15 / 25
第一章 復讐の少女。
第十三話 反撃準備
しおりを挟む
一瞬の浮遊感。
そして地に沈むような感覚を感じ、俺は自分が再生し終えたのだと察した。
俺は目を閉じたまま思い出す。
初めて死んだ後の暗闇の中、謎の少女の声。
『答えてる時間はない。魔王討伐、やってくれるな』
『ここでの記憶は転生後、忘れているかのしれない。だが、やってくれることを祈る』
『英雄となr....』
........駄目だ、まだ思い出せない所がある。
だけど、俺が約束したことは思い出せた。あの声が誰のものか分からない。
だが約束は約束だ。これからどう行動するか、考えないといけないな。
....それに俺が炎帝と対峙する意味もまた変わるな。
だけど、まずは状況の確認だ。
俺は目を開いた。
知らない天井などではなく、知ってる胸が目の前に迫ってる。ていうかエレンの....むぎゅうッ!?
「クレインッ!! 気がついたのッ!? 良かった!! 良かったッ!!!」
「ムグムグッ、モガッ!!」
い、息がッ、出来ないッ!!
どうやらさっきまで膝枕されてて....今はエレンに抱き締められているようだ。
それはいい。けど....俺の顔をその豊満な胸に埋めないでくださいッ、エレンさんッ!!。
本当にまた意識を失いかけた所で、やっとエレンが解放してくれた。
普通だったら嬉しい状況だったのだろうけど喜べないな....大きいのが苦手になる勢いだった......。
「本当に良かった....。クレインが居なくなったら私....」
エレンが顔をクシャクシャにして今度は優しく抱いてくる。
俺はそれを受け入れ、同じく抱きしめ....やっぱり子恥ずかしいから彼女の背中に軽く手を添えてあげる。
「ごめんなさいッ、私を庇ったせいであんな......」
謝る彼女の背中を撫でてあげる。
「いいよ別に。俺は死なないみたいだしな。お前が無事で良かったよ」
「........ありがとう」
「で、今はどういう状況なんだ?」
しばらくそうしていると、急にエレンが顔を赤くして放れていった。(多分事が終わったらなんで生き返ったのか問い詰められるんだろうなぁ)
その後、俺の体は再生しても服は再生しないみたいで。裸の俺はエレンが持ってきてくれた服を着る。
俺はエレン含む交戦していたエルフ達に今の状況を確認していた。
村を守るエルフの戦士、狩りを生業にする者、その他の戦える者がここに集まった。
「黒兵は全員壊滅させました。こちらの被害は大きかったものの最後は数で押し勝つことが出来ました」
「避難していた女性や子供達は、今村に戻ってきているそうだ」
どうやらもう村には脅威は無くなったらしい。だが、まだ気になることがある。
「炎帝はどうなった。それと、俺と居たフードを被った女の子も何処に?」
俺がエレンを庇う前、俺は彼ステーデに森へ逃げろと伝えた。ここに彼女の姿はない。そして炎帝のいる気配も感じない。
「あの少女なら森へ向かったぞ。炎帝も彼女を追いかけていたな」
「そうか....分かった」
とりあえずステーデの行方は分かった。安否も気になるが....今はまだ動くべきじゃない。
「俺は、彼女を助けに行く」
俺がそう言うと皆がざわついた。
それはそうだろう。炎帝の強さがどれほどか見に染みるほどに実感したのだから。
皆が自殺行為だと止めてくる。エレンにいたっては泣きながら俺を絞め殺すぐらいの勢いでつかみかかって止めるほどだ。ていうか本当に苦しいから放せッ。
「ゲホッゲホッ。ま、まぁ話を聞いてくれ。俺には俺の理由があるんだ」
俺は転生前、死んで直後の会話、そしてステーデとの約束を皆に話した。
「というわけでしてね、最悪倒せなくてもいい。せめてステーデのことを助けるだけ助けて、遠くへ逃げるさ」
俺がそう言うと、皆はしぶしぶ了解してくれた。まだエレンが何か言っていたが今は無視。
ステーデを助けるには炎帝と対峙する必要性が出てくる。なにか対策する為に、皆から炎帝について話を聞く。
「あの男はほぼ間違いなくオーガだろうな。それもオーガの中でもかなりの実力者だな」
ライカンスロープと同じ戦闘種族《オーガ》。ランクはAを越え、個体数が少なく、他種族と関わりをあまり持たない種族。
争い事が好きで有名で、強者と競い会う事を楽しみとしている。
