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伝統の縁(でんとうのえにし)
23☆夢繋、縁繋ぎ(エンド)
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「薫。心から通じ合う友達は良いものだろ?」
狐耳と尻尾を生やした二十代後半に見える母の葛葉子はドヤ顔してから微笑んだ。
「うん!かーさんありがとう!」
夢の中だからだろうか、薫は幼い子供になって母と同じく狐耳と尻尾を生やし母の胸に抱きついた。
葛葉子はぎゅっと愛しい息子を抱きしめた。
いままで、甘えられなかった分思う存分甘えたのだった。
現実では年頃で恥ずかしくても夢の中は自由だ。
今日は李流が家に泊まりに来ていたせいか、そんな夢を見た。
しかも、数日忘れられない幸せな夢だった。
李流にはニダの血よりもやはり祈り姫の遺伝子の方が強いと思う。
晴房は後に李流の能力は夢見、夢繋の力だと断言するほどだった。
☆
「母さんが夢の中でそういってた!」
そんな夢を覚えていて興奮するように父の瑠香に嬉しそうに報告した。
「父さんのことをよろしくなって、桂とも仲良くしてよ!だって!」
瑠香は美しく微笑むが一筋涙を流したのを拭い、
「かーさんの言うことなら、努力するよ」
正直、桂に許してもらえるか不安だが、その日に薫を仲裁にして心から謝りに行った。
☆
「李流…かっこいいのじゃぁ…」
法子内親王は青海波を舞う李流にぽーっと見とれる。
頬を紅潮させて瞳をこれでもかってほど輝かせてうるませている。
ここは神の門前。
法子と李流が誓のキスを交わした場所で神々が用意した舞台に薫と共に青海波を舞う。
夢と神の世界の境の場所だ。
法子内親王の母君の春子女王も招かれた。
「かっこいい男の子ですわね!それに宝子様の子孫だなんて素晴らしいわ!法子、あの子を逃がしてはダメですわよ!」
春子女王もある意味興奮して娘に忠告する。
さらに、縁結びの仕事で息子の晴れ舞台を見ることが出来なかった、葛葉子は愛しの瑠香とベッタリ寄り添って息子の晴れ姿に喜ぶ。
ハルの神とルカの神は今回の舞を素晴らしく思い、夢の中で李流と薫に神の門前で舞を披露させて神々にも祝福されたのだった。
狐耳と尻尾を生やした二十代後半に見える母の葛葉子はドヤ顔してから微笑んだ。
「うん!かーさんありがとう!」
夢の中だからだろうか、薫は幼い子供になって母と同じく狐耳と尻尾を生やし母の胸に抱きついた。
葛葉子はぎゅっと愛しい息子を抱きしめた。
いままで、甘えられなかった分思う存分甘えたのだった。
現実では年頃で恥ずかしくても夢の中は自由だ。
今日は李流が家に泊まりに来ていたせいか、そんな夢を見た。
しかも、数日忘れられない幸せな夢だった。
李流にはニダの血よりもやはり祈り姫の遺伝子の方が強いと思う。
晴房は後に李流の能力は夢見、夢繋の力だと断言するほどだった。
☆
「母さんが夢の中でそういってた!」
そんな夢を覚えていて興奮するように父の瑠香に嬉しそうに報告した。
「父さんのことをよろしくなって、桂とも仲良くしてよ!だって!」
瑠香は美しく微笑むが一筋涙を流したのを拭い、
「かーさんの言うことなら、努力するよ」
正直、桂に許してもらえるか不安だが、その日に薫を仲裁にして心から謝りに行った。
☆
「李流…かっこいいのじゃぁ…」
法子内親王は青海波を舞う李流にぽーっと見とれる。
頬を紅潮させて瞳をこれでもかってほど輝かせてうるませている。
ここは神の門前。
法子と李流が誓のキスを交わした場所で神々が用意した舞台に薫と共に青海波を舞う。
夢と神の世界の境の場所だ。
法子内親王の母君の春子女王も招かれた。
「かっこいい男の子ですわね!それに宝子様の子孫だなんて素晴らしいわ!法子、あの子を逃がしてはダメですわよ!」
春子女王もある意味興奮して娘に忠告する。
さらに、縁結びの仕事で息子の晴れ舞台を見ることが出来なかった、葛葉子は愛しの瑠香とベッタリ寄り添って息子の晴れ姿に喜ぶ。
ハルの神とルカの神は今回の舞を素晴らしく思い、夢の中で李流と薫に神の門前で舞を披露させて神々にも祝福されたのだった。
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