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第一節
魔法
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「..本当に...砂漠に.....」
「そうだよ 僕の物心が付いてからはずっとこれが普通 記憶を失うまではね」
「記憶..?」
「そう 僕は幼い頃に記憶を失ってるの だからずーっとこの砂漠しか見た事が無い」
「..そう...」
「それにしても...どうしよう...」
ミラに会った事で忘れていたが上にいけないんだった...
「...上に行きたいの?」
「そうなんだけど...行けないんだよね..」
「しっかりバイクに掴まってて」
「え?まぁ分かったけど...」
ミラが手を下から上にあげるように動かすと
「へ?」
周辺が揺れ始めた
「なになに!?」
「落ち着いて 大丈夫」
しかも揺れの中心は僕達らしい
「な、何が起こるの!?てかミラちゃんは何をしたの!?」
そう言った瞬間
僕達の真下から大量の水が噴き上げてきた
「きゃあああああああああ!?」
この砂漠でこんな量の水は有り得ない...
オアシスでも無い限りこんなことは普通起こりえない...
「ミラちゃん!一体何をしたの!?」
「地下の水脈を魔力で刺激した」
「なんかすごいことしてる!?」
てか今 魔力って言ったよね!? もしかしてミラちゃん おじさんか聞いた事のある魔法が使えるの!?
おじさんが魔法について簡単に話してくれたことを思い出す
『そうだな..今日は魔法について話してやろう この世界には魔力というものが色んなところに漂っていてな それらは私たちが生きる上で必要なものだ そして魔法という不思議な能力を使うのにも必要だ』
『例えば指先から火を出したり 水を生み出したり 風を吹かせたり 土で人形を作ったり 光で辺りを照らしたり 闇で影を作って涼んだり 色んな事に使える 魔法は練習していくことでもっと自由に様々な事が出来る そうだ!今度 私の魔法を見せてあげよう 楽しみにしていてくれよ』
おじさんは私にそう言ってくれたけど結局 魔法を見る事は無かった
おじさんが急に体調を崩したからだ
そしてそのまま...亡くなった
色々知りたかったなぁ...
「レイン 前見て」
「へ?って高い!?」
今 私達は あの大量の水によって空中に飛んでる状態だ
砂嵐はいつの間にか消えている
「このままじゃ落ちちゃうよぉぉぉぉぉ!!!?」
「落ち着いて 私がクッションを作るから」
「でも怖いぃぃ!!」
僕はこんな高い所から飛び降りた経験なんて一切無い だから本当に怖い
「大丈夫 信じて さっきのを見たでしょ?」
確かに さっきの信じられないような物を見せられたら自然と安心感を覚える
「...分かった ミラちゃんの事を信じるね」
「任せて」
そのまま僕達の乗ったバイクは落ちていく...が
僕達は地面にぶつかる前に柔らかい水のクッションによって受け止められた
「..凄い」
これが魔法...僕も使ってみたい..でも僕はやり方を知らないしそららに関する本も持ってない
ミラちゃんに頼むには少し迷惑な気が...
「大丈夫?」.
「..あっ、ああ 大丈夫だよ!心配ありがとね!」
「...なら良かった」
「それじゃあ街に行こっか!」
「うん」
そうして私とミラちゃんはデザリアに向けてバイクを進めた
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「..本当に...砂漠に.....」
「そうだよ 僕の物心が付いてからはずっとこれが普通 記憶を失うまではね」
「記憶..?」
「そう 僕は幼い頃に記憶を失ってるの だからずーっとこの砂漠しか見た事が無い」
「..そう...」
「それにしても...どうしよう...」
ミラに会った事で忘れていたが上にいけないんだった...
「...上に行きたいの?」
「そうなんだけど...行けないんだよね..」
「しっかりバイクに掴まってて」
「え?まぁ分かったけど...」
ミラが手を下から上にあげるように動かすと
「へ?」
周辺が揺れ始めた
「なになに!?」
「落ち着いて 大丈夫」
しかも揺れの中心は僕達らしい
「な、何が起こるの!?てかミラちゃんは何をしたの!?」
そう言った瞬間
僕達の真下から大量の水が噴き上げてきた
「きゃあああああああああ!?」
この砂漠でこんな量の水は有り得ない...
オアシスでも無い限りこんなことは普通起こりえない...
「ミラちゃん!一体何をしたの!?」
「地下の水脈を魔力で刺激した」
「なんかすごいことしてる!?」
てか今 魔力って言ったよね!? もしかしてミラちゃん おじさんか聞いた事のある魔法が使えるの!?
おじさんが魔法について簡単に話してくれたことを思い出す
『そうだな..今日は魔法について話してやろう この世界には魔力というものが色んなところに漂っていてな それらは私たちが生きる上で必要なものだ そして魔法という不思議な能力を使うのにも必要だ』
『例えば指先から火を出したり 水を生み出したり 風を吹かせたり 土で人形を作ったり 光で辺りを照らしたり 闇で影を作って涼んだり 色んな事に使える 魔法は練習していくことでもっと自由に様々な事が出来る そうだ!今度 私の魔法を見せてあげよう 楽しみにしていてくれよ』
おじさんは私にそう言ってくれたけど結局 魔法を見る事は無かった
おじさんが急に体調を崩したからだ
そしてそのまま...亡くなった
色々知りたかったなぁ...
「レイン 前見て」
「へ?って高い!?」
今 私達は あの大量の水によって空中に飛んでる状態だ
砂嵐はいつの間にか消えている
「このままじゃ落ちちゃうよぉぉぉぉぉ!!!?」
「落ち着いて 私がクッションを作るから」
「でも怖いぃぃ!!」
僕はこんな高い所から飛び降りた経験なんて一切無い だから本当に怖い
「大丈夫 信じて さっきのを見たでしょ?」
確かに さっきの信じられないような物を見せられたら自然と安心感を覚える
「...分かった ミラちゃんの事を信じるね」
「任せて」
そのまま僕達の乗ったバイクは落ちていく...が
僕達は地面にぶつかる前に柔らかい水のクッションによって受け止められた
「..凄い」
これが魔法...僕も使ってみたい..でも僕はやり方を知らないしそららに関する本も持ってない
ミラちゃんに頼むには少し迷惑な気が...
「大丈夫?」.
「..あっ、ああ 大丈夫だよ!心配ありがとね!」
「...なら良かった」
「それじゃあ街に行こっか!」
「うん」
そうして私とミラちゃんはデザリアに向けてバイクを進めた
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