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51話*
しおりを挟む「…………ん」
意識が浮上するまま、薄く目を開けた。カーテンの隙間から、僅かに光が漏れている。朝だ。
寝起きでぼんやりしつつも、背中を覆っているリュカの温もりに意識を向ける。今朝は裸のままであり、触れ合っている素肌があたたかく、気持ち良い。それに下腹部を守るように、掌で覆われていた。精液の溜まっている胎内から全身へと、リュカの魔力が巡っている感覚を意識させられ、心地良さにほぅと吐息が漏れる。リュカでいっぱいに満たされていて、朝から幸せである。
リュカの穏やかな寝息が聞こえてきて、さらに幸福を感じさせてくれるが、そういえば今朝も俺が先に起きたな。理由は明白で、俺が先に眠ってしまうからだが。
リュカとセックスするのはとても気持ち良く、いつも快楽で頭がフワフワする。誘導されるまま恥ずかしいセリフを言ってしまうし、リュカが欲しいあまり、自分から腰を動かして強請ることもある。そうしてたくさん抱かれてリュカに侵食されて、気付けば朝になっているのだ。
意識を失ってしまうことの方が多いなんて情けないが、前にそれについて謝ったところ、逆に謝られてしまった。歯止めが利かず、気絶するくらい抱いちゃってごめんねと。つまりお互い様ということで、気にしない方向で決着している。
しかし俺が寝たあと、リュカはどれくらい起きているのだろう。すぐにペニスを抜いているのか、しばらく胎内を堪能しているのか。寝顔を観察されていたら恥ずかしいものの、俺はよくリュカの寝顔を観察しているので、何も言えない。
あれこれ考えたら気になってきたので、腰を捻り、リュカの寝顔を眺めた。この瞬間、闇属性で良かったと実感する。なにせ夜目が利くので、薄暗い室内でもリュカの寝顔がよく見えるのだ。
ん、今日も可愛い。その言葉を、本人に言ったことは無いが。実際に告げたとしても、ありがとうと礼を述べてキスしてくるか、ザガンの方が可愛いと被せてくるかだろう。ついでにそのまま抱かれそうである。可愛いと言いながら全身を愛撫してきて、アナルを舐められ、ペニスを……。
「…………」
うっかり胎内を満たされる感覚まで思い出してしまい、アナルがきゅっと締まった。しかも現状リュカが下腹部を覆っているせいで、胎内の奥まできゅんきゅんしてきて、本気で入れてほしくなる。ペニスまで勃起してしまったし、どうすれば良いのだろう。
リュカを起こすか? だが朝っぱらから入れてほしいと強請るのは、さすがに恥ずかしい。かといって、リュカ専用の場所に俺が触るわけにはいかないし、そもそも触りたくないし。
どうしようか悩みつつ、少しでも疼きを抑えようと腰を動かせば、ぬちゅりと音がした。アナルがヒクヒクしているせいで、胎内から精液が漏れそうになっている。しかも位置をずらしたことで尻にリュカのペニスが挟まり、反射的にゴクリと喉が鳴った。
朝勃ち、している。もう少し位置を調整して、尻を突き出していけば、きっと中に入るだろう。そうならないように離れるべきなのに、どうしても疼いて、腰を動かしてしまっていた。うう、リュカに抱いてほしい。
眠っている状態で入れても、リュカなら確実に許してくれる。以前リュカも、俺が眠っている時に入れていたし。
ただそれでも躊躇してしまうのは、とにかく羞恥が込み上げてくるからだ。昨夜あれだけ抱かれたのに、早朝からリュカを襲うなんて、あまりにも淫乱ではないか。リュカが許してくれたとしても、俺自身はヘコんでしまう。
そう思うのに、すで先端をアナルに引っ掛けていた。気持ち良い。もっと奥まで入れたい。我慢しなければならないのに、どうしても腰を押し付けてしまう。さきっぽ、さきっぽだけなら良いだろうか。亀頭部分だけなら。
「ふ、ぁ……ぁん、ん……っ」
