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あやかしと神様と祈り姫
2☆変わったこと
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「それで、四神の白狐に命を永らえさせてもらっているんです」
葛葉子はひととおりいままでの経緯を二人にお聞かせした。
「そうでしたの…」
春子は神妙な顔でうなずき、
「で、いじめた理由が穢になるからと?ナンデスのそれ?」
笑顔だけれど、言葉に怒りがにじみ出ている。声が低い。
「あとできつーく、言ってやりますわ。」
日和国の斎宮でもある祈り姫は巫女の最上位である。
皇族で『祈り秘めたる神』の化身で依り代である祈り姫は格別である。
別に祈りの宮を用意されているが、巫女を仕切る役目もある。
「苛めた巫女のほうが穢れているというものですわ!
その者の巫女職剥奪してもよろしいのよ!」
「まぁ、そうしてやりたいけど…」
東は興奮する春子の肩を落ち着かせるように優しく叩き、
「物理的に穢に対する反応だから責められないけれどね…」
巫女としての義務だと思うと罰するに値しない。
しかも、皇室の神殿を司り皇室のために伝統を守り上に祈り捧げる国家にとって重要で最も神聖な神殿に仕える巫女たちだ。
そこで、葛葉子の姉、房菊が晴房を産み落とし血の穢を犯しハルの神の逆鱗に触れ霊的に消された。
その晴房は陰陽寮で幸せに育っているが、日和国の神々と近い神事を行う掌典寮で穢はそれほど厳禁なのだ。
皮肉にも死の穢になるのを神に助けられて生きながらえている葛葉子の立場に扱いに困っただろうなと東は思う。
「でも、葛葉子お姉さまに謝らせるのはいいでしょう?東さま…」
東に迫って有無を言わせない。
葛葉子と巫女どちらの味方かといえば葛葉子だ。
「それくらいなら当然だね」
東も腕を組んでいう。
葛葉子の経緯は知っていたけれど本人から聞かされると考えものだ。
大切な学友の過去は哀れすぎる。
だが今や、陰陽寮も神事を手伝うが、陰陽道で四神を式神に宮中宮殿を守る役目を持つ。
そこに葛葉子の居場所ができた。
そして、神の化身であり恋人の瑠香と幸せになっているのだから蒸し返すこともないとも思うけれど…
謝らせてスッキリさせたい春子の思いに賛同してあげようと思った。
心から神に仕える巫女なのだから心に罪悪という心があれば神事も穢れるものだ。
互いにすっきりしたほうが今後の神事のためでもあるだろう。
「それにしても、修行していた頃と葛葉子姉様は変わりましたわね。なんだか柔らかくなった感じがします」
春子は微笑み言う。
元気で優しいけれど、厳しい表情をふと見せることが多かった。
その事に不思議を感じ、心配したこともあった。
昔の話をしていても厳しい表情はあまりしていなかった。
「そうですか?」
そう言われて葛葉子は自分の胸を揉んだ。
「修行した時はまな板だったのが成長して突然大きくなったと思うけれど…」
あまりの素直な受け取りな葛葉子に真っ赤になって揉む手を止めさせる。
「もうっ!はしたないですわ、体のことではございません!雰囲気ですわっ!品のない仕草はおやめください!」
「はっ!ご、ごめん!あはは…」
葛葉子は勘違いに照れて苦笑いした。
東はニコニコと笑いを堪えていた。
春子は、はっきり良い悪いの物事言う。
感じたことをありのまま見て歯に絹を着せない。
そんな春子と葛葉子は仲が良かった。
お互い、心にやましい物を持っていなかったからだった。
人の痛いところをついてしまうので、嫌煙されるし好かれるところが共通していた。
葛葉子は耳をひしゃげて、
「やっぱり、品がなくなったのかなぁ…」
瑠香にはよく言われていたけれど……勘違いといえど人前で胸を揉む仕草は恥ずかしくなった。
女の子の春子殿下の前ならまだしも、東殿下のいる前で…
いたたまれない恥ずかしさにさらに真っ赤になってうつむいてしまった。
「僕は見てて楽しかったから落ち込まないでいいよ。」
わざとフォローになってないフォローを東はした。
「不潔ですわよ!東さま!」
すかさず東にも注意をする春子だった。
それにしても、人だった時と比べられる春子から見ても自分は変わってしまったらしい。
あまり変わらないとは思っていたけれど……
変わったといえば瑠香と出会って変わったかな?
いやむしろ自分に戻った感じだけれど…
と一人悶々と悩み尻尾を無意識に揺らす。
東はふーっとため息を吐いて、
「葛葉子の事を春子だって言えないよ。君も、品がないよ。」
「あら、そんなことは無いかと…」
「もっと、女の子らしく、おしとやかに皆に憧れの的になるのが皇族であり祈り姫の義務だと思うよ。」
東に注意されても自分は立派なレディだと思っているので首を傾げて理解してないみたいだった。
「普通は深夜にあやかしを捉えようとしないし、塀に登ったり縄の縛り方なんか知らないのが普通だよ?品がないと思わない?」
いつもの女の子に対する優しさがない。
口うるさく妹に注意する兄のようだ。
「ならば、私はまだまだ成長段階ですのでご安心してくださいまし。さらなる立派なレディになりますわ」
平然と堂々とした態度で、めげないところも春子らしいと葛葉子は笑う。
それに、お二人は仲が良いと思うし、お似合いだなと葛葉子は、微笑ましく思った。
葛葉子はひととおりいままでの経緯を二人にお聞かせした。
「そうでしたの…」
春子は神妙な顔でうなずき、
「で、いじめた理由が穢になるからと?ナンデスのそれ?」
笑顔だけれど、言葉に怒りがにじみ出ている。声が低い。
「あとできつーく、言ってやりますわ。」
日和国の斎宮でもある祈り姫は巫女の最上位である。
皇族で『祈り秘めたる神』の化身で依り代である祈り姫は格別である。
別に祈りの宮を用意されているが、巫女を仕切る役目もある。
「苛めた巫女のほうが穢れているというものですわ!
