69 / 181
あやかしと神様の恋の枷
4☆こころなしなきす
しおりを挟む
葛葉子は、一人急いで学校に行き、更衣室の中にある水着と制服、下着を回収し、やっと落ち着く。
あの場所に行くと河童らしき死骸が大漁に干からびて浮いていた。
あのあと何があったのか…
瑠香一人で河童を掃除したと思う。
「何だこりゃァァァァァ!」
体育の先生はその光景を見て、絶句した。
東は、そのことを聞いて喜び河童を見に行った。
ホントは生け捕って欲しかったけど。
写真にバシバシおさめて満足だった。
葛葉子は、昨日のことをまた思い出す。
あの場所に行けば夜とは雰囲気も違うけど…
無意識に肩を抱く。
怖かったことを思い出す。
瑠香が瑠香じゃなくて……
唇以外にキスされたところがまだ、熱く感じる。
恥ずかしい……
久美は登校してくると、
「おはよ!葛葉子!なんかプール面白いことになってるみたいね!……ん?」
いつも、瑠香が葛葉子の隣を占領してるのにいない。
仲直りして、もう慣れたし瑠香に警戒されなくなった。
そばを離れないで瑠香は黙ってふたり仲良くしてるのを見てる。
東と臣はプールの現場にいることはわかるけど。
なのに今日はおとなしく瑠香は自分の机に座って窓を眺めている。
時たま、葛葉子を、後ろから眺めてはため息を吐いているのを、久美は見る。
葛葉子も、いつものように明るくない。
昨日はあんなに、ちちくりあってたくせに、なんだかよそよそしさを、クラスの雰囲気に漂わせている。
久美は元気のない葛葉子の肩を叩いたら、白い首筋に虫刺されの後を見つける。
もしかして…
「葛葉子、首筋にキスマークついてる。」
ニヤニヤと、口元を抑えてそういった。
今まで、首筋についたの見たことなかった。
「瑠香くんと遂に結ばれちゃった!?」
「えっ!」
昨日首筋にされたことを思い出し、ビクリとして耳が出てしまう。
とっさに耳を抑える。
「うーっ。」
小さく唸って瑠香の方を見る。
キスしてくれないと元に戻れない。
瑠香はチラっとこっちを見て、怒っているのか、そっぽを向き、助けてくれそうにない。
胸がなぜだかキュッと痛い。
助けてくれないと思うと悲しい。
でも自分が拒否したんだから仕方ない。
「ちょっとトイレ。」
そのまま一日ボイコット決定か……
と思いつつ駆けて行くと、瑠香もついてきた。
「る、瑠香………んっ!」
瑠香は壁に葛葉子を隠すように覆いかぶさり、肘を壁につき顎を持ち上げてキスをする。
昨日の事を思い出してビクビクする葛葉子にきりりとした眉が悲しげに下がって見えた。
キスをし終わると、無言で葛葉子から離れて教室に戻る。
葛葉子も戻る。
キスだけされた。
それでいいのに………
冷たいキスだった。
昨夜のようなキスは恥ずかしくて怖い…
でも、悲しげなキス、ぎごちない。
心を感じないキスは初めてだ。
朝は許してしまいそうになるくらい心がこもってた………
……なのに……
嫌いなのに、嫌いなのに、気になる、胸が苦しい……
瑠香を気になって仕方がない…
心を感じない事が不安に思ってきた……
あの場所に行くと河童らしき死骸が大漁に干からびて浮いていた。
あのあと何があったのか…
瑠香一人で河童を掃除したと思う。
「何だこりゃァァァァァ!」
体育の先生はその光景を見て、絶句した。
東は、そのことを聞いて喜び河童を見に行った。
ホントは生け捕って欲しかったけど。
写真にバシバシおさめて満足だった。
葛葉子は、昨日のことをまた思い出す。
あの場所に行けば夜とは雰囲気も違うけど…
無意識に肩を抱く。
怖かったことを思い出す。
瑠香が瑠香じゃなくて……
唇以外にキスされたところがまだ、熱く感じる。
恥ずかしい……
久美は登校してくると、
「おはよ!葛葉子!なんかプール面白いことになってるみたいね!……ん?」
いつも、瑠香が葛葉子の隣を占領してるのにいない。
仲直りして、もう慣れたし瑠香に警戒されなくなった。
そばを離れないで瑠香は黙ってふたり仲良くしてるのを見てる。
東と臣はプールの現場にいることはわかるけど。
なのに今日はおとなしく瑠香は自分の机に座って窓を眺めている。
時たま、葛葉子を、後ろから眺めてはため息を吐いているのを、久美は見る。
葛葉子も、いつものように明るくない。
昨日はあんなに、ちちくりあってたくせに、なんだかよそよそしさを、クラスの雰囲気に漂わせている。
久美は元気のない葛葉子の肩を叩いたら、白い首筋に虫刺されの後を見つける。
もしかして…
「葛葉子、首筋にキスマークついてる。」
ニヤニヤと、口元を抑えてそういった。
今まで、首筋についたの見たことなかった。
「瑠香くんと遂に結ばれちゃった!?」
「えっ!」
昨日首筋にされたことを思い出し、ビクリとして耳が出てしまう。
とっさに耳を抑える。
「うーっ。」
小さく唸って瑠香の方を見る。
キスしてくれないと元に戻れない。
瑠香はチラっとこっちを見て、怒っているのか、そっぽを向き、助けてくれそうにない。
胸がなぜだかキュッと痛い。
助けてくれないと思うと悲しい。
でも自分が拒否したんだから仕方ない。
「ちょっとトイレ。」
そのまま一日ボイコット決定か……
と思いつつ駆けて行くと、瑠香もついてきた。
「る、瑠香………んっ!」
瑠香は壁に葛葉子を隠すように覆いかぶさり、肘を壁につき顎を持ち上げてキスをする。
昨日の事を思い出してビクビクする葛葉子にきりりとした眉が悲しげに下がって見えた。
キスをし終わると、無言で葛葉子から離れて教室に戻る。
葛葉子も戻る。
キスだけされた。
それでいいのに………
冷たいキスだった。
昨夜のようなキスは恥ずかしくて怖い…
でも、悲しげなキス、ぎごちない。
心を感じないキスは初めてだ。
朝は許してしまいそうになるくらい心がこもってた………
……なのに……
嫌いなのに、嫌いなのに、気になる、胸が苦しい……
瑠香を気になって仕方がない…
心を感じない事が不安に思ってきた……
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
過労薬師です。冷酷無慈悲と噂の騎士様に心配されるようになりました。
黒猫とと
恋愛
王都西区で薬師として働くソフィアは毎日大忙し。かかりつけ薬師として常備薬の準備や急患の対応をたった1人でこなしている。
明るく振舞っているが、完全なるブラック企業と化している。
そんな過労薬師の元には冷徹無慈悲と噂の騎士様が差し入れを持って訪ねてくる。
………何でこんな事になったっけ?
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
異世界に喚ばれた私は二人の騎士から逃げられない
紅子
恋愛
異世界に召喚された・・・・。そんな馬鹿げた話が自分に起こるとは思わなかった。不可抗力。女性の極めて少ないこの世界で、誰から見ても外見中身とも極上な騎士二人に捕まった私は山も谷もない甘々生活にどっぷりと浸かっている。私を押し退けて自分から飛び込んできたお花畑ちゃんも素敵な人に出会えるといいね・・・・。
完結済み。全19話。
毎日00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる