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あやかしと神様の学園ライフ
2☆東親王殿下
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「私が、愛してるのは祝皇陛下だけよ!」
机をバンッ!と叩き宣言する。
ポカーンとした顔で見ていた久美は、
「ただのおっさんじゃん!」
と不敬なことを素で言った。
「はぁぁぁあ?!」
あまりのことに葛葉子はクラス中が注目するほど叫んだ。
「なんて不敬いうのよ!」
葛葉子は本気で怒りでキレた。
興奮しすぎて、耳がムズムズする。
「え、だってホントの事でしょ!?」
久美も叫ばれるほど怒られ理不尽に思ってか喧嘩腰だ。
険悪の雰囲気漂う。
「陛下に対して無礼をいう人は感心しませんよ。」
瑠香の席の前に座っていた、育ちの良さそうな青年は静かに葛葉子と久美のそばに近づき、彼は久美の肩にそっとふれ、耳元で囁くような美声でそう諌める。
さらさらな黒髪をかき分け、涼し気な瞳を悲しげに伏せて、
「その口汚い言霊を撤回していただきますか?」
悲しげな声音で言う。
さらに手を握り指に軽くキスをする。
振る舞いは西洋の王子様風だ。
そして、目を合わせて微笑み、
「敬愛の言霊を唱えたら浄化されるでしょう。」
女子たちが「きゃーーー!」と叫ぶ。
久美は気絶しそうなほど顔が真っ赤になっている。
彼こそは祝皇陛下の第三皇子
東親王殿下であられる。
「はいぃっ!陛下はとても素晴らしい、尊いお方です!」
「ですよね。父を敬愛してもらえて嬉しいです」
また、同じところにキスをすると、久美は気絶した。
東殿下!わたしにも!陛下を尊敬申し上げてますぅ!
女子たちは激しく色めきたつ。
その中の一人が、最大限の不敬の言霊とは知らずに、
「はやく、殿下が祝皇になられればいいのに!」
一瞬、東殿下を守る瑠香や葛葉子のオーラが殺気だった冷たい雰囲気を漂わせる。
「僕は陛下には長生きしてもらいたいと思ってるんだ。祝皇になったら学校に通えなくなってしまうからね」
東は、にこやかに言うが
(僕はこれ以上の不自由はゴメンだ)
と本気で思っていた。
瑠香は女子に囲まれる東のそばにいる葛葉子にそっと近づき、
(耳)と自らの頭を指しジェスチャーする。
ハッと気づいて頭に手をおいて隠すと、顎を持ち上げ唇にキスをする。
手に感じる耳は人間の耳に戻る。
そうすると更に、
ぎゃぁぁぁあ!
やっぱりデキてるー
羨ましぃい!
葛葉子は女子たちのその言葉に恥しくて……
「なっ!瑠香!来い!」
瑠香の腕を無理やり引いて生徒のいない教室に連れていく。
「人前でキスしないで、勘違いされるし!」
葛葉子は、顔を真っ赤にして瑠香に注意する。
瑠香は勘違いされたい。
だから、わざとした。
「なら、興奮するな。」
正論を言われ、むっとする。
だけど、自分は悪くないと思う。
「陛下の悪口許せないもん!」
「オレだって許せない。」
腕を組み、窓のほうを眺め、ため息を吐く。
「歴史の授業からおかしいし……みんなそれが普通だと思ってるし」
宮中に住むものは皇族の歴史が日和の歴史国史として教わってる。
なのに、学校の歴史の授業は皇のことを教えないし、むしろ悪の根源に教える。
悔しくて悲しい。
それに洗脳される学校に通う若者達。
だからこそムキになる。
怒りの逆鱗に触れられた感じがする。
だけど、東殿下がいるから公に悪口言えないのが救いだ。
それ以外の懸念以外は学校は楽しいと思った。
