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第四章:武林迷宮
第五十五話:武林迷宮 第四創世主は性欲で究覚を捻じ伏せる
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「えぇっ……!?」
突然のお願いに、メリシアが目をパチパチさせながら困惑した表情を浮かべる。
気持ちはわかる。
俺もいきなりデリケートゾーンを触らせてくれと言われたら、同じようなリアクションをとるだろう。
しかし、理由を説明する時間もないほど事態は逼迫していた。
「頼む! この世界を救うと思って協力してくれっ!」
傍から見れば荒唐無稽なお願いに思えるだろうが、事実、おっぱいを揉めなければこのままあの中性子星にすべて飲み込まれ、このフィオレンティアはおろか、太陽系(ここが太陽系と言えるのかはおいといて)もまとめて消滅してしまいかねないのだ。
まさに恥も外聞も無い。
「……わ、分かりましたっ!」
「え!? 良いの!?」
この短時間でオッケーが出るとは思っていなかったため、自分で頼んでおいて驚愕してしまう。
いや、普段から殺意が暴走しないようにちょくちょく見せては貰っているのだが……マジで見るだけで、こちらから能動的に触れたことは無い――出会って間もない頃に寝ぼけて揉んだのはノーカウントとする――ので、いざ許可を出されると腰抜け童貞的なアレやソレによって尻込みしてしまう。
「良いんです……いえ、さ、触ってください……っ!」
メリシアが意を決したように背筋を伸ばすと、それだけでおっぱいがタップンと波打つ。
これから自分の体に男の手が触れようとしていることを強く意識しているのか、その頬は真っ赤に染まっていた。
「ゴクリ……」
その姿が何ともいえず煽情的で、口内にあふれ出てきた生唾を飲み込む。
一応メリシアとは告白し合い、キスまで交わした自他共に認める恋仲ではある。
しかし、あの後は特にこれといった進展も無く……ただあわただしい日常に流されてここまで来てしまったため、こんな、正規の手順を踏まずになし崩し的におっぱいを触るだなんてバチ当たりな気がしないでもないが――女の子が自ら(?)身を差し出す決意をしてくれているのだから、世界を救う云々など関係なくここで揉まねば男が廃る!
「……分かった。それじゃ、触るぞ」
「は……はいっ……!」
ゆっくりと手を伸ばしていき、夢にまで見たメリシアの美巨乳に――指が触れた。
フワッ――
うぉぉ……や、柔らかい……っ!
服の上からではあるものの、抵抗感なく沈んでいく指に伝わる触感は、布越しであっても特級の美巨乳が放つ柔和な母性を十二分に感じさせてくれる。
ただ手を押し付けただけでこれなのだから、力を入れて揉んだ日には俺の理性はどうなってしまうのか。
フニュ――グニュゥ――
「ふぁっ……んっんんっ……」
しかし、どうやら理性などとっくにどうにかなってしまっていたようで、気が付けば、俺の両手はおっぱいを鷲掴みにしながら揉みほぐしはじめていた。
瞳を濡らしながら熱を帯びた吐息を漏らすメリシアを前に、男としての矜持や劣等感といったくだらない我欲が消え去っていき、愛しさが心を満たし――力を調和させていく。
「……そろそろいいか?」
そんな二人だけの世界に横やりを入れるかのように、黒いドロドロの真っ只中でウェイトレスのように片手を掲げるキュウカクが話しかけてきた。
やっべ、おっぱいに夢中で完全に忘れてた。
「そう、だな……こんなもんかな」
「あっ……」
断腸の思いでおっぱいから手を離すと――気のせいだろうか、メリシアが残念そうな吐息を漏らした。
「えーと、じゃあ行くけど……最後に言い残すことはあるか?」
「フフッ。消えゆく者に伝える言葉などあるはずがなかろう」
「そうか」
キュウカクの胸を右拳で貫く。
「ふぇ――?」
何が起きたのか理解できていない様子のキュウカクが、呆けたような顔をしながら左手で俺を抱きしめてくる。
意図せず不意打ちになっちまったか……これからいくぞ、くらいは言っておいても良かったかもしれない。
「な、ぜ……相殺が……できな、かった……」
「そんなことはない。一万回以上は突いたからな――迷宮の魔力が尽きたんじゃないか」
