17 / 181
あやかしと神様のお山修行
2☆仏の札
しおりを挟む
この洞窟の奥にの暗がりに祠にがある事にきづく。
耳をすませば祠自ら怪しげなラジオのごとく呪法が流れている。
瑠香も不気味さに訝るが、葛葉子は青ざめて怯える。
狐のあやかしには良くない呪法かなのか、尻尾まで出てきて耳をふさぐ。
神道はの祈りで神の祝福、加護をえるが、あやかしに有効な呪法はない。
善でも、悪でも神様は神様。自然やモノにも神が宿る。
神への祈りは国家、国民、にとって幸せがの念が込められ、縁が結ばれ幸せをめぐる。
皇室は国民の祝福を祈願し、国民は皇室を尊敬し陛下を寿ぐことによって、神が祝福めぐるこの国独自の『教え』をでもあり『道』だ。
陰陽道は基本占い専門だ。
災いを回避することが基本だ。
事前に吉凶をさける呪術も存在する、様々な年中行事にも溶け込み神社や国家安寧にも大きく関与し神道にも絡み我が国独自の『文化伝統』だ。
仏は悟りも開くが悪鬼を悪霊を懲らしめる呪法が存在する。
仏の心や哲学、人を説き伏せる優しき教えも含まれた仏国の『宗教』だ。
そのため、成仏できない魂を説き伏せる悟りがある。
だが、その教えを砕こうとするものを容赦しない。
容赦しないが、帰依すれば眷属として従えることができる呪法も存在する。
ルカの神も仏の神から日和の国の神になったと言われている。
または遥かなる昔の名を忘れた神とも言われている。
ルカの神は自分と似た人の形をなした神だ。
昔は人だったのかもしれない遥かなる御霊。
ハルの神とルカの神でついでありハルカナル神。
国家安寧、皇室のために働き、陰陽道の名家である瑠香の親神として、瑠香と化身の契約をした。
ハルの神もそうだ。
日和の神の国で最高神のアマテラスに従い護る為に、神道の神になり、さらに仏の神であった名残から、神の化身を遣わす。
晴房のように徹底的に最強な人神を作り出すほどアマテラス神に忠誠を誓っている稀なる神だ。
その対でルカの神も従う。
なので、あやかしは仏にとって悪鬼と同じらしく、葛葉子は神狐でありながらあやしでもあるので苦手らしい。
「ちょっと待ってろオレがどうにかしてきてやる」
瑠香はニヤリとして怖じ気もせずにその祠の札を手に取る。
これが白狐を操るための目的の札だからだ。
「うっ……」
ピリピリと札から電気が走る。
そして、手にとっただけで霊力がました気がした。
「あ、音消えた」
札を瑠香が手にしたら音は消えたらしく、葛葉子が近づいてきた。
瑠香は札をじっと見つめている。
その札を首を傾げて葛葉子もみる。
「なんだそれ?」
「お前をオレのものにするためのありがたい札だ。」
瑠香は意地悪くニヤニヤ笑って言う。
「そんなもんのために山に入ったのか!」
葛葉子は自分を縛るものだと思うと怒る。
そのことは内緒だった。
ただ修行のためとだけ言って連れてきたが目的なものを手に入れればバラしても構わない。
起こって逃げても縛ることができると思うからだ。
それに本心はもっと真面目だ。
「鵺を倒せなかったのはお前の妖力を操れなかったせいでもあるからな、呪術知りを高めるためにこれが必要だった」
耳をすませば祠自ら怪しげなラジオのごとく呪法が流れている。
瑠香も不気味さに訝るが、葛葉子は青ざめて怯える。
狐のあやかしには良くない呪法かなのか、尻尾まで出てきて耳をふさぐ。
神道はの祈りで神の祝福、加護をえるが、あやかしに有効な呪法はない。
善でも、悪でも神様は神様。自然やモノにも神が宿る。
神への祈りは国家、国民、にとって幸せがの念が込められ、縁が結ばれ幸せをめぐる。
皇室は国民の祝福を祈願し、国民は皇室を尊敬し陛下を寿ぐことによって、神が祝福めぐるこの国独自の『教え』をでもあり『道』だ。
陰陽道は基本占い専門だ。
災いを回避することが基本だ。
事前に吉凶をさける呪術も存在する、様々な年中行事にも溶け込み神社や国家安寧にも大きく関与し神道にも絡み我が国独自の『文化伝統』だ。
仏は悟りも開くが悪鬼を悪霊を懲らしめる呪法が存在する。
仏の心や哲学、人を説き伏せる優しき教えも含まれた仏国の『宗教』だ。
そのため、成仏できない魂を説き伏せる悟りがある。
だが、その教えを砕こうとするものを容赦しない。
容赦しないが、帰依すれば眷属として従えることができる呪法も存在する。
ルカの神も仏の神から日和の国の神になったと言われている。
または遥かなる昔の名を忘れた神とも言われている。
ルカの神は自分と似た人の形をなした神だ。
昔は人だったのかもしれない遥かなる御霊。
ハルの神とルカの神でついでありハルカナル神。
国家安寧、皇室のために働き、陰陽道の名家である瑠香の親神として、瑠香と化身の契約をした。
ハルの神もそうだ。
日和の神の国で最高神のアマテラスに従い護る為に、神道の神になり、さらに仏の神であった名残から、神の化身を遣わす。
晴房のように徹底的に最強な人神を作り出すほどアマテラス神に忠誠を誓っている稀なる神だ。
その対でルカの神も従う。
なので、あやかしは仏にとって悪鬼と同じらしく、葛葉子は神狐でありながらあやしでもあるので苦手らしい。
「ちょっと待ってろオレがどうにかしてきてやる」
瑠香はニヤリとして怖じ気もせずにその祠の札を手に取る。
これが白狐を操るための目的の札だからだ。
「うっ……」
ピリピリと札から電気が走る。
そして、手にとっただけで霊力がました気がした。
「あ、音消えた」
札を瑠香が手にしたら音は消えたらしく、葛葉子が近づいてきた。
瑠香は札をじっと見つめている。
その札を首を傾げて葛葉子もみる。
「なんだそれ?」
「お前をオレのものにするためのありがたい札だ。」
瑠香は意地悪くニヤニヤ笑って言う。
「そんなもんのために山に入ったのか!」
葛葉子は自分を縛るものだと思うと怒る。
そのことは内緒だった。
ただ修行のためとだけ言って連れてきたが目的なものを手に入れればバラしても構わない。
起こって逃げても縛ることができると思うからだ。
それに本心はもっと真面目だ。
「鵺を倒せなかったのはお前の妖力を操れなかったせいでもあるからな、呪術知りを高めるためにこれが必要だった」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
ワイルド・プロポーズ
藤谷 郁
恋愛
北見瑤子。もうすぐ30歳。
総合ショッピングセンター『ウイステリア』財務部経理課主任。
生真面目で細かくて、その上、女の魅力ゼロ。男いらずの独身主義者と噂される枯れ女に、ある日突然見合い話が舞い込んだ。
私は決して独身主義者ではない。ただ、怖いだけ――
見合い写真を開くと、理想どおりの男性が微笑んでいた。
ドキドキしながら、紳士で穏やかで優しそうな彼、嶺倉京史に会いに行くが…
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる