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あやかしと神様の黄泉がえり
4☆神憑きの家系
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「じゃあ!従姉妹ってことになるの?」
葛葉子は、興奮して嬉しそうに聞く。
香茂と阿倍野は近い血筋だと思っていたけれど、神々しい桔梗の一族、いや、父の一族に興味は少なからずあった…
呪詛に長けた一族だとウカ様は言っていた。
だけど、そのことを思った途端ゾクリと鳥肌が立つ……
触れてはいけない禁忌のように感じる。
「そうよ。神憑きの一族はその二つの家だけではないのよ……」
それはウカ様も言っていた。
大戦の不幸で消えていった一族もいると…
「今や香茂家と阿倍野家が陰陽師の名家だったのと同じに、黒御足という裏から帝をお守りする一族だったのよ。」
イズナ権現という祖は呪詛に長けた修験者だった。
そして、いつしか黒御足という陛下近くをお守り導く神鳥の烏の一族と同化して裏から、お側近くに陛下をお守りしていた。
「そして、九尾の狐を封印したのも我が一族……」
桔梗は口元を三日月に歪めて微笑んでそばにある黒い袋をなでる。
そうすると、中の柔らかいものは動いたように見えた…
葛葉子は更に、ゾクリと体が震える…
それは九尾のココにとって恐怖であり怒りに満ちた思いがある。
帝に恋したココは裏切り者として穢れたあやかしとして追い立てられ八本も尻尾を取られ悲しくて悔しくて恨みに思った。
その時の思いが何故か脳裏に心に鮮明に映る。
そして、どこか不安に感じる…
葛葉子は不安を…ココの不安を閉じ込めるように、その後香茂の陰陽師に愛されて幸せになった…事を思う。
その半身は別れて西の白狐に封じられ今や葛葉子はココの狐と同化している…
自分は、狐の一族の唯一の跡取りでもあり、陛下をお守りする一族と繋がりがあるのかと思う。
晴房が神の化身そのもの、神誓いが出来るのはそれ故でもあるのかと、納得がいく。
「神の化身を宿すにふさわしい一族だから父様も神の化身をしていたのかな…?」
昔は忠義者だったことは知っている。
「そうね、先見の力も持っていて一族の、先祖帰りしたような方だったと父から聞いていましたわ…」
「先見も血筋……」
瑠香は審神者で、瞳を青に煌めかす事ができる。
そして、父の先見の力は瞳を赤に閃かす。
その血筋二つを持った子供が自分の子として出来たら最強だな…と葛葉子は、ふと思う。
「……房菊も私も同じなのに神に選ばれたのは房菊だった…」
桔梗はポツリとつぶやき、悔しそうにぎゅっと拳をつくった。
その様子に葛葉子は気が付かず、姉のことを思い出し、
「房菊姉様は昔から神様の妻になるって宣言してたよ…」
未来を見るはずの父は止めなかった。
姉の未来を見ることは出来なかったのか?
