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あやかしと神様の恋縁(こいえにし)
15☆審神者と先見
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「お前が…葛葉子が愛した男か……」
娘を殺す定めの憎い男として、憎し憎し気に睨む瞳には殺気がみなぎる。
「あまりに親としてあるまじき行為をなさっていたので勢い余って失礼なことをしてしまいました。」
威津那に負けないほどの眼力でにらみ返す。
土下座までして葛葉子を、もらう許しを得ようとしていたのに首を絞めて霊的に生まれ変わらせようとしてしまった。
もう許されないだろう。
許されなくても、もういい…
禁忌を犯そうとする葛葉子の父は瑠香にとっても敵になった。
「葛葉子を愛しているなら今すぐ許す方法を教えるからやってみたまえ」
「条件によりますけどね…」
互いにフッ笑う。
「それほどに葛葉子を愛しているというなら、言霊にしてみろ…
陛下よりも【愛している】と言霊にだしてみろ!」
瑠香を指さし叫ぶ。
威津那には出来なかったことを自分に似た瑠香に言わせれば気が休まる…
と、考えてることを瑠香は、容赦なく覗いた。
従う気はまったくないが瑠香は威津那を切なく思う。
気持ちは痛いほど分かるからだ…自分が威津那だったら同じことを言うかもしれない…
似ているのだから。
「ひどい父様!それじゃ、瑠香に死ねって言ってるようなものじゃないか!」
葛葉子は、あまりのことに泣きながら叫ぶように言う。
「私は瑠香と共に生きたい!
共に陛下を愛していたいんだ!」
葛葉子は冷静さを失って感情剥きだしで父に言う。
すこしは威津那に本気の心が届いたと瑠香は心を読む。
その証拠に、
「…できるものならやってみろ…私はお前たちの愛する皇室が陛下が憎い…
葛葉子を、死に追いやったお前も…」
憎しみの瞳を瑠香に向ける。
瑠香はそのことに罪悪感がある。
あの時、晴房を一緒に探さなければ、葛葉子は人のままだったと思う…
同じ巫女仲間に意地悪されず巫女を続けていたことだろう…
瑠香と出会う宿命でなければ…
だけどもう、それは考えられないほどの宿命の相手なのだ…魂で繋がるほど愛す縁なのだから…
「瑠香は悪くない!
私はあやかしになって幸せだよ!
あやかしにならなかったら、今の幸せな私はいないんだから!」
葛葉子は確信を持って言い放つ。
そして、瑠香の手を握る。
瑠香も葛葉子の手を強く握る。
その様子を見て威津那はため息を吐いた。
二人の仲を裂くことは『今』はできない…
そう先見した。
その思いは橘を愛したものと同じだ…
「葛葉子……ほんとに幸せになれると思うのかい?
その男と添い遂げる宿命を果たすというのかい?」
「うん!添い遂げたい!だから認めて!私達のことを……」
「どうか、葛葉子さんをオレに下さい…」
瑠香は頭を深く下げ許しをこう。
しばらく沈黙が流れるが
「ふっ…ハハハ、
添い遂げて、幸せになれるというなら、なればいい…
けれど、この心はもう止められない…皇室、陛下を恨む心は!」
「いや、オレはあなたを止めてみせる。そう宿命づけられているのだから!陛下を守り葛葉子もあなたから守る!」
瑠香は、間髪入れずに宣言する。
今すぐでも止めるため、瞳を青に閃かせ、威津那の中にあるハルの神の力を探る。
探って、封じてやる……
威津那は瞳を赤く光らせ、阻止する。
未来を見るだけではなく審神者の力から防ぐ瞳の力があるらしい。
「……宿敵になるということか、いいだろう。審神者よ。私を止めてみせろ…」
また、異界が歪むほどのオーラを発する。
(…近いうちに対峙するだろう。
そのとき葛葉子は、私のところに戻るだろう…」
「戻らない!もう、阿倍野にはもどらないよっ!」
威津那は葛葉子のすぐそばに瞬間に移動して、ぐいっと葛葉子の頭を引き寄せて、耳元で
「戻るのが葛葉子のためだ……
私には見えるんだ…
二度も愛する男に殺されないためにも…戻っておいで…」
「なっ!なんてことを!」
瑠香は葛葉子の手を引き離させる。
「それが、お前たちのためだ…」
そう言うと、異界が歪む。
一瞬目を閉じると、閉じたふすまの前に瑠香と二人立ち尽くしていた。
「そんな脅し通じないんだから…狂った父様の戯れ言なんか…」
葛葉子は、狂った父の言葉を全く信じてはなかった。
だけど、父からの呪いの言葉に感じて悲しくて、心が苦しかった…
娘を殺す定めの憎い男として、憎し憎し気に睨む瞳には殺気がみなぎる。
「あまりに親としてあるまじき行為をなさっていたので勢い余って失礼なことをしてしまいました。」
威津那に負けないほどの眼力でにらみ返す。
土下座までして葛葉子を、もらう許しを得ようとしていたのに首を絞めて霊的に生まれ変わらせようとしてしまった。
もう許されないだろう。
許されなくても、もういい…
禁忌を犯そうとする葛葉子の父は瑠香にとっても敵になった。
「葛葉子を愛しているなら今すぐ許す方法を教えるからやってみたまえ」
「条件によりますけどね…」
互いにフッ笑う。
「それほどに葛葉子を愛しているというなら、言霊にしてみろ…
陛下よりも【愛している】と言霊にだしてみろ!」
瑠香を指さし叫ぶ。
威津那には出来なかったことを自分に似た瑠香に言わせれば気が休まる…
と、考えてることを瑠香は、容赦なく覗いた。
従う気はまったくないが瑠香は威津那を切なく思う。
気持ちは痛いほど分かるからだ…自分が威津那だったら同じことを言うかもしれない…
似ているのだから。
「ひどい父様!それじゃ、瑠香に死ねって言ってるようなものじゃないか!」
葛葉子は、あまりのことに泣きながら叫ぶように言う。
「私は瑠香と共に生きたい!
共に陛下を愛していたいんだ!」
葛葉子は冷静さを失って感情剥きだしで父に言う。
すこしは威津那に本気の心が届いたと瑠香は心を読む。
その証拠に、
「…できるものならやってみろ…私はお前たちの愛する皇室が陛下が憎い…
葛葉子を、死に追いやったお前も…」
憎しみの瞳を瑠香に向ける。
瑠香はそのことに罪悪感がある。
あの時、晴房を一緒に探さなければ、葛葉子は人のままだったと思う…
同じ巫女仲間に意地悪されず巫女を続けていたことだろう…
瑠香と出会う宿命でなければ…
だけどもう、それは考えられないほどの宿命の相手なのだ…魂で繋がるほど愛す縁なのだから…
「瑠香は悪くない!
私はあやかしになって幸せだよ!
あやかしにならなかったら、今の幸せな私はいないんだから!」
葛葉子は確信を持って言い放つ。
そして、瑠香の手を握る。
瑠香も葛葉子の手を強く握る。
その様子を見て威津那はため息を吐いた。
二人の仲を裂くことは『今』はできない…
そう先見した。
その思いは橘を愛したものと同じだ…
「葛葉子……ほんとに幸せになれると思うのかい?
その男と添い遂げる宿命を果たすというのかい?」
「うん!添い遂げたい!だから認めて!私達のことを……」
「どうか、葛葉子さんをオレに下さい…」
瑠香は頭を深く下げ許しをこう。
しばらく沈黙が流れるが
「ふっ…ハハハ、
添い遂げて、幸せになれるというなら、なればいい…
けれど、この心はもう止められない…皇室、陛下を恨む心は!」
「いや、オレはあなたを止めてみせる。そう宿命づけられているのだから!陛下を守り葛葉子もあなたから守る!」
瑠香は、間髪入れずに宣言する。
今すぐでも止めるため、瞳を青に閃かせ、威津那の中にあるハルの神の力を探る。
探って、封じてやる……
威津那は瞳を赤く光らせ、阻止する。
未来を見るだけではなく審神者の力から防ぐ瞳の力があるらしい。
「……宿敵になるということか、いいだろう。審神者よ。私を止めてみせろ…」
また、異界が歪むほどのオーラを発する。
(…近いうちに対峙するだろう。
そのとき葛葉子は、私のところに戻るだろう…」
「戻らない!もう、阿倍野にはもどらないよっ!」
威津那は葛葉子のすぐそばに瞬間に移動して、ぐいっと葛葉子の頭を引き寄せて、耳元で
「戻るのが葛葉子のためだ……
私には見えるんだ…
二度も愛する男に殺されないためにも…戻っておいで…」
「なっ!なんてことを!」
瑠香は葛葉子の手を引き離させる。
「それが、お前たちのためだ…」
そう言うと、異界が歪む。
一瞬目を閉じると、閉じたふすまの前に瑠香と二人立ち尽くしていた。
「そんな脅し通じないんだから…狂った父様の戯れ言なんか…」
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