欲望に逆らえず、くぷりと先端を含んでしまった。括約筋を広げられる感覚が、とても気持ち良い。
あ、あ、駄目、駄目だ。どんどん腰を押し付けてしまう。くぷくぷとリュカのペニスを飲み込んでいく。圧迫感が気持ち良くて、身体が痙攣する。
「ぁ、あん……ん、ん……ふぁあ……♡」
昨夜出されたばかりの精液で胎内が蕩けていたからか、引っ掛からずに奥まで入った。リュカでいっぱいに満たされて、胎内がきゅんきゅん蠢く。気持ち良さに下腹部に力が入り、どうしてもペニスを締め付けてしまう。そしてさらに快感が湧く。
けれど足りない。もっともっと刺激が欲しい。奥を苛めてほしい。
「ん、あん……ん、……んん」
リュカを起こさないよう抜くべきなのに、腰は勝手に動いていた。止めなければと思うばかりで、身体は真逆の行動を取っていく。どうしよう、どうすれば。
迷っている最中にも腰がカクカク動き、そのせいでリュカが小さく呻いた。反射的にビクッとしてしまい、ペニスを強く締め付けてしまう。
「あっ、んん……っ、あ、あっ」
「ん……? ザガン、どうし……あ、あれ? もしかして俺、眠りながらザガンの中に入れちゃってた? うわっ、ごめんねザガン。すぐに抜くから」
「ち、ちが……リュカ、ちがう……ん、ん」
リュカが自分を責めるから、慌てて否定する。リュカのせいではない。俺が勝手に発情して、尻を押し付けて奥まで咥えてしまったんだ。
半信半疑な様子で顔を覗いてきたので、どうにか目を合わせると、俺自身が快楽を追っていることに気付いたようだ。
「もしかして、俺が入れたんじゃないの?」
コクコク頷く。同時に、じわりと涙が滲んだ。眠っているリュカを襲うほど淫乱になってしまったなんて、本当に情けない。腰を止められないのが、さらに情けない。
自制心が効かないのは、こんなことをしてもリュカは許してくれると、頭のどこかで思っているからだ。リュカに甘えてしまっているせい。すまないリュカ。
喘ぐ合間に、ぐすっと鼻を啜る。そしたら頭部に、ちゅっとキスされた。こめかみにも。おずおず背後へ視線を向けると、にこりと微笑まれて、唇にもキスされる。
「おはようザガン。寝起きからザガンに包まれているなんて、最高だよ。でも出来れば、起こしてほしかったな。寝ていたせいで、ザガンから入れるという貴重な瞬間を、見逃しちゃったんだよ?」
「あ……そ、それは、すまない」
完全に許容されると思っていたので、不満を言われたことに少々驚いた。だが納得もする。その、恥ずかしい内容だけれども。
それに謝罪したことで情けなさが薄れて、心が軽くなった。優しい心遣いに感謝する。この通り、反省している。
「はぁ、きっと可愛かっただろうなぁ。朝からエッチな気分になっちゃって、恥ずかしさで泣きそうになりながらも、自分から奥まで咥え込んじゃうザガン。ホント見たかった」
「ん……すまな、ぁんっ」
嗜めるようにクンッと腰を動かされ、ビクビク震えると、耳元でふふっと笑われた。最高と言っていたように、朝からとても幸せそうなリュカ。俺も胸があたたかくなる。
「ん、リュカ……あん、ん」
ゆるゆる腰を動かしていると、ペニスの埋まっている下腹部を優しく撫でられた。包まれる感覚にほぅと吐息が漏れていき、それだけで胎内を締め付けてしまう。圧迫感にひくひく震える。
くちゅん、くちゅんと、ゆっくり動かれ、腸壁全体を刺激された。そのたびにペニスを締め付けて、小さく腰が跳ねる。
「ぁ、あ……ん、ん……ぁんっ」
「ザガン可愛い。中も、俺を味わうように蠢いてるよ。ふふ、気持ち良いね」
コクコク頷けば、リュカは嬉しそうに喉を鳴らし、うなじにキスしてきた。ちゅうっと強く吸われ、キスマークを付けられる。たぶんリュカ以外は見れない位置なので、そのままにしておきたい。
