エクリプス 〜砂海の章〜

nanaさん

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第一節

竜との戦い

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「くっ!?」

竜に思いっきり突き上げられる前に防御の姿勢を取ったから何とか軽傷に済んだが

「このままじゃ不味い..!!」

こういう時に魔法が使えれば...

「きゃあああああああ!!」

あの時あんなに特訓したのに

高い所は相変わらず慣れてないみたい

そのまま私は落ちていく

「受身を取らないと!」

上手く受身が取れた

「あれ?」

普通 砂漠は砂しかない偶に大地が枯れたままの状態のものもあるがここら辺は砂だ

だからこそ着地した時の感触に違和感を感じる

「こんなに硬かったっけ...」


「レイン!!離れて!!」

ミラちゃんの必死な声が聞こえた直後に

『グギャァァァァァァァ!!!』

私の居るから咆哮が聞こえた

「...へ?」

どうやら私は竜に乗ってしまったらしい

「きゃっ!?」

背に居る私を振り落とそうと竜が身体を振り始める

「くっ...彼女が離れないと彼女に当たる可能性が..」

振り落とされない為に踏ん張るがやはり滑る


「なら..!!」

一か八かで短剣で背中を思いっきり刺す!

「刺さった!!」

どうやらこの竜は背中が柔らかいらしい

「きゃっ!!」


「あの少女..竜の背中に!?」

「振り落とされるなよ!!俺らが助け出してやるから!!」

「でもどうすんだよ?」

「身体張るしかねぇ!!」


なんか兵士さん達の声が聞こえるが被害が出る前にどうにかしないと...そうだ!!

背中が柔らかいなら..滅多刺しにしてやる!!

槍を上手く取り出して思いっきり刺す

槍をつかみながら短剣を抜いて...

「せいっ!!」

刺す!!

『グギャッ!?』

とにかく刺しまくる

「痛いかもしれないけど僕達は君に勝たないといけない!だからごめんね!」

この竜に特に恨みは無い

ただオアシス付近を徘徊してた って理由で討伐しようとしている

『人類ってのは非常に身勝手だ。ありもしない仮定を組み立ててそれが悪影響になるって決め付けたら それを排除しようと動く それが悪とは言わないが...私はどうかと思うよ。』

いつか おじさんが門番の おじちゃんと話してたのを思い出す

『だがよぉ...フレイル  人類ってのはそうしないと生きていけねぇもんだ。所謂...臆病ってやつだ。だから何事も確定した事にしておかないと不安で仕方が無くなる。お前さんみたいに気にしなかったり興味を持ったり ってのは中々居ないんだ』

確かにそうかもね

でも 僕はね...多分おじちゃんの言っていた仮定された事象に対して怯えたり確定させようと奔走したりする人じゃない

めっちゃワクワクしちゃうような性格だ

そう おじさんのように

こんな事考えて竜と何が関係あるのかって感じだけど

それは単純明快

「僕の...糧になってくれ」

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