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あやかしと神様のお山修行
3☆煩悩
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葛葉子もあの時のことを思うと不甲斐く思う。
「なら、仕方ないな。私の白狐であった時間も短かったし、力不足な感じたな……私ももっと力が欲しいなぁ」
葛葉子はそうつぶやく。
「まあ、お互い修行が必要ということだな。眷属の力を引き出すのはオレの役目だし、葛葉子が気にするな。」
そう言って頭を撫でる。
「じゃ、ちゃんと修行しろ。私のために」
と葛葉子はわざと起こったように命令した。
瑠香の上から目線は好きじゃないようだ。
「あと、キスの長さも関係あるのかな……?」
キスに関しても研究が必要だと思うと、瑠香は葛葉子を見る。
柔らかい唇を遠慮なく堪能したい……
葛葉子の顎に指をかけようとしたとき、狐耳をぴくっと震わせ、
「なら今すぐ狐にしてくれ、山を駆ければ私も体が馴染むし、このあいだのような失態しなくなるよ!って白狐がウズウズしてる」
葛葉子目を輝かせて言う。
魂に入っている白狐がそう、急かしていると葛葉子は感じながら魂は同じなので葛葉子自身もウズウズしてたまらない。
(まるで幼い子供…晴房なそっくりでオレと違い煩悩なしだな…)
そんな葛葉子が可愛すぎる。
瑠香は強引に葛葉子の腰を引き寄せ、口づける。
本日二度目のキスだ。
唇のやわらかさをワザと味わってから、舌を絡ませると葛葉子は、白狐の姿になった。
修験者の衣装がその場に落ちた。
「じゃあ、行ってくる!」
「ちょっと待て、衣は脱げるものなのか?陛下に挨拶した時は着てたのに…」
「あの時は魂の白狐が力を貸して着物が勝手に身についた。失礼にあたるしはずかしいだろ!」
「オレには失礼じゃないのか…」
(まぁ、いいけど…)
「では、瑠香はここで待ってろよ!」
葛葉子は瑠香の言葉など届いてなく狐の身体を慣らすため揚々と山をかけて行った。
「全くだらしない女だな。嫌いじゃないけど……」
葛葉子だからだ許せると思う。
葛葉子が落としていった修験者の衣装を瑠香はたたもうとしたら、下着が出てきた。
瑠香は、思考が停止する。
いや、色々妄想してしまう。
いけないこともしたくなってしまう……
その停止した頭に、
《仏の札は煩悩が消えなくては操れぬよ……》
ルカの神が、含み笑いをしながら告げてきた。
親神から無理だと言われた。
《山から降りるまで、煩悩が消えれば良いがな……》
さらに、ふふっと笑う。
仏の札を操るには特に煩悩を捨てなくてはいけない。
それも教えだ。
だが、この修行煩悩を捨てられるだろうか……
下着をしばらく眺めながら瑠香はため息をついた。
☆
白狐の葛葉子は山をめぐると、動物たちと交流する。
この山には『サトリ』というあやかしが住んでいるということを聞いたり、霊力が上がる秘湯があるという情報も手に入れる。
山の自然を感じ取ると霊力がみなぎってくる。
獣の神だからだろうか、心から楽しく感じて、体にもなれて来た時、狐の姿でいるのが難しくなる感じがして、急いで祠に帰った時には耳と尻尾の生えたあやかしに戻っていた。
洞穴の入り口で葛葉子のくしゃみが聞こえ、察した瑠香は畳んだ衣装を渡す。
裸で困ってこちらを見ている姿はかわいい。萌える。いや駄目だ、心を冷静にしなくては…といつものポーカーフェイスを試みる。
「ありがとう…」
葛葉子は急いで着替えてホッとする。
「どういたしまして、それにしても風邪でもひいたか?」
「ちょっと…寒かった……」
(その体熱くしてやろうか…いかんいかん!)