「あのオーガ、炎帝は噂通り、強力な炎を操っていた。奴には普通の物理攻撃もスキルでの攻撃も通用しなかった。剣は溶ける、スキルは熱で霧散した。余程強力な一撃を叩き混まない限りダメージは通らないだろうな」
だろうな。俺の体も熱を感じる前に燃え尽きた。もし中途半端に体を焼かれていたと考えると恐ろしい。
話を聞くなかで少し気になったことがあった。
「水や氷属性のスキルは? 水で消えたり、氷で炎を越えたりは出来ないの?」
「水属性は一瞬で蒸発した。氷属性は幾らか弱体化したが通ることは通った。が、それでも上位のスキルでの攻撃だ。すぐに発動できない、通っても致命打にならない、炎帝の技量で簡単にかわされる....と、あてにならない」
「そうか....」
水が一瞬で蒸発....氷属性も上位のものが弱体化してやっと通る....。
..............あれを起こすにはどれだけの量が要るんだったかな。あれが出来れば炎帝を倒せる....かも。だけど炎帝に俺の意図に気づかれるかも知れない....。
そういえば、さっき何か新しいスキルを手に入れていたな。
俺が幻書を開いてスキルを確認する。そのスキルに俺は目を見開く。
「どうしたんですか、クレインさん?」
俺の様子の変化に一人が話しかけてくる。
俺は暫く思案し、覚悟を決める。
捨て身になるがどうせ死なない体だ。痛いのは一瞬、それぐらい我慢する。問題はステーデを逃がす時間稼ぎだが......それもやってやる。
「皆、今から言うスキルが使える奴を急いで連れてこい!! それと避難している人達を急がせてくれ!!」
+ + +
僕は森の中で逃げていた。相手は魔王軍幹部の炎帝。僕等ライカンスロープを越える強さを持つ種族であるオーガが相手だ。
【潜伏】しているがいつまで隠れていられるか分からない。最悪の場合、この森を焼き払う可能性もある。
そうはさせない為、時折【潜伏】を解除して気配だけ晒す。
森に火が付けば村が危険。再び村に炎帝が戻っても駄目だ。
だから、僕は炎帝を引き付けながら逃げる。死んだクレインさんの頼みだから。
炎帝の声が遠くから聞こえてくる。
「おい、黒狼族の女ッ。そろそろ姿を現してはくれないか!! 面倒になってきたもんでな、抵抗するならかかってこいッ。もしくは大人しくついてこいッ!!」
めんどくさいから終わらせたい、だが戦いたいから姿を見せろとさっきからこればかりだ。ライカンスロープにも居たが、戦闘狂とういうのは本当に嫌な人種だ。
このままだと本当に森に火を着けるんじゃないか心配だ。
そんな事を考えていると突然、頭の中、思考に直接語りかけてくる声が聞こえた。
『おい、ステーデ!! 聞こえるなら返事をしてくれ!!』
「クレインさん!? 死んだ筈じゃ....」
『やっと届いた....俺は不死身の体なんだよ。それより今どこだ!?』
喜びや不審やら、他にも色々気になることもあるが、今はそれどころじゃないと思い直す。
「今日来た丘の外れですッ。そろそろ炎帝が暴れだしそうです、どうすればッ!?」
『分かった、俺も急いでそこに向かうッ。出来るだけ引き付けてくれ、頼むぞッ!!』
「待ってくださいッ、何を始める気なんですか!?」
僕がそうたずねる。その答えは、
『炎帝をぶっ倒すッ!!』
彼女はそう伝えるとブツッという音と同時に声が途絶えた。
「炎帝を倒す....?」
本気で言っているのだろうか。力になると言うだけ言って勝手に死んで、死んだと思ったら生き返って炎帝を倒すぞだなんて本当に勝手な....。
それでも、僕はそんな勝手なクレインさんに頼らざるえないんですね。
「分かりました、クレインさん」
彼女を信じ、僕は炎帝を引き付ける。
そして地に沈むような感覚を感じ、俺は自分が再生し終えたのだと察した。
俺は目を閉じたまま思い出す。
初めて死んだ後の暗闇の中、謎の少女の声。
『答えてる時間はない。魔王討伐、やってくれるな』
『ここでの記憶は転生後、忘れているかのしれない。だが、やってくれることを祈る』
『英雄となr....』
........駄目だ、まだ思い出せない所がある。
だけど、俺が約束したことは思い出せた。あの声が誰のものか分からない。
だが約束は約束だ。これからどう行動するか、考えないといけないな。
....それに俺が炎帝と対峙する意味もまた変わるな。
だけど、まずは状況の確認だ。
俺は目を開いた。
知らない天井などではなく、知ってる胸が目の前に迫ってる。ていうかエレンの....むぎゅうッ!?
