エロゲーの悪役に転生したはずなのに気付けば攻略対象者になっていた

柚木ハルカ

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リュカ(本編補足)

07話

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 9月。闇組織による強襲の可能性をマニフィーク公爵に伝えておいたので、以前より都市の被害は抑えられたように思う。でも警戒を強めるだけでは被害をゼロにするのは難しく、あちこち破壊されて火事が起きたし、亡くなった人達もかなりいた。

 ザガンの死については、以前と同じだった。倒れていた場所も、ノエルがザガンの亡骸を抱いて泣いてしまうのも。
 その光景を見ている俺の心だけが、変化していた。前は俺も泣いてしまうほど悲しかったのに、今は、安堵と後悔が湧いている。ザガンの死について、もう葛藤しなくて済むという安堵。いくら未来を知っていても、どうにも出来無かったという後悔。

 前回と同じようにザガンの顔を綺麗にして、マジックバッグにしまう。今度こそ、ライル先生に報告しよう。





 12月上旬には、2回目となるノエルの成長を見届けた。そして第12ダンジョンの欠片を無事入手し、12月31日。

 前もって父上達に、闇組織が邪神復活を目論んでいるかもしれない旨を手紙で送っておいたので、今回は郊外にも魔導騎士達が配置されていた。それに第9都市が闇組織の召喚したドラゴン数体に襲われたこともあり、民間人はほとんど避難しているという。

 闇組織の強襲自体は防げなかったけれど、それでも前回と違い、命の犠牲は激減している。未来を知っていて良かったと、ようやく思えた瞬間である。

 邪神復活時にいた位置も、前回より王城に近くなっていた。警備のおかげで遭遇するモンスターが少なくなっているから。城門前でドラゴン1体を討伐したら城内に入り、闇組織の者達が倒れている訓練場を通過する。そして邪神の元に到着。

 王城内も、前回より壊れていなかった。建物に魔導バリアが張られているみたいだ。それでも壊れてしまうくらい邪神は強いのに、大臣達やその側近達が果敢に立ち向かい、踏ん張ってくれている。

 1年振りの邪神は、やはり恐ろしかった。出現した瞬間、前足を上げている時は、中央塔より少し小さいくらい。地面に足を付けている状態でもすごく大きいので、見上げなければならないほどだ。

 おどろおどろしい獣みたいな外見をしていて、鉤爪での攻撃や踏みつけ、咆哮、そして広範囲の闇魔法を使ってくる。尻尾も長く、振り回されようものなら広範囲が破壊されてしまう。

 でもその尻尾は、大臣達が抑えてくれていた。なるべく建物が壊されないように防御するし、吹っ飛ばされても無事だし、なんなら掴んで動きを止めてしまう時さえある。
 前回も思ったけど、彼らはどれだけ強いのだろう? 不思議に思いながらも、俺達もそこに加わった。

 俺、ノエル、ミランダ、ニナはとにかく攻撃。相手が巨大でどこからでも攻撃が当たるので、連携はほとんど気にする必要が無い。けれど近くにいるほど邪神の攻撃が見えなくて避けにくくなるし、身体強化していても1撃で大怪我を負ってしまうから、後方にいるベネットやシンディにサポートしてもらう。また攻撃魔法特化のカミラには、ひたすら極大魔法を放ってもらった。

「はああぁ! 烈火斬!」
「どんどんいくよ、真空破斬!」

 邪神はあまりにも大きく、しかもとてつもなく強いので、少しずつ魔素を削っていくしかない。なのでとにかく技を放ち、魔力が尽きそうになったら声をかけて後方に下がって、ポーションやMPポーションを飲んで回復した。そして10分ほど休憩したら、交代する。

