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オーネの努力
7☆全てはボースのため
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「なんでオカマバー?」
オーネが働いている酒場は最近できた、男が女装をして接客する特殊な酒場だった。
店長はゴリマッチョな筋肉が布の薄くピッタリとしたマーメイドドレスをきていて、顔もごついが、化粧をバッチリして美しくも見えなくもない。
ほかの従業員も同じようなものだ。
その中でオーネは一番女らしくて一番美しい。
だが何故か、個性ありすぎのオカマのオネェ様方のインパクトには適わない。
「だって、だって!だんだん自分の意思と反して男らしくなってきちゃうし…!
このまま、ボースの代わりが務まらなかったら…オーネは捨てられちゃうじゃないかァァァ!」
全てを吐き出し告白したら、わーーーーんと泣き出した。
そんなオーネをオネェさんは背中をさすって慰める。
「声だって、こんな男らしく低くなっちゃうし………っ!」
オーネは声変わりが終わったらしい……
バレないように喉が枯れてるふりをしてボースと会話をするのを避けていたということだった。
「それに、しゃべらなければ、この美貌ならナンバーワンに何もしなくてもなれると思ったら、そうでもなくて… ……」
「そうそう、この子、最初なんも喋らなくてつまんなかったのよねー?」
オーネを慰めるオネェさんは苦笑して言った。
「私達のお店はただお酒を出せばいいだけじゃなくて、いろんな悩みをうまく聞き出して癒やしてあげるのがモットーなの。」
店長は立派な分厚い胸を張って店の方針を言う。
「オーネの悩みを聞き出して、このバーのナンバーワンになれば、悩みは解決よ!と励ましてあげたら、この一週間の間にどんどん成長していったわ!」
「容姿はもちろんのことながらあとすこし、接客が上手くなれば、お店の売上もあがるわよん!」
オネェ様たちはオーネの美貌に全く嫉妬はしてないようだ。
己の姿は生まれ持ったもので仕方なくても、好きなことをして好きに生きる事もモットーにしてそうではない心の内に閉じこもる人々を救うことを楽しみ使命にしている。
オーネは落ち着いたのか瞳を擦りながらボースに、
「オカマのおにー……オネーサンたちが、いろいろ教えてあげると言われて、教えてもらう変わりに仕事して女としての極意をみにつけようとしてたんだよ。」
首を傾げ潤んだ瞳のオーネはとても可愛く色っぽい。
(うーん。オーネはそんなに悩んでたんだな。僕のために……。)
「努力してくれるのはすっごく嬉しいよ。ありがとう。極めるまでよくここで働いてね。」
幼かったオーネにしてあげたように、イイコイイコと頭をなでてあげた。
ボースはやっと胸につかえていたモヤモヤが消えた。
密かにほっとため息を吐いた。
「近頃の香水臭さは、オカマさんのせいだったのか。そうかそうか。」
うふふ。と自然に頬が緩む。
自分のために頑張っているの香水だと思うと嬉しいし、勘繰った事も恥ずかしくもある。
「あら?このこ、外見はあたしたち目指してるけど、アッチの方は普通なのよね?こないだも隣の店のホステスに……」
オーネはお世話になっているオネェさんに肘鉄食らわす。
奇跡的に骨には行かなかったがオネェさんはあまりの衝撃に気絶した。
「…………やっぱり…………そうなの……?オーネ?」
ボースはブラックなオーラをごごごっと立ち込めて怒る。
その雰囲気は【魔女を裁く魔女】なだけあってすざましい力を感じオカマたちもおののく。
「と、途中までそう言う関係に言ったけどまだオーネはど、童貞だから!主なら分かるでしょ!」
魔女でオーネの『主』だとしても『乙女の魔女』でも、あるボースはそんな事は分からない。
分かりたくもないが………
ボースは取り敢えずオーラを消して、可愛らしい笑顔を作り、
「……まぁ、そうだね。
もし女と交わったなら……男の象徴切り落とすからね♡」
オーネは思わず手で股間を隠した。
(……ボースならやりかねない……)
「オーネは一生ボースの物で幸せです♡」
とボースと同じ笑顔を作りそういった。
魔女と眷族の可愛らしい関係を見ていたオカマたちは微笑む。
二人の悩みは解消したと思うからだ。それは、やはりこのオカマバーのおかげだと店長は腕を組んで満足げに頷いていた。
オーネはボースの小さな手をガシッと握って
「というわけだから、心配しないでまっていてくれ!絶世の魔性な女に身も心も鍛えてオーネに捨てられないようにするんだから!」
と宣言をして、その後、オーネはお店のナンバーワンを務めあげ立派なボースの身代わり魔女になった。
オーネが働いている酒場は最近できた、男が女装をして接客する特殊な酒場だった。
店長はゴリマッチョな筋肉が布の薄くピッタリとしたマーメイドドレスをきていて、顔もごついが、化粧をバッチリして美しくも見えなくもない。
ほかの従業員も同じようなものだ。
その中でオーネは一番女らしくて一番美しい。
だが何故か、個性ありすぎのオカマのオネェ様方のインパクトには適わない。
「だって、だって!だんだん自分の意思と反して男らしくなってきちゃうし…!
このまま、ボースの代わりが務まらなかったら…オーネは捨てられちゃうじゃないかァァァ!」
全てを吐き出し告白したら、わーーーーんと泣き出した。
そんなオーネをオネェさんは背中をさすって慰める。
「声だって、こんな男らしく低くなっちゃうし………っ!」
オーネは声変わりが終わったらしい……
バレないように喉が枯れてるふりをしてボースと会話をするのを避けていたということだった。
「それに、しゃべらなければ、この美貌ならナンバーワンに何もしなくてもなれると思ったら、そうでもなくて… ……」
「そうそう、この子、最初なんも喋らなくてつまんなかったのよねー?」
オーネを慰めるオネェさんは苦笑して言った。
「私達のお店はただお酒を出せばいいだけじゃなくて、いろんな悩みをうまく聞き出して癒やしてあげるのがモットーなの。」
店長は立派な分厚い胸を張って店の方針を言う。
「オーネの悩みを聞き出して、このバーのナンバーワンになれば、悩みは解決よ!と励ましてあげたら、この一週間の間にどんどん成長していったわ!」
「容姿はもちろんのことながらあとすこし、接客が上手くなれば、お店の売上もあがるわよん!」
オネェ様たちはオーネの美貌に全く嫉妬はしてないようだ。
己の姿は生まれ持ったもので仕方なくても、好きなことをして好きに生きる事もモットーにしてそうではない心の内に閉じこもる人々を救うことを楽しみ使命にしている。
オーネは落ち着いたのか瞳を擦りながらボースに、
「オカマのおにー……オネーサンたちが、いろいろ教えてあげると言われて、教えてもらう変わりに仕事して女としての極意をみにつけようとしてたんだよ。」
首を傾げ潤んだ瞳のオーネはとても可愛く色っぽい。
(うーん。オーネはそんなに悩んでたんだな。僕のために……。)
「努力してくれるのはすっごく嬉しいよ。ありがとう。極めるまでよくここで働いてね。」
幼かったオーネにしてあげたように、イイコイイコと頭をなでてあげた。
ボースはやっと胸につかえていたモヤモヤが消えた。
密かにほっとため息を吐いた。
「近頃の香水臭さは、オカマさんのせいだったのか。そうかそうか。」
うふふ。と自然に頬が緩む。
自分のために頑張っているの香水だと思うと嬉しいし、勘繰った事も恥ずかしくもある。
「あら?このこ、外見はあたしたち目指してるけど、アッチの方は普通なのよね?こないだも隣の店のホステスに……」
オーネはお世話になっているオネェさんに肘鉄食らわす。
奇跡的に骨には行かなかったがオネェさんはあまりの衝撃に気絶した。
「…………やっぱり…………そうなの……?オーネ?」
ボースはブラックなオーラをごごごっと立ち込めて怒る。
その雰囲気は【魔女を裁く魔女】なだけあってすざましい力を感じオカマたちもおののく。
「と、途中までそう言う関係に言ったけどまだオーネはど、童貞だから!主なら分かるでしょ!」
魔女でオーネの『主』だとしても『乙女の魔女』でも、あるボースはそんな事は分からない。
分かりたくもないが………
ボースは取り敢えずオーラを消して、可愛らしい笑顔を作り、
「……まぁ、そうだね。
もし女と交わったなら……男の象徴切り落とすからね♡」
オーネは思わず手で股間を隠した。
(……ボースならやりかねない……)
「オーネは一生ボースの物で幸せです♡」
とボースと同じ笑顔を作りそういった。
魔女と眷族の可愛らしい関係を見ていたオカマたちは微笑む。
二人の悩みは解消したと思うからだ。それは、やはりこのオカマバーのおかげだと店長は腕を組んで満足げに頷いていた。
オーネはボースの小さな手をガシッと握って
「というわけだから、心配しないでまっていてくれ!絶世の魔性な女に身も心も鍛えてオーネに捨てられないようにするんだから!」
と宣言をして、その後、オーネはお店のナンバーワンを務めあげ立派なボースの身代わり魔女になった。
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