「クレインッ!! 気がついたのッ!? 良かった!! 良かったッ!!!」
「ムグムグッ、モガッ!!」
い、息がッ、出来ないッ!!
どうやらさっきまで膝枕されてて....今はエレンに抱き締められているようだ。
それはいい。けど....俺の顔をその豊満な胸に埋めないでくださいッ、エレンさんッ!!。
本当にまた意識を失いかけた所で、やっとエレンが解放してくれた。
普通だったら嬉しい状況だったのだろうけど喜べないな....大きいのが苦手になる勢いだった......。
「本当に良かった....。クレインが居なくなったら私....」
エレンが顔をクシャクシャにして今度は優しく抱いてくる。
俺はそれを受け入れ、同じく抱きしめ....やっぱり子恥ずかしいから彼女の背中に軽く手を添えてあげる。
「ごめんなさいッ、私を庇ったせいであんな......」
謝る彼女の背中を撫でてあげる。
「いいよ別に。俺は死なないみたいだしな。お前が無事で良かったよ」
「........ありがとう」
「で、今はどういう状況なんだ?」
しばらくそうしていると、急にエレンが顔を赤くして放れていった。(多分事が終わったらなんで生き返ったのか問い詰められるんだろうなぁ)
その後、俺の体は再生しても服は再生しないみたいで。裸の俺はエレンが持ってきてくれた服を着る。
俺はエレン含む交戦していたエルフ達に今の状況を確認していた。
村を守るエルフの戦士、狩りを生業にする者、その他の戦える者がここに集まった。
「黒兵は全員壊滅させました。こちらの被害は大きかったものの最後は数で押し勝つことが出来ました」
「避難していた女性や子供達は、今村に戻ってきているそうだ」
どうやらもう村には脅威は無くなったらしい。だが、まだ気になることがある。
「炎帝はどうなった。それと、俺と居たフードを被った女の子も何処に?」
俺がエレンを庇う前、俺は彼ステーデに森へ逃げろと伝えた。ここに彼女の姿はない。そして炎帝のいる気配も感じない。
「あの少女なら森へ向かったぞ。炎帝も彼女を追いかけていたな」
「そうか....分かった」
とりあえずステーデの行方は分かった。安否も気になるが....今はまだ動くべきじゃない。
「俺は、彼女を助けに行く」
俺がそう言うと皆がざわついた。
それはそうだろう。炎帝の強さがどれほどか見に染みるほどに実感したのだから。
皆が自殺行為だと止めてくる。エレンにいたっては泣きながら俺を絞め殺すぐらいの勢いでつかみかかって止めるほどだ。ていうか本当に苦しいから放せッ。
「ゲホッゲホッ。ま、まぁ話を聞いてくれ。俺には俺の理由があるんだ」
俺は転生前、死んで直後の会話、そしてステーデとの約束を皆に話した。
「というわけでしてね、最悪倒せなくてもいい。せめてステーデのことを助けるだけ助けて、遠くへ逃げるさ」
俺がそう言うと、皆はしぶしぶ了解してくれた。まだエレンが何か言っていたが今は無視。
ステーデを助けるには炎帝と対峙する必要性が出てくる。なにか対策する為に、皆から炎帝について話を聞く。
「あの男はほぼ間違いなくオーガだろうな。それもオーガの中でもかなりの実力者だな」
ライカンスロープと同じ戦闘種族《オーガ》。ランクはAを越え、個体数が少なく、他種族と関わりをあまり持たない種族。
争い事が好きで有名で、強者と競い会う事を楽しみとしている。
「あのオーガ、炎帝は噂通り、強力な炎を操っていた。奴には普通の物理攻撃もスキルでの攻撃も通用しなかった。剣は溶ける、スキルは熱で霧散した。余程強力な一撃を叩き混まない限りダメージは通らないだろうな」
だろうな。俺の体も熱を感じる前に燃え尽きた。もし中途半端に体を焼かれていたと考えると恐ろしい。
話を聞くなかで少し気になったことがあった。
「水や氷属性のスキルは? 水で消えたり、氷で炎を越えたりは出来ないの?」
「水属性は一瞬で蒸発した。氷属性は幾らか弱体化したが通ることは通った。が、それでも上位のスキルでの攻撃だ。すぐに発動できない、通っても致命打にならない、炎帝の技量で簡単にかわされる....と、あてにならない」
「そうか....」
水が一瞬で蒸発....氷属性も上位のものが弱体化してやっと通る....。
..............あれを起こすにはどれだけの量が要るんだったかな。あれが出来れば炎帝を倒せる....かも。だけど炎帝に俺の意図に気づかれるかも知れない....。
そういえば、さっき何か新しいスキルを手に入れていたな。
俺が幻書を開いてスキルを確認する。そのスキルに俺は目を見開く。
「どうしたんですか、クレインさん?」