瑠香は頭を振り煩悩を振り払う。
「あのね、秘湯を見つけたんだ!近くだから行こう!」
あたりは日が落ちてきてちょうど薄暗くなっていた。
洞穴から少し歩いたところに温泉が湧いていた。
それに、泊まる手はずの小屋も見つけた。
小屋の近くでよかったと思う。
足元は川のそこのような石が一面にあり、川かとおもったらお湯だった。
石の下からポコポコと湧いて、
いるらしい、温度を調度良くするように、ちいさな滝が流れている。
自然のなせる美しき秘湯だった。
葛葉子は、着たばかりの衣を脱いで後ろを向いている瑠香に、
「覗くなよ!」
と威嚇して忠告する。
「見ないよ。貧弱な体なんか。」
「貧弱じゃないわ!」
「じゃあ、見せてみろ」
「ばかっ!」
葛葉子は、プンプン怒ってる雰囲気がわかるように水音を立てる。
温泉と言っても深いあたりは腰辺りまでしか水位がない。
でも、温まる不思議な温泉に体を癒やす。
瑠香は一応、リュックにタオルは持ってきた。
だけど、一枚だけ。
残りは小屋においてきてしまった。
(葛葉子に使わせて、それを使うのも……悪くはない)
とは思うものの、煩悩を消せ!と己を戒める。
そろそろ上がろうとした葛葉子は、なめらかな石に足を滑らせた。
「きゃっ!」
「どうした!」
と、辺りを広く明るくする懐中電灯を向けると
腕を後ろについて脚を広げ瑠香の方むけて尻もちで転んでた。
濡れた髪が形の良い胸にかかって婀娜っぽく強調されて、薄紅の色の蕾が髪から僅かに覗く。
尻尾のおかげで両膝の間は隠れていたけれど……
昼間じゃなく夕闇なのでよくは見えないが逆に雰囲気がまして男の妄想の魔眼にはそう見える。
瑠香はぶっ飛びそうな理性を引き止めて確認する。
「……誘ってるのか?」
「っつ!馬鹿ァァ!見るんじゃぁぁぁなぁぁぁぁい!」
恥ずかしさのあまり真っ赤な顔した葛葉子に襲いかかられて、綺麗な顔に不名誉な傷をつける瑠香だった。
「なら、仕方ないな。私の白狐であった時間も短かったし、力不足な感じたな……私ももっと力が欲しいなぁ」
葛葉子はそうつぶやく。
「まあ、お互い修行が必要ということだな。眷属の力を引き出すのはオレの役目だし、葛葉子が気にするな。」
そう言って頭を撫でる。
「じゃ、ちゃんと修行しろ。私のために」
と葛葉子はわざと起こったように命令した。
瑠香の上から目線は好きじゃないようだ。
「あと、キスの長さも関係あるのかな……?」
キスに関しても研究が必要だと思うと、瑠香は葛葉子を見る。
柔らかい唇を遠慮なく堪能したい……
葛葉子の顎に指をかけようとしたとき、狐耳をぴくっと震わせ、
「なら今すぐ狐にしてくれ、山を駆ければ私も体が馴染むし、このあいだのような失態しなくなるよ!って白狐がウズウズしてる」
葛葉子目を輝かせて言う。
魂に入っている白狐がそう、急かしていると葛葉子は感じながら魂は同じなので葛葉子自身もウズウズしてたまらない。
(まるで幼い子供…晴房なそっくりでオレと違い煩悩なしだな…)
そんな葛葉子が可愛すぎる。
瑠香は強引に葛葉子の腰を引き寄せ、口づける。
本日二度目のキスだ。
唇のやわらかさをワザと味わってから、舌を絡ませると葛葉子は、白狐の姿になった。
修験者の衣装がその場に落ちた。
「じゃあ、行ってくる!」
「ちょっと待て、衣は脱げるものなのか?陛下に挨拶した時は着てたのに…」
「あの時は魂の白狐が力を貸して着物が勝手に身についた。失礼にあたるしはずかしいだろ!」
「オレには失礼じゃないのか…」
(まぁ、いいけど…)
「では、瑠香はここで待ってろよ!」
葛葉子は瑠香の言葉など届いてなく狐の身体を慣らすため揚々と山をかけて行った。