 前回は何時間も戦い続けて、昼前にようやく倒せた。正直途中何度も挫けそうになっていたけど、ノエルや仲間達、王城内の者達も共に戦ってくれていたから、頑張れたんだ。

 今回もやはり、時間は掛かった。けれど以前より早く決着が付きそうだ。朝陽が昇りかけている時間帯ですでに、邪神の魔素が大量に崩れて、原型を留めなくなっている。

 理由はたぶん、俺自身。闇属性の弱点となる光属性の俺が、以前より強くなっているからだろう。
 今度こそザガンに勝ちたくて、すごく頑張ったから。結局無理だったけど、でも認めてもらえたのは、本当に嬉しかったな。

 ねぇザガン。俺は君が亡くなってからも、たくさん努力したよ。少しでも追い付きたくて……そしていつか、君を越えたいから。だからもうしばらくは、君の幻影を追いかけさせてほしい。
 
 あと少し。あと少しで邪神を倒せる。あと――。

「奥義――雷光龍!」

 全身を身体強化して、剣にありったけの魔力を込めて剣技を繰り出す。魔力は雷光を帯びた龍へと変化し、波打ちながら邪神に突撃した。雷鳴のような轟音が聞こえ、たくさんの魔素が飛散していく。

「これで、決める!」

 距離を詰めて勢いのまま大きく跳躍、そして剣を振り下ろす。斬ッと地面まで線が入り、一呼吸置いた次の瞬間、邪神はドゥンッと音を立てながら大量の黒粒子に変わった。ああ、終わった。

 邪神の魔素量は半端無くて、全身が飲み込まれていく。咄嗟に顔を覆いながら、ぎゅと目を瞑る。疲労のせいか眠気のせいかわからないけど、頭がくらくらした。でもここで倒れたらみんなに心配を掛けてしまうので、どうにか我慢する。

 しばらくすると魔素による風圧が消えたし、眩暈も治まったので、目を開けた。

「…………えっ?」

 今までいた場所じゃなくなっている。え、え? ここはどこ?
 朝陽が昇っていたはずなのに夜になってるし、慌てて周囲を見渡したところ、すぐ傍に建物が建っていた。窓から明かりが煌々と漏れていて、そこから見える内装からして、レストランかカフェのようだ。

 そしてとても気になる、夜空に浮かんでいる、丸く輝いているもの。あれは以前、見たことがある。空に浮かんでいるので何かしらの天体なんだろうけど、ソレイユ王国には存在していない。

 というかあれが見えているとなると、ここは以前空から見下ろした街と、同じ地域なんだろうか? わからないけど、あの天体の美しさにどうしても目を奪われて、見つめ続けてしまう。淡くて優しい光に、心が惹かれる。

 そのように見上げていると、ふと音が聞こえてきた。カランカランと、ドアベルの鳴る音。そちらに目を向ければ、男女2人が店から出てきている。

『あ、月がだいぶ丸い。あとちょっとで満月かな』
『ホントだ。ええと……ああいう少し欠けてる月のこと、なんて言うんだっけ?』
『わかんなーい。覚えてたらあとで調べてみるよ』
『それ絶対忘れるやつだろ』

 ――ツキ。あの天体は、ツキと言うのか。
 ただし彼らの唇の動きと、聞こえてきていた言葉のタイミングが合っていなかったので、俺がわかるように翻訳されていたと思われる。

 ここはソレイユ王国じゃない。レストラン自体はソレイユ王国に似ているけど、遠くには以前見た、高くて四角い建物がいくつもある。
 それにツキに気を取られて今まで気付かなかったが、街行く人々のほとんどが、黒髪だった。先程ドアから出てきた2人もそう。こんなにたくさんの闇属性がいるなんて……しかもザガンと同等の魔力を保持している人間ばかりだなんて、ソレイユ王国ではあり得ない。