俺の様子の変化に一人が話しかけてくる。
俺は暫く思案し、覚悟を決める。
捨て身になるがどうせ死なない体だ。痛いのは一瞬、それぐらい我慢する。問題はステーデを逃がす時間稼ぎだが......それもやってやる。
「皆、今から言うスキルが使える奴を急いで連れてこい!! それと避難している人達を急がせてくれ!!」
+ + +
僕は森の中で逃げていた。相手は魔王軍幹部の炎帝。僕等ライカンスロープを越える強さを持つ種族であるオーガが相手だ。
【潜伏】しているがいつまで隠れていられるか分からない。最悪の場合、この森を焼き払う可能性もある。
そうはさせない為、時折【潜伏】を解除して気配だけ晒す。
森に火が付けば村が危険。再び村に炎帝が戻っても駄目だ。
だから、僕は炎帝を引き付けながら逃げる。死んだクレインさんの頼みだから。
炎帝の声が遠くから聞こえてくる。
「おい、黒狼族の女ッ。そろそろ姿を現してはくれないか!! 面倒になってきたもんでな、抵抗するならかかってこいッ。もしくは大人しくついてこいッ!!」
めんどくさいから終わらせたい、だが戦いたいから姿を見せろとさっきからこればかりだ。ライカンスロープにも居たが、戦闘狂とういうのは本当に嫌な人種だ。
このままだと本当に森に火を着けるんじゃないか心配だ。
そんな事を考えていると突然、頭の中、思考に直接語りかけてくる声が聞こえた。
『おい、ステーデ!! 聞こえるなら返事をしてくれ!!』
「クレインさん!? 死んだ筈じゃ....」
『やっと届いた....俺は不死身の体なんだよ。それより今どこだ!?』
喜びや不審やら、他にも色々気になることもあるが、今はそれどころじゃないと思い直す。
「今日来た丘の外れですッ。そろそろ炎帝が暴れだしそうです、どうすればッ!?」
『分かった、俺も急いでそこに向かうッ。出来るだけ引き付けてくれ、頼むぞッ!!』
「待ってくださいッ、何を始める気なんですか!?」
僕がそうたずねる。その答えは、
『炎帝をぶっ倒すッ!!』
彼女はそう伝えるとブツッという音と同時に声が途絶えた。
「炎帝を倒す....?」
本気で言っているのだろうか。力になると言うだけ言って勝手に死んで、死んだと思ったら生き返って炎帝を倒すぞだなんて本当に勝手な....。
それでも、僕はそんな勝手なクレインさんに頼らざるえないんですね。
「分かりました、クレインさん」
彼女を信じ、僕は炎帝を引き付ける。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
前世の記憶しかない元侯爵令嬢は、訳あり大公殿下のお気に入り。(注:期間限定)
miy
恋愛
(※長編なため、少しネタバレを含みます)
ある日目覚めたら、そこは見たことも聞いたこともない…異国でした。
ここは、どうやら転生後の人生。
私は大貴族の令嬢レティシア17歳…らしいのですが…全く記憶にございません。
有り難いことに言葉は理解できるし、読み書きも問題なし。
でも、見知らぬ世界で貴族生活?いやいや…私は平凡な日本人のようですよ?…無理です。
“前世の記憶”として目覚めた私は、現世の“レティシアの身体”で…静かな庶民生活を始める。
そんな私の前に、一人の貴族男性が現れた。
ちょっと?訳ありな彼が、私を…自分の『唯一の女性』であると誤解してしまったことから、庶民生活が一変してしまう。
高い身分の彼に関わってしまった私は、元いた国を飛び出して魔法の国で暮らすことになるのです。
大公殿下、大魔術師、聖女や神獣…等など…いろんな人との出会いを経て『レティシア』が自分らしく生きていく。
という、少々…長いお話です。
鈍感なレティシアが、大公殿下からの熱い眼差しに気付くのはいつなのでしょうか…?
※安定のご都合主義、独自の世界観です。お許し下さい。
※ストーリーの進度は遅めかと思われます。
※現在、不定期にて公開中です。よろしくお願い致します。
公開予定日を最新話に記載しておりますが、長期休載の場合はこちらでもお知らせをさせて頂きます。
※ド素人の書いた3作目です。まだまだ優しい目で見て頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
※初公開から2年が過ぎました。少しでも良い作品に、読みやすく…と、時間があれば順次手直し(改稿)をしていく予定でおります。(現在、146話辺りまで手直し作業中)
※章の区切りを変更致しました。(9/22更新)
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる