エクリプス 〜砂海の章〜

nanaさん

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第一節

水の世界

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早速...の前にずぶ濡れの状態なので身体を拭かないといけない

「服も着て」

「そうだねぇ」

僕は露出狂では無いからね!



身体を拭いて服を着て 最善の準備をしてバイクに乗る

「それじゃあ出発!」





オアシスに向かう途中で色々話しかけられる

普段も割と話しかけてくれる気さくな人達だけど 僕がオアシスを見つけたからか話題はそればかり

よっぽど嬉しかったんだろうね

「今..水はそれだけ貴重なの?」

「そうだよ 近くでオアシスが見つからないなら遠くまで行かないといけない この街では前までは水は高値で売られてたからね 皆喜んでるよ」

「..そうなの...」




もうそろそろで門を出る って所でおじちゃんに会った

「お、レインの嬢ちゃんじゃねぇか どこか行くのか?」

「うん、オアシスに行ってくる」

「気をつけて行けよ 俺らの街の英雄が死んじゃ皆悲しむしな」

「それだけで英雄とか大袈裟だよ~」

「そっちの嬢ちゃんもレインを頼むな」

「..任せて」

「それじゃあ行ってくるね~!」

「おう!行ってこい!」






「...改めて見ると思うの」

「どうしたの?」

「...昔と比べて本当に変わってしまった」

「..ミラちゃんが見た昔の姿を僕は分からない」

「....」

「でもこれから取り戻す事は出来る そうでしょ?」

「...うん」

「おじさんは言ってた 『失った物を取り戻す事はとても難しい 不可能に近い でも諦めずに最善手を常に追い続ければ取り戻す事は可能だ』ってね!」

「..ふふ..フレイルならそう言うよね」

「でしょ?だからそんなに落ち込まないで 今はこんな姿かもしれない でも僕達が頑張ればきっと戻ってくるよ!」

「..そうだね 私達でこの国の自然豊かなあの姿を取り戻そう」

「もっちろん!」


そう話してるうちにオアシスに辿り着いた

「今度は水の中に潜ってみよう」

「水の中?」

「そう、水の中を潜った時は息が出来ないから息を止める必要がある」

「息を...止める!?」

え?僕ここで死んじゃうの!?

「...死ぬ訳では無いから安心して」

「良かったあ...」




「息を止めるってそういうこと!?」

「うん、多分 レインが勘違いしてたのは息の根を止める の方だと思うけど...」

「あ、多分そっちだ...てへっ」

「..それじゃあ早速やろうか」

「スルーしないでよ!なんか言って!?虚しくなるじゃん!」

「..言うことがない」

それはそれで かなりくるなぁ...







服を脱いでバイクの荷台の上に置きミラちゃんに言われた通り水に浸かる

「おーこっちの水も凄い」

「水に差異なんてほぼないよ それじゃあ潜るんだけど まずは息を止めることは出来る?」

「勿論!」

その場で息を止めて見せる

「...出来てるね それじゃあそのまま身体を全部水に浸かってみて」

「はーい..」

早速やってみる





すると外の世界から水の世界に招待されたかのように 外の音が消える

聞こえるのは水の音と僕の動く音だけ

『どう?水の中は」

目の前にミラちゃんが現れてびっくりする

『ちょっと驚かせちゃった?』

大丈夫という意思を伝える為 首を横に振る

『そう、それと息を止めなくても大丈夫だよ』

なんで?

『私と契約を交わしてる限り 貴方は水の中では普通より動きやすく そして息をする必要が無くなるの』

「わぁ 初耳だぁ...って声出せる!?」

『そう、声も出せるようになる』

「便利だね...てかそういうことは先に言ってよ!」

『まずは泳ぐのに慣れさせておかないといけないしそれも1種の経験だから』

「むぅ..なら仕方ない...」

『それじゃあこのまま泳いでみよう 私がレインの手を取って動かすからその動きを覚えて 足の動きは浮かぶ時に動かした感じで大丈夫』

「分かった それじゃあお願い」

ミラちゃんに手を引かれながら泳いでみる

足を上下に動かしながら進むが

気持ちいい

「泳ぐってこんなに楽しいんだね!」

『..ふふ、そうかもしれない』

心做しか いつもよりミラちゃんが元気な気がする

水の中に居るからかな?

それにしても...

『?』

ミラちゃんの足だった部分が初めて会った時と同じようになっている

「綺麗...」

『どうしたの?」

「ミラちゃんの身体が綺麗だなぁって」

『そう..?』

身体がキラキラしているように見える というかそうかもしれない

それにあの身体なら泳ぐのがとても速そう

「...僕にも出来るかな」

『?』

「いやなんでもないよ それと泳ぐのにも慣れてきたし試しに1人で泳いでもいい?」

『良いよ 隣で見守ってるね』

「やったー!」


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