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海弥は、友達が欲しい!10
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「ココア、この光る物を付けた柱は、「しんごう」と言うんだ。これは、見て分かる通り人間やくるまに命令を出している。つまりだ!これに俺達も従えば、安全に渡る事が出来る!」
「ダラ、まだ、説明が足りないぞ!たとえ、しんごうに従っても無視をする奴もいる。だから、決して油断するなよ。後、渡る時は、最初から最後まで走れよ!」
「はい!」
僕達は、横1列並んで座る。その間、クク君は、僕の頭の上に止まっている。
すると、後ろの方からパシャと言う音が聞こえた。僕は、素早く立ち上がり、音のする方に体を向ける。そこに居たのは、人間だった。その人間達は、海弥と同じ制服を来ていた。そして、手には薄く四角い物を持っている。僕は、薄く四角い物に興味が惹かれ警戒心を薄めてしまった。しかも、僕は、無意識に尻尾を振ってしまっていた。
「ねぇ、あの犬可愛いよ。少し触っていかない?」
「私は、あの凛々しい猫がかっこよくていいと思うよ」
人間が僕達の事を話している。僕は、嬉しくなりもっと尻尾を振ってしまう。よく見るとダラさんも嬉しそうだ。だが、目線は、「しんごう」しっかりと見ている。
「いて!」
いきなり、僕の頭に痛みが走った。上を見るとクク君が飛んでいる。
「ココア、そろそろ「しんごう」が変わる。準備しな!」
「は、はい!」
あまりにも浮かれていたらしく、クク君は、僕の頭を啄いたらしい。
緊張感を持たないと何が起こるか分からないって分かっているのに……まだまだ、僕も子供だな。
「しんごう」が赤色から青色に変わった。ダラさんは、少し道に出て首を左右にゆっくりと振る。そして、僕達の方を見て大きな声で言った。
「行くぞーー!ココア、走れ!」
僕は、僕の全速力で走る。しかし、グルさん達には、追いつけない。道の残り少しの所でしんごうがチカチカと光り始める。
すると、僕の体が急に地面から離れた。
「ダラ、まだ、説明が足りないぞ!たとえ、しんごうに従っても無視をする奴もいる。だから、決して油断するなよ。後、渡る時は、最初から最後まで走れよ!」
「はい!」
僕達は、横1列並んで座る。その間、クク君は、僕の頭の上に止まっている。
すると、後ろの方からパシャと言う音が聞こえた。僕は、素早く立ち上がり、音のする方に体を向ける。そこに居たのは、人間だった。その人間達は、海弥と同じ制服を来ていた。そして、手には薄く四角い物を持っている。僕は、薄く四角い物に興味が惹かれ警戒心を薄めてしまった。しかも、僕は、無意識に尻尾を振ってしまっていた。
「ねぇ、あの犬可愛いよ。少し触っていかない?」
「私は、あの凛々しい猫がかっこよくていいと思うよ」
人間が僕達の事を話している。僕は、嬉しくなりもっと尻尾を振ってしまう。よく見るとダラさんも嬉しそうだ。だが、目線は、「しんごう」しっかりと見ている。
「いて!」
いきなり、僕の頭に痛みが走った。上を見るとクク君が飛んでいる。
「ココア、そろそろ「しんごう」が変わる。準備しな!」
「は、はい!」
あまりにも浮かれていたらしく、クク君は、僕の頭を啄いたらしい。
緊張感を持たないと何が起こるか分からないって分かっているのに……まだまだ、僕も子供だな。
「しんごう」が赤色から青色に変わった。ダラさんは、少し道に出て首を左右にゆっくりと振る。そして、僕達の方を見て大きな声で言った。
「行くぞーー!ココア、走れ!」
僕は、僕の全速力で走る。しかし、グルさん達には、追いつけない。道の残り少しの所でしんごうがチカチカと光り始める。
すると、僕の体が急に地面から離れた。
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