その者の巫女職剥奪してもよろしいのよ!」
「まぁ、そうしてやりたいけど…」
東は興奮する春子の肩を落ち着かせるように優しく叩き、
「物理的に穢に対する反応だから責められないけれどね…」
巫女としての義務だと思うと罰するに値しない。
しかも、皇室の神殿を司り皇室のために伝統を守り上に祈り捧げる国家にとって重要で最も神聖な神殿に仕える巫女たちだ。
そこで、葛葉子の姉、房菊が晴房を産み落とし血の穢を犯しハルの神の逆鱗に触れ霊的に消された。
その晴房は陰陽寮で幸せに育っているが、日和国の神々と近い神事を行う掌典寮で穢はそれほど厳禁なのだ。
皮肉にも死の穢になるのを神に助けられて生きながらえている葛葉子の立場に扱いに困っただろうなと東は思う。
「でも、葛葉子お姉さまに謝らせるのはいいでしょう?東さま…」
東に迫って有無を言わせない。
葛葉子と巫女どちらの味方かといえば葛葉子だ。
「それくらいなら当然だね」
東も腕を組んでいう。
葛葉子の経緯は知っていたけれど本人から聞かされると考えものだ。
大切な学友の過去は哀れすぎる。
だが今や、陰陽寮も神事を手伝うが、陰陽道で四神を式神に宮中宮殿を守る役目を持つ。
そこに葛葉子の居場所ができた。
そして、神の化身であり恋人の瑠香と幸せになっているのだから蒸し返すこともないとも思うけれど…
謝らせてスッキリさせたい春子の思いに賛同してあげようと思った。
心から神に仕える巫女なのだから心に罪悪という心があれば神事も穢れるものだ。
互いにすっきりしたほうが今後の神事のためでもあるだろう。
「それにしても、修行していた頃と葛葉子姉様は変わりましたわね。なんだか柔らかくなった感じがします」
春子は微笑み言う。
元気で優しいけれど、厳しい表情をふと見せることが多かった。
その事に不思議を感じ、心配したこともあった。
昔の話をしていても厳しい表情はあまりしていなかった。
「そうですか?」
そう言われて葛葉子は自分の胸を揉んだ。
「修行した時はまな板だったのが成長して突然大きくなったと思うけれど…」
あまりの素直な受け取りな葛葉子に真っ赤になって揉む手を止めさせる。
「もうっ!はしたないですわ、体のことではございません!雰囲気ですわっ!品のない仕草はおやめください!」
「はっ!ご、ごめん!あはは…」
葛葉子は勘違いに照れて苦笑いした。
東はニコニコと笑いを堪えていた。
春子は、はっきり良い悪いの物事言う。
感じたことをありのまま見て歯に絹を着せない。
そんな春子と葛葉子は仲が良かった。
お互い、心にやましい物を持っていなかったからだった。
人の痛いところをついてしまうので、嫌煙されるし好かれるところが共通していた。
葛葉子は耳をひしゃげて、
「やっぱり、品がなくなったのかなぁ…」
瑠香にはよく言われていたけれど……勘違いといえど人前で胸を揉む仕草は恥ずかしくなった。
女の子の春子殿下の前ならまだしも、東殿下のいる前で…
いたたまれない恥ずかしさにさらに真っ赤になってうつむいてしまった。
「僕は見てて楽しかったから落ち込まないでいいよ。」
わざとフォローになってないフォローを東はした。
「不潔ですわよ!東さま!」
すかさず東にも注意をする春子だった。
それにしても、人だった時と比べられる春子から見ても自分は変わってしまったらしい。
あまり変わらないとは思っていたけれど……
変わったといえば瑠香と出会って変わったかな?
いやむしろ自分に戻った感じだけれど…
と一人悶々と悩み尻尾を無意識に揺らす。
東はふーっとため息を吐いて、
「葛葉子の事を春子だって言えないよ。君も、品がないよ。」
「あら、そんなことは無いかと…」
「もっと、女の子らしく、おしとやかに皆に憧れの的になるのが皇族であり祈り姫の義務だと思うよ。」
東に注意されても自分は立派なレディだと思っているので首を傾げて理解してないみたいだった。
「普通は深夜にあやかしを捉えようとしないし、塀に登ったり縄の縛り方なんか知らないのが普通だよ?品がないと思わない?」
いつもの女の子に対する優しさがない。
口うるさく妹に注意する兄のようだ。
「ならば、私はまだまだ成長段階ですのでご安心してくださいまし。さらなる立派なレディになりますわ」
平然と堂々とした態度で、めげないところも春子らしいと葛葉子は笑う。
それに、お二人は仲が良いと思うし、お似合いだなと葛葉子は、微笑ましく思った。
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