言いながら――胸を貫かれてもなお、いまだに掲げているその右手を中性子星ごと握り消す。
突然のお願いに、メリシアが目をパチパチさせながら困惑した表情を浮かべる。
気持ちはわかる。
俺もいきなりデリケートゾーンを触らせてくれと言われたら、同じようなリアクションをとるだろう。
しかし、理由を説明する時間もないほど事態は逼迫していた。
「頼む! この世界を救うと思って協力してくれっ!」
傍から見れば荒唐無稽なお願いに思えるだろうが、事実、おっぱいを揉めなければこのままあの中性子星にすべて飲み込まれ、このフィオレンティアはおろか、太陽系(ここが太陽系と言えるのかはおいといて)もまとめて消滅してしまいかねないのだ。
まさに恥も外聞も無い。
「……わ、分かりましたっ!」
「え!? 良いの!?」
この短時間でオッケーが出るとは思っていなかったため、自分で頼んでおいて驚愕してしまう。
いや、普段から殺意が暴走しないようにちょくちょく見せては貰っているのだが……マジで見るだけで、こちらから能動的に触れたことは無い――出会って間もない頃に寝ぼけて揉んだのはノーカウントとする――ので、いざ許可を出されると腰抜け童貞的なアレやソレによって尻込みしてしまう。
「良いんです……いえ、さ、触ってください……っ!」
メリシアが意を決したように背筋を伸ばすと、それだけでおっぱいがタップンと波打つ。
これから自分の体に男の手が触れようとしていることを強く意識しているのか、その頬は真っ赤に染まっていた。
「ゴクリ……」
その姿が何ともいえず煽情的で、口内にあふれ出てきた生唾を飲み込む。
一応メリシアとは告白し合い、キスまで交わした自他共に認める恋仲ではある。
しかし、あの後は特にこれといった進展も無く……ただあわただしい日常に流されてここまで来てしまったため、こんな、正規の手順を踏まずになし崩し的におっぱいを触るだなんてバチ当たりな気がしないでもないが――女の子が自ら(?)身を差し出す決意をしてくれているのだから、世界を救う云々など関係なくここで揉まねば男が廃る!
「……分かった。それじゃ、触るぞ」
「は……はいっ……!」
ゆっくりと手を伸ばしていき、夢にまで見たメリシアの美巨乳に――指が触れた。
フワッ――
うぉぉ……や、柔らかい……っ!
服の上からではあるものの、抵抗感なく沈んでいく指に伝わる触感は、布越しであっても特級の美巨乳が放つ柔和な母性を十二分に感じさせてくれる。
ただ手を押し付けただけでこれなのだから、力を入れて揉んだ日には俺の理性はどうなってしまうのか。
フニュ――グニュゥ――
「ふぁっ……んっんんっ……」
しかし、どうやら理性などとっくにどうにかなってしまっていたようで、気が付けば、俺の両手はおっぱいを鷲掴みにしながら揉みほぐしはじめていた。
瞳を濡らしながら熱を帯びた吐息を漏らすメリシアを前に、男としての矜持や劣等感といったくだらない我欲が消え去っていき、愛しさが心を満たし――力を調和させていく。
「……そろそろいいか?」
そんな二人だけの世界に横やりを入れるかのように、黒いドロドロの真っ只中でウェイトレスのように片手を掲げるキュウカクが話しかけてきた。
やっべ、おっぱいに夢中で完全に忘れてた。
「そう、だな……こんなもんかな」
「あっ……」
断腸の思いでおっぱいから手を離すと――気のせいだろうか、メリシアが残念そうな吐息を漏らした。
「えーと、じゃあ行くけど……最後に言い残すことはあるか?」
「フフッ。消えゆく者に伝える言葉などあるはずがなかろう」
「そうか」
キュウカクの胸を右拳で貫く。
「ふぇ――?」
何が起きたのか理解できていない様子のキュウカクが、呆けたような顔をしながら左手で俺を抱きしめてくる。
意図せず不意打ちになっちまったか……これからいくぞ、くらいは言っておいても良かったかもしれない。
「な、ぜ……相殺が……できな、かった……」
「そんなことはない。一万回以上は突いたからな――迷宮の魔力が尽きたんじゃないか」
言いながら――胸を貫かれてもなお、いまだに掲げているその右手を中性子星ごと握り消す。
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