には、これまで何度か地面に落としたりしているが、ケースに傷が付いたくらいで本体は無傷だったことから、その強靭な作りに疑問を感じたことは無い。
そんな愛機が今や鉄クズとして手の中に鎮座しているのだから、我が目を疑うとはこのことだ。
「いや、物理的に有り得ないだろ……」
疑念を晴らすため、比較的原型を留めていたスマホの下6分の1程度を、右手の親指と中指で軽く摘み、少しずつ力を入れてみる――と、スナック菓子を摘んだときくらいの力加減で形が歪み始めた。
「すー……はー……」
落ち着け、深呼吸しろ……こういうときこそ冷静になるんだ。
「――ていうか、そうだよ、鎧!」
深呼吸のお陰か、先ほど鉄製と思われる鎧をメギメギ曲げていたことを思い出した。
急いでほぼ原型が無いメリシアちゃんの鎧に触れ、人差し指で少しずつ押してみたところ、硬いスポンジくらいの抵抗感で指先が沈み始め、メギメギ……ギギギギ……と、音を立てながら凹んでしまった。
さっき鎧を脱がせようとしたときからテンパリ過ぎておざなりになっていた違和感が、ここへきてようやく確信へと変わっていく。
「力が、異常に強くなってる……」
蹴り足が腹部にめり込むと、メリシアちゃんは「ぐうっ!?」という声にならない呻きをあげて吹き飛び、背後の木を3本ブチ折って4本目の木に激突し、そこでようやく止まった。
そのまま足を投げ出すような格好でグッタリと木にもたれ掛かる無防備なメリシアちゃんに、間髪入れずに飛びかかる。
モズの早贄のように木に突き刺された姿が見たくなり、その腰にある剣を右手で引き抜き、真っ直ぐ脳を串刺しにしようとしっかり構えてから、一気に突き出す……が、剣を抜いた時の振動からか、メリシアちゃんの首が力無くガクリと横に動き、空を切った剣が木に深く突き刺さってしまった。
抜くのも面倒臭くなって柄から手を離し、その場で手を開いてから振り下ろす。
指先がアゴを掠め、鎧の首元に触れる――と、アルミ箔を引き裂くような手応えでミリミリと音を立てながら鎧が裂けていく。
腰元の継ぎ目までをほぼ真っ二つにし、丁度良く露出した腹部から腸をブチまけるため握り拳を作り、一気に振り抜こうと狙いを定めたところで、俺の思考は止まった。
「は?」
汗で湿ったノースリーブのインナーが透き通るような白い肌にピタリと密着し、たわわと実り過ぎている胸の全景と、その頂点で控えめにポツリと突起した桜色の奇跡が透けてモロ見えになっており、もはや服の機能を果たしていない。
月までブッ飛びかねないその衝撃たるやトラックなど比ではなく、思考力を失った脳内に、背後で木がミシミシと倒れていく音だけが機械的に響いてくる。
「……うぉっ!」
目の前の芸術品から目が離せず数秒のあいだ釘付けになってしまうが、すぐにとんでも無いことをしたと我に返り、ぐったりしているメリシアちゃんを急いで寝かせる。
「ぐぅっ――」
「ご、ごめんっ……って、いや、えっ? な、なんで俺こんなこと……?」
寝かせただけで苦しそうに呻く姿を見て、メリシアちゃんをこうした張本人であるはずの俺が本日何度目かの混乱に陥る。
とりあえず重そうな鎧だけでも脱がせようと、無我夢中で肩にある鎧の継ぎ目や腕との連結部分などを触ってみるが、兜と違って何かで繋がっているというワケでも無さそうで脱がす方法が全く分からない。
「ど、どうすればっ?」
焦りから手が震え、そのうち継ぎ目に指先が引っかかり抜けなくなってしまった。
自分への苛立ちから少し強引にでも指を引き抜こうかと力を入れると、バギギギと音を立てて鎧がひしゃげてしまった。
「なん、だよ、これ――っ!?」
これ、鉄……だよな!?