だんだん動きが激しくなってきて、たくさん奥を嬲られて、ガクガク震えた。気持ち良い、気持ち良い。どんどん快楽が湧き上がってきて、いっぱいになる。頭から足の爪先までフワフワする。
イきそうになっていると、下腹部に置かれていた手が、ペニスを包んできた。先端を撫でられた瞬間、盛大にイってしまう。ぶわわっと溢れていく快感に、全身が引き攣る。
「ん――……、――……♡」
「……は、ザガン、……っん」
イきながら胎内のペニスを締め付けると、リュカも息を詰め、射精してきた。結腸奥まで埋め込まれた状態で、ビュルルルと熱を出される。すでに精液の溜まっている場所が、さらに熱い精液で満たされていく。気持ち良い、とてつもなく気持ち良い。
余韻に酔いしれながら呼吸を整えていると、リュカが手を舐めているのが見えた。俺の精液だ。俺の魔力がリュカに浸透していき、リュカが俺のものになる。
愛しくて彼の首筋に頭を押し付けたら、リュカは小さく喉を鳴らして、再び後ろから抱き締めてくれた。背中があたたかな温もりに包まれるし、下腹部も両手で覆われて、ぽかぽかする。
「もうちょっとだけ、中にいさせてね。ふふ、今日もザガンのお腹、俺の子種で少しぽっこりしてる。とても幸せだなぁ」
言葉通り、幸せという感情が魔力から伝わってくる。俺も幸せだが、わざわざ言わなくても伝わっているだろう。その証拠にリュカは、ザガン可愛いと言いながら、頭に頬をすりすり寄せてきていた。そんなふうに甘えてくるリュカも、可愛いと思うぞ。もちろん、本人には言わないが。
胎内に入ったままの萎んだペニスを締め付けないよう、力を抜いてまったりしていると、リュカが上体を起こした。その拍子で抜けていき、小さく震えると、宥めるように頭を撫でられた。
「ねぇザガン。昨夜、君が眠ったあとにいろいろ考えて、試してみたんだけどさ。神ソレイユに関しては、俺に任せてくれないかな。俺が絶対に、なんとかしてみせるから。……駄目、かな?」
いきなりそんなことを言われて、驚いてしまう。なるほど、俺が眠ったあとは、いろいろ考えていたのだな。しかも、絶対にか。
「助けられる方法を、思い付いたんだな?」
「うん。昨夜ザガンが、いろいろ話してくれたから。光と闇は表裏一体。つまり方法は同じでも、結果は闇と真逆のことが起こるんでしょ? ……うん。やっぱり俺が頑張れば、成功すると思う」
「すごいなリュカ。どんな方法なんだ?」
「ごめんね、ザガンには言えないんだ。ザガンに教えたら、変に気負っちゃうから。自然体のまま、俺の傍にいてくれることが重要だから」
リュカはすまなそうに眉を下げると、ちゅっと、頬にキスしてきた。そうか、普段通りの俺が必要なのか。どんな方法かはサッパリ不明だが、リュカが自信を持って告げてきたのであれば、信じて任せよう。
「わかった。だが不安要素が出てきた時には、すぐに相談してくれ。いくらでも力になる」
「ありがとうザガン。俺達の未来の為に、一緒に頑張っていこうね」
どう一緒に頑張ればいいかは不明だったが、とにかく頷いた。
朝食を終えた頃、モデスト侯爵からの使いが訪れた。届けものだと渡されたのは、パーティーの招待状と、本日の第11都市新聞である。
新聞の一面を飾っていたのは、俺達が街中を歩いていた件について。しかも写真付き。
写真は8人全員で歩きつつ街並みを眺めているものと、リュカが俺の頭にキスしているものの、2枚だった。撮られていたなんて、気付かなかった。たくさんの視線を向けられていたので、悪意以外はスルーしていた。
記事の内容は、リュカが仲間を連れて第11都市に来たことから始まり、リュカと俺がどれほど愛し合っているか、仲間達との和気藹々な様子などが書かれていた。モデスト侯爵のコメントも載っているあたり、この記事を出すように指示したのは、侯爵だろう。
メディアがこのように俺を肯定したら、民衆は同意するしかないのではないか?
