追放された精霊の愛し子は運命の番をその腕に掻き抱く

濘-NEI-

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(25)夜に溶ける※

 一糸纏わぬ白い肌に唇を寄せると、デルザリオは優しく、けれど激しく吸い付いて赤い痕を幾つも刻んでいく。

「はぁあ、ああ、デルザリオ様」

「パメラ、お前は美しいな」

 吐息のような声量で囁くと、掴んだ乳房を掌で翻弄し、熟れて尖った果実を口に含む。

「ああっ、そんな、いけませんデルザリオ様」

「お前の身体はどこもかしこも甘く芳しい」

 豊満な胸を愉しむように、手や唇、舌先を使ってあらゆる刺激を与えると、デルザリオはパメラの唇を奪って舌を絡めた深い口付けを与える。

 パメラはヒートで朦朧とする中、デルザリオの口付けに必死で応えると、疼く身体を持て余して何度も身を捩る。

「ここが卑しく俺を求めるか」

 トンと下腹に指を置かれて、パメラは羞恥に顔を染める。
 そんなパメラの様子を愛しげに見つめると、柔らかいうぶ毛のような下生えに指を潜らせて、敏感になった箇所をゆっくりと触る。

「やぁあっ、いけませんそんなっ」
「ここが疼くのだろう?」

 再び熱い手が触れて、パメラは本能のままに身を震わせた。

 デルザリオはそのままパメラの膝を割ると、下肢の狭間に顔を埋め、鼻先で柔らかい下生えをくすぐるようにしてから、既に潤んで蜜を溢す花弁を舐る。

「あぁああっ」

 堪らずパメラは嬌声を漏らした。
 デルザリオの熱い舌が、蜜を絡め取って潤んだ花弁が蕩けていく。

 淫靡な水音を立てながら一心に与えられる甘美な刺激に、パメラは自分でも信じられないほどに淫らに腰を震わせた。

「もっとお前を味わいたい」

 デルザリオの舌が花弁の奥の蜜壺を探り始めると、パメラの下腹はきゅうきゅうと疼き、入り込んでくる舌を幾度となく締め付ける。

 デルザリオはパメラの様子を見ながら浅瀬から奥までを嬲り、次々ととめどなく溢れる蜜を吸い尽くす。

「蕩けて来たな。これはどうだ」

「はぁあっ」

 充分に潤んだ蜜壺にデルザリオの節くれだった、けれどしなやかな指が沈められると、柔らかい舌とは違った刺激が、パメラの下腹から脳天までを稲妻のように一気に駆け抜ける。

 空気を含んで泡立つ鈍い水音が静かな部屋に響くと、その淫靡な音が殊更パメラの羞恥を煽って興奮させた。

「あぁ、ここも熟れているな」
「やっ」

 蕩けた花弁に埋もれていた蕾にデルザリオの指が伸びると、蜜壺を探る指を器用に動かしたまま、親指の腹が蕾を押し上げて微動させながら捏ね回す。

 パメラはヒートに逆らえず、いよいよ自分から甘美な刺激を求めて腰を大きく揺らすと、デルザリオも同じくヒートに抗い難いのか、潤みを湛えた隘路を犯す指の動きを複雑にして速め、よがる場所を擦り上げてパメラの啼く声を引き出した。

「そろそろいい頃合いだろう」

「はぁ、はあぁ、デルザリオ様?」

 パメラが果てて乱れた息を整えると、上下する胸元に顔を埋めて赤い痕を散らし、デルザリオは下履きの前をくつろげさせた。

 腹まで反り返った逞しい昂りに、パメラは驚きと悦びで息を呑んだ。ヒートを起こしている以上、劣情には逆らえない。

「パメラ、これが済めばヒートは治まる」

「はい。ええ、デルザリオ様。こんな浅ましい女にまで慈悲をくださるんですね」

「浅ましくなどない。パメラ、お前は美しく聡い。俺はお前に魅了されたようだ」

「デルザリオ様……心地よくなってください、早く、早くっ」

 口付けを交わして芽生え始めた愛を確かめ合うと、充分に潤って蕩けたパメラの花弁を割って、漏れ出る蜜を絡めながらデルザリオの昂りがゆっくりと蜜壺に沈められる。

「はぁぁああ」

 熱い楔が打ち込まれると、言い知れぬ痛みに耐えかねたパメラが悲鳴のような声を上げる。

「堪えるな。しがみ付いて俺の背に爪を立てろ」

「いいえ、ただ愛しくて嬉しいのです」
「パメラ……」

 不思議な感情だった。初めて会ったデルザリオだが、魂が呼応するように彼が欲しいと叫ぶ。それはデルザリオにとっても同じだった。

 やがてデルザリオの楔が最奥まで打ち込まれると、腹を満たす圧迫感にパメラは昂揚していた。

「動くぞ」
「お心の、ままに」

 律動が生まれると、ヒートも手伝ってパメラはその刺激に抗うことなく嬌声を漏らし、もっと奥までと強請るように狂い乱れて自ら腰を振った。

 痛みなど無かったように蕩けて快楽を貪り甘い声で啼いて乱れるパメラに、デルザリオはアルファの本能を刺激され僅かに笑みを浮かべる。

 幾度となく突き上げ、みだりに揺れる乳房を眺めながら、デルザリオは恍惚とした表情を浮かべるパメラを見下ろした。

 これが運命の番。オメガのヒートなど容易く打ち払えるはずだった。なのにこの甘美な享楽は一体なんなのか。
 打ち付ける腰の律動を速めると、デルザリオは不可解な疑念を晴らすように、本能のままにパメラを抱き潰す。

「あぁあ、デルザリオ様、噛んで、噛んで欲しいのです」

「……パメラ、それは出来ない」

「いやぁ、噛んで、お願いです」
「パメラ」

 デルザリオはその華奢な喉元に唇を寄せると、印を刻むように、番う手前に当たる行為で優しく歯を立てる。

「もっと噛んで、あぁああっ、噛みちぎって!」

 ヒートで昂揚したパメラが本能を剥き出しにして叫ぶ。

「噛んではやれん。だがお前は美しく蠱惑的だ。この俺でも、こうして抗えないのだからな」

 そうして更に腰を打ち付け、最奥に注ぎ込むように熱を爆ぜさせると、吐精したまま腕の中で快楽に震えるパメラを強く抱きしめて深い口付けを落とす。

 首筋の甘噛みは、それでも歯型の跡からうっすらと血が滲んでいた。 
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