VRMMOでスナイパーやってます

nanaさん

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「やぁやぁ どうやらお楽しみは終えたみたいだね」

「ん、気持ちよかった またして欲しい」

そう言うと博士がジト目でお姉ちゃんを見てマスターが苦笑してる

「あ、あんな風にお願いされたらするしかないじゃない...」

「ま、それはそれで良いものが見れたから良いんだが...んで今日は何の用だい?君にしては珍しく連絡無しで来たが」

「私のお姉ちゃんの紹介とお姉ちゃんをギルドに入れて貰うために来た」

「なるほど...」

「後々 私のママも来るからその時もお願いに行くと思う」

「ふむ...まぁ良いだろう 人は多い方がいい それじゃあここに著名して頂こう」

「分かったわ」

「あと著名してないのはこの後来るらしい君の母親と【騎士】のみか...」

「騎士様はしばらくは西の荒野にて狩りをしているとの事とでしたが」

「私が呼んでも奴は来ないからマスターが呼んどいてくれ」

「承知致しました」

「それじゃ多分 【騎士】が来たら間違いなく君に決闘を挑むと思うから気をつけて」

「己龍に決闘を?それは聞き捨てならないわ」

「ふむ...なら【騎士】に決闘を先に挑むといい 彼奴なら喜んでやるはずだ そこで勝てば己龍との決闘は無しになるだろう」

「望むところよ」

「お姉ちゃん頑張って!」

「ええ、己龍に決闘なんて事させないわ」

「あ、それとまた新しい装備を作ったから使ってみてくれ!」

いきなり博士がそう言って渡してきたのは近未来的なデザインをした長い棒と新しい服に...

「大きい十字架が...2個?」

「この長い棒は初めての試みで面白い機能を3つ程追加したんだ」

「面白い機能?」

「そうだ 早速試す為に訓練所に行こうか その衣装に着替えてくれ 十字架はまた後で」

そう言って博士は歩き始めた 

「ねぇ 己龍....あの人何者?」

「分からない でも生産に関してはトップレベル あとお願い聞いたら装備作ってくれたりする良い人」

「お、お願い...?」

「指定された服を着て写真撮影」

「..なるほど....どうにかして貰えないものかしら....」








博士が渡してくれたのは女性用の深緑のフード付きパーカーにだぼっとした藍色のズボン

そしてガスマスク

「奇怪なファッション...」

「私の要望に合わせてくれた」

「要望?」

「顔を隠す為 目立ちたくない」

「確かに己龍 このままだと目立つからね...」

「顔を隠せば足は付きにくいし 私 変装スキルを手に入れたからそれも活用していつかは完璧な変装をする予定」

「良いわね 確かにお姉ちゃんとして私は己龍にあまり目立って面倒事に巻き込まれて欲しくないわ」

「でしょ?だから仮面だったり顔を隠すものは絶対って条件で装備を作ってもらってる」

「博士凄いわね...」





そんなこんなで訓練所に来た私達

「これ全部博士が...?」

「うん、殆ど壊れない凄い場所」

「何者なのよあの人...」

「それじゃあ始めよう まずはその長い棒だ 魔力を込めてみてくれ」

「分かった」

魔力の感覚は前回の殲滅魔法で覚えている

なのでそれを右手に持ってる長い棒に流すようにすると長い棒から キュイーンという音がなり蒼い刃が長い棒から出現した

「これは...大鎌?」

「そう!でもまだ2つ機能があってね 大鎌を逆手に持ち替えてくれ」

持ち替えた時に長い棒の刃がある方じゃない端に何かが付けられているのに気づいた」

「それは 魔導小銃七式 偶然サンプルを見つけたからね 作って取り付けてみた訳だ 試しにトリガーに指を掛けて あっちの的に打ってくれ 君の念じた魔力の量だけ 弾の威力に変換されるよ」

言われた通りに的に狙いを構え トリガーを引く

そうして放たれた弾は無色だった

いや少し違和感をそこに感じるから完全な無色では無いのだろう

その弾は空気抵抗をものともせずに的に進み続け 的のど真ん中を貫いた


「流石だね だけどちょっと魔力の量が多かったかな もうちょい少なくしたらちょうど良いと思うよ」

「分かった ありがとう」

「さて2つ目の機能も試した事だし もう1つの機能だけど簡単だよ あの的に向かって大鎌を投げてみて」

「? 分かった」

「投げて大鎌との距離が空いたら戻ってこいって念じてみてね」

言われた通りに大鎌を横振りに投げて 的を切り裂いた後に 戻れと念じてみると途中まで前を進んでいた大鎌が急に止まりこちらに戻ってくる

それをキャッチして刃を消す

「凄い」

「最初の2つには劣るかもだけど面白そうだから付けてみたのさ 君なら上手く活用してくれると信じてるよ」

「分かった それとこの十字架は...」

「ああ、それはね...いやまずはシスター服に着替えてくれ」

「分かった」


言われた通りに【変装】スキルを使ってシスター服に着替える

「それじゃあその2つの十字架に触れてくれ」

「分かった...」

2つの十字架にそれぞれ触れると

『マスターを認証しました』

「へ?」

そんな謎の機械音声と共に十字架が浮かび私の左右に移動する

「そいつは君の腕の動きにリンクして動く十字架さ!魔力を込めたら色んな事が出来る 例えばその十字架を媒体に魔法を放ったり魔力を込めて展開すればシールドとして扱える!そして魔力の展開の仕方を面から側面にすれば自由自在に動く大剣にもなる!素晴らしいだろ?」