まるで、床に張り付いたシールを剥がそうとしたら上手く剥がれず半分に千切れてしまった時のような……先程も感じたアルミ箔を引き裂くような……何ともいえない手応えなのだが、鎧の手触りは鉄製のソレのため、触覚との落差で違和感が凄い。
「き、さま……やはり、宵闇の……し、と……」
俺がワタワタやっているうちに気が付いたのか、メリシアちゃんが苦しそうにしながらもこちらを睨み付けた。
「ご、ごごごめん! 大丈夫か!? 苦しく無いか!? い、いま脱がすから!!」
「脱が……っ!? や、やめ……イヤ……っ!」
テンパり過ぎてあとのことなど考えずに鎧を力づくで曲げていく。
メリシアちゃんは何を勘違いしたのか、顔を真っ赤にして恐怖に歪んだ表情を浮かべている。
力加減を誤るとメリシアちゃんの神々しいまでにパーフェクトな肢体を傷付けてしまいそうなため、恐る恐るではあるが……何とか鎧を脱がす、というか剥がすことに成功した。
鎧の内側には綿の入った厚手の布が全面に貼り付けてあり、薄っすら湿っている。こんなものを着ていたら、そりゃ暑くて汗もかくだろう。
あらかた脱がし終えて視線を戻すと、透け透けインナーにハーフパンツというその絶景に再び見惚れそうになるが、さすがに今は興奮などしている場合ではないと自戒して目を逸らす。
「ご、ごめん……何ていうか、本当に、ごめん……」
「……」
さっきの俺は確かな殺意をもってメリシアちゃんに蹴りを入れていた。
どう弁明しようとチャラにできない凶行である。
犯した罪の重さから自分でもそれと分かるほど無様に狼狽する俺を油断なく見つめながらも、メリシアちゃんの体から徐々に力が抜けていく。
それは許しなのか、それとも諦めなのか……。
しかし、俺はなぜあんなことを――と、ここでようやく思考力が戻って来る。
メリシアちゃんが少しだけ残念な美人だった、ということを除けば、普通に会話をして萌え萌えしていたはずだ。あの場面では、話を合わせてでも何とか気に入られようと努力するところだろう。
だがあのときは、部屋でゲームをしていたら、ふと、壁に止まっているゴキブリを発見したときのような……そう、たった今していたことを忘れ、サッと潰してゴミ箱に捨てなければいけないという使命感で、思考と感情を瞬間的に、強制的に、切り替えさせられるような……そんな感覚だった。
絶世の美女を前にゴキブリって……知らないうちに何かヤバイものでもガンギメしたのか俺は?
二十八年間誠実に生きてきたし、ヤバイものといえば先程食べた肉以外に心当たりが無いが、肉ならメリシアちゃんも食べていたので違うだろう。
「貴様は、何者だ……あの身のこなし……宵闇のッ、ゴホッ! ぐっ……何が、目的……だ」
先程同様――今回の問い掛けには明らかな敵意が垣間見えるが――まだ整理し切れていないところにまたもや質問責めされる。
こんなときまでファンタジー設定を引っ張るメリシアちゃんに、少しイラついてしまう。
「そう言われても……お、俺は今井奏太。会社員としか……本当にどうなって……ヨイヤミってなんだよ、そんな設定今はどうでも――」
「しらじらしい嘘をつく……ッ……なっ!」
呼吸は落ち着いてきたが、体に力を入れると痛むのか、弱々しく声を荒げるその姿がなんとも痛ましく、罪悪感と焦燥感で胸がズキズキと痛む。
「あんな、ことをして……自分でも信じられない。君を傷付けるつもりなんてまったく無かったんだ。本当に、何か、何かがおかしい。気が付いたらここにいて、気が付いたら君を殺……その、暴行してしまっていたんだ」
「そ……ッ! コホッゴホッ、それこそ、貴様が宵闇の使徒だと……言っているようなものだ。まさか、自覚がないとでも言うつもりではないだろうな……!」
「な、ないよ。そんな……出会ったばかりの人を突然襲うような自覚って、なんだよ……あるわけないだろ、そんなこと……」
「シラをきるか……まあいい。オールタニアに戻り次第、貴様には審問を受けて貰う。逃げたところで、中央教会が……ッ、全力をもって探し出し、必ず……天罰を下してみせるからな!」
「分かった、一緒に行くよ。だから今は喋らず安静に――」
そこでハッと気が付いた。
「スマホ! とりあえず警察、いや救急っ!」
急いで取り出そうとポケットの中に手を突っ込んでスマホを掴んだ瞬間、おにぎりの包み紙を握ったかのようなグシャリという音と感触で、スマホと思われるナニカが急に手の中で潰れてしまった。
「んっ……?」
恐る恐るポケットから手を出し、握った拳を広げてみると……まるで絞って潰したペットボトルのように細長い塊になった、変わり果てた姿の元スマホが出てきた。
「はい?」
自分の目が、今、正常に機能しているのか疑ってしまう。
確かに、俺の愛用しているスマホは、一部ユーザーからポケットに入れていると圧力で曲がるだか何だかのイチャモンを付けられ、一度回収騒ぎが起きたような機種だ。
しかし個人的には、これまで何度か地面に落としたりしているが、ケースに傷が付いたくらいで本体は無傷だったことから、その強靭な作りに疑問を感じたことは無い。
そんな愛機が今や鉄クズとして手の中に鎮座しているのだから、我が目を疑うとはこのことだ。
「いや、物理的に有り得ないだろ……」
疑念を晴らすため、比較的原型を留めていたスマホの下6分の1程度を、右手の親指と中指で軽く摘み、少しずつ力を入れてみる――と、スナック菓子を摘んだときくらいの力加減で形が歪み始めた。
「すー……はー……」
落ち着け、深呼吸しろ……こういうときこそ冷静になるんだ。
「――ていうか、そうだよ、鎧!」
深呼吸のお陰か、先ほど鉄製と思われる鎧をメギメギ曲げていたことを思い出した。
急いでほぼ原型が無いメリシアちゃんの鎧に触れ、人差し指で少しずつ押してみたところ、硬いスポンジくらいの抵抗感で指先が沈み始め、メギメギ……ギギギギ……と、音を立てながら凹んでしまった。
さっき鎧を脱がせようとしたときからテンパリ過ぎておざなりになっていた違和感が、ここへきてようやく確信へと変わっていく。
「力が、異常に強くなってる……」
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