 あくまでも夢幻なのか、それともどこかに実在している場所なのか。どうしてこんなものを見るのかも、わからない。

 それにこの状況は、もしかして。
 いや、そんなことはない。そんなことは。また過去に戻っているなんて、起こるはずがない。

 恐ろしい想像をしてしまい、ドッドッと心臓が大きくなる。内心で何度も何度も否定しながら、それでももしかしたらという恐怖に駆られる。

 逃げたいという意識が働いたせいか、2歩、3歩と後ろに下がっていた。背後にはレストランの壁がある。けれど幻なせいかぶつからず、よろけてしまう。咄嗟に片足を出したので倒れることはなかったものの、大きく視界が揺れて。

 そうして顔を上げると。

「は、……はは、は」

 謁見の間へと続いている廊下に、戻っていた。誰もいない、静寂に包まれている廊下。リュミエールのせいで空気が重く、身を守れるようにと武装した、記憶にある格好。

「……あははは、あは、は……はっ」

 愕然として、膝を付いて。あまりの状況に頭がおかしくなりそうになり、笑わずにはいられなかった。







 なんでこんなことが起こるのか、理由はわからない。でも最初のあれが、予知夢ではなかったことが判明した。

 本当に過去に戻っていたんだ。そして、今回も。

 茫然自失になっていたものの、時間が止まることはない。座り込んでいても無意味だし、父上達に心配かけたり情けない姿を見せるのも嫌だった。だから必死に平静を取り繕い、謁見の間に向かう。

 どれだけ動揺して俺自身は動けなくても、周囲の人達の行動により話は進んでいき、今回もノエルと旅立っていた。さすがに様子がおかしかったからか、時々心配してくるノエル。そんな彼女に対し、なんでもないよと笑顔で誤魔化しながら、第1都市に向かう。

 そうして1月7日。注意を払いながら、雪に覆われている山道を進んだ。前回も前々回も、この辺りでアイビィに襲われて、ノエルが蔦に捕らわれてしまっていたから。

 身体能力は鍛練してきた時間や方法によるもので、魔力量は天性による潜在能力、そしていかに鍛練して魔物を倒したかで決まる。だから過去に戻されると、身体能力と魔力量は、どうしても当時の状態まで戻ってしまう。

 でも戦闘技術と魔力操作能力は、経験に基づく感覚である。神経を研ぎ澄ませて気配を探れば……ほら見つけた。数m前方に1体と、すぐ横に1体。前方にいるのが俺に蔦を伸ばしてくる個体で、横がノエルを捕まえていた個体かな。

「――ライトニング!」

 とにかく剣を抜いて、横に隠れているアイビィに魔法を放つ。威力は1年前に戻ってしまっていても、命中力は衰えておらず、ボトリと落ちてきた。胴体に穴が空いていて、それを確認した直後、消滅して素材が残される。

「リュカ、よく気付きましたね。すごいです!」
「気配を感じたんだ。それともう1体。ライトニング!」

 前方に隠れていた個体も討伐してから、素材を回収した。
 今まで催淫効果にやられて俺に縋ってきていたノエルが、今回は正気を保っている。なので当然、ここで彼女を抱くことはなく、そのまま先に進んだ。







 どうして過去に戻ってしまうのだろう。原因がわからず、どう調べれば良いかも不明で、焦燥感に駆られる。出来れば図書館に籠って、事例や解決策がないか調べたい。
 でも王命を無視するわけにはいかず、結局今まで通り、ダンジョン攻略に赴いた。すると攻略途中でミランダと出会い、ボスを倒したあとは、まだ生きているザガンが部屋に入ってくる。

 前回、彼のことでとても苦悩した。助けたい、生かしたいと、何度も葛藤した。なのに君は、気遣いなんて無用だと……誰からの憐れみもいらないと告げてくるかのように、不敵な表情で俺を見てくる。

 過去に戻っている事実を改めて突き付けられて困惑してしまうけど、それでも本気で戦った。1回目の時のような、ザガンから蔑まれるという事態は避けたかったから。どんな状況下であろうと、憧れの人には認められていたい。