そもそもリュカが傍にいるおかげで、想像していたような激しい悪意は、今のところ向けられていない。ノエルを傷付けた令嬢のような、憎悪を剥き出しにした者が何人も現れると想定していたので、平和な現状に少々戸惑っている。
だが納得もする。俺に攻撃したことでリュカが激怒し、相手の両腕を切断したという内容が、マニフィーク公爵の文書に書かれていたから。しかも全国紙なので、国中に出されている。
あの令嬢はリュカを好いていたから、俺を殺そうとした。だが民衆には、両腕を切断されて死ぬかもしれないというリスクを背負ってまで、闇属性を差別をする理由が……俺を攻撃する理由が無いのだ。
そんなわけで今日も傍にいてくれるリュカに感謝しつつ、午前はパーティーの招待状に明記されていた、仕立屋に向かった。もちろん、ドレスを仕立ててもらう為である。
「ドレスなんて着たこと無いから、ちょいとドキドキするね」
「は、はい。しかも1回だけなのに、レンタルでなく、仕立ててもらうなんて……お、お金も、侯爵持ちなんですよね? 本当に、良いのでしょうか」
「うふふ、甘えれば良いのよ。相手は貴族、しかもこの都市の領主様だもの。断る方がきっと失礼だわぁ」
友人達に囲まれながら、リュカと手を繋いで、のんびり歩く。新聞の効果か、昨日以上に平和だ。
「ザガンの衣装代は、俺が出すからね。ザガンは俺のものなんだから、俺以外から服を買ってもらうなんて、絶対に駄目だよ?」
「わかった。では今度リュカが服を購入する時は、俺が払う。その……リュカは俺のものだから」
同じようなセリフを言うだけなのに、どうにも気恥ずかしくて、小声になってしまった。しかしリュカには聞こえたらしく、感極まったように俺を見つめ、ぎゅううと抱き締めてくる。
「ああもう、今日もザガンが可愛すぎる!」
「いきなり止まるんじゃないよ!」
俺達が急に足を止めたせいで、リュカにぶつかりそうになったミランダが怒った。地図を見ながら前を歩いていたノエルやニナも、足を止めて振り返ってくる。
「またイチャイチャしてるー」
「ふふっ。今日もお2人が幸せそうで、嬉しいです」
「お主らの愛は、溢れるばかりだのう」
隣を歩いていたカミラが、呆れたように溜息をついた。俺も含まれているのか、そうか。
リュカが皆に謝り、再び手を繋いで目的地に向かう。
ちなみにリュカは礼服や靴など、王候貴族として必要な衣装は、全部持ってきているらしい。しかも王家御用達の仕立屋によって、何週間も掛けて制作された超高級衣装だとか。
「王命を受けて大都市を巡っている以上、目的がダンジョン攻略であろうと、今回のようにパーティーに誘われる可能性はあるからね。備えあれば憂いなし、でしょ?」
その通りなので、頷いておく。
ところで今しがた、僅かに殺気を感じたが、リュカは気付いていないのだろうか? いや、あれだけ魔力操作が出来ているので、気付いたはずだ。
しかし繋いでいる手から変化は伝わってこないし、チラリと顔を見てみるも、やはり平常である。ならば気にしないで良いか。
リュカに全身のサイズを測ってもらったあとは、職人とデザインについて相談した。俺は全身黒のシンプルな燕尾服が良かったのだが、執事に間違われるので駄目らしい。
そんなわけでリュカが、刺繍デザインや襟サイズ、シャツにベスト、大きなタイリボンも良いけどフリルスカーフも可愛い、萌え袖は必須など、職人と話しながら決めていた。よくわからなかった俺は、横から眺めていただけである。
友人達も無事ドレスを注文し終えて、店を出たのは正午過ぎ。今日も適当なレストランに入り、昼食を食べる。
そのあとは皆で冒険者ギルドに行き、Gランクの依頼を受けた。届けられた招待状の中に手紙が入っており、もし良かったら、芸術祭の設営を手伝ってほしいと書かれていたからだ。ギルドに行けば、人手の足りていない場所に誘導してくれると。
俺達が手伝ったのは、野外ステージの設営だった。芸術祭では無料で美味いワインが飲めるらしく、特にミランダは気合いを入れて、責任者の指示に従いながら仕事をこなしていた。
俺は相変わらず黒髪を晒していたものの、リュカや友人達、それと新聞の影響力により、問題は発生しなかった。
ちなみに女性からの困惑気な視線がやたら多かったが、あれは彼女達の目的が、リュカだったからだろう。リュカを見ようとすると、傍にいる俺も、必然的に視界に入ってしまう。しかもふとした瞬間、リュカが黒髪にキスするのだから、困惑して当然である。
そのように、平和に時間が流れていったが……やはり僅かであるものの、時々殺気を感じた。これは、どう対処するべきか。
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