「そういえば葛葉子は…結婚するそうね…」
「うん。今は陰陽寮で働かせてもらっているんだ。」
四神は陰陽の管理だからってその西を預かってるから仕事していることになってる。
恋人になる前までは父の娘という事で監視対象だったけれど、瑠香が葛葉子がいないと仕事にならないという寛大な処置らしい。
「………どなたと、結婚するの?」
「瑠香…香茂瑠香、陰陽寮長の息子なんだけど、神の化身なんです。」
(房菊と同じ神に愛される子なのね……)
その事は桔梗にとって一番腹立たしいことでもあった…
「その人と幸せになれると思ってる?」
唇のはしが少しひきっている。声に怒りが混じってきている。
「今、とても幸せですし。もっと幸せになれると信じてます」
葛葉子はへへっ!っと本当に嬉しそうに笑う。
「なんで……?」
桔梗の声音は葛葉子と真逆に暗かった。
桔梗は、もう本性を隠すことができないほど胸に黒いものが蠢く…
「桔梗姉様?」
「もっと、もっと恨んでもらわなきゃいけないのに…」
葛葉子の両肩に手を置き膝を伸ばして見下ろす。
その手は首を今にも絞めそうだった。
唇を三日月型に引きつらせて理解ができない…というように、首を傾げて葛葉子を見る。
葛葉子は、興奮して嬉しそうに聞く。
香茂と阿倍野は近い血筋だと思っていたけれど、神々しい桔梗の一族、いや、父の一族に興味は少なからずあった…
呪詛に長けた一族だとウカ様は言っていた。
だけど、そのことを思った途端ゾクリと鳥肌が立つ……
触れてはいけない禁忌のように感じる。
「そうよ。神憑きの一族はその二つの家だけではないのよ……」
それはウカ様も言っていた。
大戦の不幸で消えていった一族もいると…
「今や香茂家と阿倍野家が陰陽師の名家だったのと同じに、黒御足という裏から帝をお守りする一族だったのよ。」
イズナ権現という祖は呪詛に長けた修験者だった。
そして、いつしか黒御足という陛下近くをお守り導く神鳥の烏の一族と同化して裏から、お側近くに陛下をお守りしていた。
「そして、九尾の狐を封印したのも我が一族……」
桔梗は口元を三日月に歪めて微笑んでそばにある黒い袋をなでる。
そうすると、中の柔らかいものは動いたように見えた…
葛葉子は更に、ゾクリと体が震える…
それは九尾のココにとって恐怖であり怒りに満ちた思いがある。
帝に恋したココは裏切り者として穢れたあやかしとして追い立てられ八本も尻尾を取られ悲しくて悔しくて恨みに思った。
その時の思いが何故か脳裏に心に鮮明に映る。
そして、どこか不安に感じる…
葛葉子は不安を…ココの不安を閉じ込めるように、その後香茂の陰陽師に愛されて幸せになった…事を思う。
その半身は別れて西の白狐に封じられ今や葛葉子はココの狐と同化している…
自分は、狐の一族の唯一の跡取りでもあり、陛下をお守りする一族と繋がりがあるのかと思う。
晴房が神の化身そのもの、神誓いが出来るのはそれ故でもあるのかと、納得がいく。
「神の化身を宿すにふさわしい一族だから父様も神の化身をしていたのかな…?」
昔は忠義者だったことは知っている。
「そうね、先見の力も持っていて一族の、先祖帰りしたような方だったと父から聞いていましたわ…」
「先見も血筋……」
瑠香は審神者で、瞳を青に煌めかす事ができる。
そして、父の先見の力は瞳を赤に閃かす。
その血筋二つを持った子供が自分の子として出来たら最強だな…と葛葉子は、ふと思う。
「……房菊も私も同じなのに神に選ばれたのは房菊だった…」
桔梗はポツリとつぶやき、悔しそうにぎゅっと拳をつくった。
その様子に葛葉子は気が付かず、姉のことを思い出し、
「房菊姉様は昔から神様の妻になるって宣言してたよ…」
未来を見るはずの父は止めなかった。
姉の未来を見ることは出来なかったのか?
「そういえば葛葉子は…結婚するそうね…」
「うん。今は陰陽寮で働かせてもらっているんだ。」
四神は陰陽の管理だからってその西を預かってるから仕事していることになってる。
恋人になる前までは父の娘という事で監視対象だったけれど、瑠香が葛葉子がいないと仕事にならないという寛大な処置らしい。
「………どなたと、結婚するの?」
「瑠香…香茂瑠香、陰陽寮長の息子なんだけど、神の化身なんです。」
(房菊と同じ神に愛される子なのね……)
その事は桔梗にとって一番腹立たしいことでもあった…
「その人と幸せになれると思ってる?」
唇のはしが少しひきっている。声に怒りが混じってきている。
「今、とても幸せですし。もっと幸せになれると信じてます」
葛葉子はへへっ!っと本当に嬉しそうに笑う。
「なんで……?」
桔梗の声音は葛葉子と真逆に暗かった。
桔梗は、もう本性を隠すことができないほど胸に黒いものが蠢く…
「桔梗姉様?」
「もっと、もっと恨んでもらわなきゃいけないのに…」
葛葉子の両肩に手を置き膝を伸ばして見下ろす。
その手は首を今にも絞めそうだった。
唇を三日月型に引きつらせて理解ができない…というように、首を傾げて葛葉子を見る。
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