 そうして必死に対抗したところ、前回のように好意的になってくれた。彼の生死についてあれだけ悩んだので、複雑な気持ちはある。でも生きてくれているのは素直に嬉しいし、認められることも、やっぱりとても嬉しかった。





 1月終わりにはニナが仲間になり、第2都市への移動中に、ミランダとニナから夜の誘いを受ける。それを断ると、ノエルがテントにやってきた。そこまでの流れは記憶にあるものと同じ。けれど今回の彼女はまだ処女である。だからか防具を身に付けたままだった。それに中には入らず、その場で用件を述べてくる。

「先程の会話で、私はリュカ殿下の護衛でありながら、細かな配慮に欠けていたことに気付きました。申し訳ございません。もし体調に異常をきたしており、けれど民間人を相手にするのは難しいというのであれば、私が勤めますが……いかがいたしましょう?」

 前2回とは違い、誘いの言葉も事務的である。俺を気遣ってくれているけど、あくまでも幼馴染としての好意、そして責任感からのようだ。それにエッチしたことが無いからか、とにかくすごく緊張している。

 そんな彼女に、ニコリと微笑んだ。

「心配してくれるのは嬉しいけど、必要無いよ。身体強化とか、魔法とか。あと気配を探るだけでも魔力を消費するから、あまりそういう欲求が湧かなくなっているんだ」
「あ、そうなんですか。確かに王命を受けてからのリュカの戦闘能力は、すさまじく成長しています。その要因の1つが、膨大な魔力をそこまで消費しているからだったわけですね。私も、負けないようにしないと」

 ノエルはあからさまにホッとしたあと、気合を入れて頷いた。

 魔力が少なくなると性的欲求が湧かなくなるというのは、魔法学で習う常識である。ただし少なすぎると眠くなるし、枯渇すると意識まで失ってしまうので、注意しないといけない。

「お互い、無理はしないように頑張ろうね」
「はい。眠られるところを邪魔してしまい、すみませんでした」
「気にしないで。おやすみ、ノエル」
「おやすみなさい、リュカ」

 ノエルが出ていき1人になると、すぐに布団に入り、テント内に漂わせていた光を消した。

 彼女に告げたことは事実だ。けれど、それ以外にも……彼女を愛しているのにもかかわらず、断った理由がある。

 だって、忘れられているのだ。ただの幼馴染と思っていたのに縋られて、戸惑いながらも興奮したこと。罪悪感を覚えながらも、少しずつ愛しさを感じるようになったこと。ザガンから必死に守ろうとしたことも、悲しむ彼女を慰めてきたことも、全部忘れられている。

 それでも前回はいろいろ不明だったので彼女をひたすら愛せたけど、さすがに過去に戻っていると理解した今回は、難しい。
 だって3回目だから。ノエル自身はザガンの死を心から悲しんだとしても、3回目となる俺は、心から彼女を慰められる気がしない。彼女の悲愴を、陳腐なものに感じてしまう気がする。もう3回目でしょ? と、呆れてしまう気がする。

 それに11ヶ月後にはまた過去に戻り、全部忘れられる可能性がある。育んだ愛を何度も無いものにされるのは、どれだけ愛していても、つらくて悲しい。だから断った。今度こそ戻らない、という確証を得られない限り、ノエルの申し出は受け入れられそうにない。





 なんでタイムリープしているのか。それにどうして俺だけなのか。いくら考えたところで何もわからず、現状を打破する方法も、まったく浮かばない。
 それでも時は流れていく。俺が何も言わなくてもカミラの住んでいる街に寄ることになるし、ベネットを助けて、シンディに依頼することになった。ノエル達によって、だいたい過去と同じようになる。

 第4ダンジョンで、ザガンと再会するのも同じだった。態度は2回目の時のようで、戦闘途中で崩落し、ノエルと落ちてしまうのも変わらない。

 ただし今回はノエルに意識があったので、みんなが下りてくるまで、話しながら待機した。ザガンに負けて悔しいという、今までなら介抱したあとに聞かされていた愚痴に相槌を打ちつつ、内心ホッと安堵する。
 だって気絶していたら、キスしてMPポーションを飲ませたり、防具を脱がせてポーションを掛けなければならなかったから。肉体関係を結んでいないノエルに、そうせずに済んで良かった。