「...どうやって作ったの....?」

「それは企業秘密さ!」

「一体どれくらいの値打ちになるのかしら...」

「この天才マッドサイエンティスト系美女である私が作ったんだ!値段なんてそう簡単には付けれないよ!」

博士の言ってた使い方をしてみる

十字架に魔力を込め展開すると淡い白のシールドが浮かび上がった

側面に展開すると白い刃が十字架に浮かび上がる

それを右腕や左腕を使って操作する

右腕や左腕の操作も良いけど念じたりすることで操作出来たりしないかな?

「博士、これ 念じたりすることで操作出来る?」

「お、良いポイントに気づいたね 勿論出来るさ!だけどそれには空間把握能力に十字架との距離の把握 それに思考が多く割かれるから私はオススメしないよ 理論値突き詰めるとそっちの方が良いけどね」

「理論値...」

面白そう 突き詰めてみたい

「それと 君は早くスキルを取りなさい...」

「あ、忘れてた 何取ろう」

「スキルと言っても取れるのは条件を満たした物のみだから 魔法とかを取得したらここや自分の狩場で使って熟練度を上げてスキルを強くしたり進化させなよ 熟練度上げれば色々恩恵あるしね」

「恩恵?」

「例えば魔法の威力が上がったり発動速度が上がったり..みたいな恩恵があるのさ」

「ふむ...分かった 取得してみる」

「何を取得するの?己龍」

お姉ちゃんに教えて貰った通りの方法でスキルを選ぶ

SPは750もある

スキルによるみたいだけど必要SPは10~30らしい

まずは魔法全般を取ろう
【火魔法】【水魔法】【風魔法】【土魔法】【光魔法】【闇魔法】 そして聖者が就ける職業に出てた影響か習得出来た【聖魔法】

まずこれらを習得したら

『【火魔法】【水魔法】【風魔法】【土魔法】【光魔法】【闇魔法】【聖魔法】を習得しました  【全属性魔法】に統合出来ます 統合しますか?】

「統合する」

『【全属性魔法】を習得しました』

火から土までがそれぞれ10 光と闇は20 聖魔法は30使ったので130もSPを使った

その後は【体術】を取りSP-10

武器に魔力を纏わせる事で武器を一時的に強化出来る【魔化】でSP-20

魔力を消費して魔法陣を展開できるようになる【魔法陣】でSP-30

これは魔法陣を経由して魔法を放つと威力や射程 射速が上がるらしい

経由する魔法に比例して消費魔力は上がっていくみたい

そんなんでSPは170も使った

他に取ろうと思うようなスキルは...

「!! あった!!」

「どうしたんだい?」

「己龍が求めてるもの...もしかして狙撃手関連?」

そこにあったのは狙撃術では無いが【射撃術】というスキル

狙撃に関することなのは間違いない

なので早速取得

【射撃術】は銃火器を扱う際に威力やエイムに補正が掛かるのと一部スキルをしゅとくできる

「ふふ...見つけた」

「何があったの?」

「【射撃術】っていうスキル 狙撃に関するものでは無いけど何か関係しそう」

「スキルは職業同様で熟練度をMAXまで上げると進化をすることがある だからその進化で...【狙撃術】が手に入るんじゃないかな」

「かもしれない」

「もしそうなら君が職業を選ぶ時に狙撃手が出てこなかったのも頷ける」

「熟練度あげないと...」

「君の事だ すぐ上げるだろうね」

「己龍だからね」




「さて それじゃあ私はまた作りたいものが多くあるからそっちに熱中することにするよ 近いうちにあのお嬢ちゃん2人や君のお姉さんと一緒に呼び出すと思うからよろしくね」

「分かった 博士 頑張って」

「ああ、勿論!訓練所は引き続き使って構わないよ 何かあったらそこの端末で呼んでくれ」

博士はそう言った後 研究室に戻って行った

マスターはどうやら急に仕事が出来たらしくついさっきここを去っていた

「それじゃあ魔法とスキルの使い心地の確認をする」

「魔法は何を取ったの?」

「全部」

「へ?」




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おそくなってマジすんません...リアルが忙しいもので...



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