「全くだらしない女だな。嫌いじゃないけど……」
葛葉子だからだ許せると思う。
葛葉子が落としていった修験者の衣装を瑠香はたたもうとしたら、下着が出てきた。
瑠香は、思考が停止する。
いや、色々妄想してしまう。
いけないこともしたくなってしまう……
その停止した頭に、
《仏の札は煩悩が消えなくては操れぬよ……》
ルカの神が、含み笑いをしながら告げてきた。
親神から無理だと言われた。
《山から降りるまで、煩悩が消えれば良いがな……》
さらに、ふふっと笑う。
仏の札を操るには特に煩悩を捨てなくてはいけない。
それも教えだ。
だが、この修行煩悩を捨てられるだろうか……
下着をしばらく眺めながら瑠香はため息をついた。
☆
白狐の葛葉子は山をめぐると、動物たちと交流する。
この山には『サトリ』というあやかしが住んでいるということを聞いたり、霊力が上がる秘湯があるという情報も手に入れる。
山の自然を感じ取ると霊力がみなぎってくる。
獣の神だからだろうか、心から楽しく感じて、体にもなれて来た時、狐の姿でいるのが難しくなる感じがして、急いで祠に帰った時には耳と尻尾の生えたあやかしに戻っていた。
洞穴の入り口で葛葉子のくしゃみが聞こえ、察した瑠香は畳んだ衣装を渡す。
裸で困ってこちらを見ている姿はかわいい。萌える。いや駄目だ、心を冷静にしなくては…といつものポーカーフェイスを試みる。
「ありがとう…」
葛葉子は急いで着替えてホッとする。
「どういたしまして、それにしても風邪でもひいたか?」
「ちょっと…寒かった……」
(その体熱くしてやろうか…いかんいかん!)
瑠香は頭を振り煩悩を振り払う。
「あのね、秘湯を見つけたんだ!近くだから行こう!」
あたりは日が落ちてきてちょうど薄暗くなっていた。
洞穴から少し歩いたところに温泉が湧いていた。
それに、泊まる手はずの小屋も見つけた。
小屋の近くでよかったと思う。
足元は川のそこのような石が一面にあり、川かとおもったらお湯だった。
石の下からポコポコと湧いて、
いるらしい、温度を調度良くするように、ちいさな滝が流れている。
自然のなせる美しき秘湯だった。
葛葉子は、着たばかりの衣を脱いで後ろを向いている瑠香に、
「覗くなよ!」
と威嚇して忠告する。
「見ないよ。貧弱な体なんか。」
「貧弱じゃないわ!」
「じゃあ、見せてみろ」
「ばかっ!」
葛葉子は、プンプン怒ってる雰囲気がわかるように水音を立てる。
温泉と言っても深いあたりは腰辺りまでしか水位がない。
でも、温まる不思議な温泉に体を癒やす。
瑠香は一応、リュックにタオルは持ってきた。
だけど、一枚だけ。
残りは小屋においてきてしまった。
(葛葉子に使わせて、それを使うのも……悪くはない)
とは思うものの、煩悩を消せ!と己を戒める。
そろそろ上がろうとした葛葉子は、なめらかな石に足を滑らせた。
「きゃっ!」
「どうした!」
と、辺りを広く明るくする懐中電灯を向けると
腕を後ろについて脚を広げ瑠香の方むけて尻もちで転んでた。
濡れた髪が形の良い胸にかかって婀娜っぽく強調されて、薄紅の色の蕾が髪から僅かに覗く。
尻尾のおかげで両膝の間は隠れていたけれど……
昼間じゃなく夕闇なのでよくは見えないが逆に雰囲気がまして男の妄想の魔眼にはそう見える。
瑠香はぶっ飛びそうな理性を引き止めて確認する。
「……誘ってるのか?」
「っつ!馬鹿ァァ!見るんじゃぁぁぁなぁぁぁぁい!」
恥ずかしさのあまり真っ赤な顔した葛葉子に襲いかかられて、綺麗な顔に不名誉な傷をつける瑠香だった。
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