10 / 28
10.会いたくて
しおりを挟む
法子の荒御魂がおさまってから、気を取り戻して、ミヤコが気を利かせて持ってきたお茶を飲んで、なんとか落ち着いた。
落ち着いたら、冷静に李流のことを考えることが出来た。
「ところで、李流はどうしてるかわかる?」
「私達もにきなって、李流殿に詳しい人達に聞いたのですが、今朝方から姿がみえないみたいです。」
「どこか、生気がないような今まで見たこともないほどの落ち込みみたいだったと、男性寮方から聞き込みをしておきましたわ」
「そう……」
それは、『祈り姫』としてあるまじき発言をした法子に絶望したからか、
もしくは、李流の本質を考えれば、皇室命、皇室第一で、神聖なものと崇めているのに降嫁するまで手を出さないと誓ったのに破った自責で落ち込んでる可能性もある。
李流はそういう変わった人なのだから。
はたまたどちらもか……
「ありがとう。トシコ、ミヤコ…侍女はあなたたちだけで十分ね。もう他の人を入れないからね」
「法子さま!有りがたき幸せ!」
「ずっと法子様にお供いたします!」
三人は遠慮なく抱き合う。
どちらにしても、今は李流に直接会いたい!
悶々としてあるだけじゃ、埒があかない。
「私は、李流が好き!別れたくない!周りがなんと言おうと、李流が私のことが嫌いになったとしても……」
法子は気合とほんとに叶えるための言霊を突然吐き出して、
大きく息を吸って拳を天に振り上げて
「私を愛してもらうんだからーっ!」
希望を叶えるため言霊を大声で叫ぶ。
トシコとミヤコはパチパチと拍手をして応援する。
「それでこそ、法子様ですわ」
「法子さまの願いは叶いますよ!」
そうと決めたら、動かずに入られない。
宮中に出るには許可が必要だし、外にはマスゴミが李流を狙っているはずだし……
李流がいるとすれば、あそこしかない。
直感がそう告げる。
いや、そうであるはすだ。
それは、皇族以外が知ってはいけない秘密の通路。
「私は一人で李流の所へ行きます。二人は私の後をついてこないでね。
あと、付いて行きそうな人たちを引き止めておいて」
「外に出るおつもりですか?」
「危険すぎます!マスゴミが待ち受けてますよ!」
法子は笑顔で二人に向き合い
「外へは出ないわ、もしも危険なことにあっても……
李流が護ってくれるから大丈夫よ」
そういうと、急いで部屋を出て行った。
法子は宮家のペンダントに描かれた地図を十年ぶりに開いて、
二人が初めて会った場所に急いだ。
落ち着いたら、冷静に李流のことを考えることが出来た。
「ところで、李流はどうしてるかわかる?」
「私達もにきなって、李流殿に詳しい人達に聞いたのですが、今朝方から姿がみえないみたいです。」
「どこか、生気がないような今まで見たこともないほどの落ち込みみたいだったと、男性寮方から聞き込みをしておきましたわ」
「そう……」
それは、『祈り姫』としてあるまじき発言をした法子に絶望したからか、
もしくは、李流の本質を考えれば、皇室命、皇室第一で、神聖なものと崇めているのに降嫁するまで手を出さないと誓ったのに破った自責で落ち込んでる可能性もある。
李流はそういう変わった人なのだから。
はたまたどちらもか……
「ありがとう。トシコ、ミヤコ…侍女はあなたたちだけで十分ね。もう他の人を入れないからね」
「法子さま!有りがたき幸せ!」
「ずっと法子様にお供いたします!」
三人は遠慮なく抱き合う。
どちらにしても、今は李流に直接会いたい!
悶々としてあるだけじゃ、埒があかない。
「私は、李流が好き!別れたくない!周りがなんと言おうと、李流が私のことが嫌いになったとしても……」
法子は気合とほんとに叶えるための言霊を突然吐き出して、
大きく息を吸って拳を天に振り上げて
「私を愛してもらうんだからーっ!」
希望を叶えるため言霊を大声で叫ぶ。
トシコとミヤコはパチパチと拍手をして応援する。
「それでこそ、法子様ですわ」
「法子さまの願いは叶いますよ!」
そうと決めたら、動かずに入られない。
宮中に出るには許可が必要だし、外にはマスゴミが李流を狙っているはずだし……
李流がいるとすれば、あそこしかない。
直感がそう告げる。
いや、そうであるはすだ。
それは、皇族以外が知ってはいけない秘密の通路。
「私は一人で李流の所へ行きます。二人は私の後をついてこないでね。
あと、付いて行きそうな人たちを引き止めておいて」
「外に出るおつもりですか?」
「危険すぎます!マスゴミが待ち受けてますよ!」
法子は笑顔で二人に向き合い
「外へは出ないわ、もしも危険なことにあっても……
李流が護ってくれるから大丈夫よ」
そういうと、急いで部屋を出て行った。
法子は宮家のペンダントに描かれた地図を十年ぶりに開いて、
二人が初めて会った場所に急いだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる