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6☆魔女の中の魔女ガーネット
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魔女は基本、人では無い。
魔界の住人とされている。
人間ではない純粋な魔女は人を食らったりするひねくれたものも多いそのことも真実だ。
その反面女神のような慈悲深い魔女もいる。
それは魔界の住人というより、力ある神そのものである。
一神教の国々に支配される前は多く神が存在した。
その中には力ある女神もいた。
一神教により悪魔や魔女に定められた存在。
女神と魔女は紙一重。
ガーネットはどちらも兼ね備えた【魔女の中の魔女】だった。
神々しく妖しく舐めまかしい女の美というそのもの容姿存在だった。
女らしい豊満な体つきに、真っ赤なドレス。
ストレートの漆黒の髪は床につき優雅に流れる川のよう。
月の満ち欠けを宿す瞳は魔力を宿し、過去未来を見通す。
形の良い唇に真紅の宝石が輝くように美しい。
そんなガーネットはボースの憧れの存在だった。
彼女は自らも魔界の魔女なのか神としての魔女なのか忘れてしまったと言っていた。
こだわりを忘れた彼女は一神教によって罪なき罪を着せられた魔女とされた乙女たちの楽園を創った【魔女の中の魔女】だった。
魔界と隔絶された魔女の世界の創造主だった。
魔女の女王、神、と言ってもいい存在だった。
ガーネットは魔女として裁かれる前に救った乙女たちに力を与えてくれた。
それは人生を捨てて【魔女】としてどう生きるか誓いをたてさせる。
自らは【魔女の中の魔女】として魔女の女王として生きることを決めたように乙女たちに誓いをたてさせる。
その力になり得る誓いは称号となり、魔女としての絶対的な力になるのだ。
それは、己の望みそのままでもいい。
ささいな誓いでも大いなる誓いでも構わない。
ボースは【魔女を裁く魔女】になりたいと宣言した。
ボースは生まれながらに不思議な力を宿す少女だった。
王家の血筋のもので両親はボースを男の子として育てた。
だが、ある日ボースの力を見抜いた悪意ある者に見つかってしまった。
ボースは悪魔の力だと追い立てられたが、もとから不思議な力を宿していたことを知った闇組織がボースを攫いこの世に存在しない者としてしまった。
そして、黒ミサの生贄にされそうになった瞬間、力を発揮して逃げた。
そして、魔女の世界に導かれガーネットに直々に育てられた魔女でもある。
ボースは黒ミサを広めた魔女を憎んでいる。
そのために、【魔女を裁く魔女】になることを宣言し誓ったのだ。
魔女になって約百年。
魔女の中の魔女であるガーネットの世界を一度滅ぼそうとした魔女とも対決もあった。
魔女の楽園から逃げ出した魔女も今や人間界で暮らすものも現れ、ガーネットも女王でありながら自由気ままに過ごしていたりする。
滅ぼされかけた魔女の世界が、落ち着いた頃ガーネットは、ボースに予言をした。
「お前の身代わりになり、お前を守る眷属を救い契約をするが良い。」
それは命令にも近い予言。
「その者は、お前の剣になり縦になり望みを叶えることだろう…」
と予言をいただいた。
今思えば、真紅の唇にいたずらっ子な笑みをたたえていたと思う……
そして、予言通り身代わり魔女としてオーネを眷属にしたはいいが……まさかオーネは
男だったとは……
魔界の住人とされている。
人間ではない純粋な魔女は人を食らったりするひねくれたものも多いそのことも真実だ。
その反面女神のような慈悲深い魔女もいる。
それは魔界の住人というより、力ある神そのものである。
一神教の国々に支配される前は多く神が存在した。
その中には力ある女神もいた。
一神教により悪魔や魔女に定められた存在。
女神と魔女は紙一重。
ガーネットはどちらも兼ね備えた【魔女の中の魔女】だった。
神々しく妖しく舐めまかしい女の美というそのもの容姿存在だった。
女らしい豊満な体つきに、真っ赤なドレス。
ストレートの漆黒の髪は床につき優雅に流れる川のよう。
月の満ち欠けを宿す瞳は魔力を宿し、過去未来を見通す。
形の良い唇に真紅の宝石が輝くように美しい。
そんなガーネットはボースの憧れの存在だった。
彼女は自らも魔界の魔女なのか神としての魔女なのか忘れてしまったと言っていた。
こだわりを忘れた彼女は一神教によって罪なき罪を着せられた魔女とされた乙女たちの楽園を創った【魔女の中の魔女】だった。
魔界と隔絶された魔女の世界の創造主だった。
魔女の女王、神、と言ってもいい存在だった。
ガーネットは魔女として裁かれる前に救った乙女たちに力を与えてくれた。
それは人生を捨てて【魔女】としてどう生きるか誓いをたてさせる。
自らは【魔女の中の魔女】として魔女の女王として生きることを決めたように乙女たちに誓いをたてさせる。
その力になり得る誓いは称号となり、魔女としての絶対的な力になるのだ。
それは、己の望みそのままでもいい。
ささいな誓いでも大いなる誓いでも構わない。
ボースは【魔女を裁く魔女】になりたいと宣言した。
ボースは生まれながらに不思議な力を宿す少女だった。
王家の血筋のもので両親はボースを男の子として育てた。
だが、ある日ボースの力を見抜いた悪意ある者に見つかってしまった。
ボースは悪魔の力だと追い立てられたが、もとから不思議な力を宿していたことを知った闇組織がボースを攫いこの世に存在しない者としてしまった。
そして、黒ミサの生贄にされそうになった瞬間、力を発揮して逃げた。
そして、魔女の世界に導かれガーネットに直々に育てられた魔女でもある。
ボースは黒ミサを広めた魔女を憎んでいる。
そのために、【魔女を裁く魔女】になることを宣言し誓ったのだ。
魔女になって約百年。
魔女の中の魔女であるガーネットの世界を一度滅ぼそうとした魔女とも対決もあった。
魔女の楽園から逃げ出した魔女も今や人間界で暮らすものも現れ、ガーネットも女王でありながら自由気ままに過ごしていたりする。
滅ぼされかけた魔女の世界が、落ち着いた頃ガーネットは、ボースに予言をした。
「お前の身代わりになり、お前を守る眷属を救い契約をするが良い。」
それは命令にも近い予言。
「その者は、お前の剣になり縦になり望みを叶えることだろう…」
と予言をいただいた。
今思えば、真紅の唇にいたずらっ子な笑みをたたえていたと思う……
そして、予言通り身代わり魔女としてオーネを眷属にしたはいいが……まさかオーネは
男だったとは……
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