ネトウヨのお姫様

花咲マイコ

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9.マスゴミとツーチャンネルの大炎上!!

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 あれから、法子は部屋から出ず一日が過ぎた。

 ベッドにスマホが放置したまま、法子は枕に顔を埋めて、悲しく痛み続ける心を落ち着かせる。

 李流から奪ったスマホの電源を点けることができないし、今は触りたくもない……

 祈ることすら出来ない時は無理に祈らない。
  無理か生じれば、凶事が生じる事があるからだ。

 自分が祈らなくても世界は周り時も回る。

 ただ少し運が劣る事がある。
 偶然の奇跡が起こりにくくなるらしい……
 今の時代信じてる者は少ない。
 その代わり、祈らなかったからと責められるわけではない。

 祝皇陛下がご健在ならば、祈り姫の役目は微々たるもの。

 逆に祝皇陛下が体調不良の時は祈り姫が健康を祈願し、国の安定に務める。

 相互関係が巡り巡って、日和国民の民度にも繋がっている。
 お互いを思い助ける精神は皇室と国民の関係性にも及ぶ。

 男女関係だってそうだ。
 互いを理解し、愛し愛さられ幸せを築く事か生涯の喜びのはず。

 なのに、法子は李流を知らなかった。
 なにも李流の事を知らないで恋愛をしていた。

 目の前にいる、目に映る李流が李流のすべてだと思っていた。

 李流のもっと深いところまで知ろうとはしなかった……


 思い出すのは李流の顔。

「あんな悲しい顔を見たのは初めて…」

 思い出すたびに悲しい辛い涙がこぼれる。
 それを枕で拭う。
 何度繰り返したかわからない。
 目の周りは涙で腫れる。

 十年前の出会いから李流の事が好きで、ずっと忘れたことがなかった。

 そして、再び出会い両思いになって李流がとても法子を大事にしてくれていることを実感していた。
 いつも見守って愛してくれていた。

 李流の微笑みは当たり前にあるものだと思っていた……

 それなのに私は李流を傷つけて悲しませた……

 それが
 ただ悔しい…

 李流がニダ国の血を引いているならニダ国を侮辱したら悲しいのも当たり前かも……

 ニダ国が日和国をいつも侮辱愚弄されて怒る気持ちが李流の中にもあるのかもしれない……

 そうだとしても、法子自身ニダを許す気にはなれないし嫌いだ。

 だからといって

(私は李流を嫌いになれない…ならないから……だから……もう一度扉を開けて、私のもとに来てほしい!)

 そう思った瞬間、

バン!

 と勢い良く扉が開く。

「法子さま!大変です!」

 トシコとミヤコとが血相を変え扉をあけて、

「李流殿の出自がマスメディアに暴かれてテレビで特集組まれてます!」

「なんですって!?」

 あまりのことに法子は顔色を変えて起き上がる。

「新人のトミはマスゴミのスパイだったらしく……」
「昨日は二人の様子がきになって、こっそり聞き耳を立ててたのですが……」

 聞いていたのかと普通なら怒るところだけれど、未遂に終わり破局寸前で何もなかったのだからただ虚しいだけだと思ったが、事は重大な事になっていた。

「で、トミは何処に?」
「昨晩から姿を消して見当たらないのです。」

 宮中から逃げ出したのかと法子は思った。
 けれど、こんな事になって無事に抜け出せるほうが凄いかもしれない。
 この宮中には『ハルの神』がいるのだから……

 それはともかく、急いでテレビをつける。

 マスゴミは面白おかしく有ることないことまで報道し、ニダ国が祝皇陛下を侮辱したことを無かったことにするように、法子と李流の恋愛まで暴露する報道がなされていた。

 マスゴミは李流と法子の恋愛を肯定する感じに報道しているが、それは、マスゴミの中の人自体ニダ国のものが多いという。
 ニダをかばっての事なのかもしれない。

 ツーチャンネルもマスコミに反発するように炎上している。

コメント

1.ニダの血なんて汚らわしい!

2.皇族の血が入っていてもおせんされてるわ!

3.ほんとにそんな高貴な血入ってるの?

4.帰化してん?

などなど、

 ツーチャンネルのコメントも無責任だ。

 法子自身、当事者になると、絶望と呆れしかなくなる。

 どの記事も的を射たものは無かった。

 ……けれど、ツーチャンネルのよんちゃんねるで法子を一番苛立たせたニュースがニダ国から入ってきた。

【日和国はニダ国の統治下になる】

『日和国を最大の中心から、我がニダ国の支配が成功したニダ!
日和国はニダ国の植民地として存在するニダ!それは、民族としての長年の復讐の成功を意味する……以下略』

 ツーチャンネルにさらなるガソリンを注ぎ大炎上真っ最中!!だった。

 法子もその記事を読んで、再び荒御魂を発動させて、トシコとミヤコを震え上がらせたことはいうまでもなかった。
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