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仮面
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仮面を被る
それは仕事先でお世話になった上司から教えて貰ったこと
過去の私を思い出し それを仮面にして被る
そうすることで私はこれ以上壊れない
傷つくことも無い 鋼のメンタルになるのだ
仮面を被る前の私は相当酷かったんだろう
だから上司はその方法を教えてくれた
何にも無関心で無感情な私に仮面を与えてくれた
当時の上司やその仲間は泣いてたと思う
私が初めて感情を 興味を表した時
彼らは泣いてた
だけど私は泣けなかった
過去の仮面に泣く ということは無かったから
「...仮面は外さない 外したらきっと... いや 今この事について考えるのは止めよう」
そんな時 スマホが振動し始めた
「...なんで関わってくるんだろう?」
私と関わっても何も良いことは無いはずなのに
だけど向こうが掛けてきたんだからそれを無視するのもあれだ
不快感を持ってしまうかもしれない
なのでスマホを手に取り電話に出る
『己龍!!?』
「どうしたんですか 麗華さん」
『ッ....』
「わざわざ気遣ってこんな私に電話かけてきてくれるのは良いですけど麗華さんにとっては不愉快でしか無いと思いますよ」
電話の相手は麗華さん 私の姉
『あんた...日本に帰ってきたんでしょ!?』
「はい...でも私は1人で暮らしますよ 人殺しと知られたら皆さん怯えるでしょうし 麗華さんも止めた方が良いですよ?私に関わるなんて不愉快でしょうし 凛さんも麗華さんが私と関わるのを止めようとしますよ」
『...母さんならすぐ横にいる 』
「そうですか 私を気遣ってくれてありがとうございます 私は1人でひっそり暮らしますので」
『気遣ってなんかない!!貴方に...謝りたいの...』
「? 何をですか?私は特に何もしてませんよ?」
『違うの...14年前..私が貴方に言ってしまったことや母さんと一緒に取ってしまった貴方への態度を...』
「ああ...そんな事ですか 気にしなくていいですよ 私はあの時 それに対して何も感じませんでしたしむしろwin-winの関係になったと思ってましたから」
『ッ!?』
麗華さんが驚いて息を飲む音が聞こえる
「麗華さん達は私のような人殺しに関わらず済む 私は麗華さん達が不愉快に思わないようになって良いと思う win-winでしょう?」
『ごめんなさい...ごめんなさい...』
母が電話の向こうで謝ってる声が聞こえる
なんで謝るんだろう?
「別にお2人がなにかした訳でも無いのに...なんで謝るんですか?まぁ、良いです 私はこの後ゲームをやらないといけないので 」
『ッ!そのゲームの名前は!?』
あれ?麗華さんが食いついてきた
まぁでも私みたいな人殺しに自分から関わる訳ないし 麗華さんが知りたがってるから教える
「BraveSoulonlineですよ ひっそりやってますけどね それではこれ以上 私みたいな人が御2人の貴重な時間を取るのもあれですから切りますね」
『ま、待って!!』
「それでは2人とも...幸せに」
そう言い電話を切る そういえばなんであの二人は私の電話番号を知ってるんだろう
まぁいいや
「...ゲームでもやりましょう」
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仮面を被る
それは仕事先でお世話になった上司から教えて貰ったこと
過去の私を思い出し それを仮面にして被る
そうすることで私はこれ以上壊れない
傷つくことも無い 鋼のメンタルになるのだ
仮面を被る前の私は相当酷かったんだろう
だから上司はその方法を教えてくれた
何にも無関心で無感情な私に仮面を与えてくれた
当時の上司やその仲間は泣いてたと思う
私が初めて感情を 興味を表した時
彼らは泣いてた
だけど私は泣けなかった
過去の仮面に泣く ということは無かったから
「...仮面は外さない 外したらきっと... いや 今この事について考えるのは止めよう」
そんな時 スマホが振動し始めた
「...なんで関わってくるんだろう?」
私と関わっても何も良いことは無いはずなのに
だけど向こうが掛けてきたんだからそれを無視するのもあれだ
不快感を持ってしまうかもしれない
なのでスマホを手に取り電話に出る
『己龍!!?』
「どうしたんですか 麗華さん」
『ッ....』
「わざわざ気遣ってこんな私に電話かけてきてくれるのは良いですけど麗華さんにとっては不愉快でしか無いと思いますよ」
電話の相手は麗華さん 私の姉
『あんた...日本に帰ってきたんでしょ!?』
「はい...でも私は1人で暮らしますよ 人殺しと知られたら皆さん怯えるでしょうし 麗華さんも止めた方が良いですよ?私に関わるなんて不愉快でしょうし 凛さんも麗華さんが私と関わるのを止めようとしますよ」
『...母さんならすぐ横にいる 』
「そうですか 私を気遣ってくれてありがとうございます 私は1人でひっそり暮らしますので」
『気遣ってなんかない!!貴方に...謝りたいの...』
「? 何をですか?私は特に何もしてませんよ?」
『違うの...14年前..私が貴方に言ってしまったことや母さんと一緒に取ってしまった貴方への態度を...』
「ああ...そんな事ですか 気にしなくていいですよ 私はあの時 それに対して何も感じませんでしたしむしろwin-winの関係になったと思ってましたから」
『ッ!?』
麗華さんが驚いて息を飲む音が聞こえる
「麗華さん達は私のような人殺しに関わらず済む 私は麗華さん達が不愉快に思わないようになって良いと思う win-winでしょう?」
『ごめんなさい...ごめんなさい...』
母が電話の向こうで謝ってる声が聞こえる
なんで謝るんだろう?
「別にお2人がなにかした訳でも無いのに...なんで謝るんですか?まぁ、良いです 私はこの後ゲームをやらないといけないので 」
『ッ!そのゲームの名前は!?』
あれ?麗華さんが食いついてきた
まぁでも私みたいな人殺しに自分から関わる訳ないし 麗華さんが知りたがってるから教える
「BraveSoulonlineですよ ひっそりやってますけどね それではこれ以上 私みたいな人が御2人の貴重な時間を取るのもあれですから切りますね」
『ま、待って!!』
「それでは2人とも...幸せに」
そう言い電話を切る そういえばなんであの二人は私の電話番号を知ってるんだろう
まぁいいや
「...ゲームでもやりましょう」
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