同い年の同じ考えをもった年頃の女子と、情報交換は楽しかった。
葛葉子の知らないことを教えてくれる。
おしゃべりは楽しかった。
机をバンッ!と叩き宣言する。
ポカーンとした顔で見ていた久美は、
「ただのおっさんじゃん!」
と不敬なことを素で言った。
「はぁぁぁあ?!」
あまりのことに葛葉子はクラス中が注目するほど叫んだ。
「なんて不敬いうのよ!」
葛葉子は本気で怒りでキレた。
興奮しすぎて、耳がムズムズする。
「え、だってホントの事でしょ!?」
久美も叫ばれるほど怒られ理不尽に思ってか喧嘩腰だ。
険悪の雰囲気漂う。
「陛下に対して無礼をいう人は感心しませんよ。」
瑠香の席の前に座っていた、育ちの良さそうな青年は静かに葛葉子と久美のそばに近づき、彼は久美の肩にそっとふれ、耳元で囁くような美声でそう諌める。
さらさらな黒髪をかき分け、涼し気な瞳を悲しげに伏せて、
「その口汚い言霊を撤回していただきますか?」
悲しげな声音で言う。
さらに手を握り指に軽くキスをする。
振る舞いは西洋の王子様風だ。
そして、目を合わせて微笑み、
「敬愛の言霊を唱えたら浄化されるでしょう。」
女子たちが「きゃーーー!」と叫ぶ。
久美は気絶しそうなほど顔が真っ赤になっている。
彼こそは祝皇陛下の第三皇子
東親王殿下であられる。
「はいぃっ!陛下はとても素晴らしい、尊いお方です!」
「ですよね。父を敬愛してもらえて嬉しいです」
また、同じところにキスをすると、久美は気絶した。
東殿下!わたしにも!陛下を尊敬申し上げてますぅ!
女子たちは激しく色めきたつ。
その中の一人が、最大限の不敬の言霊とは知らずに、
「はやく、殿下が祝皇になられればいいのに!」
一瞬、東殿下を守る瑠香や葛葉子のオーラが殺気だった冷たい雰囲気を漂わせる。
「僕は陛下には長生きしてもらいたいと思ってるんだ。祝皇になったら学校に通えなくなってしまうからね」
東は、にこやかに言うが
(僕はこれ以上の不自由はゴメンだ)
と本気で思っていた。
瑠香は女子に囲まれる東のそばにいる葛葉子にそっと近づき、
(耳)と自らの頭を指しジェスチャーする。
ハッと気づいて頭に手をおいて隠すと、顎を持ち上げ唇にキスをする。
手に感じる耳は人間の耳に戻る。
そうすると更に、
ぎゃぁぁぁあ!
やっぱりデキてるー
羨ましぃい!
葛葉子は女子たちのその言葉に恥しくて……
「なっ!瑠香!来い!」
瑠香の腕を無理やり引いて生徒のいない教室に連れていく。
「人前でキスしないで、勘違いされるし!」
葛葉子は、顔を真っ赤にして瑠香に注意する。
瑠香は勘違いされたい。
だから、わざとした。
「なら、興奮するな。」
正論を言われ、むっとする。
だけど、自分は悪くないと思う。
「陛下の悪口許せないもん!」
「オレだって許せない。」
腕を組み、窓のほうを眺め、ため息を吐く。
「歴史の授業からおかしいし……みんなそれが普通だと思ってるし」
宮中に住むものは皇族の歴史が日和の歴史国史として教わってる。
なのに、学校の歴史の授業は皇のことを教えないし、むしろ悪の根源に教える。
悔しくて悲しい。
それに洗脳される学校に通う若者達。
だからこそムキになる。
怒りの逆鱗に触れられた感じがする。
だけど、東殿下がいるから公に悪口言えないのが救いだ。
それ以外の懸念以外は学校は楽しいと思った。
同い年の同じ考えをもった年頃の女子と、情報交換は楽しかった。
葛葉子の知らないことを教えてくれる。
おしゃべりは楽しかった。
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