エクリプス 〜砂海の章〜

nanaさん

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第一節

もう一体

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竜が背中にいる僕を振り落とそうと身体を振りまくる

「そう簡単には落ちないよ!!」

こうしてる間も竜の背中は僕に滅多刺しにされて血が多く流れている

そろそろ弱ってもいいはずなんだけど...

『グギャァァァァァァァァァ!!!』

竜はまた咆哮を上げる さっきからずっとだ

「..おかしい」

抵抗はしてくるがさっきよりは弱く むしろ咆哮を上げる方を優先してる気がする

「..嫌な予感がする」







ミラside


目の前でレインが1人で戦ってる竜を見て思う

大半の竜には番が存在する

番が存在しない竜は戦闘意欲が高くなく生存を優先する

それは種の存続を最優先する という本能が刻み込まれてる為

だからこの竜はおかしい

「...長様」

「ああ、君は...あの子の連れの子か どうした?」

「今まで竜と戦闘をしたことは?」

「...長となってからは無いがその前には2回ある」

「その2回のうち...どちらかの竜に番はいましたか?」

「...まさかっ!?」

それと同時に近くに巨大な魔力が出現した

「...君には申し訳ないが...」

「..レインを見捨てるつもり?」

「...そうだ 番が現れたとすれば私達は更に甚大な被害を受ける 何よりここにある機械で番をやれるとは思ってない...レイン君には悪いと思ってはいるが...長として 撤退をさせていただく」

「...そう なら私はレインを見守ってる」

「..私は止めない」

そのまま彼女は兵士達に指示を出し始めた



レインside

「うん?あれ?なんか長様達が動き始めてる?」

まるで何かから逃げるように...

「あれ?もしかして僕大ピンチ?」

それと同時に近くから轟音がし始める

「...このタイミングで現れるってことは...」


急に砂塵が舞い始める

風が強くなり砂嵐が起き始める

「砂嵐っ!?」

何かがおかしい

そう思った瞬間

荒々しい双角が竜ごと僕を吹き飛ばした




ミラside

辺り一体が砂嵐に呑まれ始める

「これは...魔術!?」

太古の文明...300年以上前の文明が作り出した魔法に準ずる超次元現象

魔法は精霊と契約を交わす事で使えるのに対し魔術は己の力のみで起こす現象

普通の契約者じゃ使えない程魔力が必要

だがその魔術が今ここで起こっている

でもその主は誰?

もしや...

「砂嵐だと...総員!街に退避せよ!!」

「でもそしたらあの嬢ちゃんはどうなんだよ!!」

「...砂嵐で視界が悪い状態でのあの子の救出は困難を極める 多大な被害を与えると判断した」

「だけどよ!!」

「このまま砂嵐に突っ込んで死者を大勢出すわけにはいかない!!これは長としての命令だ!!」

「...」

もし...あの竜の番がこの魔術を発動しているとしたら...

「レインがあの竜を倒しても番には勝てない...急がないと!」

それと同時に巨大な双角がレインを背中を刺してた竜ごと吹っ飛ばしたのはすぐのことだった


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