 前2回とは、大きく変化している。そう感じたのは5月下旬だった。

 第5ダンジョンでの星の欠片入手直後、今までのようにザガンがボス部屋に入ってくる。欠片を傍にいたベネットに渡して、素材回収を終えたばかりのミランダ達に魔法陣に乗るよう指示したら、祭壇から下りながら剣を抜いた。

 ザガンも愉しげに笑みを浮かべながら、短剣を構えてくる。するとノエルが……。

「…………あれっ?」
「あ? どうした?」

 驚いて後ろを確認したからか、ザガンが訝しげに声をかけてきた。
 彼女達に先に行かせといて驚いてるなんて、ザガンからすれば意味不明だっただろう。でも本当にビックリしたんだ。だってノエルも、みんなと一緒に転移していたから。

 俺1人にザガンを任せて大丈夫と判断された? それとも今までと違い、ノエルと肉体関係を持っていないからだろうか。わからないけど、ザガンを待たせるわけにはいかない。

「ごめんね、気にしないで。改めて、手合わせお願いするよ」
「ハッ、殺し合いだっての」

 俺を殺すつもりは無いのにそんなことを言ってくるから、思わず笑みが零れてしまう。本人には絶対言えないけど、ザガンってツンデレだよね。





 ザガンがノエルを妹だと気付かなかったので、第6ダンジョン攻略後に、ノエルが攫われることもなかった。今まではザガンのことで悩んでいた彼女が、笑顔で毎日過ごしている。

 9月下旬。街のみんなで力を合わせてドラゴン1体を倒したあと、闇組織と相対した。ザガンについての話題が出ないまま、呼び寄せられたドラゴン2体を討伐。

 その夜、仲間達に街の様子が気になるから見てくると告げて、1人で屋敷を出た。ノエルは護衛として付いてきたがったが、マントを被るから問題無いと断った。護衛が付いている方が、王子だと気付かれてしまうと。

 屋敷周辺は被害が無かったものの、外門付近はあちこち壊れている。それに夜なのに、衛兵や冒険者達が、瓦礫の片付けをしていた。生き埋めになっている人がいるかもしれないと、確認しているのだろう。

 夜は外門が閉じられているので、横の詰所にお邪魔させてもらう。

「闇組織がドラゴン召喚したのは、街の外だからね。周囲に何かないか、調べておきたいんだ」
「わ、わかりました。リュカ殿下であれば問題無いと思いますが、お気を付けください」
「ありがとう。1、2時間ほどで戻ってくるよ」

 頑丈な扉を開けてくれた衛兵に礼を告げて、外に出る。王子身分というのは、こういう時とても便利だ。

 魔法で光を灯したら、身体強化してとにかく走った。もう3回目なので、場所は覚えている。
 しばらくすると周囲に木々が増えてきて、森林に入っていく。そうして見つけた。地面に横たわっている、ザガンを。

 光を増やしつつ、その傍らに膝を付く。

「遅くなってごめんね、ザガン」

 そっと頬に触れてみると、今までとは違い、冷たいし固くなっていた。それに髪先が白い。死亡したことで、魔力が抜けているからだ。このまま放置し続けると、髪全体が白くなってしまう。

 いつものようにハンカチを水筒の水で濡らして、頬の血を拭いた。乱れていた髪も整える。それからじっと、ザガンを見つめた。もう開かれない目に、まだ胸は痛くなるし、悲しみも感じている。でも涙が出るほどではなくなっていた。

 これから何度、ザガンの死を見ることになるだろう? 何度も何度も見続けて……いずれこの胸の痛みさえも、忘れてしまうんだろうか。

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